江戸の景色や文化が楽しめる「日光江戸村」。
ずっと行きいと思っていた日光江戸村ですが、この夏やっと訪れることができました。
私が一番気になっていたことは「入場料が高いけれど楽しいの?」ということ。
リサーチすると「つまらない」という声も多数。でも、お芝居はずっと楽しいイベントでした!
行くまでは不安だった江戸村の、実際に訪れた感想から、混雑状況、アトラクションやお芝居、イベントなどの紹介をしたいと思います。
園内の写真もたくさん撮ってきましたので、参考にしてみてください!
日光江戸村は、高い!?けれど楽しいお芝居
今年の夏休み、ずっと気になっていた日光江戸村(現在の正式名所は江戸ワンダ―ランド日光江戸村です)に行ってきました。
気になっていたのに行っていなかった訳は一つ。
入場料が高い!?から。
高いお金を払うのだから、楽しい思いがしたい!
なので、料金に見合う価値があるのかどうか、徹底的にリサーチをした結果「行く」という結論に至りました。
そして、結果は「楽しい」!!
行って大正解でした。
「高い入場料の元が取れるほど楽しいの?」「行って損はない?」という疑問を持っている方に、日光江戸村の魅力をたっぷりと紹介したいと思います。
日光江戸村は高い!?
日光江戸村の入園料は、
終日(江戸村では1日手形と呼びます)料金で
大人4,700円
子供2,400円、
14時以降(午後手形と呼びます)は
大人4,100円
子供2,100円
となっています。
う~ん…けっこう高いですよね。
大人二人と子供二人で14,200円、昼食代や駐車料金を含めると20,000円はかかってしまう計算です。
遊園地のようなアトラクションがあるわけでもないので、このお値段はちょっと躊躇してしまいますよね。
そこで、少しでも得をするために割引情報をくまなく探しました。
公式ホームページでは10%オフでしたが、デイリーPlus・JAF・生協(コープサービス)・クラブオフを利用すると大人が700円オフ、子供が400円オフとなります。
つまり大人二人、子供二人ですと2,200円の割引となります。
これはうれしい!!
ただ、これらのサービスは会員になっていないと受けることができません。
会員以外の方は、宿泊施設などでも同額の割引サービスを受けることができるかもしれませんので確認してみると良いです。
私が宿泊した「鬼怒川温泉ホテル」では大人700円・子供400円オフで購入することができました。
ただ、この場合、宿泊した翌日に行くことが前提となります。
宿泊前に江戸村に訪れる予定の方は、このサービスを受けるのは難しいですね。
どこにも会員登録をしていないし、宿泊前に訪れる予定だという方は、公式ホームページの割引を利用すると良いと思います。
ちなみに、14時からの入場はお得感がまるでないのでおすすめしません。
だって、江戸村は17時に閉門してしまいますので、たった3時間しか遊ぶことができません。
それで大人4,100円は高いですよね。
日光江戸村の駐車場情報
日光江戸村の駐車場は約2,000台停めることができます。
これだけの台数が停められるので、駐車場に停められない心配は全くありません。
そして駐車場代は800円。
入場料が高い割には良心的なお値段ですよね。
日光江戸村ではこの駐車場から江戸っぽさが始ります。
「日光江戸村 駐車場」と検索すると、公式駐車場以外の駐車場が存在することがわかると思います。
そちらの駐車場は600円ですので、少しお得です。
この駐車場は江戸村からは少し離れた場所にありますが、徒歩3分程度なので許容範囲ではないでしょうか。
まぁ、江戸村の駐車場に停めれば入口の目の前ですので、歩くのが絶対イヤという方にはおすすめできません。
また、この駐車場はあたかも江戸村の駐車場だとばかりにお客さんを誘導するので、「ニセ駐車場」と呼ばれ、酷評している方の口コミもたくさんありました。
でも、私はこの駐車場が江戸村の駐車場でないことも理解した上で駐車しましたので、悪い印象は全くありませんでしたよ。
悪い口コミがたくさん書かれていますが、全く普通の駐車場でしたのでご安心下さい。
一足踏み入れるとそこは江戸
駐車場からチケット販売売り場に行くと、そこはもう江戸!
江戸人や町娘が親切に案内をしてくれます。
見た目だけではなく、しゃべり方も江戸言葉です。
これには、家族全員テンションが上がりました。
私が訪れた日は暑かったので、江戸人が大きなうちわをもって開門を待つお客さまをあおいでくれるサービスも。
そして、いよいよ開門。
大きな木の扉が開くと、威勢の良い太鼓と共にお代官様がお出迎えをしてくれます。
園内は、ずばり江戸!
時代劇で見た江戸の風景そのものです。
一気に楽しい気分が盛り上がります。
道を進んで行くと、町奉行が「この顔を見たら拙者にお伝えくださいまし!」なんて言葉をかけてくれたり、盗人が宝を持って逃げているところに遭遇したりと、楽しいハプニング続き。
道行く途中には「ニャンまげ」にも会うことができました。
これには子供も大喜び。
というのも、ニャンまげは怠け者なので、すぐに家に帰ってしまうからです。
ニャンまげに会えたらラッキーですよ!
事前に予習をすべし
日光江戸村の最大の魅力といえば楽しい「お芝居」です。(私個人の意見ですが)
お芝居は全部で5箇所にて行われています。
全て異なる芝居小屋で行われますので、お芝居のスケジュールや芝居小屋の場所を事前に予習しておくことを強くおすすめします。
特にスケジュール管理は重要です。
日光江戸村で行われている5つのお芝居はどれもとても楽しいので、全部見ていただきたいです。
スケジュールを把握せずに、行き当たりばったりでお芝居を見るのでは全てを見ることはなかなか難しいと思います。
というのも、お芝居によっては1日3回しか行われない物もあるからです。
事前に、何時にどのお芝居を見る、というのを決めておくことで効率よく回れると思います。
おすすめのお芝居
忍者からす御殿
両国屋
南町奉公所
水芸座
若松屋
の5つです。
私の中でのトップ3は…
南町奉公所
両国屋
忍者からす御殿
南町奉公所
特に南町奉公所はかなり笑える内容でした。
私が見た回は、出演していた方の声がカスカスになってしまうというトラブルがありました。
演者さん達はそのトラブルと逆手にとり、アドリブで話を進めてくれましたので、お客さまは爆笑の嵐でした。
トラブルがなくても楽しい内容でしたが、アドリブの秀逸さにやられました(笑)
終演後は出演者さんとの記念撮影ができます。
両国屋
2位の両国屋は、演者さんのオーバーリアクションや顔芸に大笑い。
お客さんを巻き込むお芝居だったので、楽しさも倍増でした。
こちらも終演後に出演者さんたちとの記念撮影ができます。
忍者からす御殿
3位の忍者からす御殿は笑い一切ナシ。
迫力のある戦闘シーンを間近で見られて大興奮でした。
若松屋では、ステージに外国のお客さまが招待されて演目がスタートしました。
この外人さんが良い味を出していてとても楽しいお芝居となりました。
そして、出演している花魁の美しく、セクシーなこと。
水芸座は、掛け声で水を出したり止めたり、扇子に水を移してみたりと、大人が見る分には何の不思議も感じないお芝居なのですが、子供にはとても不思議に見えるみたいです(笑)
子供は「え?!なんで!?すごい!!」を連発していました。
思った以上に水が出たので楽しかったです。
園内イベント
夏休み期間には「水掛神輿渡御」というイベントが開催されます。
無病息災・大願成就を願い、実際に行われていた夏のお神輿だそうです。
神輿を担いだ江戸人に、水をバシャバシャとかけまくることができます。
水は園内の大きな樽にたっぷりと用意がされていますので、その樽からお椀で水をすくって水をかけます。
たくさんの人が水をぶっかけるので、見ている観客もびしょ濡れです。
暑い日だったので、とても気持ちが良かったです。
観客が一緒になって盛り上げていくイベントでしたので、とても楽しかったです。
子供は水が大好きな生き物ですから、たくさんの子供が全身ずぶ濡れでした(笑)
「お芝居」のまとめ
このように、すべてが楽しいお芝居&イベントでした。
気になったのは、演者さんたちのカツラがバレバレだったことです。
時代劇を見ると、本当にマゲを結っているようにかぶっていますよね。
江戸村の江戸人たちは、皆さんかぶっています!という感じだったので、もう少しナチュラルに仕上げてくれると良いのにな、とちょっと思いました。
日光江戸村はつまらない?忍者屋敷はちょっと・・・
日光江戸村の「お芝居」について絶賛しましたが、その他アトラクションはどうなのかを紹介します。
私が訪れる前にリサーチした結果、「つまらない」という声も多かったのですが、実際のところどうだったのかを紹介しますね。
忍者からくり屋敷
このアトラクションはとても楽しみにしていました。
隠し扉や、回る壁が体験できるということで、意気揚々と参戦しました。
まず、入口で忍者さんがお出迎えをしてくれ、ワクワク感が急上昇。
さっそくからくり屋敷に潜入。
まずは隠し扉を探して屋根裏へ。
お次は狭い階段を下り、再び忍者さんのいる場所へ戻ってきました。
そして回る壁を体験し、狭い階段を下りるとゴール…。
う~ん。
感想として、狭くて暗い場所の階段を上って下って、終了って感じですかね。
つまらない、までは行きませんが、それだけっ?て感じです。
途中で忍者に出会うとか、宝を見つけるなどのミッションを与えられるなどのスパイスがあると良かったかな。
忍者仕掛迷路
巨大な迷路を抜け出すアトラクションです。
私の勝手なイメージで、迷路の中で忍者に出くわすとか、何かしらの仕掛けがあるのかと思っていたのですが、ただの迷路でした。
私はつまらないと感じましたが、子供は楽しそうに迷いまくっていました(笑)
忍者修行の館
この館はかなり傾いて建てられています。
そのため入ると目の錯覚なのか方向感覚が全くなくなり、フラッフラになります。
私はダメ…。
一気に気分が悪くなりました。
館の中ではお年寄りがぐったりとしていましたし、館の外では子供が気分を悪くしてベンチで横になっている姿も…。
夫や子供は楽しんで巡っていましたので、大丈夫な人にはとても楽しいアトラクションのようです。
入って「ダメかも」と思った場合は、先に進まず入口に戻って退散することをおすすめします。
侍修行館
こちらのスペースでは、本格的な侍修行を体験することができます。
小人数体験プログラムですので、体験したい方は早めに申し込みをすることをおすすめします。
申し込みは侍修行館の受付で行います。
私が訪れたときに体験できたものは、侍言葉の勉強、刀の手入れ、流鏑馬でした。
体験できるのは13歳からとなっています。
私たちが体験したのは流鏑馬。
実際に流鏑馬で使う弓と弓矢を使った体験です。
まずは弓の打ち方を習い、最後には木馬に乗って矢を射ます。
かなり本格的な体験ができたので、とても満足でした。
こちらお侍修行は全て無料で体験することができますのでおすすめです。
アトラクションなどのまとめ
日光江戸村内にあるアトラクションは、正直に言うとあまり大したことがありませんでした。
つまらないとまでは行きませんが、もう少し工夫があるとグッと楽しいアトラクションになるのにな、と感じました。
でも、小さい子供には楽しく感じると思います。
大人には侍修行館の体験がおすすめです。
かなり本格的な体験ができますので、旅の良い思い出になりますよ。
混雑時(夏休み)に行った日光江戸村、私の感想
さて、日光江戸村の混雑状況をご紹介したいと思います。
江戸村が楽しいのか?と同じくらい気になるポイントですよね。
日光江戸村の混雑状況~チケット窓口編
どの施設にも言えることですが、ゴールデンウィークや春休み、夏休み、シルバーウィーク、冬休み、3連休の中日は混雑が予想されます。
また、平日よりも土日祝が混雑することも同様です。
私が訪れたのはお盆の週の日曜日でした。
江戸村の混雑状況をたくさん調べましたが、やはり混雑は否めないとのこと。
ですから、覚悟をして臨みました。
到着したのは開門の25分前。
チケット売り場にはやや行列が。
私は事前に購入を済ませていましたので、写真の右側の短い列に案内されました。
チケット販売は8:45頃から始まりますので、チケットを購入する人・開門の列に並ぶ人の二手に分かれて並ぶのがおすすめです。
チケットを購入している間にも開門を待つ列は長くなりますので、先に開門の列に並んでおいてもらい、チケットを購入したら合流すると早く入ることができます。
日光江戸村の混雑状況~園内編
日光江戸村の開門は9:00です。
この時間に入れば園内はまだガラガラです。
私たちはまず忍者からくり屋敷に向かいましたが、最初のお客さんでした。
午後になると、50人くらいの行列ができていましたので、初めに体験して良かったと思いました。
実際、並んで入るほどのアトラクションではないので…。
入門すると、走っていく人が多くみられましたが、この方々は江戸修行体験に申し込む方です。
この体験は小さい子供が対象に、忍者修行を行うものです。
小さな子供を連れたご家族には人気がありますので、江戸修行体験体験したい方は開門前に並んでダッシュすることをおすすめします。
日光江戸村の混雑状況~お芝居編
私の事前リサーチによると、混雑時期はお芝居が始まる30分前に並ぶべしとありました。
そのため、お芝居回りのスケジュールはかなり時間の余裕を持たせて立てていました。
実際、どのお芝居も10分前、いや、始まる直前に行ってもOKでした。
よっぽど前方で見たい場合は別としてですが、芝居小屋は広くないので、後方でも十分楽しむことができます。
そのため、当初のスケジュールとは異なり、早め早めの回で全てのお芝居を見ることができ、効率的に過ごすことができました。
夏休みの日曜日でこれですから、混雑に関してはそれほど恐れなくても良いと思います。
ただ、実際に行かれた方で「30分前に並んでいた」とか「20分前に並んだのに満員で入れなかった」という口コミもありました。
もしかすると、たまたま私が行ったときが空いていたのかもしれませんので、お芝居回りのスケジュールは余裕を持って立てることをおすすめします。
私の感想
日光江戸村に行かれた方の感想を調べると、概ね好評価でした。
そのため私も安心して出かけることができました。
感想で多かったのは、園内の江戸っぷり、お芝居の楽しさでしたが、私の感想もまさにコレ。
到着したときから江戸人が登場したこと、園内の江戸の感じが本格的なこと、楽しいお芝居やイベントなど、大満足な一日でした。
園内にいる江戸人や町娘たちは、どの方も親切で明るく、お客さまをもてなす心が感じられて気持ちが良かったです。
食事に関してはそれほど値段が高くありませんでしたし、店員がみんな江戸人だったのも楽しかったです。
お土産に関しては、品数が豊富ではなかったので少し物足りなく感じました。
全てをひっくるめての感想は、「迷っている方はぜひ行くべし!」です。
お値段以上の価値がありますよ!!
日光江戸村に行って見た感想のまとめ
ずっと行ってみたかった江戸村に、やっと訪れることができました。
入園料が高いこと、実際楽しいのか、混雑はどうなのか、たくさんの懸念があったのですが、結果として、お値段以上の楽しく、混雑もなく、最高な一日でした。
園内に足を踏み入れると、そこは江戸。
そんな日光江戸村は超おすすめのスポットでした!!