キャンピングカーの種類と選び方。おすすめの車も紹介

キャンピングカー

高速道路をドライブしていて、以前よりいろんな種類のキャンピングカーを見かけることが多いと思いませんか?

高速道路SAなどに停車しているキャンピングカーも様々な種類があります。

ここでは、我が家もキャンピングカーを持ちたいと思う方に、キャンピングカーの種類と選び方、そしておすすめの車をお伝えしたいと思います。

以前だと、贅沢で特別な車・・・という印象があったのですが、今では様々な人がキャンピングカーライフを楽しんでいます。

週末アウトドアを楽しむファミリー、定年退職後に夫婦ゆったり日本全国の旅、仲良しおやじ組で趣味の週末、週末の趣味の為に使うミドル層。

様々なオーナー層を反映して、様々なキャンピングカーがあり、休日に催される「キャンピングカー展示会」などは大盛況です。

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キャンピングカーの種類 

キャンピングカーといっても様々な種類があります。

洋画に出てきたり、海外の俳優の楽屋代わりになったりするゴージャスなキャンピングカーやトレーラーハウスはここでは割愛させていただきます。

富裕層でなくても、趣味としてキャンピングカーを持ちたいと思っている方におすすめのキャンピングカーについてご紹介したいと思います。

ひとことにキャンピングカーといっても、ベースとなる車体によって呼び名が変わります。

1番

バンコン 

バンコンとはバンコーバーションの略です。

コンバーションは改造の意味で、バンはハイエースなど、荷物を運ぶための車両です。

メリット:

 ベース車の価格が安い
 ハイエースだとロング、ワイドなどサイズも様々である。
 スクエアな内部なので、内装のみの架装でキャンピングカーにできる。
 人気なので、良い状態の中古車も手に入れやすい。
 ポップアップルーフに改造、屋根と側部に拡張するなどフレシキブルに改造可能。

デメリット:

 居住スペースを上や横に広げている場合、断熱性はあるが、普段使いはしにくい。
 貨物ベースなので、乗り心地は乗用車ベースに劣る。

2番

キャブコン

キャブコンとはキャブコンバーションの略です。
キャブとはトラックやバスなどの運転台ということから、運転台のついたシャシーの上に居住部分(シェル)部分を架装して作るキャンピングカーとなります。

メリット:

 広いシェルと断熱性がある。
 エアコンやサブバッテリーなど装備を充実させてもスペースがある。
 立ったまま内部を移動できるので着替えなどしやすい。

デメリット:

 貨物ベースなので運転の快適性は劣る。 
 重いので馬力が商業者ベースより劣る。
 改造費用が高い。

キャンピングカー

画像はイメージです。

キャプコン

街で見かけたキャプコン

このようなタイプはトラックがベースのキャブコンです。
トラックの荷台に住居スペースを載せているので、自分好みのレイアウトのインテリア、立ったまま動けるスペースが確保できます。

そのため、画像のように車高も高くなりますが、動くホテルのように余裕があるので全国を旅するミドル、シニア層に根強い人気があります。

サイドの上部の棒状のものは、サイドオーニング。
引き出し式のサンシェードで、日よけテントを別に張る必要なく、アウトドアをより、快適に過ごすことが出来ます。

3番

バスコン

バスコンバーションの略です。その名の通り、バスを改造して造られたキャンピングカーで多くはマイクロバスを改造して造られます。

メリット:
 もともとのサイズと空間が大きいので、それを活かした改造ができる。

デメリット:
 サイズが大きいので駐車スペースは大型車両になる、
 普段使いしにくい。

4、番

軽キャンパー

軽自動車ベースのキャンピングカーです。軽キャンパーにもキャブコンとバンコンがあります。

にわかに大人気の軽キャンパーで、外観からは想像できない位、広い居住種ペースを上手に造っている車も多いです。

メリット:

 ベース車が安い。
 維持費が安い。
 駐車スペースにも困らない。

デメリット:

 馬力が不安。
 バンコンと比べると狭い。

5番

乗用車ベースキャンパー

乗用車ミニバンなどをベースとして造られたキャンピングカーです

メリット:

 普段使いもしやすい。
 ハイブリッドカーをベース車として使える。
 ギャレーがあれば8ナンバー登録も可能

デメリット:

 費用が高い。
 ベース車はスクエアでないので、バンコンに比べて狭い。

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キャンピングカーの選び方 

前章でご紹介したとおり、様々なタイプのキャンピングカーがあり、選ぶときに悩んでしまいます。

展示会へ足を運ぶと、最新の設備、工夫を凝らした内装、キャンピングカーを見ているだけで、余暇、趣味の世界の枠が広がります。

でも情報過多になってどれを選んでいいのか、どこまで設備がいるのか、果てには金銭感覚も麻痺してしまうくらいです。

キャンピングカーは大きな買い物です。上を見たらキリがありません。
特にキャンピングカー初心者は、設備や内装もあれもこれも必要と悩んでしまうようです。

そこで、大きな買い物であるキャンピングカーの後から後悔しない選び方をお伝えしたいと思います。

1番

キャンピングカーを持つ「目的」を考える

最初に述べたように、キャンピングカーの楽しみ方もオーナーの年代も家族層も様々です。

キャンピングカーを使う目的によって「本当に必要なもの」が見えてきます。

目的=必要なものと整理できたら、車種の選び方から、内装、装備を冷静に取捨選択できるというわけです。

展示場などは、特に各キャンピングカー会社の「最新」「イチオシ」「豪華」なキャンピングカーが目白押しです。
それに惑わされず、ご自身の「実際の」使用目的を冷静に考えて、タイプと内装を選ぶといいと思います。

2番

「目的別」キャンピングカー選びとは?

おおまかにですが、キャンピングカー別の目的をまとめてみました。

バンコン

圧倒的にハイエースが人気です。

ロング、ワイド、好みのボディを選べ、ベース車の価格も商用車ベースなので抑えられます。
スクエアな荷室であることから、そのまま架装することができる、つまり低コストでキャピングカー改造が可能というメリットがあります。

週末家族でアウトドアを楽しむというファミリー層に特に人気です。
普段使いもしやすい(ルーフやワイドボディーに架装されていないタイプ)、中で過ごすよりも外で過ごし、キャピングカーは寝室として利用というファミリー層のニーズにぴったりです。

つまり

 「寝室」
 「家族で移動」
 「普段使いもしたい」
 「荷物も積みたいし広いスペースも欲しい」という目的にぴったりなのです。

 また、カヌーやサーフィン、ドッグスポーツなど「趣味の為の移動と宿泊場所が目的」という方にもぴったりです。

キャブコン

定年退職後、ゆったりと全国を旅したいという目的、ファミリーで使いたいが、中でリビングのようにも使いたいという目的にぴったりです。

ベースがトラックで、居住部分(シェル)に断熱材を使用しているので夏や冬に快適、エアコンやサブバッテリー、テーブルや椅子も配置しやすい、背を伸ばしたまま車内を移動できる(=着替えが容易)など、利点があります。

ただ、デメリットとして改造量コストが高い、トラックベースなので、運転の快適さが乗用車ベースより劣る、サイズが大きいので普段の駐車スペースが困るなど、デメリットもあります。

 「駐車スペースは問題ない」
 「中でリビングのように過ごしたい」
 「車のドライブはゆっくりでも良い」

という方にはぴったりだと思います。

つまり、時間を気にせずゆっくりと旅する目的にはぴったりということです。

また、トップアスリートが幼少期からの移動にキャンピングカーを使うケースもTVで見かけますが、「リビングのように使いたい」ということからのチョイスだと思います。

バスコン

知り合いが持っていましたが、とにかく広いです。

大きいのでSAなどでも大型車両のところに置く必要があります。

でも以外にも小回りは効きます

普段の置く場所、移動、使用よりもとにかく中の広さが最優先という目的で選ぶ方が多いようです。

軽キャンパー

これが一番ホットなジャンルです。

改造の自由度が高いのに、車両も安く、維持費も安いというメリットがたくさんあるキャンピングカーです。

ただ、それでなくても改造で重量が増すキャンピングカーなので、軽自動車をキャンピングカーにするということは荷重がかかるということなので、馬力不足が不安要素です。

定年後、毎週末仲良し四人組で釣りに行くという方が共同で軽キャンパーを持っているというケースもあります。
共同で持つと退職後でも持ちやすいです。

釣り仲間、サーフィン仲間が共同で持っているというケースもあるようですが、「おひとりさま」使用にも優れているので、一人で使うという目的にもぴったりとキャンピングカーです。

乗用車キャンパー

とにかく多様です。

運転も楽ですし、快適です。

ルーフをポップアップルーフなどにして、上に、横に広げなければ、普段使いもしやすいキャンピングカーです。

また、一番の利点はハイブリッドカーをベース車として選べるということでしょう。

キャピングカーのー多くはサブバッテリーを積んでいますが、ハイブリッドカーの場合は電池を積んでいるのと同等です。
「ドライブは快適にしたい」「広いリビングは必要ないが、普段使いしやすいもの」「今乗っている車を改造したい」という方にぴったりでしょう。

車種別、おすすめキャンピングカー(個人的なおすすめです)

キャンピングカーのカテゴリーとして代表的なものとして「バンコン」「キャブコン」「軽キャンパー」「乗用車ベースキャンパー」とありますが、
そのおすすめのキャンピングカーとメーカーをご紹介したいと思います。

知り合いが乗っていていいなあと思ったもの、SAで見かけて素敵だなと思ったもの、自分が次に買うならと探していていいなと思ったものなど、あくまで主観になってしまいますが(笑)ご参考まで。

1番

バンコン

カトーモーター製 『ブルームーン』業界初の上下段同時スライドベッドで大人4名就寝可能!断熱仕様と丁寧な車造りが業界トップクラスのカトーモーターのキャンピングカー。

レイアウトだけでなく、それらのこだわりが居住空間を快適にしてくれます。

チェック カトーモーター製 『ブルームーン』

2番

キャブコン

ファンルーチェ製 『セレンゲティ』トラックベースのキャブコンでは満足できない方に、ハイエースに入ルーフキャビンを設置することで、広い居住空間と抜群の走行性を両立させたキャンピングカー。

チェック ファンルーチェ製 『セレンゲティ』

3番

軽キャンパー

ホワイトハウス製 『NーVAN キャンパー』 軽バンでもここまで楽しめる!というレイアウト。

無駄がないのでサーフィン、ツーリング、犬連れと多様なユーザーのニーズに応えられるキャンピングカー

チェック ホワイトハウス製 『NーVAN キャンパー』

4番

乗用車ベースキャンパー

ホワイトハウス製『フリースタイル ハイブリッド』 乗用車ベースならでは、ハイブリッドカーであるホンダのフリーダをベース車両として造られたキャンピングカー。

価格も抑えつつ、普段使いも出来る大きさ、ハイブリッドの高燃費など、キャンピングカーを日常使いするユーザーにぴったりのキャンピングカー。

チェック ホワイトハウス製『フリースタイル ハイブリッド』 

キャンピングカーのおすすめは? 

ずばり、無難な目的ならバンコンがオススメです。

ファミリー層はお父さんが働き盛り。
週末限定ということは、絶対に自宅に帰らねばならないということで、それを考えると馬力が十分にあって移動がしやすい(翌日までに帰宅しなければならないことを考えると)バンコンオススメです。

また、費用と居住空間、普段使いの点からバランスが取れているのがバンコン。

ハイエース専門のバンコン業者もたくさんあり、その分中古車も出回っているので、中古車で手に入れるのもいいかもしれません。

気になる断熱面では上と左右に少し広げているタイプのキャンピングカーだと断熱処理がされているので安心です。

新潟のカトーモーターのキャンピングカーはタウンエースベースでも内装壁、床において断熱材を使用しているので、SAなどでペットを車中にお留守番させていても安心です。
キャブコンのようなスペースになっています。

チェック 個人的に選ぶなら、私は一人で使うので乗用車ベースキャンパーを選びます。

ベース車の費用が高い、居住スペースに無駄ができてしまうというデメリットもありますが、「運転が楽」「運転席の安全装置も優先」「普段使いと兼用」また、ハイブリッドを選べるという理由です。

運転が楽ということは大きな要素を占めます。高速道路などの走行中、風の影響をダイレクトに感じるので、車体が高いと強風ではかなりのストレスになってしまうからです。

また、改造したり荷物を積んだりすると、燃費が悪くなりがちなキャンピングカーです。
一人なら、華美な装飾や内装は必要ないので、シンプルで楽、普段使いもしやすい乗用車ベースに一票!となるのです。

ホワイトハウスというキャンピングカー業者はホンダのステップワゴンの改造が素晴らしいです。

カトーモーターはランドクルーザーをベースにしたキャンピングカーが職人技の域のキャンピングカーとなっています。

チェック ついつい、初めてのキャンピングカーだと沢山の装備が必要と思いがちですが、上級者ほど余計なものを省いています。(リビング利用としてのキャンパーは別)

例えば、電子レンジ、あれば便利ですがスーパーでも使えますし、ガスがあれば必要ありません。
冷蔵庫もあれば便利ですが、なくてもクーラーボックスに凍らせた水で事足ります。

それらの電気機器がなければ、重くて高いサブバッテリーも必要ありません。

シャワーは旅先の温泉が楽しみですし、トイレもSA、コンビニなどで利用できます。

そして、ハイブリッドを選べば、車自体がサブバッテリー状態なので、電源としても利用可能です。

つまり停車中の冷暖房も安心なので、ペット連れの目的にも最適です。

また、ランドクルーザーなどの四駆をベースに居住スペースを加えたキャンピングカーはスペース、馬力、運転の快適さ、すべてを兼ね合わせているので、費用が高く中古車も多くないものの、根強い人気があるようです。

キャンピングカーの種類と選び方、おすすめのまとめ

種類もたくさんあり、豪華でイメージだけが膨らんで選ぶのに迷ってしまうキャンピングカー。

冷静に目的を考えることで、どんなタイプのキャンピングカーを選ぶと良いか整理しやすいと思います。

そして、気になる費用面ですが、良い状態の中古キャンピングカーも選択肢に入れるといいと思います。
購入したものの、あまり使わないで手放すオーナーも少なくないからです。少し手を加えて改造するだけで自分好みにアレンジしやすいでしょう。

ただし、人気のタイプは中古で売り出す前に、常連客に声をかけてアレンジして売るというケースもあるので、気になるタイプが得意なキャンピングカー業者とコミュニケーションをまめにとっておくとお得情報が入ってくるようです。

自分の目的にマッチしたキャンピングカーを選ぶこと。
そうすることで快適なキャンピングカーライフへ一歩踏み出せるでしょう。

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