これから歴史を学ぶ子供のために、2泊3日の京都旅行を計画。
実際に神社仏閣巡りをすることで、学びにつながればと良いなと思いました。
回ったスポットは、京都御所、二条城、金閣寺、今宮神社、八坂神社、祇園、稲荷伏見神社、三十三間堂、清水寺、建仁寺、西本願寺。
おすすめの場所ばかりです。
移動範囲も少なく、満足できるコースでした。
おすすめできる周り方だと思いますので是非参考にしてみてください。
目次
京都旅行 2泊3日のプランで神社仏閣を巡る
今回の京都旅行の目当てや、プランニング。
プランニングで注意したポイントなどを紹介します。
京都旅行の目当て
中学校の修学旅行の定番というと京都ですよね。
私も行きました。
でも、お寺や神社を見ても楽しくはなかったのが正直な感想です。
ところが、大人になるにつれて歴史的な建造物に興味がわくようになり、大人の修学旅行と銘打って京都を再訪することが度々ありました。
自分が子供のときに歴史的建造物に興味がなかったこともあり、子供が生まれてからは京都からは足が遠のいていました。
ですが、我が家の子供はどうやら古い建造物や仏像に興味があるらしいことが判明し、それなら、お寺や神社、仏像の宝庫である京都に行ってみよう!ということになりました。
我が家の子供も6年生になり、ちゅうど歴史の授業が始まることもあり、絶好のタイミングでした。
ですから、今回の京都旅行の目当ては、子供に歴史を身近に感じてもらうことでした。
プランニング
今回の京都旅行は、子供に歴史に興味を持たせることが一番の目的ですので、それを踏まえたうえでプランを練りました。
ですから、なるべく子供がテンションの上がる神社や仏閣をチョイスしました。
まず絶対外せないスポットは、金閣寺、二条城、清水寺、三十三間堂。
子供がガイドブックを見て行きたいと言った、伏見稲荷神社、八坂庚申堂、安井金毘羅宮。
私が行きたかった建仁寺。
これらのスポットを2泊3日で回ることに。
気を付けたポイント
子供は神社や仏閣に興味があるとはいえ、やはり子供ですのでいくつも同じものを見るのでは飽きてしまうと思いました。
そのため、回る神社仏閣は最小限に抑え、合間 合間で体験をさせたり、名物料理を食べたりと工夫をしました。
そのため、飽きることなく楽しい京都旅行にすることができました。
京都旅行、おすすめの神社仏閣は?
では実際に2泊3日で回った神社仏閣、その他のスポットを回った順に紹介していきます。
京都御所
かつては事前申し込みが必要であり、一般公開されるのは春と秋の2回でした。
それが2016年より通年一般公開されることになったため、気軽に訪れることができるスポットになりました。
今回京都御所に行った理由は2つ。
1つ目は2019年5月1日の即位の礼がこの京都御所で行われる予定だということ。
2つ目は早咲きの桜が見られるから。(訪れた時期は3下旬だったため)
明治天皇、大正天皇、昭和天皇、今の天皇においてもこの京都御所で即位の礼が行われました。
子供にとっては初めて時代が変わるということで、即位の礼はとても興味のある儀式のようです。
まさにここで、時代が変わる儀式が執り行われるのか、と興味津々で見学していましたので、訪れて大正解でした。
早咲きの桜は、満開ではないものの美しく可憐な花を咲かせていました。
一足早い桜を、桜の名所である京都で見物ができて良かったです。
二条城
こちらも外せないスポットです。
歴史を学んでいない子供でも、二条城のうぐいす張りは知っていました。
子供の一番の興味は、まさにこのうぐいす張りの廊下。
本当に鳥が鳴いているみたいだと喜んでいました。
城内の欄間の彫刻の繊細さと美しさを堪能したり、いたるところに記されている徳川の家紋を見つけたりと、遊び感覚で見学をしたため子供も楽しんでいました。
主人は歴史が得意ですので、二条城で行われた大政奉還の話や、徳川家のことなどを教えていました。
実際に行われた地で説明を受けることで、より頭に印象づいたのではないでしょうか。
また、2018年に修理の際に唐門で見つかった徳川家の家紋も見ることができたのも良かったです。
金閣寺
私が修学旅行で唯一感動したのがこの金閣寺。
ピカピカのお城は、インパクトも大きいですし記念撮影にもピッタリですよね。
金閣寺は、正面から見ようとすると遠いのですが、側面はかなり近距離で見ることができます。
やはり大人気の金閣寺には、多くの外国観光客が来ていました。
外国人のリアクションや、日本人とは違う写真の撮り方を見られたので、異文化体験も同時にできてお得でした。
今宮神社
お寺続きなので、ここで一休み。
今宮神社の参道にある「あぶり餅」が名物だと知って、休憩がてら訪れてみました。
なんと、長保2年創業以来1000年以上も営業を続けているそうです。
スゴイ歴史ですよね。
一息ついたところで、今宮神社に参拝。
こちらは玉の輿に乗ることができる神社として有名なのです。
家の子供にはまだ早いですが、いつか恩恵にあやかれることを願ってきました。
祇園
舞妓さんに会いたかったのですが、残念ながらまだ時間が早かったため会うことはできませんでした。
オシャレなカフェやお土産屋さんがあり、たくさんの人でにぎわっていました。
八坂神社
境内にはたくさんの屋台が出ていて、お祭りのようなにぎやかさでした。
我が家は大のお祭り好き&屋台好きなので、テンションが上がりました。
ここまでは1日目です。
伏見稲荷神社
たくさんの朱色の鳥居が立ち並ぶ伏見稲荷神社。
私は初めて訪れましたが、テレビや写真で見るよりも魅惑的なスポットでした。
とにかく鳥居、鳥居、鳥居…。
千本鳥居と言われていますが、実際にはもっと多くの鳥居が立てられています。
現在の本数は把握できていないそうですが、2010年に実際に数えた方によると、3380基あったそうです。
途中、おもかる石という石が置かれています。
持ち上げたときに自分が思っているよりも軽いと感じると、願いが叶う日が近く、想像よりも重かった場合は、願いが叶う日が遠いといわれています。
これは絶対やってみたいと思っていました。
人気の稲荷伏見神社ですから、このおもかる石もかなり人気があります。
混雑時には1時間並んだという方もいらっしゃいました。
そのため、私たちは混雑回避のため朝6:30にこちらに参拝しました。
おかげでガラガラ。
おもかる石にはだれも並んでいませんでしたし、美しい千本鳥居でステキな写真をたくさん撮ることができました。
千本鳥居は道幅が狭いので、立ち止まって写真を撮ると他の方の迷惑になってしまいます。
ですから、ステキな記念写真を撮りたい方は早朝に参拝することをおすすめします。
私たちは山の中腹まで行き、ふもとに8:30頃戻ってきましたが、そのときにはかなりの人出でした。
三十三間堂
会いたいと願う人の顔が見つかると言われている、三十三間堂の仏像。
娘も会いたい人に似ている仏像を一生懸命に探しましたが、結局見つかりませんでした。
清水寺
清水寺周辺は、さすが人気スポットだけありたくさんの人でにぎわっていました。
本堂へ行く前にランチタイム。
ランチに選んだお店は、湯葉を自分で作っていただける体験型レストランです。
そもそも湯葉自体を食べたことがない子供は大興奮でした。
たぶん、あらかじめ作られた湯葉を食べたとしたら、それほどおいしいとは思わなかったと思うのですが、自分で作ったものをアツアツのうちにいただけたので、とてもおいしいと喜んでいました。
清水寺で子供がやりたかったことは、神水を柄杓ですくう音羽の滝です。
念願かなって、健康・学業成就の水をすくうことができました。
八坂庚申堂
こちらは名前こそ知られていませんが、カラフルなお寺と言えば、わかる方も多いのではないでしょうか。
華やかでインスタ映えするお寺ですので、ガイドブックの表紙に載っていることが多いお寺です。
子供も、ここの写真を撮りたいということで行ってきました。
行ってみると、たくさんの若者が!!
やはりインスタ上で大人気のお寺だけあります。
そしてカラフルなお手玉のような布袋の前で写真を撮ると、さすが!
ステキな写真が撮れましたよ。
安井金比羅宮
こちらは「縁切り神社」と呼ばれている人気のパワースポットです。
高さ1.5メートル、幅3メートル程の碑(いし)の穴をくぐると、縁が切れ、新しい縁が結ばれると云われています。
縁切りというと、別れたい彼氏とか、付きまとってくる男との縁切りと思いますが、自分の弱いところとか、自分のダメなところを直したいということでもOKです。
例えば煙草を止めたいとか、お酒を止めたいとか、おせっかいな自分を止めたいとかで良いのです。
まずは切りたい事と、結びたい縁を形代に書きます。
例えば、このような感じで書きます。
「旦那と離婚をして、好きな人と付き合いたい」
「八方美人の自分を止めて本当の友達を作りたい」
子供も何やら真剣に書いていました。
何をお願いしたのでしょうね。
碑の穴は直径50センチ程の大きさなので、ふくよかな方はもしかしたら通り抜けができないかもしれません。
表からくぐることで悪縁が切れ、戻ってくることで良縁がかなうそうです。
そして、くぐり終わったら碑に形代を貼ります。
体験型の神社ですので、子供には楽しめるスポットではないでしょうか。
建仁寺
ここは私が絶対に行きたかった場所。
その理由は、法堂に描かれている双龍図を見たかったからです。
この双龍図は、2002年の建仁寺創建800年を記念して、日本画家である小泉敦作さんが描いた作品です。
完成までは2年という長い歳月をかけて描き出した傑作です。
小泉さんがこの双龍図を描いた場所は、北海道中札内の廃校になった小学校の体育館です。
主人の実家がこの近くだったことと、中札内にある小泉さんの美術館を訪れて、彼の作品に惹かれたこともあり、いつか本物を見てみたいとずっと願っていました。
法堂に入ったとたん、迫りくる龍の姿に圧倒されました。
まだ17年という短い年月しかたっていない天井がですが、今後長い年月をかけてもっと深みのある素晴らしい作品に変化していくのだろうと思いました。
いつか、私がおばあちゃんになったら、またこの双龍図に会いに来ようと思いました。
ここまでが2日目です。
西本願寺
西本願寺では、「お西さんを知ろう」というイベントが毎日開催されています。
これは、西本願寺に務めるお坊さんが寺内を案内してくれます。
堅苦しい話ではなく、身近なことから仏教の教えを説いて下さったので、子供もわかりやすかったと言っていました。
西本願寺に参拝されるのであれな、このイベントに合わせていかれることをおすすめします。
このあと、八つ橋の老舗、おたべ本館で生八つ橋づくりと抹茶点て体験をしてきました。
工場見学もさせてくれますので、とても楽しかったです。
そして帰路へつきました。
神社仏閣を巡った子供の感想。私の感想
楽しかった2泊3日の京都旅行。
子供が感じた感想と、私が感じた感想を紹介します。
子供が感じた感想
歴史の本でしか見たことがなかった神社や仏閣を目の当たりにして、歴史が身近に感じられるようになったようです。
京都から帰って来てからは、マンガでみる歴史の本を図書館で何冊も借りて読んでいます。
歴史のあるものは、ガラスケースに入っていたり、遠くから眺めるだけのものだと思っていたけれど、実際に自分で体験できるものもあって楽しかったとも言っていました。
今宮神社の参道で食べた歴史のあるあぶり餅や、安井金毘羅神社の縁切り石のくぐる抜けたことが印象的だったようです。
私が感じた感想
子供に歴史を身近に感じて欲しいと思って企画した京都旅行でしたが、狙い通りの反応をしてくれたので、企画した甲斐がありました。
自分が訪れてみたかった場所にも行けましたし、今話題のインスタ映えのするお寺にも行けることができ、知識の幅が広がりました。
今後、子供が歴史の勉強をして、実際に見てみたいと思う場所があればまた京都に参上したいと思っています。
京都旅行2泊3日プラン、神社仏閣めぐりのまとめ
子供に歴史を身近に感じてもらいといと企画をした2泊3日の京都旅行。
あまりスケジュールを詰め込むことなく、京都ならではの体験を交えた旅だったので、とても満足できる旅行でした。
百聞一見にしかずと云われるよう、やはり、子供に実際の神社や仏閣を見せたことは意義のあることだったと思っています。
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