紫陽花のドライフラワーの簡単な作り方。失敗しない方法

紫陽花ドライフラワー梅雨の花の代表選手の紫陽花。

実は、最近ではドライフラワーでリースを作ったりアレンジメントをしたりと花が終わってからも楽しむのが人気です。

そんな紫陽花のドライフラワーの失敗しない簡単な作り方をご紹介したいと思います。紫陽花色を残すコツも併せてご紹介しますね。

スポンサーリンク

紫陽花のドライフラワーの簡単な作り方

 
1

どんな紫陽花でもドライフラワーはできるの?

紫陽花のドライフラワーは人気で、お洒落なカフェや雑貨店でも御覧になったことがあるかもしれません。

紫陽花 ドライフラワー

微妙な色合いのたくさんの花(がく片)をつけた紫陽花のドライフラワー、

 「花びらが落ちないか?」
 「色がこんなにきれいに残るのはどうしたらいいの?」
 「簡単な作り方は?」

など疑問も浮かんでくることでしょう。

それらの疑問にお答えしたいと思います。

 それは「品種を選ぶこと」です。

紫陽花ならどんな紫陽花でもドライフラワーになるわけではありません。

ドライフラワーに向いている品種があるので、それをドライさせたほうが確実です。

今、流行りの「秋色アジサイ」はPH値に関係なく、開花中に色の変化を楽しめます。

例えばアナベルは「薄い緑のつぼみ」から「クリーム色の花」そして「白い大輪の1状の花」から「ライムグリーンの手毬状の花」へと変化します。

秋色あじさいは「ヴィンテージ色」が人気なので、西安やピンクドゥードゥルなどが同じくくすんだ緑からアンティークピンクの指し色が入り、少し紫も入り・・・と本当に微妙な色の混ざり方で変化していきます。

花の状態がよくて、自分好みの色の時にカットしてドライすることができるのです。

ドライにできるかどうかは、「花の花色が変化する」ということが目安です。

「花色が枯れるように変化する」品種はドライには難しいでしょう。

次に挙げるアジサイは初心者でも簡単にドライフラワーにできる品種ですので参考になさってくださいね。

2

紫陽花のドライフラワーに向いている品種は?

アナベル

アナベル

簡単で、花付きも良く、管理も簡単で、ドライフラワーにも簡単にできる。

まさにアナベルは万能選手です。

庭のホワイトガーデンではその大輪で存在感を示し、すぐに切り取らなくても、だんだん緑に変わってくる様を楽しめて、そして、それをカットして、生けて、それからドライフラワーへと生まれ変わる。

冬まで楽しめるのですから、迷ったときにはアナベルをおすすめします。

ハイドランジア ピンクドゥードゥル

ハイドランジア ピンクドゥードゥル

開花期は4~7月と長くとても花もちのよい品種です。

装飾花がカールしていて、最初は薄緑色で、そこから徐々にアンティークピンクへと変化します。

ヴィンテージ色の変化を楽しむ「秋色アジサイ」としても人気です。

ドライフラワーでも色が残りやすいです。

ハイドランジア 西安 

ハイドランジア 西安

西安も色の変化を楽しめる「秋色アジサイ」です。

薄緑に紫がかった桃色が少しずつ色づけていきます。花びら(ガク片)の縁が少しフリル状になっているのがとても愛らしい紫陽花です。

秋色アジサイとしてとても人気の品種です。

マジカルレボリューション

マジカルレボリューション

マジカルという名の通り、不思議な色合いに変化する紫陽花です。

マジカル系などとして販売されています。

秋色あじさいとしてとても人気です。

青系、ピンク系などあり、土性PH値によって調整可能で
す。

3

紫陽花のドライフラワーの簡単な作り方

失敗しないため、重要なのは「切る時期」です。

花が終わって変色して水分がなくなってからは遅いです。

前述の秋色あじさいは、色の変化をするのでわかりにくいかもしれませんが、一番きれいな時期(花の形、色など)に花をカットする必要があります。

色がくすんで、花をちょっと持っただけでパラパラ花びらが落ちて・・・とならない為にも切る時期を適切にしましょう。

花が大きく開いて、装飾花に厚みが出たら、カットのサインです。

つぼみから開きたてはまだ厚みがまだ薄いので、ドライフラワーにすると壊れやすいです。

水をしっかり吸って、装飾花の花びら(ガク片)に厚みがでると、壊れにくいドライフラワーにできます。

ピンクドゥードゥル

ピンクドゥードゥル

花から三節目の上を見てみてください。

脇芽(葉や茎の付け根から出る芽)があります。

脇芽画像

脇芽より上をカットしましょう。

脇芽カット

少し水を吸わせるために花器に生けましょう。

花器入れ

茎からドライフラワーでは茎に、花の頭部分のみなら頭部分を取った部分に紐やリボンをつけましょう。

茎に紐

風通しが良く、直射日光の当たらない場所に頭を下にして吊るして乾燥させましょう。

吊り下げ

スポンサーリンク

紫陽花のドライフラワー、失敗しないようにするには? 

前述のように
 「簡単な品種を選ぶこと」
 「適切なタイミングで切ること」
 「水をいったん吸わせること」

これが紫陽花のドライフラワーを作る際に失敗しないコツです。

あと付け加えるならば、

  切る日の気候や時間帯も挙げられます。

午前か午後、できれば朝に切ること。紫陽花の花の時期は気温が高くなっています。

秋色アジサイでしたら、8月後半のアジサイもあるかもしれません。

水不足では装飾花おしおれがちで、そのままドライにすると色も耐久性も劣ります。

切り花でも朝のみずみずしい時間帯に切るほうが元気ですよね。ドライフラワーも同じです。

また、梅雨や台風の時期だと雨も多いです。

水を吸い上げることは重要なポイントですが、花自体が濡れていると、カビや変色の原因になってしまいます。

晴れた日の朝が一番適切な「カットの日」となりますので、実践してみてください。

紫陽花のドライフラワー 色を残すには?

ドライフラワー

1

紫陽花のドライフラワ-の色を残すのは難しい?

ドライフラワーの色を残す、簡単なようで、実はこれが一番難しいかもしれません。

やはり、ここでも重要なのは「切る時期」になります。

例えば、アナベルは薄緑のつぼみからクリーム色の小さな手毬状の花になり、そして生成りホワイトの大きな手毬のような花になります。

アナベルつぼみ

アナベルつぼみ

そしてそのままにしておくと、ライムグリーンの花になりますが、ここでは手毬の大きさも装飾花の開き具合も変わりません。

この時期が切る時期です。

装飾花の咲きに少しくすんだピンクが入った時もいいです。

白っぽいドライフラワーにしたいか、少し赤みがかったヴィンテージっぽいドライフラワーにしたいかによって、カットの日を決めましょう。

また、ここで注意すべきは、装飾花が丸くなり始めてからでは遅いということです。

開ききった後、花びらに厚みがあるとき、またしぼみ始めてない時期、色味が自分好みの時期、これらの条件は一瞬で過ぎてしまいます。

咲き始めたら、細目に花の様子をチェックしましょう。

紫陽花のドライフラワーの色を残すためには「切るタイミング」が重要なのです。

2

紫陽花のドライフラワー、綺麗な色にするには?

直射日光の当たらない、風通しの良い場所、湿気やホコリの溜まりにくい場所で乾燥させてください。

折角、綺麗な時期に切って、吊るしても、直射日光が当たるとすぐにパリパリに日焼けしてしまいます。

また、風通しが悪い場所だと、装飾花がしんなりとしてしまいます。

そして、湿気やホコリも大敵です。適切な場所で吊るしたのに、生活の湿気やホコリが溜まっては元も子もありません。

このようにお伝えすると、「やっぱり、紫陽花のドライフラワーは難しいじゃないの。」と思われるかもしれません。

でも、ご自分が紫陽花になったつもりになってイメージしてみてください。

ハンモックで寝て一番気持ちのいい場所をイメージされるといいと思います。

直射日光、湿気、ホコリ、ある場所で快適にすごせないのと同じなのです。

吊るす場所に悩んだら、自分がハンモックで寝るのなら・・・をイメージされると簡単ですよ。

人も紫陽花も気持ちよく眠れる場所は同じなのです。

紫陽花のドライ フラワーの作り方のまとめ

ご紹介したとおり、アジサイのドライフラワーの作り方はとても簡単です。

切る時期を見逃さなければ大丈夫。

そして、それが結果的に来年に紫陽花が花を咲かせることができるので、一石二鳥です。

紫陽花ドライフラワー

ただ、注意点として、花を咲かせて色の変化を見る、いわゆる「秋色あじさい」を長く楽しめば楽しむほど、剪定の時期が遅れるということになるので、翌年の花は少なくなる可能性が出てきます。

ただ、その場合、「強剪定」をして株を強くさせる年と割り切ってしまう、若しくは、少しだけ花を残して、その他は、花後すぐに剪定して、来年の開花の準備、残している花で秋色アジサイとドライフラワーを楽しむ、そんな方法も良いと思います。

紫陽花は梅雨の時期の花というイメージがあるかもしれませんが、こうして、花の色の変化秋まで楽しみ、そして、花器に生けたり、ドライフラワーにしたりして、一年中楽しめる花だということに驚かれたのではないでしょうか?

お庭に紫陽花がなければ、切り花を買ってきてもドライフラワーは作れます。

その場合は必ず、装飾花の厚みがあって、しっかりと水が上がった紫陽花を購入してください。

そして、すぐに水上げをして、いったん水をしっかりと吸い上げさせてください。

その後の手順は前述のとおりです。

毎年様々な品種が出るアジサイは母の日のギフトでも人気です。

また、フラワーアレンジメントとしても人気です。

庭に地植えでも、プラウンターで育てるのも、管理がしやすく、丈夫なので、初心者にも扱いやすい、それが紫陽花です。

そして、育てやすさに加えて、ドライフラワーにしやすいのも紫陽花なのです。

紫陽花の別名の通り、「七変化」するさまを楽しみながら、ドライフラワーにしてみてはいかがでしょうか?

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする