今回ご紹介するシンゴニウムは、自宅と会社にそれぞれあるのですが、種類と育て方が違うんです。
その両方を解説していきたいと思います。
失敗編もあるんです^^;
そんなことも紹介しながら、シンゴニウムの育て方(水挿しや日当たり、葉水)植え替えの株分けを時期的なことを中心に、お話ししていこうと思います。
目次
シンゴニウムの育て方
まず、自宅で育てているシンゴニウムは、葉の表面がピンク色の「ピンクバタフライ」。
ホームセンターで、小さいサイズコーナーに並んでいました。
こちらは、土植えでの生き方を歩みます。
対して、会社にあるのはグリーン色のお馴染みのタイプ「ホワイトバタフライ」。
ベテランの職員さんが、「もらって来たよ」と茎からカットされたものを、花束のように持って帰って来ました。
お客様の庭に植えてあったものだとの事。たくさん増えたから持って帰ってと言われたそうです。
とにかく葉が大きい、茎もしっかりしている、大人のシンゴニウム。
こちらはそのまま水挿しの生き方を歩みます。
が、こちらは、のちに土に植え替えます。
2つの違った道を進むシンゴニウム。これから待ち受ける、植え替えや株分けなどを、どう乗り越えていくのか、ご紹介いたします。
水挿しについて
まず水挿ししたのは、グリーン色のシンゴニウム。
大きい花瓶がなかったので、そのままいくつかの花瓶に分けて入れ、飾りました。
すると、その3日後に、真っ白の根が、切り口付近から出てきたのを確認すると、その後、根はどんどん伸びて増えていきます。
葉の方は、相変わらずしおれる事もなく、いきいきとしています。
これなら、水栽培での生き方をしていける感触がありました。
シンゴニウムはサトイモ科。
だから、湿り気や水のあるところが好きなんですね。
水挿しして、根が出てくるようであれば、水だけでも育てられると判断してもいいでしょう。
綺麗な花瓶に入れたり、花と一緒に飾ることでコーディネートしたりと楽しむことができますね。
なお、ピンクバタフライは、まだ水挿ししていません。
可能ではないかと推測します。
葉も茎もホワイトバタフライと似ているので。
今度また、植え替えでいじる時に水挿しにも挑戦してみます。
日当たりと葉焼け
日当たりといえば、どちらかというと土に植えているピンクバタフライについて、お伝えしたいです。
着実に葉が大きくなり、茎が伸びてきました。
ピンクバタフライは葉の表面と葉脈だけがピンク色で葉の裏側はグリーン色です。
最初はまだ薄いピンク色でしたが、日当たりの良いところに置くと、その色合いがグンと濃くなっていきます。
春先より、夏の方が濃いです。
全体的に色が鮮やかで綺麗。そしてしっかりとした葉に見えて、とても素敵です。
ホワイトバタフライは色が緑だけということもあり、濃くなってるのかなという感じですが、この色の変化を楽しめるのは、ピンクバタフライならではですね。
でも調子に乗って日に当ててばかりいると、すぐ葉焼けしてきます。
私も調子づき、両方のシンゴニウムの葉焼けをやってしまいました。
シンゴニウムの葉は薄くて柔らかいので、葉焼けすると、焦がしたように茶色が目立ってきて、枯れていくのが早いです。
結果、全部茶色になるので、その姿が場違いのようにやけに目立って残念です。
その葉はもちろん再生できません。
じゃあそれならと、日陰に置いてみたところ、今度は葉の色がみるみる薄くなってきます。
特に色の変化が目立つピンクバタフライの場合は、そのピンク色が今度は淡い肌色になり、全体的に薄いぼやけた印象です。
葉焼けはしないけれど、なんだか弱々しい印象になりました。
柔らかな印象がいい場合はぴったりですけどね。
日差しは好きだけど、ほどほどに浴びたい。
シンゴニウムの葉は、日差しがある方に向くので、たまには、鉢の向きを変えてくださいね。
葉水は必須
シンゴニウムは、葉水が大好き。
自宅にあるピンクバタフライは、すぐ目につくので霧吹きをほとんど毎日していますが、会社のホワイトバタフライは別室に置いてあることもあり、忘れがちです。
水で全体が潤っている方がやっぱり嬉しそうです。
霧吹きをしないと葉がパサパサ、弱ってしまう気がします。
水分があることで、葉に虫がついたり、病気になる事も防ぎます。
そういえば会社のホワイトバタフライに白いネバっとしたものが、ついていたり、不明なブツブツついていたっけ。
鉢に水をやることよりも、断然葉水はしっかり行って欲しいポイントです。
植え替えについて
植え替え時期について
鉢がいっぱいになっても、変えずに粘っていたら、とうとう、鉢の下からしっかりとした根が伸びて出てきてしまいました。
葉も溢れるほど大きくなり、子株も何個も出来ています。
このようになったら、いや、その前に植え替えです。
その際は、そのまま大きい鉢に植え替えしても良し、一部水挿しにしても良しです。
土は、観葉植物用タイプで大丈夫です。
夏に向けての時期が一番育つため、その前に、ひとまわり大きな鉢に植え替えしておくのもいいかもしれません。
冬はゆっくりしているから、土など動かしたり、環境を変えずに植え替えせず暖かくして、あまり土など動かさないで下さいね。
水挿しから土への植え替え
水挿ししたものを土に植え替えする事は可能です。
今回はホワイトバタフライが、そのパターンです。
花瓶に根がいっぱいになったので、そこでの生活がきつくなってると感じまして、土に植え替えしようとなったのです。
やはり、根が出ていないままいきなり植えるよりも、根が出てからの方が、早く根付く気がします。
土に馴染むきっかけがポイントをですね。
更に、同じように植えたつもりでも、根付いたものと、葉の首が垂れてきて段々と黄色く衰弱してきたものと、両方のパターンがありました。
枯れてきてしまうと、植え替えしなければよかった、なんて後悔したり、悲しくなりますね。
原因を考えてみたのですが、植える時の根の状態が、しっかり生えているもの、そして根が細くない方が、根付きがいいのかなと感じました。
根が出てきたからといって、さあ植えようと急いでしまうと、うまく根付けないのかもしれません。
それから、水は好きだけれど、シンゴニウムは根腐れします。
植え替え直後って、期待半分、心配半分で水を連日あげたくなりませんか。
水のあげ過ぎには気をつけて下さい。
もし、植え替えしたけれど、上手くいっていないものがあったら、思い切って、一度全部カットして水挿しをしてみてから様子を見るのも手立てです。
余談ですが、葉挿しのために切ったあとの寂しく短い茎だけになったものがあったのですが、抜かずにそのままほったらかし気味にしていたら、また新芽が出てきてびっくりしたことがあります。
株分けについて
シンゴニウムは、成長していくと、土との境目辺りの、一番根元に近い部分から新芽が次々と出てきて、その後、それは葉になっていきます。
成長過程を見ていると、茎の部分がうまい具合に、段々と一つごと、株のように分かれている部分が出来てきます。
その部分に根がちょこっと顔を出し、伸びてくるのですが、私はそれを株分けする目印にしています。
その部分を上手く分けていきます。
株分けのタイミングですが、鉢がいっぱいになって植え替えするついでに、株分けをするということが多いですね。
シンゴニウムの育て方 まとめ
シンゴニウムは、葉に魅力を感じて育てる方が多いのではないでしょうか。
フサフサで綺麗に育てていけたら最高です。
最初に水挿しから始まった場合は、そのまま花のように、花瓶に入れて楽しむのもいいですが、根が成長して長くなるのが早くて、そのうちに収集がつかなくなります。
そのようになったら、一度そのまま土に植えて育てるという選択に変えていく方法もあります。
その後大きくなったら、またカットして、水挿しができます。
反対に、土から始まった場合は、そのまま株が増えて大きくなっていくため、株分けか、もしくは茎からカットして、水挿しをし、根が伸びてきてからまた改めて土に植えるという方法もあります。
やり繰りして、さあどちらにしようかなと「土と水」どちらも楽しめる植物ですね。
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