ブルガリアと聞くとどんなイメージでしょうか。ブルガリアヨーグルトかもしれません。
ですがブルガリアはそれだけではありません。
東ヨーロッパの中でも長く歴史ある街並み、素朴で静かで食事がおいしく、物価の低くて居心地の良さがありコスパ最高、一度訪れるとまた行きたくなる、そんな魅力に包まれた国です。
それでブルガリアに見どころは多いのですが、その中でメイン都市である首都ソフィアのおすすめの観光スポット.
そして魅力的な無料体験ツアー、治安や旅行時期、買い物などをまとめて紹介いたします。
目次
ブルガリア観光のおすすめはなんといってもソフィア
ブルガリアの首都であるソフィアは、地元の人いわくあまり見どころがないという人がいましたが、そんなことはありません。
誇れるような建造物がたくさんあります。
そのおすすめの1つがこれです。
アレクサンドル・ネフスキー寺院です
旧ソビエトの支配下にあったころに建てられた建物で、街中の一番目立つところにあり、凄い迫力です。
このカラーがいかにも旧ソビエト系の雰囲気を感じさせます。
バルカン半島で最も美しいというデザインと独特の景観、そして周囲に建物を遮るものがないことで、全体を間近ではっきりと見ることができました。
建物の内部にも入ることができますが、外から見るこの外観が最も絵になります。
その次にそこから徒歩で少し歩くとメインストリートのすぐに下に見えてくるのが、この建物です。
聖ペトカ地下教会です。
この聖ペトカ地下教会の建物は、オスマントルコ帝国が強くこの地域を占領していた時に、イスラム教徒が普及してキリスト教が弾圧された歴史があり、その時にこの教会の地下で、見つからないように、ひっそりと信仰し続けたと伝えられています。
残念ながら地下に入ることはできず、外から眺めるだけですが、一見すると普通の民家のようであり、あえてそのようにして、目立たないようにしているようです。
そしてこの教会に隣接しているのが、
セルディカ遺跡です。
このセルディカ遺跡、発掘作業が最近行われたようで、地下鉄の駅の中にもなんと遺跡があります。
というよりも地下鉄の工事をしていたら出てきたということが正解のようですが、ブルガリアのソフィアは遺跡天国です。
そしてこの遺跡は、あちこちで発見されており、ローマの時代よりも前からの歴史を持つだけに、さすがにスケールが違います。
ソフィアには、その他にも聖ニコライ・ロシア教会や高級ホテルシェラトンに囲まれた聖ゲオルギ教会、イスラムのバーニャ・バシモスクといった宗教的建造物が美しく、歴史ある建物ばかりです。
実はソフィアはこうしたおすすめとなる観光スポットが、わずか徒歩にして15分から20分くらいで全部見て回ることができてしまいます。
効率的に徒歩で観光が楽しめるのです。
さて最後にもう1つ紹介したいのが
リラの修道院です。
これは、世界遺産に登録されており、見応え十分です。
ブルガリアで一番美しい修道院と言えるでしょう。
山の中にあり、ソフィアからは2時間くらいかかりますが、直通のバスが市内のバスターミナルから出ていますので、それに乗れば行くことが可能であり、観光を2時間くらいし、日帰りで市内に戻ることができます。
山奥の静かな森の中に佇む修道院は、美しく神秘的であり、かわいらしい色つかいや、独特のデザイン、そしてよく手入れされた花壇など、一見の価値があります。
丸1日必要になりますが、時間があれば是非観光プランに組み込んでみてください。
ソフィアの無料現地ツアーとトラム
このソフィアには無料での現地ツアーが行われており、毎日午後の2時から行われています。
インターネットで事前に予約も可能ですので、前もって段取りをしておくとよいかもしれません。
それが難しい場合には、集合場所を事前にネットで確認し、早めに現地に着いて待つようにしたいです。
人数が多いと、参加ができない可能性があります。
集合場所でツアーガイドの人がグループを作ってくれて、そのどれかに入る形になります。
1グループ15人くらいで動いでいきます。メンバーはヨーロッパから来ている人たちがほとんどであり、アジア系は私たち夫婦を含めて3人だけでした。
そして、このツアー名は“ソフィアフリーフードツアー”といい、英語になります。
ソフィアの観光名所やマニアックなところを歩いていき、バルカン料理やちょっとしたお菓子、老舗のレストランなどを回ります。
2時から始まり、5時過ぎまでかかります。
そして最後に、このツアーガイドにお礼をしたいということであれば、その感謝として寄付をし。ガイドさんをサポートすることができます。
このツアー、とても勉強になるし、バルカン料理を少しですが味わえる、それにバルカンの歴史背景に関しても知ることができるので、とても興味深いです。
しかも無料ですので、かなりありがたいです。
そしてこのツアー歩くところに走っているのがトラムで、庶民の足となっています。
とってもかわいいデザインで、お洒落であり、ブルガリアとはいえ、さすがにヨーロッパという雰囲気を感じます。
時間があれば少しの区間だけでも乗車してみることができるでしょう。
ブルガリアソフィアの治安
一般的なソフィアのイメージは、やや治安が良くないのではないか、というものかもしれませんが、特に怖い思いをするとか、怪しい人たちがいる、という状況には直面しませんでした。
夜はほとんど出歩かなかったということもあると思います。
ですが、地元のスーパーマーケットに買いものに行ったときに、子供たちから物乞いをされました。
それも4-5人くらいで、金をくれと堂々と遠慮することなく、向かってくるのです。
これにはさすがに参ってしまいましたが、それ以外特に危険と感じるところはありませんでした。
むしろ道に迷っていると、親切に教えてくれたり、車の運転のマナーやよく、白人文化が根づいています。
ただ残念なのは、英語表記が少なく、キリル文字というソ連の言葉のような文字で、わかりにくいことです。
そして英語はほとんど通じません。
コミュニケーションという点ではやや苦労する部分がありますが、それ以外は問題ありません。
ソフィアのお土産
ソフィアのお土産としておすすめしたいのがブルガリアワインです。
とっても安くておいしいです。
たぶん150円くらいで1本買うことができてしまいます。
その他ブルガリアはバラが有名で、バラを使っての香水や香りのするもの、ソープ、などが売られています。
その他として時々見るのが焼き物であり、ソフィアではないのですが、ブルガリアのどこかのエリアでかまどで焼いた焼き物の陶器が販売されており、とってもかわいらしいデザインです。
ちょっと重たいですが、自分へのお土産に良いかもしれません。
ブルガリアソフィア観光のまとめ
ブルガリアは、人口が少なく、それでいて国土は広大で、山に囲まれた美しい土地でした。
日本でいう北海道に近い景観です。
首都でさえ、それほど賑やかではなく、年配者が多い印象を受けました。
若い人はフランスやドイツといった先進国に仕事のために移住してしまうのかもしれません。
物価は低くて、日本の半分くらいです。
現地滞在費を節約しながら、ブルガリアをたっぷり満喫することができます。
今回の旅行は10月の前半だったのですが、ソフィアは標高が高く高原都市でもあり、かなり涼しく寒いくらいでした。
実際に寒くて現地でジャンパーを購入したくらいです。
日本の北海道と同じくらいの気温ではないかと思います。
真夏以外の時期に行くのであれば、羽織るものを持参した方がいいです。
冬は避け、5月から10月くらいまでがベストな気候ではないかと思います。
ソフィアには3日ほど滞在できれば、ほとんどの観光スポットを網羅できるでしょう。