海外観光客人気ナンバーワンスポット『伏見稲荷大社』は、国内観光客からもインスタ映えスポットとしても大人気。
伏見稲荷といえば、有名な『千本鳥居』です。
でも、その人気故に伏見稲荷は平日でも時間によってとっても混雑します。
そこで伏見稲荷の混雑しない穴場の時間を中心にインスタ映えスポットもあわせてまとめてみました。
朱色の幻想的な鳥居の下で、自分だけの風景を撮りたい方必見です!
これから伏見稲荷行こうと思っている方、ぜひ参考になさってくださいね。
目次
伏見稲荷 混雑するのはいつ?土日だけじゃない平日も大混雑!
伏見稲荷 混雑するのはいつ?
「伏見稲荷へ行ってきたけれど、また大混雑だったわ!!」と行った人から必ず聞く感想。
時期に問わず、混んでいる率が高い印象がとても強いスポットとなってしまった伏見稲荷大社。
私が子供の時を考えると今の伏見稲荷の大混雑、ちょっと考えられません。
もちろん、正月の初詣は最寄り駅から鳥居までが「人!人‼人!の大渋滞」という状況は昔も変わらず。
でも、今のように、平日でも人で溢れ、千本鳥居を通って登るのが「大渋滞!」なんてことはありませんでした。
秋の紅葉シーズンなどは混んでいましたが、それでも現在のような状況ではなかったのでしたから驚きです。
この混雑の理由は、主に二つ。
一つは海外観光客の大人気スポットであること。
テレビなどでも「海外観光客が選ぶ、日本の人気観光地ベスト10」なんて特集が組まれると、必ず伏見稲荷大社がトップに躍り出ます。
そしてもう一つの理由は、「インスタ映えスポット」であること。
これは国内、海外観光客とも伏見稲荷へ訪れる大きな理由の一つですね。
紅い回廊はとっても幻想的。
海外観光客にとってはエキゾチックであり、神秘的な光景でしょう。
日本人観光客にとっても、インスタ映えスポットであり、周辺のカフェでもインスタ映えスイーツがメニューに載っていたりして、女子の心をわしづかみしています。
とはいうものの、大渋滞の千本鳥居の下の写真は避けたいところ。
そもそも、稲荷山を登って日ごろの感謝とともに、ご利益を願うことが本来の目的です。
でもそこは人間の煩悩。やっぱり、人が入り込まない千本鳥居の画像が欲しくなるというものです。
では、いったいどういう時が混んでいるのでしょう?
伏見稲荷 混雑する日は?平日なら大丈夫?
国内外観光客に大人気の伏見稲荷大社。
平日なら空いているんじゃないの?そう思う人もいることでしょう。
残念です!平日もとっても混雑しています。
昔はここまで混んでなかったのですけれどね。
なので、最近足を運んでらっしゃらない年配の方に聞くと「平日は空いているわよ~」なんてアドバイスもあることもあるので要注意。
現在の伏見稲荷。
平日も大混雑です。
ご利益を求めての参拝客ももちろんいますが、主な目的は「撮影」です。
観光客を含む参拝客の人数も多いせいで鳥居の通り抜けに「渋滞」が発生してしまいますが、それだけではありません。
「撮影」のために渋滞が発生してしまうのです。
みなさん、止まって撮影しますよね?
これでちょっと余裕がある時などは通過するタイミングを待ってあげたりする人もいるのです。
そうすると、後ろは自動的に渋滞となってしまいます。
平日でも、紅葉シーズンでなくても伏見稲荷大社は大人気です。
平日だから空いていると楽観しないようにしましょう。
また、雨天だと混雑していないと思うと肩透かしをくらうことでしょう。
友人は小ぶりの雨だったので空いているかなと思って伏見稲荷へお参りにいったら、混んでいたと言っていました。
大雨でしたら別ですが、小ぶりの雨でしたら、特に外国の観光客の方たちには天候は関係ないようです。
雨が降っているから空いていると期待しないほうがいいかもしれません。
また、少し濡れた木々や鳥居がまた風情を醸し出します。
雨にしっとりと濡れた神社仏閣は魅力的で、もれなくその魅力を伏見稲荷も発揮します。
また、冒頭に書きましたが、初詣はと~っても混雑します。駅から大渋滞を覚悟してください。その他行事も然り。
じゃあ、結局、伏見稲荷は空いている時はないのね・・・。
と、がっかりする貴方に耳寄り情報です。
実は混雑を避ける方法があります。
それでは、混雑を避けて伏見稲荷をゆっくり参拝する方法をご紹介しましょう。
伏見稲荷 千本鳥居 混雑しない時間はあるの?混雑を避ける方法は?
伏見稲荷 混雑を避ける時間帯はあるの?
混雑を避けたいなら早朝か夕方からの参拝がオススメです。
今や日本を代表する観光名所『伏見稲荷大社』、国内外から観光客の参拝があり、最寄り駅ホームから賑わっています。
歴史や文化に触れたいと思う外国人、ご利益を求める日本人が混在した、日本の神社仏閣でもちょっと別の雰囲気を醸し出しています。
私達が久々に行った時には、ほぼ九割が外国の方でした。
まるで、私達が外国に観光に来た錯覚を覚えるほど。
日本なのに、外国・・・という摩訶不思議な雰囲気もまた楽しめるという、混雑をポジティブに捉える方法もありますが・・・
混雑していない鳥居で写真が撮りたい!
渋滞無しで歩きたい!
そう思いますよね。
では、混雑しない時間帯ってあるのでしょうか?
ありますよ!安心してください!
混雑しない時間帯があるので、この時間帯を狙っていくと、人の渋滞に巻き込まれずにすみますよ。
実はご存知の方も多いと思いますが、伏見稲荷大社は24時間参拝可能です!
神社仏閣の多くは、参拝時間が決められているところも多い中、伏見稲荷大社は24時間参拝可能なのです。
では伏見稲荷大社、混雑しない時間帯はいつでしょう?
ずばり、
早朝
夕方~
この二つの時間帯です。
個人的には夕方~がオススメです。
早朝を狙うなら6時台を狙いましょう。
8時を過ぎると、かなりの人出です。
ただし、お店はたいていが9時~なので、登拝道にある店はまだ開いていませんのでご注意を。
そして、私のオススメは夕方からの参拝。
よく、神社は夕方や夜に行かない方がいいと言いますよね。
夜の暗い時に行くのは、特に一人ではやはりオススメできません。
でも、夏の夕方からは本当にオススメです。
伏見稲荷 夏の参拝は夕方からがオススメ
では、具体的に伏見稲荷の夏場の夕方からの参拝のおすすめポイントをまとめてみますね。
比較的空いている。
日中よりも涼しい。
夜景が綺麗!
幻想的な雰囲気が更にパワーアップ!
ではそれぞれについて、解説させていただきますね。
について。
駐車場(私達は車で行きましたが、駅からの道中も空いていましたよ)もすぐに停められましたし、参道も渋滞することなく本殿まで行けました。
私達も「夕方だったらちょっと人が少なくて不安?」と思いましたが、これが「程よい参拝客数」だったのです。
奈良や京都のメインでない観光名所くらいの人出で、多すぎず少なすぎず。
お目当ての千本鳥居も並ぶことなく、人も途切れるので無人の鳥居を存分に撮れます。
でも人の気配はそこらにあるので、不安はありません。
について。
最近の猛暑ではこれは重要です。
伏見稲荷は稲荷山という233mの山にあります。
本殿は下にありますが、有名な千本鳥居は山頂の一の峰目指して登っていきます。
階段をひたすら登るので、夕方でもかなりの汗をかきます。
汗拭きタオルやネックストール、水分は絶対に必要です。
ちなみに、登拝道にあるお店や休憩場所に自動販売機が設置されていますが、やはりどこの観光地や山も同じで、価格は高めです。
直射日光にさらされることなく、また夕方は風が吹いて涼しくなるので、夏場の夕方の伏見稲荷参拝は特にオススメなのです。
について。
私達の例を挙げますと、夏場の5時過ぎに本殿にお参りした後、登りはじめました。
道中止まって、写真を撮ったり、休憩したり、参拝したり。早すぎず、遅すぎずの平均ペースで登ったら、ちょうど40分ほどで「四つ辻」という休憩場所に到着。
ここから京都伏見区の夜景が一望でき、休憩場所としても撮影場所としてもオススメの絶景ポイント。
だんだん暗くなっていく京都の街並みと紅い鳥居のコンストラストが美しく、暮れていく色の変化を、じっと楽しむ為にここを訪れる人もいます。
ここで要注意!
山頂は見晴らしが良いと思って、ここをスルーしないでくださいね!
市内の夜景を見るなら山頂ではなく四ツ辻と後からご紹介するもう一か所です!
について。
友人は「ずっと赤い鳥居が続くから、最初はすごいと感激したけれど、途中で飽きちゃった」とのこと。
罰当たりですね~!!
友人の不敬な心がけはさておき、たしかに鳥居が続くので、確かに最初のインパクトは、歩を進めるにつれて反比例すると思います。
でも、夕方からの参拝はそんなことは全く感じさせません。同じ風景ではないので、まったく飽きさせないのです。
夏場の夕方、出発時は明るいです。
じっくり「明るい千本鳥居」を堪能し、撮影もできます。
登っていくと、だんだん暮れてきて鳥居の朱色がだんだん変化してきます。
夕暮れの光が鳥居の隙間から差し込み、これがまたとても幻想的なのです。
そして、いよいよ、暗くなったら見事です。
暗闇に浮かぶ朱色の鳥居が神秘的。
人がいなかったら怖いくらい。やはり神様の山と実感できる荘厳な空気に包まれます。
街灯からの灯が鳥居の間から影を作り、さながら赤と黒の影絵のような美しさ。
夕方からの参拝は光と鳥居が織りなす七変化を見ることができます。
~混雑していない時間帯ならではの特典~
特典は人込みを避けられることでしょう?
その通り!
でも、具体的に言うと、撮影のバリエーションが増える事が挙げられます。
私が夕方に参拝すると、色々な撮影風景に出会いました。
三脚をセットして「連写」で歩く風景を撮影する人。
これ、一人の男性が撮っていました。
「自分のPV?」と思うように、連射の音に合わせて顔や姿勢の角度を変えながらカメラに近づいて歩きます。
三脚をセットして連写は混雑していない時間帯ならではですね。
伏見稲荷大社は京都市内と同じく着物を着た観光客が多いです。
着物と紅い鳥居。これぞエキゾチックショットで、映画の主人公のような写真になるはず。
でも、強者はさらにバージョンアップしています。
小道具(扇子やストールなど)を持ち込んでポーズを取ったり、ガウンを羽織ったりとファッション誌撮影?と思うようなショットを撮影。
これを友人同士でしているから、時代の流れを感じます。
こういう撮影ができるのも混雑時を避けられているからの特典ですね。
また、心にも余裕が生まれます。
みんな「無人の千本鳥居」が撮りたいはず。
誰かが撮影していたら自然に避けたり、通るタイミングを待ったりと、自然に譲り合う余裕ができるのは大きいです。
でも実際に混んでいる時間帯では譲り合うこともなかなか難しい。後から人がやってくるので・・・・
アートでファッショナブルで、神秘的な映像や画像を撮ることができる。
混雑を避けられる時間帯ならではの特典です。
時間帯だけじゃない!伏見稲荷混雑を避ける方法
どうしても昼にしか行けない人もいるはずですよね。早朝や夕方へ行きたくても行けない人はいるはず。
そんな方は「体力と足」で勝負してみましょう。
伏見稲荷は山頂までの案内図があちこちに掲示されています。
みんな、登りながら現在地を確認し「まだここなの?」と疲れた体にムチ打ち先へ進みます。
でも歩いて40分ほどすると到着する「四ツ辻」につくと、地図を見ながら悩みます。
「この先の頂上を目指すべきか?」
「頂上へ行くのなら右回り?左回り?」
四ツ辻を起点として円を描くように道があり、頂点を「右回り」か「左回り」で行くことになります。
この道をぐるっと回ると40分はかかります。
実は、この四ツ辻で上に進まず下へ降りる人が結構多いのです。
夜間などは、この先は街灯が少なくなってくるので、特に下りる人が多いようです。
もう千本鳥居は十分に堪能した。
上に行っても見晴らしは良くないし。
なんて理由から、四ツ辻から引き返して下る人が多いのです。
もちろん、この先も鳥居は続きます。
なので、昼間でも混雑を避けたい、人のいない鳥居を撮影したいと思う人は、四ツ辻より上を目指しましょう。
ぐっと人が少なくなります。
この時のオススメは右回りルート。
鳥居の数が多いのと道のバランスがいいので、撮影するうえでこちらのほうがいいショットが撮れますよ。
伏見稲荷 インスタ映えおすすめフォトジェニックスポット
伏見稲荷大社はインスタ映えスポットが盛りだくさんです。
この章では伏見稲荷のインスタ映え間違いなしの、おすすめフォトジェニックスポットをご紹介します。
千本鳥居
伏見稲荷大社といえば千本鳥居ですよね。
境内案内図では本殿をスタートして千本鳥居となっていますが、前章で触れたように、「四ツ辻」を過ぎてからも鳥居はあります。
昼の参拝などでは、頑張って四ツ辻から上を登って人込みから脱出しましょう。
四ツ辻
特に夜の撮影がオススメ。
伏見市内の夜景を背景に、紅い鳥居が浮かび上がる風景を撮影できます。
荒神峰(田中社)の裏側
田中社に到着したら右へ進みましょう。
右側から裏側に進みます。
お塚とお塚の間を通り抜けることになります。すると、20mほど先のひらけた場所があります。
実はここが稲荷山の一番の開けた絶景ポイント。
伏見市内はもちろん、遠くは大阪まで見通すことができます。
木々や草が刈られ整地された広場で、ここから見る夕日は絶景です。
夜、本宮祭の特に、遠くから稲荷山を見ると赤く燃え上がる鳥居が闇夜に浮かび上がります。
この鳥居の灯があるのがこの広場の特徴で、下や遠くからも見えやすいように、木などが伐採された、とても見晴らしのある空き地となっています。
お稲荷さん
参道から山頂まで、あちらこちらに「お稲荷さん」が鎮座されておられます。
このお稲荷さん、本当に表情豊かで、ポーズも様々。
中にはユーモラスなお稲荷様も。
稲荷茶寮のパフェ
階段で酷使した体にご褒美を。
本殿から左へ向かうと「啼鳴庵」という休憩所があります。
その中のカフェ「稲荷茶寮」でインスタ映えスイーツをオーダーしましょう。
稲荷パフェは鳥居があってとっても可愛いですよ。
インスタ映え間違いなしスイーツ!
また、抹茶パフェも抹茶の上に鳥居があってさながら、稲荷山のよう。これもオススメです。
そして、出来たら座席はぜひテラス席で召し上がってくださいね。
伏見稲荷 千本鳥居のまとめ
国内外の観光客で大人気の伏見稲荷大社。参拝の時間帯を早朝か夕方からにすると比較的混雑を避けることができます。
せっかく参拝したら、やっぱり千本鳥居で人のいない写真を撮りたいもの。
そんな時はこの時間帯を狙って参拝してみてください。
また、どうしても昼しか・・・という人は、四ツ辻から上を頑張って登ってみましょう。
人の数が減るので、撮影チャンスがきっとあるはず。そして伏見稲荷はフォトジェニックスポットがたくさん。
千本鳥居はインスタ映え間違いなしですが、田中社から眺める夜景、お稲荷さん、スイーツなど楽しみはたくさんあるので、ぜひ伏見稲荷大社の参拝を楽しんでみて下さいね。
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