伊勢神宮参拝ルートと外宮と内宮の所要時間は?正しくお参り!

2000年の歴史を刻む日本人にとって特別な聖地「伊勢神宮」は全国の神社の中でも別格の存在です。

江戸時代には「お蔭参り」として一大ブームを起こした伊勢神宮の参拝、一生に一度はお参りしたいと思っている人も多いと思います。

でも、参拝のルートや外宮・内宮の所要時間、何時までに入ればよいか?等わからない事だらけですよね。

「回る順番を知らなくて現地であたふたして時間をロスした」「行く場所が抜けていた」「順番を間違えたから罰があたる?」など、参拝後に心配の声を耳にします。

そこで、伊勢神宮の参拝の取りこぼしのないように、下調べで必ず確認すべきことを中心にお伝えしようと思います。

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伊勢神宮の参拝ルートは? 

伊勢神宮に参拝ルートがあるのはご存知でしょうか?

ルートをご紹介する前に、少し伊勢神宮についてご説明したいと思います。

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伊勢神宮の参拝について

伊勢神宮は正式名称を『神宮』といいます。創建は約2000年前とされており、日本最古の神社の一つです。

皇室が国の平安や五穀豊穣を祈る御宮として創建され、江戸時代には「お伊勢参り」「お蔭参り」として庶民の間でも爆発的な流行となりました。

現代においても「一生に一度はお伊勢参り」というように、日本全国から参拝客が訪れます。

週末や連休は周辺道路も参道もとても混雑しているので、空いている時間帯、曜日を選んで参拝するほうが、神聖な空気をじっくりと感じることができるでしょう。

また、特別な狙い目の日もあるので、その時間帯や日にちをチョイスするのもいいでしょう。

チェック 冬至の日: 内宮の宇治橋の鳥居の上から日が昇ります。

冬至の頃に伊勢神宮を参拝されるのなら、内宮は日の出の時間にぜひ行くべきです。
朝日に輝く美しい宇治橋を眺めることができますよ。

宇治橋

チェック 5~7月: 二見興玉神社から見える「夫婦岩」の間から日が昇る、特別な絶景が!!

夫婦岩

チェック 1のつく日:毎月1日、11日、21日の早朝8時ごろ、内宮、外宮において「神馬牽参」という、神馬が正宮へおまいりをします。(悪天候時や神馬の体調によっては中止の場合もあり)参道から見学できますよ。

チェック 毎朝毎夕:外宮では、毎日一日二回、神様への食事をお供えお祭りが行われます。
8時前と16時頃、10月~3月は9時頃と15時頃、忌火屋殿前でお祭りに奉仕する神職のお姿を見ることができます。
外宮の役割を感じられるお祭りです。

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内宮、外宮とは?

伊勢神宮で必ずお参りしたいお宮は正宮がある内宮と外宮です。外宮はJR/近鉄伊勢市駅から徒歩5分のところにあるのでアクセスは簡単ですが、内宮は外宮から約5km、バスで10分ほどの場所という立地です。

このように両宮離れており、バスや自転車やタクシーなどで移動する必要があります。

外宮

正式名称を『豊受大神宮』といい、御祭神の豊受大御神は天照大神の食事を司る神として丹波の国から迎えられたとされています。
御饌殿は外宮のみにあり、毎日朝夕二度、天照大神に食事が奉られ、外宮創建以後、絶えることなく続いています。

外宮と桜

内宮

日本人の大御祖神である天照大御神を祀るお宮で『皇大神宮』の名称で知られています。

宇治橋を渡ると、日常の世界から神聖な神様の世界へと足を踏み入れることになります。

内宮は休日、連休は特に混むので、静かに参拝したい方は平日の朝の参拝をおすすめします

3

伊勢神宮の参拝のルートは?

「伊勢神宮」は伊勢・志摩周辺にある125社の総称で、その中心が上記2社となります。
日本にある神社の中でも別格とされているので、この2社へのお参りを中心にルートを計画するといいでしょう。

また、別宮は内宮、外宮に次ぐ特別なお宮なので、内宮と外宮をお参りしてからプラスしてお参りするルート、また、少し遠い、遥宮や二見・鳥羽へと足を延ばす人もいます。

まずは、基本ルートである外宮と内宮、どちらが先にお参りすべきでしょうか?

外宮→内宮の順番でお参りしましょう。

参拝の順番として、下宮の豊受大御神に参拝し、内宮の天照大神を参拝するのが古来よりの習わしです。

どちらか一方のお参りは「片参宮」といってよくないこととされていました。

伊勢神宮の定番の参拝ルートはゆっくりめぐって7時間くらい。
さっとめぐって5時間くらいです。

ただ、前述の行事などを待ったり、混雑時に参拝したりすると時間がプラスされるので、ルート計画には余裕を持つ方がいいでしょう。

定番ルート

チェック 

外宮(徒歩3分)
 ↓
外宮参道(バス20分)
 ↓
内宮(徒歩2分)
 ↓
おはらい町・おかげ横丁(徒歩15分月読宮、バス10分で倭姫宮へ)
 ↓
別宮

外宮、内宮の中での回り方で所要時間が変わってくるので次の章でご紹介したいと思います。

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伊勢神宮参拝(外宮・内宮)の所要時間はどれくらいかかる 

前章でご紹介した定番ルートを基本として外宮、内宮にかかる所要時間と回る順番をご紹介したいと思います。

外宮

 

ゆっくりまわって約60分

表参道火除橋(徒歩すぐ)
 ↓
手水舎(徒歩すぐ)
 ↓
表参道(徒歩8分)
 ↓
御正宮(徒歩7分)
 ↓
多賀宮(徒歩すぐ)
 ↓
土宮(徒歩すぐ)
 ↓
風宮(徒歩3分)
 ↓
神楽殿(徒歩8分)
 ↓
せんぐう館

※多賀宮、土宮、風宮までいけない時におまいりする場所「別宮遥拝所」が亀石手前にあります。

外宮(バスで20分)-内宮

早朝はバスやタクシーがない場合があるので、その時はレンタサイクルが便利です。
レンタサイクルも早朝では開いていないので、前日から借りる必要があります。

早朝参拝、日の出を見るなどの場合は2日かかるプランとなりますね。

自家用車では自由に動けるので、渋滞する日を避けるといいと思います。

内宮

 

ゆっくりまわって約90分

宇治橋大鳥居(徒歩すぐ)
 ↓
宇治橋―神苑(徒歩3分)
 ↓
五十鈴川御手洗場(徒歩7分)
 ↓
御正宮(徒歩4分)
 ↓
御稲御蔵・外幣殿(徒歩3分)
 ↓
荒祭宮(徒歩3分)
 ↓
四至神(徒歩すぐ)
 ↓
神楽殿(徒歩3分)
 ↓
風日祈宮・橋(徒歩3分)
瀧祭神(徒歩4分)
御厩(徒歩すぐ)参
集殿(徒歩3分)
子安神社(徒歩すぐ)
大山祈神社(徒歩3分)
 ↓
宇治橋脇

※外宮は左側通行ですが、宇治橋は右側通行となっています。

ご祈祷をしてもらうなら?

上記の基本ルートをまわっても、「ご祈祷」をしてもらうと時間が変わります。
正宮は「日頃の感謝」を伝える場所です。特別なお願いがしたい人は次の方法があります。

チェック 御神楽 神楽を神前に奉納します。
国家安泰や五穀豊穣の祈りとともに、個人の願い事も一緒に祈祷します。15,000円~ 所用時間約25分~40分

チェック 御饌 神様に食事をお供えします。 
5,000円~  
所要時間約15分

基本ルートに約3時間、おかげ横丁に1~2時間。

ご祈祷など入れると、さらに時間をプラスする必要があります。

おかげ横丁

おかげ横丁

伊勢神宮参拝何時頃までに入れば良い? 

できれば、平日の早朝が理想です。

朝の神々しい空気に触れると意識も変わります。

伊勢神宮は平日も9時半くらいになると団体参拝者がバスでやってくるので混みだします。
特に、土日、祝日、大型連休などはかなり混んでいますので、朝一番の参拝がおすすめです。

内宮、外宮、ともに5時より参拝可能です。

混む時間帯は10時から15時ごろです。

前章でご紹介したように、外宮から内宮への交通手段が確保できているかどうかでスタート時間、所要時間が大幅にかわります。

また、前章でご紹介した「特別な日」や「行事」を狙う、ご祈祷をしていただくのなら、これも待ち時間などが発生するので所要時間が変わるでしょう。

外宮から内宮への交通手段が確保できているのなら、早朝参拝は人も少なく、厳かな空気が一層増しているのでおすすめです。
でもそんな早起きもできない、と思う人も多いでしょう。

ただ、9時半を過ぎると混むのでそれまでには内宮に入っておきたいですね。 

7時、8時は狙い目の時間帯です。

1日で終えるには朝9時までに参拝しましょう。

伊勢神宮参拝ルートのまとめ

伊勢神宮は外宮から内宮へお参りするのが古来よりの習わしです。

外宮、内宮、それぞれのルートを事前に計画することで取りこぼしがないようにできます。

特に大切なのは外宮から内宮への交通手段です。交通手段次第では、朝一番の参拝が可能になります。

交通手段が確保できている方はぜひ朝一番の参拝をしてみてはいかがでしょうか?

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