フィリピンのボラカイ島は環境保護のため、2018年の4月から10月まで半年間、観光禁止になっていました。
観光禁止が解けた後の禁止事項もあります。
そんなボラカイ島の観光スポット、おすすめのビーチ、おすすめのホテル、また治安や物価などをわかりやすく解説します。
アジアの、いえ、世界のベストビーチとして世界中から注目されているフィリピンのボラカイ島は、その透明度、ホワイトサンドの美しさ、そしてモールの充実など観光客が喜ぶものが揃っており、最高のロケーションです。
目次
ボラカイ島観光 禁止事項
フィリピンの美しい離島、ボラカイ島。
あまりの美しさに観光客が増え、しかしそのために、ごみの散乱や海の汚れがあって、一時観光禁止になったことがあります。
その期間は、2018年4月から同10月の半年間。
やっと解禁されました。
しかし美しい景観を保つために、禁止事項がたくさんあります。
禁止事項を上げます
1、 ビーチでの飲食禁止(レストランではお酒等は飲めますが、持ち込みは禁止)
2、 ビーチでの喫煙禁止
3、 ビーチでのパーティー禁止
4、 ビーチでの焚火禁止
5、 ビーチでの露店営業禁止
6、 ビーチで、砂山作りの禁止
7、 ごみのポイ捨て禁止
8、 砂の持ち帰り
9、 ビーチでの排尿排便
10、 ビーチフロントにペット連れ込み禁止
これらを守って、・・・じゃあ何ができるの?っていう疑問。
純粋に、この美しい景色と砂浜を楽しみ(間違いなくきれいなビーチです)、遊泳を楽しむこと。ウィンドサーフィン(カイトサーフィン)も初心者でも楽しめます。
ボラカイ島のおすすめ観光スポット
ホワイトビーチ
やはりここを挙げないわけにはいきません。全長4キロに渡るロングビーチは、真っ白で本当に美しいです。
そして遠浅であり、かなり沖の方まで入っていっても足がつくので子供たちを遊ばせるにも安心です。
ただ人がとても多いのがちょっと残念です。
それでおすすめは早朝の時間帯で7時から9時くらいまでです。それ以降になると、かなりの観光客、そして呼び込みがやってきますので、うるさくなります。
サンライズから数時間、海を照らす太陽とホワイトサンド、そして透明度の高い海は見事です。
そしてこの周辺にホテルやレストランが集結しており、食事も買い物も存分に楽しめます。
プカビーチ
ボラカイ島の最北端に位置するプカビーチは、ホワイトビーチと比べるとマイナーなビーチですが、ボラカイ島の中で、最も透明度が高いと評判のビーチです。
ここのビーチの特徴は、なんといっても砂浜がシェル、つまり貝殻でできているということです。
歩くとその貝殻を踏みしめる音がします。
そしてホワイトサンドとは違う、独特の色をした砂浜がまたとても風情があり、いい感じなのです。
そして岩場があったり、海流の流れがあるのか、海水魚が集まりやすく、シュノーケリングポイントとしても絶好の場所です。
このビーチは、レストランなどは少なめですが、木陰で休んだりするところがあり、またツアーボートが立ち寄ったりするスポットにもなっています。
このプカビーチがボラカイで最も気に入ったビーチであり、何度も遊びにいきました。
いつまでもこの景色を眺めていたくなる、そして呼び込みなどうるさい感じがなく、落ち着けるのでお気に入りです。
Dモール
ボラカイ島のショッピングモールです。
ショッピングモールといっても、エアコンの効いたビルや建物の中にあるのではなく、いわばアウトレットモールのようなスタイルです。
外にいろいろなお店が並んでおり、雨が降ると濡れてしまいます。
ここが観光でのお土産や食事をする拠点となっている場所であり、ローカルのフィリピン料理から地中海料理、韓国料理、和食、洋食、中華など、世界中の食を楽しめます。また手軽に小腹を満たすことができる、ファストフードやスタバといったカフェも入っています。
ビーチに飽きたら、このDモールで遊ぶことができますし、ネットの入ったカフェでサーフィンをしながらくつろぐこともできるでしょう。
ただ料金は高めです。全体的にフィリピンの物価よりも2倍以上であり、ここだけは東京とあまり変わらないのではないかと思うほどです。
各種ツアー
ホテルでもビーチにいても、とにかくいろいろなツアーの勧誘があります。
日帰りでのシュノーケリングから、マリンスポーツ、クルーズ船でのツアーなど様々です。
マリンスポーツに興味のある人にはトライしてみる価値があります。
ただ料金にはかなり違いがあります。
値段を交渉すればかなり安くなることも少なくありません。
ツアー料金は、全体的にちょっと高いと感じたので、私たち夫婦は参加しませんでした。
お土産に購入したいキーホルダー
ビーチ沿いの幾つかのお店では、南国ビーチらしいボラカイのキーホルダーが売られていますが、そこの幾つかでは、その場で自分の名前を入れてもられるサービスがあります。
スペルを言うとすぐに、選んだキーホルダーにペイントしてくれるので、思い出になります。
3つくらい購入しても200円にもならないほどなので、お土産におすすめです。
カップルでお互いに同じ名前入りのキーホルダーを持つのも良いかもしれません。
ボラカイ島おすすめホテル
ボラカイ島にはホテルがかなりの数ありますし、現在建設中の建物も少なくありません。
より取り見取りな部分がありますが、基本ホテルはホワイトビーチエリアに集中しています。
ただこのエリアは夜中まで賑やかでうるさく、声の大きなアジア系の観光客が多いので、ちょっと気になるかもしれません。
それでおすすめホテルとして、今回宿泊したホテルソフィアです。
ここはホワイトビーチから、かなり離れたヒルトップのホテルで、ボラカイ島の中でも有数の高さに位置しています。
このホテルからの眺めが素晴らしく、遠くボラカイの海を眺めることができるし、裏は山になっており、本当に静かです。
西洋風のホテルは、実にお洒落で、小さなプールが付いています。
朝食は、フィリピンスタイル、そして洋風スタイルを選ぶことができ、ホテルのレストランで食べることができます。
洋風の音楽が流れ、実に雰囲気が良いのです。
ここがなぜおすすめかというと、単に見晴らしがいいとか洋風だからというだけではありません。
観光スポットであるホワイトビーチエリアにはかなり遠く歩いていける距離ではないのです。
ホワイトビーチへの送迎バスあり
でも、このホテル、1時間に1本送迎車が走っており、ホワイトビーチに近いDモールまで送迎してくれて、しかも帰りも、その場所に戻ってきてくれるのです。
この時間に合わせて行動すれば、ほとんど歩かずに、ビーチにも、そしてレストランでの食事も買い物も楽しむことができてしまいます。
とても時間に正確であり、実に楽でした。
ホテルの夜は、雑踏から解放され、のんびりと落ち着くことができます。
そしてお気に入りのプカビーチにも、25分ほどかければ歩いていくことができました。
このホテル、1泊5500円ほどだったのですが、シーズンオフということもあり、半額で宿泊ができました。雨季でも雨は全然降らず、お得な旅行ができました。
ボラカイ島の治安と物価
ボラカイ島の治安はとても良いです。
夜遅くまでウロウロしていましたが、リゾート地は安全ですし、裏通りになると、フィリピンのローカルエリアがあり、そこも夜に歩いてみましたが、問題ありませんでした。
食事に関してですが、あまりに観光地のレストランが高いので、ローカルの人たちが食べる食堂のようなところに行ってみましたが、かなり安く、おいしかったです。
ただ全体的に肉料理で、野菜が少なかった印象です。
物価はローカルエリアであれば、1人200円ほどで1食食べられます。
レストランだと、フィリピン料理店でも700円くらいしており、異国料理だと1000円を超えてしまいますので高いです。
ボラカイ観光のまとめ
ボラカイ観光は、ロケーションとしては最高で、是非一度は訪れて欲しいベストビーチです。
早朝のホワイトビーチ、そしてプカビーチは見事です。
ホテルの質も全体的に良いものであり、おもてなしの精神があります。
ただちょっと気になったのは、韓国人がとても多いということです。韓国人向けのお店も多く、韓国人が経営しているカフェやレストランも少なくありません。
その次に中国系が多く、全体的に声が大きいのです。
タイのビーチのように欧米系がほとんどを占めるという雰囲気ではなく、どちらかというとアジアの客層のビーチという感じがしてしまいました。
そうした点が気にならなければ、このボラカイは申し分なく素敵なビーチであり、カップルでも、ファミリーでも楽しめる海外旅行になるでしょう。