寒くなるとカフェオレやミルクティ、ココアなどの温かい飲み物が欲しくなりますよね。
その中でもココアはもっともホッとする飲み物だと思いませんか?
ココアっておいしいだけではなく私たちの体に良い飲み物だってご存知でしたか?
実はココアにはストレス解消、ダイエット、生活習慣病予防などの効果が期待できるのです。
美味しく飲んで、体にも良いって…ココアってまさに「神」ドリンクではないでしょうか。
これを読んだらあなたもココアの魅力にハマってしまうかもしれませんよ。
目次
ココアは体に良いと言われます。どんな効果が?
寒くなる季節。
温かい飲み物を飲むと、体が温まるだけでなく気持ちまで温かくなりますよね。
特に甘い飲み物は、より気持ちをほっこりさせてくれます。
中でもココアは甘みが強いので、心も体も温まりたいときにはおすすめです。
甘くておいしいココア
実はおいしいだけではなく、私たちの体に良い影響を与える飲み物だってご存知でしたか。
おいしいだけじゃない、ココアの魅力をさっそく紹介したいと思います。
ストレスに効果あり
まず紹介したい効果は、ストレス解消効果です。
ココアやチョコレートの効果についての研究内容を報告する場である「チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム」というものが毎年開催されています。
このシンポジウムにおいて、ココアにはストレス解消効果があるということが、研究者によって証明されています。
ココアやチョコレートによるストレス解消効果は、ラット実験や人体実験によって証明されていますので、間違いのない事実です。
ココアがなぜストレス解消に効果があるのでしょうか。
その理由はココアに含まれている成分にあります。
その成分とは「テオブロミン」。
テオブロミンには自律神経を整える効果や、緊張やストレスを和らげる効果があり、天然成分としてはカカオからしか抽出できません。
また、テオブロミンは幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を促す効果もあります。
セロトニンには、気持ちが落ち着く効果、ストレス解消効果、緊張状態の緩和効果がありますので、まさに幸せホルモンという名にふさわしい物質です。
ココアを飲むと気持ちが落ち着く、優しい気持ちになる、というのは、これらの成分や物質のおかげなのです。
ダイエットにおすすめ?
ココアは甘い飲み物ですから、ダイエットには不向きな飲み物だと思っている方も多いと思います。
ですが、実はココアはダイエットにはおすすめの飲み物なのです。
ココアがダイエットにおすすめできる理由として、
ポリフェノール
テオブロミン
食物繊維
血行促進
の4つの効果が期待できることが挙げられます。
それでは1つずつその効果を紹介していきます。
ポリフェノール効果
ポリフェノールには整腸作用、体脂肪を抑制する作用があります。
整腸作用が働けば腸内環境が整いますので、便の状態が良くなりますし、便の通りも良くなり、排便回数が多くなります。
便秘はダイエットの敵ですから、排便がスムーズに行くようになると痩せやすくなります。
また、体脂肪が抑制されれば余計なぜい肉がなくなるわけですから痩せる効果が期待できますよね。
テオブロミン効果
先ほどはストレス解消に役立つ成分として紹介したテオブロミン。
テオブロミンには、それ以外にもダイエットに効果が期待できます。
その効果とは、脂肪が体内に蓄積されるのを防ぐ作用です。
脂肪が蓄積されず体外に排出されれば、ダイエットにつながります。
食物繊維効果
食物繊維が豊富な食べ物と言ったら、ゴボウですよね。
実はココアにはゴボウよりも豊富な食物繊維が含まれています。
そして食物繊維の豊富な食べ物を食べると解消されることと言ったら便秘ですよね。
ココアを飲むことでおいしく食物繊維を摂取することができます。
また、ココアにはポリフェノールの働きにより整腸作用もありますので、相乗効果で便秘が解消できることが期待できます。
便秘解消は、ダイエットへの近道です。
血行促進
ココアに含まれるポリフェノールには血の流れを促す効果が期待できます。
血行がスムーズに行われると体温が上昇しますので、代謝が活発になります。
代謝が活発化すると言うことは、余計な脂肪などがスムーズに排出されますのでダイエットに繋がります。
血行促進が期待できる食べ物として生姜がありますが、ココアは生姜による血行促進の即効性には負けますが、血行促進を持続させる働きはココアの方が優れているという実験結果もあります。
生姜ドリンクは苦手だという方でも、甘くておいしいココアで血行促進が期待できますのでうれしいですね。
免疫力の向上
免疫力が向上すれば、病気にもかかりにくくなりますし、アレルギーにもなりにくい身体になります。
先ほども紹介しましたが、ココアに含まれているポリフェノールや食物繊維などの作用によって腸内環境が改善されます。
腸は身体の免疫力のカギを握る重要な器官であるので、腸内環境が改善することで自ずと免疫力が向上します。
免疫力が向上すれば一年を通して風邪をひきにくい身体になることが期待できそうです。
生活習慣病予防
生活習慣病とは、日常生活が原因となり引き起こされる病気です。
例えば、糖尿病や肥満、高脂血症や高血圧、大腸がんや循環器病、脳卒中や心筋梗塞などが挙げられます。
生活習慣病を予防するためには食生活、運動、喫煙、飲酒に気を付けることが重要です。
中でも食生活は最も重要なポイントです。
現在、食生活を見直すことは、腸を見直すこととして注目されています。
腸は24時間休まず働く器官です。
脳からの指令がなくても、腸自身が判断をして活動する器官だということから「第二の脳」とも呼ばれています。
ですから、腸の状態をしっかりと整えていけば生活習慣病の予防に大いに役立ちます。
生活習慣病は、最悪死に至る場合もありますので、しっかりと予防したいものですよね。
もちろんココアだけを飲んでいれば良いわけではありませんが、腸内環境を整える飲み物であるココアを飲むことは、飲んでいないよりもずっと生活習慣病の予防になりますのでおすすめです。
このように、ココアには体に良い効果がたくさんあるのです。
ココアの効果的な飲み方は?
ココアには、私たちの体に良い効果のある飲み物だということがわかりました。
そんなうれしい効果をもたらしてくれるココアを、より効果的に摂取する飲み方をご紹介します。
朝に飲むのがおすすめ
朝食を食べる前にココアを飲むことで満足感が得られますので食事の量を減らすことができます。
また、整腸作用もありますので快適な便通が期待できます。
そして、ポリフェノールやテオブロミンによる血行促進効果によって、体が温まる効果と共に代謝が向上します。
一日の始まりである朝から代謝を上げておくことで、ダイエット効果はますます向上します。
寝る前に飲むのがおすすめ
ココアにはストレス解消効果、リラックス効果がありますので、寝る前にココアを飲むことで安眠が期待できます。
また、血行促進効果によって冷えが解消します。
これも安眠には重要なポイントですよね。
このように、ココアをより効果的に摂取するには、朝ご飯前、就寝前がおすすめです。
ココアの飲みすぎには注意しましょう?
ココアは私たちの体に良い効果をもたらしてくれることがわかりました。
だからといって1日に何杯も飲んでしまうのはいけません。
ココアを飲むためにはいろいろな注意点がありますので紹介します。
糖質に注意
ダイエット目的でココアを飲む場合には糖質に注意が必要です。
糖質はダイエットの敵ですから、できるだけ糖質を制限することがダイエットへの近道です。
ココアには純ココアとミルクココアがありますが、この二つでは糖質に大きな差があります。
純ココアでよく飲まれている「バンホーテン ピュアココア」、ミルクココアでよく飲まれている「森永 ミルクココア」で、ココア1杯分の糖質の比較をします。
森永 ミルクココア ⇒ 約14.1g
なんと、「森永 ミルクココア」は「バンホーテン ピュアココア」の約28倍多く糖質が含まれています。
ですが、これは「バンホーテン ピュアココア」をお湯(水)で割った場合の数字です。
ココアの美味しい飲み方としては牛乳で割って、砂糖をいれますよね。
そのような飲み方をすると純ココアであっても糖質が高くなりますが、ミルクココアほどは高くなりません。
また、純ココアであれば砂糖で糖質の調整ができますので、ダイエット目的や生活習慣病予防の観点からも、ミルクココアよりも純ココアの方がおすすめです。
カロリーに注意
「バンホーテン ピュアココア」と「森永 ミルクココア」をお湯で溶いた場合のカロリーの比較です。
バンホーテン ピュアココア⇒ 約53kcal
森永 ミルクココア ⇒ 約82 kcal
(1杯20gの場合)
カロリーは低いのですが、やはりお湯で溶いただけのココアは味気なく感じてしまいます。
ココアはやはり牛乳で溶くのがおいしいですよね。
では牛乳のカロリーはどうでしょうか。
普通牛乳 ⇒ 約134kcal
濃厚牛乳 ⇒ 約146kcal
低脂肪牛乳⇒ 約92kcal
(1杯200mlの場合)
純ココアには砂糖が含まれていませんので、砂糖などの甘みを入れたいですよね。
ハチミツ⇒ 21kcal
(小さじ1杯7gの場合)
つまり、純ココア1杯を普通牛乳+小さじ1杯の砂糖で作ると約213 kcal、ミルクココアを普通牛乳で作ると約216 kcalとなります。
このように、ココア1杯を飲むことで決して低いとは言えないカロリーを摂取することになります。
ですから、いくら体に良いからと言って常飲することはいけません。
多くても、1日2~3杯を目安に飲むことをおすすめします。
(糖尿病や中性脂肪高め、など制限かかっている人は、この限りではありません)
カロリーを少しでも抑えたい場合は、低脂肪牛乳を使うと約171kcalになります。
私もカロリーを気にしていますので、牛乳は低脂肪を選んでいます。
初めこそ低脂肪の薄さに辟易していましたが、慣れてしまえば問題なく美味しくいただけますよ。
ちなみに、計算上、純ココアとミルクココアのカロリーはほぼ一緒ですが、ミルクココアには調整成分などの余計な成分が含まれていますので、健康を考えると純ココアを選ぶことをおすすめします。
ココアは体に良い?のまとめ
ココアには、ストレス解消効果、ダイエット効果、生活習慣病予防効果などがあることがわかりました。
甘くておいしいココアには、体に良い効果がたくさんあるのですね。
ココアを効果的に飲むタイミングや、カロリーを抑える方法なども紹介しましたので、ぜひご参考になさってください!
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