秋が深まると私たちの目を楽しませてくれるのは、紅葉です。
紅葉といえば、赤・黄に染まる山々は絶景ですよね。
だけどそんな絶景スポットに行くのは面倒、とか時間がない、という方には都会で見られる明治神宮のイチョウ並木がおすすめです。
11月中旬から迎える見頃に合わせていちょう祭りが開催され、夜にはライトアップも楽しめます。
ここでは、明治神宮のイチョウ並木の歴史や、イチョウの見頃、お祭りの詳細、混雑状況、ライトアップについて紹介したいと思います。
目次
明治神宮外苑のイチョウの見頃はいつ?
都内で紅葉を楽しめるスポットとして有名なのが、今回紹介する明治神宮外苑のイチョウ並木です。
外苑のイチョウ並木の歴史を紹介しつつ、見頃の紹介をしていきたいと思います。
イチョウ並木の名所
イチョウ並木の絶景スポットといったら、明治神宮外苑のイチョウ並木はあまりにも有名です。
毎年、多くの方が訪れる人気スポットです。
青山通りの青山2丁目交差点から外苑中央広場の円周道路まで、約300メートルをイチョウが彩ります。
イチョウ146本が道路の両側に2列ずつ、計4列並んでいます。
行ったことがない、という方も一度はテレビや雑誌、新聞などで目にした事があるのではないでしょうか。
例えば、
木村拓哉さん主演の「HERO」、
松たか子さん出演の「カルテット」、
井上真央さんと松本潤さん出演の「花より団子」、
松嶋菜々子さんが出演の「やまとなでしこ」、
なつかしのトレンディドラマでいうと、
鈴木保奈美さんと唐沢寿明さん出演の「愛という名のもとに」、
武田鉄矢さんと浅野温子さん出演の「101回目のプロポーズ」
などなど…
たくさんのドラマのロケ地として明治神宮のイチョウ並木は使われています。
明治神宮外苑のイチョウ並木の見頃
明治神宮外苑のイチョウの紅葉は11月中旬から始まりますので、見頃は11月下旬から12月初旬でしょう。
猛暑や残暑が厳しい年は、例年よりも見頃が遅くなるそうです。
イチョウ並木の噴水池周辺では、毎年いちょう祭りが開催されますが、開催日はイチョウの見頃と合わせています。
ですから、いちょう祭りの開催される日を目安に訪れると間違いないと思います。
明治神宮外苑イチョウ並木の歴史
明治神宮外苑のイチョウ並木が誕生したのは大正12年、1923年です。
当時明治神宮外苑の造成のときに庭園主任技師として働いていた折下吉延博士が手がけました。
使用したイチョウの木は、折下吉延博士が新宿御苑の在来木から採取した種子を育てたものであり、博士自身が厳選した146本の木のみを植樹したそうです。
ですから、現在生えているイチョウの木の形は整った円錐型で美しいのですね。
明治神宮外苑がイチョウ並木になった理由は?
1912年に崩御された明治天皇の功績を称え、後世まで残そうという趣旨の元、明治神宮外苑が建設されました。
代々木にある明治神宮を内苑と呼ぶのに対して、明治神宮外苑は外苑と呼ばれています。
明治神宮外苑創建に先立ち、植栽されたのがこのイチョウ並木です。
なぜイチョウが選ばれたのかというと、以下の理由が考えられます。
防火の願い
木造建築が主流だった当時、火災は非常に恐れられていました。
ひとたび火災が起きてしまうと、延焼が広がり消火に時間がかかりました。
イチョウは豊富な水分を含んでいるため、なかなか燃えづらい植物です。
そのため、大切な明治神宮外苑守るためにイチョウの木が選ばれたと考えられます。
シンボルとして
イチョウは成長すると高さが10メートル以上になり、中には30メートルになる木もあります。
そして幹回りは10メートルほどの巨木です。
つまり遠くからでも目立ちますので、明治神宮外苑のシンボルとして植栽されたと考えられます。
人の心を癒す
イチョウは四季折々姿を変えるため、季節を感じられる木です。
イチョウを愛でることで、人の気持ちを癒してくれますよね。
育てやすい
イチョウは日本の気候にも合致しているため、長寿の木であり、手がかからないことも選ばれた理由の一つでしょう。
現在、明治神宮外苑のイチョウ並木は日本を代表する名所となっています。
植栽に関わった方々の思いや考えは、しっかりと息づいていますね。
明治神宮外苑のいちょう祭りって?
神宮外苑のいちょう祭りは1997年から始まり、昨年で21回目を迎えました。
毎年40店ほどの屋台が出店し、180万人もの方が来場する大人気のイベントです。
2019年の開催は現在検討中とのことですので、開催されるかどうかも決定されていないようです。
開催日時
2019年の開催は未定とのことですので、開催日の予告もまだです。
開催されるとしたら、イチョウ並木が見ごろになる11月中旬から12月初旬になるのではないでしょうか。
開催期間は約半月ありますので、行けるチャンスは広がりますね。
昨年2018年は
2018/11/16(金)~2018/12/02(日)でした。
出店
毎年出店は40店舗前後となっています。
全国の名物料理を出すお店が多く、フードフェスティバル的な要素もあります。
昨年(2018年)の出店の一例を参考にご紹介すると…
広島県名物:牡蠣焼き、広島焼き
長崎県名物:佐世保バーガー・ローストビーフ
大分県名物:から揚げ
福岡県名物:豚骨ラーメン・もつ鍋・ホルモン焼き
山梨県名物:スモーク・ビール
北海道名物:海鮮丼・海鮮焼き・ジンギスカン・花咲ガニラーメン
秋田県名物:きりたんぽ・比内地鶏の親子丼
兵庫県名物:神戸牛
海外の名物:ビール・ケバブ・ガパオライス・ピザ
どれもとてもおいしそうで魅力的です。
お値段はから揚げ500円、海鮮丼800円、ラーメン600円ですから、お手頃価格です。
このお値段ならいろいろ食べられますね。
イベント
いちょう祭りでは、大道芸人によるパフォーマンスも見ることができます。
大道芸って、ジャグリングやローラーバランスなど、いつ見てもワクワクドキドキするパフォーマンスですよね。
その他、昨年は日光さる軍団によるパフォーマンスも見られたそうです。
日光さる軍団のショーは、クオリティが高いことでも知られており、ご当地で見るのにはお金もかかります。
それがいちょう祭りではタダで見られたのですから、これはお得ですよね。
また、公園内に子どもが遊べるエリアも設けられます。
そちらでは、絵本の読み聞かせやクラフト体験、ぬり絵などのイベントが行われていますので、お子さま連れでも安心です。
また、こちらのエリアには全国のゆるキャラも登場します。
色々なゆるキャラと写真を撮れるチャンスですね。
混雑状況
いちゅう祭りは、180万人の方が訪れる人気イベントですので、混雑が予想されます。
混雑を避けたいのであれば平日の開催時間前から来場されると良いでしょう。
開催日平日の開園直後はガラガラだったとの口コミもありました。
ですが、午後になると混雑が始まったようです。
土日に関しては、朝から大混雑だという口コミが多数。
会場内は満員電車の様相を呈していますので、お子さま連れの方は迷子やケガに気を付けてください。
ただ、雨の降った土曜日に行かれた方のブログを見たところ、混雑はなかったようです。
明治神宮外苑のイチョウ並木のライトアップについて
東京都では、東京の魅力を高めることを目的とし、明治神宮外苑のイチョウ並木のライトアップを実施しています。
闇夜に浮かぶイチョウ並木は幻想的で、昼間とはまた違った美しさです。
今年のライトアップ情報はまだ出ていませんので、昨年の情報を書いておきます。
ライトアップ日時
2018年は11月23日から12月2日までの10日間。
16:30~19:30の3時間です。
ライトアップ場所
東京都港区北青山一丁目地内から二丁目地内です。
下記の青い点の所です。
ライトアップ時の混雑状況
ライトアップの時間は、歩行者天国になるためそれほどの混雑はないようです。
平日であれば会社帰りや学校帰りの方が多く訪れますので、土日と変わらないくらいの人手であることが予想されます。
ライトアップがされる時間は、寒さも感じられるので温かくしてお出かけください。
明治神宮外苑のイチョウの見頃のまとめ
東京のイチョウ並木の名所である明治神宮外苑。
その美しさを見るためにたくさんの方が毎年訪れます。
見頃にはいちょう祭りも開催され、紅葉狩りだけでなくグルメやイベントも楽しめます。
そして、夕暮れにはライトアップも行われ、昼間とは違った幻想的なイチョウ並木を鑑賞することができます。
日本を代表する名所ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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