大阪市内からわずか一時間かからずの場所に自然豊かな絶景ポイントがあるのをご存知でしょうか?
交野市にある『ほしだ園地』は県内外のハイキング客に人気のスポットです。
紅葉の時期には多くの人が国大最大級の『木床板人道吊り橋』である『星のブランコ』をお目当てに訪れます。
駐車場を含む『ほしだ園地』の情報を色々ご紹介したいと思います。
ハイキングルートもたくさんあるので、お子さん連れ、登山が趣味の方など様々な方にも楽しめます。
今回は数あるハイキングルートから「星のブランコ」を目的とした、子供連れでも気軽に楽しめるルートをご紹介したいと思います。
ほしだ園地の星のブランコでハイキング
ほしだ園地基本情報
℡:072-2-891-0110
施設利用時間 9:00~17:00
休園日 火曜日 年末年始12/29~1/4
入園料 無料 (クライミングウォールは有料)
※火曜日祝日の場合は翌日が休園
※4月5月10月11月は火曜日でも開園
※星のブランコは9:30~16:30まで
※ピトンの小屋は9:00~17:00まで 12~2月は9:30~16:00まで
※園内散策は時間制限なし、自由に散策できますが、休園日は駐車場、ピトンの小屋、星のブランコは利用できません。
星のブランコへアクセス
JR学研都市線「星田駅」から徒歩約70分
交野市駅から京阪バス18系「田原台一丁目行き」で「星のブランコ」駅下車
※土日祝のみ運行 一日2往復のみ。最新情報、詳細は事前に要確認です
第二京阪「交野南IC」から国道168号線経由で約5km
散策注意点
散策道は台風などの影響で通行止めの場合があるので事前にHPなどでチェックしましょう。
トイレ「ピトンの小屋」「やまびこの広場」二か所のみ、自動販売機は「ピトンの小屋」のみとなります。
トイレと水は余裕をもって計画しましょう。
ほしだ園地の星のブランコでハイキング
駐車場
↓
ピトンの小屋からぼうけんの路
↓
星のブランコ
↓
おねすじの路
↓
やまびこ広場経由で展望スポット
↓
さえずりの路でピトンの小屋
↓
駐車場
所要時間約1時間20分
「駐車場」―「ピトンの小屋」 (森林鉄道風歩道橋を通って約10分)
駐車場から森林鉄道風歩道橋という木製の遊歩道を10分ほど歩くと案内所「ピトンの小屋」に到着します。
歩道橋は最大高約10mで眼下には「天野川」が見渡せます。
雨の後など板の上が濡れている時は滑りやすくなっているので注意する必要がありますが、整備されているのでとても歩きやすい歩道となっています。
ベビーカーも移動可能です。
ピトンの小屋までベビーカーで移動してもその先を進むのには厳しいのでおんぶや抱っこが必要です。
ピトンの小屋ではベビーカーを預かってくれます。
ピトンの小屋
ほしだ園地の案内所であるピトンの小屋は無料休憩所となっていて、アイスクリームと飲料の自動販売機があるのでいつも賑わっています。
また、一般では市販されていない「ハイキングマップ」¥600 が販売されています。
園内は案内の看板もたくさんあるので迷いにくいですが、足を延ばしてくろんど池に行く場合など、生駒山系をハイキングするのなら購入されることをオススメします。
私は買わずに先に進んで、この先はどこへ行く?と気になった時に「買っておけばよかった・・・」と非常に後悔しました。
トイレもここを過ぎるとやまびこ広場にしかないので、必ずトイレに行っておきましょう。
ピトンの小屋の奥には小屋の壁を利用したクライミング体験、有料(¥300)のクラフト体験ができる場所があります。
雑木のクラフトでお子さんがハイキングの記念として作るのにぴったりですので、希望される方は受付にて申し込んでくださいね。
ピトンの小屋の前にある広場には高さ16.5mロックの本格的なクライミングのウォールがあります。
平成9年の「なみはや国体」の競技会場となった施設で、「受講済証の交付」を受けた人を含む二名以上六名以下のグループが使用できます。
私が訪れた時もクライマーグループが楽しんでいました。
イベントとしてクライミング体験(道具無料)も開催日があるようなのでご興味ある方は問い合わせされるといいと思います。
このクライミングウォールの横にはピトンの小屋の中の体験よりもちょっぴり本格的なウォール(お子さんでも使用可能)があるので、そちらでクライミング気分を味わうのも楽しいですよ。
この本格的なクライミングウォールの隣の岸壁にハヤブサが営巣しているそう。
運が良ければ飛んでいるハヤブサを観ることができるかもしれません。他にも野鳥がたくさんいますので、望遠鏡を持参すると一層楽しめると思います。
トイレと水分補給をピトン小屋で。
望遠鏡を持参するのがオススメ
「ピトンの小屋」-「星のブランコ」 (ぼうけんの路を通って約15分)
ピトンの小屋の前の緩やかな坂道「ほしだ園地管理道」を少し進むと「ぼうけんの路」への分岐点があります。
この分岐点には「ぼうけんの路経由0.4km(12分)階段あり」、もう一方の看板には「管理車道経由1km(25分)階段なし」と書かれていて、階段道「ぼうけんの路」は星のブランコまでの最短ルートとなります。
400mの高低差を一気に登る階段がずっと続くので、体力や体調に自信のない人は「ほしだ園地管理道」をそのまま進むルートをおすすめします。
こちらのルートは緩やかな坂道で星のブランコまでは約30分です。
ベビーカーはデコボコ道なのでおすすめできないと案内されていますが、ベビーカーで上がる人もいるようです。
ぼうけんの路は幅が狭く、登りと下りの人が行き交うので、安全のためにも小さなお子さん連れの方はこちらのルートを歩かれることをおすすめします。
駐車場から「星のブランコ」までトイレだけ済ませて黙々と歩くと約30分で到着
土日祝、紅葉シーズンは入園者が多いので、階段や星のブランコの通行が渋滞の可能性あり
「星のブランコ」-「やまびこ広場」経由「展望スポット」(おねすじの路を通って約15分)
星のブランコを渡ったら、幅が広い緩やかな登り道を直進し10分ほど登るとやまびこ広場に到着します。
広場とトイレ、屋根付きテーブル付きのあずまやがあるので、ここでお昼など食べる人が多いようです。
そこからさらに5分ほど登ると「展望スポット」に到着します。
晴れていれば比叡山から北摂山系を見渡せる大パノラマの絶景スポットです。
遠くは比叡山、京都の京都タワーや北摂の能勢の妙見山まで一望できます。
ここで雄大な景色を楽しんだら、行き来た道を戻り「やまびこ広場」まで戻ります。
~番外編~今回のおすすめルートに含まない追加ルート 「かえる石」「ヤッホーポイント」
「展望」スポットから歩いてオレンジポールの分岐点でつつじの小路に左折すると下りの階段があるのでそこを進みます。
4、5分で「ヤッホーポイント」に到着します。星のブランコに上がっている時に「ヤッホー」と聞こえてきたのですが、出どころはこのポイントでした。
この「ヤッホーポイント」からは「星のブランコ」が真横から見ることができます。
また「やまびこ広場」からまつかぜの路をすすむとパワーストーンと言われている巨石の「かえる石」別名「ハンバーガー岩」(約10分)へのルート、湿地帯をボードウォークで散策できる「八つ橋」へ向かうルートがあります。
「やまびこ広場」を起点に周遊できるのですが、その場合は先にまつかぜの路を進んで「かえる石」行き来た道を途中まで戻って下り階段で「八つ橋」へのルートをおすすめします。
先に「八つ橋」から行くルートだと急な階段の登りとなります。
「展望スポット」-「ピトンの小屋」(さえずりを通って約25分)
「ピトンの小屋」-「駐車場」(森林鉄道風歩道橋を通って約10分)
ほしだ園地の星のブランコの紅葉は絶景!
ほしだ園地と星のブランコとは?
奈良県と大阪府をまたがる生駒山地、金剛山地、和泉山脈に沿って指定されている「金剛生駒紀泉国定公園」の中にある「大阪府民の森」には8カ所の自然園地があり、ほしだ園地はそのうちの一つとなります。
国道168号線沿いにあるので、大阪市内はもちろん、京都府、奈良県からもアクセスしやすく、家族連れからハイキング客まで人気の自然園地となっています。
そして、そのほしだ園地の多くの人のお目当てといえば『星のブランコ』です。
標高180m、全長280m、高さ50mの日本最大級の規模を誇る木床板人道吊り橋です。
交野市は七夕伝説の里なので「星降る里」のシンボルとして『星のブランコ』と愛称がつけられたとのこと。ロマンチックですね。
でも、その高さと迫力はとてもじゃありませんが、ロマンチックではありません。
木々の中を空中散歩している錯覚しますし歩行人数が多い時は揺れるので空を浮遊している気分になります。
高所恐怖症の人は要注意です。
でも、芽吹きから新緑、紅葉、落葉、雪化粧と四季折々の表情を360度の大パノラマで一望でき、思わず高所恐怖症も忘れる程の絶景が広がります。
これ目当てで来るお客さんも多いのも納得のスポットです。
インスタ映え間違いないので、撮影スポットとしても大人気の吊り橋です。
特に紅葉シーズンの人出は多く、星のブランコへの路にある階段や星のブランコが渋滞します。
空いている時と所要時間が変わるので注意する必要があります。
また、ほしだ園地は「大阪府民の森」の一角にあるので、様々なハイキングルートがあります。
公共交通機関で来園された場合は私市駅から徒歩となりますが、この徒歩のルートも川沿いを歩く自然歩道なので駅を降りた時からハイキングがスタートしている形になります。
公共交通機関を利用された場合は、ほしだ園地内でのハイキングだけでなく、この駅までの往復の体力と時間も含めて計画してくださいね。
公共交通機関の最寄り駅からほしだ園地までの時間と体力も考える。
土日祝、紅葉シーズンは階段や星のブランコが渋滞するので駐車場の終了時間に注意
スリル満点 星のブランコ
いよいよ「星のブランコ」を渡ります。
空いていて、ゆっくりしたペースで景色を楽しんで写真を撮って・・・だと約10分で渡りきることができます。
でも、注意が必要です。混んでいると渡りきるのに時間がかかります。
橋に入る時間もそうですが、渡っている人が多いとかなり揺れます。
揺れると怖い人は立ち止まります。
そして更なる渋滞が発生という状況もありえるので、時間はくれぐれも注意してください。
私達が行った時は、かなりの人で、真ん中が大渋滞。
橋の真ん中になると揺れが大きく、そこで立ち止まる人続出。
加えて、ちょうど真ん中で写真撮影する人も多いです。
私達は16時20分位にもう一度「星のブランコ」に行って撮影しましたが、閉鎖時間直前ということもあり、さすがに空いていました。
ちなみに、この時間に渡ると、車で来園した人は駐車場まで急いで戻る必要がありますが、怪我をしないようにしてくださいね。
「星のブランコ」は一年中楽しめます。桜の時期は山の中に大きな桜が優美に咲いていて薄桃色が新緑に浮かび上がって幻想的です。
青々とした新緑もまるで森の上を空中散歩しているようです。
冬の落葉時期、運がよければ、うっすら雪化粧した景色も楽しめます。
でも、やはり一番のおすすめ時期は紅葉シーズン。
燃えるような紅葉に囲まれた大パノラマが楽しめます。
ほしだ園地の星のブランコ 駐車場情報
一時間200円 88台駐車可能 9:00~17:00
大阪市内から30分ほどという好アクセス、最寄り駅から遠いということから来園者は圧倒的に車が多いです。
登山やハイキングが趣味という人は岩船やくろんど池からハイキングする人が多いですが、家族連れなどはやはり車でやってくる人が多いです。
星のブランコだけが目的なら午後から来園しても十分楽しめます。
私達は土曜日の14時に入ったので駐車場は帰る人もいてスムーズに入れました。
国道で駐車待ちは出来ません。
ただ暖かい季節だと午後でも人出が多くなるので、9時開園ですが、管理人さんが来られると入れてくれるという口コミ情報もあるので、朝一番入園を目標に8時40分位に駐車場に到着するといいと思います。HPの駐車場ライブカメラで混雑状況確認ができます。
土日祝、桜、紅葉シーズンはHPライブカメラで混雑状況をチェック!駐車待ち不可
朝一番に間に合わなければ午後からも狙い目。駐車場の閉まる時間までに下山!
ほしだ園地 星のブランコのまとめ
大阪市内、京都、奈良からも好アクセスで、雄大な自然を楽しめる『ほしだ園地』には日本最大級の『星のブランコ』があります。
雄大な自然の中の空中散歩が楽しめる絶景ポイントです。
ルートも所要時間も気軽に楽しめるレベルなので、老若男女問わずに訪れることができるのが魅力です。
紅葉の時期は混みますが、特におすすめなので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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