若者の車離れもあり、日本を代表する産業、車業界で元気な軽自動車。
軽自動車のメリットデメリットをまとめてみました。
若者から年配者まで人気の軽自動車ですが、どんなメリットがあるのでしょう?
デメリットはないのでしょうか?
また、安全性に問題あり?という声もありますが、本当でしょうか?
普通乗用車、軽自動車の両オーナーならではの視点でまとめてみました。
これから軽自動車を購入しようと思っている方は是非参考になさってくださいね。
軽自動車の8つのメリット
車業界で人気の軽自動車。車離れが言われている中でも軽自動車はバンバン売れています。
CMも軽自動車多いと思いませんか?
そんな軽自動車、メリットはたくさんあります。
昔の軽自動車に比べて、走行性能、乗り心地、車内スペースやインテリア、外観などすべてがグレードアップしている軽自動車。
そのメリットをまとめてみました。
とにかく維持費が安い!
同じ燃費の普通乗用車と軽自動車を比較してみると年間約12万円の差が出る計算となります。
つまり一月に一万円安いのです!
自動車税
毎年5月に送られてくる自動車税の納付書。
これが排気量によりますが、普通乗用車だと39,500円ほど。(エコカー減税や15年過ぎた車などは除外しています)
軽自動車だと10,800円です。
四月はなにかと入用の方も多いですよね。
そんなピンチな月が過ぎた時にやってくる自動車税。
およそ4万円を払うのか、およそ1万円で済むのか。
この差は大きいと思いませんか?
維持費
その他の大きな維持費の差は、部品代、特にタイヤ代が安いです。
これも下手すれば四分の一の値段の差がでます。いや、こだわればもっと差は開くでしょう。
その他、任意保険料に車検代金もそれぞれ20,000円ずつ違いますし、車検時にかかる重量税、これなど約25,000円の差が出るのです。
もちろん、ガソリンはもちろん、オイルや消耗部品も軽自動車の方が安いです。
年間に12万円以上の差、旅行にも行けますし、貯金もできますね。
小回りが利く!
私の住んでいる場所は、ナビに誘導されると奥まった細い路地に誘導される場所もしばしばあります。
そんな時でも「駐車場がある家の前ならどんなに狭くても通行できる!」という強気の姿勢で進めます。
また、旅行先などでも、国道を走っているのに、いつしか『酷道』に・・・なんてこともありました。
でも舗装されているし、自動車通行不可の看板もなかったので大丈夫だろうと峠を越えていくことも。
要は林道でも軽トラックが入れる場所なら、軽自動車は進めるわけです。
ただし、今時のお洒落な軽自動車は車高が高いのもありますので、注意は必要ですよ。
ママさんと年配者にやさしい車
軽自動車のターゲットとなるユーザーはセカンドカーとしてママさんが乗るか、足として欠かせない年配者が乗るか、その人たちをターゲットにしています。
なので、ママさん目線、年配者目線で車がデザインされています。
ママさん目線ということは小さなお子さんにも優しい作り。
ドリンクホルダー、傘フックや荷物フック、後ろの座席(お子さん)が見やすいミラー、車内へのステップや移動もしやすく、前にも移動できる・とにかくやさしい作りです。
年配者向けにも座席から降りやすく、座高が低くても見渡しやすい視野を確保したフロントウィンドウ。
バックカメラなども標準装備の車も多くなってきました。
燃費がよい
維持費にも関係しますが、別項目でメリットとして挙げます。
もちろん普通乗用車の電気自動車にはかないません。
でも、最近の軽自動車はハイブリッド的なものが多く出ており、燃費がずいぶん良くなりました。
昔は、馬力が無いので、坂道が多い所だとかえって燃費が悪い・・・と言われた軽自動車ですが、今は普通上昇者のエコカーと競い合う位の燃費です。
電気自動車(EV)自動を各社がバンバン出してくれることを待ち望んでいますが、普通車サイズが低コスト化、量産化、普及化した後になるかなと思います。
三菱で発売されていますが、高いですし、日産からもEV軽自動車が発表されました。
安いEV軽自動車が普及すればいいなあ・・・と願っています。
狭いスペースでも駐車しやすい
小回りが利くというのと関係していますが、これは駐車スペースという日々の維持費にも関係してきます。
自宅の駐車場のスペースが軽自動車だと余裕が生まれるので、スクーターや自転車も置きやすいですよね。
また、駐車スペースが狭い場所でも楽々と駐車できます。
何度も切り返しがいりません!
日常ユースにストレスフリーなのが軽自動車なのです。
車内スペースが広い
これ意外ですよね?
コンパクトカーよりも軽自動車の方が広く感じるくらいです。
車内の天井も高くしてありますし、フロントウィンドウも広く取ってあるので、視界が開け、とっても広く感じます。
また四角いスペースのものが多いので、でっぱりやドアの厚みなど無駄がありません。
その分とっても広いのです。
人気のダイハツ タントなどは天井が高く、ゆったり感が出ています。
デザインの良さ、多様性。
デザインがとてもよく考えられています。
先ほど書いたように、女性に人気なかわいいデザイン、年配者にもおすすなデザイン。
も本当に、軽は「小さい車!」っていう概念は薄れ、いろんな世代が選ぶことのできるデザインがそろっています。
選びがいがありますよ^^
エンジン音が、普通車に近づいてきた。
エンジン音が良くなっています。また静かになってきています。
ただ80キロ以上近く出すとちょっときついか^^
デモ、高速道路など、普通車をスイスイ追い越している軽自動車見かけます。
軽自動車の7つのデメリット
第1章では軽自動車のメリットばかり挙げました。
では、デメリットはないのでしょうか?
普通乗用車、軽自動車の両方を運転して、デメリット。
やはりちょっと感じてしまいます。
それでは、軽自動車のデメリットをまとめてみましょう。
車体に厚みがないので断熱効果が薄い
薄っぺらい車体なのでとにかく暑い!
これは猛暑の日など、痛切に感じます。
本当に暑いですよ~。
もちろん寒さも普通乗用車より寒いです。
足元など、雪の日などは特に感じますね。
パネルをはがすと空間があるので、ここに断熱材を入れてくれたらなあ・・・
断熱効果のある塗装でカバーしてくれたらなあ・・・
これを特に感じてしまいます。
でも、販売価格、高くなっちゃうのでしょうね。
軽自動車なのに高い!
最近の軽自動車人気に、どうも足元を見られているような、『高級軽自動車』が多いと感じる今日この頃。
100万円ちょいで気軽に買える軽自動車がいつの間にか、200万円。
下手すれば普通乗用車、コンパクトカーよりも高い!
四駆のジムニーやスポーツカータイプの軽自動車ならわかりますよ。
「大人の楽しみ」の車ですから・・・。
でも、日常の足としての軽自動車は違いますよね?
年金暮らしの年配者、子育てで育休中のママさんが乗る軽自動車です。
メーカーさん、高くていいものではなく、安くて良いものを!と思ってしまう今日この頃です。
車体が軽いので強風の時怖い!
強風時に橋や高速を走っていて感じます。
風圧でフワっとハンドルを取られてしまいます。
もちろん車種によっては車体重量を下に工夫してあって影響の受けにくいものもありますよ。
でも、やっぱり元々の重量が軽いのに加え、箱型の軽自動車などは特に怖いですね。
どっしりと安定なら普通乗用車だな~って感じます。
電気(EV)車がない!
あるにはあるのですが、とても日常ユーズには帰る値段じゃございません。
普通乗車のように、
「ガソリン車にしようかしら?」
「それとも電気自動車にしようかしら?」
なんて、選べる時代が早くくればいいな~って思う今日この頃です。
でも、走行距離が短いから、実用的ではないかな?
安全面で不安がある
安全装備、標準化もかなりすすんでいるとはいえ、薄っぺらい車体、心配ですよね。
詳しくは次の章でご紹介!
やはり馬力が劣る
加速に難があります。
それと坂道は、「がんばれ!」と言いたくなります(笑)
4人しか乗れない
居住性は良くなったし、大人実質的には5人乗れるのですが、法律的には4人しか乗れません。
「あ~!軽じゃなかったらもう一人乗れたのに・・・」ってこと結構あります。
軽自動車のデメリット、安全性に問題あり?
メーカーの肩を持つわけじゃありませんが、軽自動車の安全装備、かなり進化しています。
自動ブレーキはもちろん
バックカメラ
車線はみだし警告
360°カメラ
エアバック
などなど。
ターゲットがママさん、年配者だからというのもありますが、その年代に多い事故の原因となりうるものに特化した工夫をしていると思います。
しかし!しかしですよ!
やっぱり車体が薄いので衝突事故には脆い。
これが現実。
私は二度もらい事故経験があります。
普通自動車でももらい事故経験があります。
注意していても、自動車で運転している時間が長いと
もらい事故の確率は増えてしまいます。
その時の事故衝撃は普通乗用車と軽自動車は全くと言って違いますね。
やはり薄く、軽く作られているからというのもあるかもしれません。
また、荷室スペースの奥行が短い分、後ろからの衝突が後部座席への大きいダメージとなってしまいます。
その為各社が色々と安全策を講じてらっしゃるのですが・・・
でもやはり普通乗用車に軍配が上がりますね。
とはいっても、最近の軽自動車は安全装備はもちろん、躯体の安全補強なども進化しています。
あとは「薄っぺらさ」かなあ・・・。これを改良してくれたら、もっと安心なのだけれど・・・。
軽自動車のメリット デメリットのまとめ
維持費、小回り、安全装置に広い空間と軽自動車にはメリットがたくさん!
それでも普通乗用車も乗っている視点からすると、車体の薄さによる断熱性、安全性などはデメリットと感じます。
車離れを危惧した各車メーカーがエコカーに力を入れるのと同じくらい、軽自動車にも治からを入れています。
もっと安くて良い軽自動車を企業努力で販売してくれたら・・・と願う位、やはり軽自動車は日常使いの強い味方なのです。
メリットがたくさんある軽自動車ですが、デメリットも確かにあります。
普通乗用車含め、ご自分のライフスタイル、家族構成に応じて選ぶといいと思いますよ。