日本から近い場所にあるベトナムですが、多くの魅力的な見どころがあります。
ベトナムへの旅行と言えば「ハノイ」と「ホーチミン」です。
ここではベトナムに行ってみたいけど、ハノイとホーチミンのどっちに行こうか迷っているという方にそれぞれの見どころをお伝えしたいと思います。
またハノイとホーチミンへの移動の方法についてもご紹介します。
同じアジアの国ですから、食べ物も美味くて過ごしやすいのです。しかも物価が安いので、ちょっと贅沢な旅行をすることも可能です。
私はハノイとホーチミンの両方に行ったことがありますので、今回はその私の体験談を含めながら、ベトナムのハノイとホーチミンの魅力とおすすめスポットなどをご紹介します。
どうぞハノイとホーチミンのどっちに行くかどうかを決める際の参考にして下さいね。
目次
ベトナム旅行はハノイ、ホーチミンどっち?
ベトナムには多くの見どころがあるのですが、その中でもハノイとホーチミンが特におすすめです。
私はその両方に行って楽しんだのですが、もし様々な都合によりハノイとホーチミンのどちらかにしか行くことが出来ない場合には、どっちに行くか迷うでしょうね。
どちらの街にもそれぞれの良さがありますし、どちらにも多くの観光スポットもありますから、どっちが良いのか決めるのは難しいです。
でもハノイとホーチミンは雰囲気が少し違いますし、その良さも少し違います。
その違いを列挙してみます。
ハノイの特徴





ホーチミンの特徴





ベトナム・ハノイの見どころ
ハノイはベトナムの首都ですから、文化の中心でもあります。
そして以前はフランス領だったため、フランスの影響を受けた建物も多く点在します。
ですから街中を散歩するだけでも楽しむことが出来ます。
でもその中でもさらにおすすめの見どころをご紹介します。
ホアンキエム湖
ハノイの街の中心に位置している大きな湖です。
ホアンキエム湖の周りには遊歩道がありますから、湖のキレイな景色と周りの情緒ある建物の景色を楽しみながら散歩すると気持ちが良いですし、ベンチに腰掛けてゆっくりと景色を眺めるのも良いでしょう。
またホアンキエム湖には浮島があり、そこにいく朱色のフク橋が架かってい「玉山祠(ぎょくさんじ)」という歴史的なパワースポットがあります。
そのためこの湖には観光客だけなく、ベトナム人も多く訪れます。
そしてその周りを散歩したり、道端で将棋みたいなゲームを楽しんでいる人たちもいました。
タンロン遺跡
ベトナム王朝の各時代の遺跡が集まっているタンロン遺跡は、ハノイの街の中心部に位置しています。
多くのハノイ特有の文化が融合した場所で、2010年に世界遺産として登録されました。
アクセスもしやすいですし、歴史的に貴重な遺跡を見ることが出来ます。
中に入って一つ一つのスポットを巡った後に、外周からそれぞれの建物を見て周るのがおススメです。
ナイトマーケット
ベトナム国内で随一の規模のナイトマーケットは、ホアンキエム湖から徒歩1分のハンダオ通りからドンスアン通りまでの直線でおよそ300mのストリートで開催されます。
毎週金曜日から日曜日のみ(夜7時から12時まで)しか開催されないのですが、とても多くの露店が出て見て周るだけでも楽しむことが出来ます。
売ってあるのは洋服、バッグ、小物など様々で、どれもすごく安い金額で売り出されています。
あまりにも安いので私達も部屋着などつい色々、買ってしまいました。
また値段交渉も可能ですから、それも楽しみましょう。
歩きながら食べることが出来るスナックや飲み物を買うお店もありますから、それを買ってゆっくりと周るのも良いでしょう。
ハロン湾
広大な湾に様々な形の石灰岩から出来た1,600もの島々がある、とても神秘的でキレイな景色を楽しめる場所です。
1994年に世界自然遺産となりました。広大な敷地を見て周るためにはクルーズ船で周る必要がありますが、その船上で食事を取ることが出来たり、途中、洞窟などを見ることが出来る島に降りて楽しむことも出来ます。
私達は小さめのクルーズ船を貸し切りしましたので、家族だけで乗船して、キレイな景色を楽しんだり、船内での食事を楽しむことが出来て贅沢な時間を楽しみました。
クルーズ船によって設備や料金は異なりますが、中には船の中で宿泊することが出来るものもあります。
ベトナム・ホーチミンの見どころ
ベトナムで最大の都市のホーチミンは、以前はサイゴンと呼ばれていました。
首都ハノイと同じく以前はフランス領だったため、フランスの影響を受けた建物(教会など)も多く点在します。その中でもホーチミンでおすすめの見どころをご紹介します。
サイゴン動植物園
アジアで最古の動物園で、創立後150年以上が経つ、サイゴン動植物園は緑が豊かで、ホーチミンの人たちにとってオアシスの様な存在です。
ホーチミンの中心部から車で10分ほどで行くことが出来て、入場料も300円ほどと安いので、家族連れも多く訪れます。
園内には120種類の動物が飼育されていて、しかも至近距離で見ることが出来ます。
そして植物園には盆栽や洋ランなどのキレイな植物があります。
私達が行った時は平日だったこともあって、人が少なくてゆっくり動物と植物を見て周ることが出来て、癒しの時間を過ごせました。
ベンタイン市場
ホーチミンで一番大きいベンタイン市場には、洋服、バック、靴、生活雑貨、食べ物など色んな物を売るお店が数多く入っています。
ベトナムのアオザイや漆器なども売っていますのでお土産を買うにも良い場所です。
とても活気があって、観光客だけでなく地元のベトナム人も訪れます。市場の中を見て周るだけでも楽しいのですが、そこで売っている物を買い物して周ると更に楽しむことが出来ます。
値段は交渉可能ですから、言われた金額より安い金額を提示して値切ってみましょう。
私達も値切りながら、リュックサック、洋服、財布など多くの物を買い物しました。
またご飯やフレッシュジュースを買うことが出来る場所もありますから、そこでベトナム料理を食べたり、様々な現地の果物を使って作られたフレッシュジュースのもおすすめです。
現地の人たちも利用する場所ですから、レストランで食べるよりも安くて美味しいものを食べることが出来ます。
戦争証跡博物館
ベトナム戦争の悲惨さが分かる多くの写真や実際に使用されていた実弾やヘリなどが展示されています。
戦争がなぜ起こったのか、その戦争によって人々に及ぼした影響や被害などを知ることが出来る博物館です。
入場料は100円以下と格安ですから、楽しい場所ではありませんが、戦争の悲惨さと悲しみを知るために訪れると良いでしょう。
ベトナム・ハノイとホーチミンの移動方法
ハノイとホーチミンは同じベトナムの都市ですが、細長い形のベトナムの上部にあるのがハノイ、そして下部にあるのがホーチミンですから、かなり遠いです。
直線距離でも1137キロもありますし、陸路で移動するとなると1757キロにもなります。
その間を移動するには3種類の方法がありますので、それぞれの移動方法についてご紹介します。
飛行機
ハノイとホーチミンの間には4社の航空会社の飛行機を利用することが出来ます。
その中ではJetstar(ジェットスター)が一番安くて、62ドルほどです。
それからVetJet air と Bamboo airway でも、63ドルほどですので、飛行機でも安く移動することが出来ます。
※アメリカドルで、2019/08/06現在 1ドル=約105円ですので、62ドル=約6,500円
ベトナム最大手の航空会社 Vietnam Airline は他の航空会社の約2倍ほどの料金がかかります。
飛行時間も飛行機なら2時間ほどですから、ハノイとホーチミンの間の移動を早く済ませて両方の都市を楽しみたいという方には、飛行機で移動することをおすすめします。
ハノイとホーチミンの両方に行く際に飛行機を利用する場合の方法は以下の2種類あります。
(1)2種類の航空チケットを手配する
日本からハノイかホーチミンへのどちらかの都市への往復チケットを買う。
+
ハノイとホーチミンの間の往復チケットを別途、買う。
(2)周遊の航空チケットを手配する
(日本 ⇒ ハノイ ⇒ ホーチミン ⇒ 日本)という形の周遊チケットを買う。
ちなみに私は(2)のような周遊の航空チケットを利用して両都市に行きました。
こちらの方法(周遊チケット)の方が時間とお金の節約になるではないかと思います。
電車
ハノイとホーチミンの距離は1700キロ以上もありますので、電車で移動するとなると30時間から40時間ほどかかってしまいます。
ですがその分、ベトナムの様々な地域の風景を楽しむことが出来ます。
そしてもし時間に余裕があるなら、その途中の駅で降りてその周辺地域を見て周るのも良いでしょう。
特にダナンとフエにまたがっているハイヴァン峠の景色はとてもキレイだと有名ですし、電車の旅ならではの景色を楽しむことが出来ます。
ハノイとホーチミンの間には2社の電車が走っています。
料金とその質はその会社と利用するクラスによって異なります。
その平均的な料金は以下の通りで、格安航空券の料金と変わらない、もしくは航空券よりも高くなることもあります。
ちなみにどちらの会社のチケットも簡単にオンラインで購入することが出来ます。
(1)Vietnum Railway(統一鉄道)
ベトナムの国営の鉄道会社です。
国営ですので内装などはシンプルですが、その分、料金は安く設定されています。
・二等車: 49ドル~ 51ドル
このクラスが一番安いですが、夜も通常のシートに腰掛けたまま眠らなければなりません。
・寝台車: 65ドル~76ドル
寝台車にはソフトベッドとハードベッドの2種類があり、それによって料金が変わってきます。
車内には食堂車で食べることが出来ますし、カートに大衆食を乗せて売る車内販売もあります。
(2)Violette Express Train(ヴィオレッタエクスプレス)
ベトナムの一流ホテルVitoriaが運営する寝台列車です。
ですから、列車の内装が豪華ですし、社内サービスも行き届いています。
・VIP Sleeper(VIP寝台車):154ドル前後
ヴィオレッタエクスプレスの寝台車は統一鉄道の料金より高くなりますが、客室が清潔で快適な空間となっています。
キレイな入れ物に入れられた歯ブラシやミニタオルなどのアメニティも各ベッドに置かれています。
食事はルームサービスをオーダーすると寝台ベッドまで運んで来てくれます。
バス
ハノイとホーチミンの間を走るバス会社はいくつかありますが、その中でも
「ホアンロング」と
「マイリンエクスプレス」のバスは評判が高く、
毎日多くのスケジュールがあります。
その料金は平均で40ドルから65ドルと、他の交通手段よりも安く移動することが出来ます。
でもその移動時間は36時間から38時間とかなり長くなってしまいます。
ですがシートは160度ほど倒すことが出来ますので、全身をまっすぐに伸ばして寝ることが出来ます。
またバスの中にはトイレもありますし、軽食もあります。
夜行バスの中には2段ベッドで構成されているものもありますので、シート型かベッド型かを確認して利用した方が良いでしょう。
ベトナム旅行はハノイ、ホーチミンどっち?のまとめ
ベトナムには多くの見どころがあって、二大観光都市のハノイとホーチミンのどちらも魅力的な場所です。
私は両方の都市に行って存分に楽しみましたが、もしハノイとホーチミンのどちらかだけにしか行けない場合には、どっちに行くのか迷うでしょう。
そこで今回はハノイとホーチミンのそれぞれの魅力的な見どころと、ハノイとホーチミンの違いなどについてご紹介しました。
でももしもハノイとホーチミンの両都市に行けることになった場合には、この2つの都市の移動方法として、飛行機、電車、バスの紹介をしましたので、どうぞ参考になさって下さいね。
ベトナムにはステキな見どころが多い上に物価が安いですので、買い物をするのも楽しいです。
そしてベトナムの料理は日本人に馴染みやすくて、美味しい物が多いですから、是非、色んな料理も楽しんで頂きたいです。
屋台で食べた、フォーと生春巻きが最高でしたよ。
ちなみにベトナムで使われているのはベトナム語なのですが、発音が難しい言語です。
ですから、それを使いこなすのは難しいのですが、英語は主要な観光地やお店ではわりと通じます。
ですから私達はあまり不自由な思いをすることはありませんでした。
日本からも近いですし、魅力的な国ですから、是非、おすすめの旅行先です。
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