中学受験を検討しているご家庭も増えてきました。
そこで、中学受験塾へ入塾前に取り組むと良い算数の問題集をまとめてみました。
低学年、中学年、塾のクラス分けで上位クラスに入りたい方向けにレベル別に情報収集してあるので、中学受験の準備の参考にしてみてくださいね。
また、今は中学受験を考えていないという方も、入塾時期に慌てないためにも、日々の勉強の一環として取り組まれてはいかがでしょうか?
目次
中学受験塾へ入塾前に おすすめ問題集 低学年編
入塾前のイメージとして、学ぶべきことをざっとご説明させていただきます。
一般的に、入塾前には小6までの学習内容をさらっと知っておくといいと言われています。
もちろん何もしていなくても入塾後にどんどんクラスが上がるお子さんもいます。
もしお子さんが素直で、一緒に勉強をするのを嫌がらないタイプでしたら、先取りでどんどん進めるのがオススメです。
アドバンテージがあるのはもちろん、入塾後に難しい問題へと移行(上位クラスに入る)ことができるので。
時間がある低学年では、学習習慣をつけと丁寧な勉強をするといいと言われていますが、中学受験を目指していたらそれは当たり前、時間がある時に、様々な体験や思考力を使うことをオススメします。
以上の事をご理解いただいたうえで、ご紹介する問題集を活用されると、親子で無理なく楽しみながら、入塾前のお勉強をすることができると思います。
算数おすすめ問題集 低学年編
低学年では基本問題(計算、文章題、図形)と共に思考力問題(パズル系)を取り組むのがオススメ。
でもこればかりでは、文章を読むのが嫌い・・・となりかねないので、文章も入った問題集もするほうがいいでしょう。
計算ばかり、パズルばかり、文章題ばかりとならずにバランスよく取り組むほうが安心です。
目標は六年のカリキュラムを小3年の夏休みまでに終わるイメージです。
問題集のレベルを落として、ざっと6年までの範囲を終わらせましょう。
サクサク進むお子さんは中学受験塾へ上位クラスに入るためにの問題集を参考になさってくださいね。
バランスよく小6範囲までの学習、長期休暇のドリルにオススメ
「Z会 グレードアップ問題集」
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各学年あります。
標準問題が多いので、毎日の学習の習慣化にもおすすめです。
Z会シリーズの問題集は良問が多く、スペースも広いので、子供が見やすく、拒否感を持ちにくいと思います。
学校学習の補強にも適しています。
長期休暇のドリルとして取り組んでいました。
もちろん、ベースとなる問題集として取り組むのにも適しています。
学年相当と考えず、理解したらどんどん先に進めることで無理のない先取りができるでしょう。
中学受験を考えていたら、先取りで進めていくのがオススメ。
苦手単元の習熟や基礎力固めにオススメ
「小学算数計算問題の正しい解き方ドリル」旺文社
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各学年あり。
このシリーズは計算問題、文章題、図形と分かれています。
手ごろな価格、薄さも適度なのでどんどん進めたら子供が達成感を感じます。
一単元の量が適当で、説明も丁寧なので、子供が一人で進めることができます。
計算が苦手という子は、この問題集で苦手な単元、学年まで戻って取り組むと、抜けがないでしょう。
これで小6範囲まで終わらせてからハイレベへ移行したので、負担なく進めることができました。
ざっくりと小学生の範囲を終わらせたいが、無理なく進めたい、基礎の抜けがないようにしたいという方向けの問題集です。
朝の10分間の学習習慣の定着にオススメ
「小学1年生のたしざん・ひきざん(毎日のドリル)」
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これも学年シリーズであります。
切り離して使えるので毎朝の取り組みにぴったりな量とレベルです。
入塾後には、朝に計算をしていくようにと指導される塾も多いので、計算問題を毎朝するという習慣をつけておくほうがいいですよ。
この学研教育出版でもくもん出版でも「5分間シリーズ」でも本屋さんで実際に手に取ってお子さんにぴったりなものを選んで使うといいと思います。
切り離して5~10分で取り組める計算問題。
絵などがないドリルがオススメです。
これらのドリルも、学年関係なく、どんどんすすめるといいと思います。
学年別ではなく単元別に小6まですすめたい人にオススメ
「いっきに極める算数」シリーズ
学年に沿ってするのではなく、単元で攻略していく方が効率的なお子さんもいることでしょう。
それぞれの単元を学年関係なく一気に終わらせることができます。
このシリーズをメインに、とりあえずざっと小6標準レベルを終わらせることもできます。
朝にするのには向いていません。
先取り用メイン教材として使うか、長期休暇用の復習や先取り予習、苦手単元のみの習熟用にちょうど良いボリュームです。
入塾テスト上位クラスを目指す人の基礎力固めにオススメ
「ハイレベ100 算数」
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中学受験を視野に入れている低学年の学習では一番のオススメ基礎問題集。
学校レベルの計算や文章題が解けるお子さんはこれをどんどん進めていきましょう。
価格と分量、レベルのバランスが優れた問題集です。
唯一残念な点は、3年生までしかないという点。
その後は入塾するからをイメージして作られているからでしょうか。
この問題集の上のレベルが「最レべ」になりますが、最レベの前にハイレベで基礎をしっかりと、学年先まで取り組むといいと覆います。
親のフォローも必要かもしれません。
嫌がったり難しかったりする場合は、Z会や旺文社などの問題集をしてから取り組むといいと思います。
我が家の場合、1年生のうちに3年まで終わらせてから「最レべ」など他の問題集へ移行しました。
苦手単元や躓いた単元は、旺文社の問題集の該当問題をしていました。
絵やイメージで理解したいというお子さんにオススメ
「小学4年生までにおぼえたい」シリーズ
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絵などをイメージしたほうが理解しやすいというお子さんに向いている問題集です。
カラーなので、とっつきやすいでしょう。
演習量は少ないので他の問題集の補助として適しています。
低学年でもわかりやすいように絵を使って丁寧に説明されてあるので、躓いた単元の補強としても使いやすいシリーズです。
四則計算の次に取り組むと、中学受験の算数の基礎概念を学習しやすいです。
演習量が少ないので、定着させるためには他の問題集で演習する必要があります。
楽しみながら柔軟な思考力をつけたい人にオススメ
「天才ドリル」シリーズ
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一見何の特になるかどうかわからない点つなぎですが、立体感覚、空間認知能力を高めるためにとても大切です。
高学年で扱く図形や立体のセンスを低学年から遊びを通して養っておきましょう。
勉強というものでもなく遊びに近いので、遊び感覚で取り組んで楽しんでいました。
親子でも楽しめるパズルシリーズ
「賢くなる算数」シリーズ
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このシリーズは遊びでたくさんしました。ちょっとした隙間時間に、ゲームをする感覚で遊んでいました。
手持ち無沙汰の時に取り組めるよう、ずっと持ち歩いていたパズルです。
宮本先生のパズル関連のドリルや書籍、その他天才脳ドリルなどのパズルはどれもオススメです。
低学年の時間のあるうちに、パズルを親子で楽しんで、柔軟な思考力、空間認知能力について遊びを通じて習得しておくと、高学年の勉強の布石となるでしょう。
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中学受験塾へ入塾前に おすすめ問題集 中学年編
中学年では計算分野なら四則計算は一通り習得済みで、後は正確さとスピード、そして「工夫」を身に着けるようにしましょう。
計算の工夫は中学受験の入試では必ず問われますが、塾ではさらっと流してしまう傾向にありますので。
くもんやそろばん経験者などの計算力があるお子さんは特に暗算や筆算の力業で計算しがちで工夫をしたがらない(する必要がない)傾向にあるようです。
我が子もそれで苦労しました・・・。
中学年の子供が素直な時期、時間がある時期に「別物だよ」ということで計算の工夫を習得することをオススメします。
その他は、低学年でオススメした問題集に続き、学習習慣が定着して、算数が得意なお子さんは中学受験塾へ上位クラスに入るためにの章の問題集へ移行しても大丈夫でしょう。
まだ中学受験については未定、どんな問題かわからないという方は、この章の問題集を参考になさってくださいね。
単元別に小6まで基礎を固める方にオススメ
「いっきに極める算数」
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割合と比や問題集の一部の問題は低学年では難しい場合もあります。
そんな時は3年くらいから取り組むと良いでしょう。
中学受験の問題はどんなのがあるの?とりあえず触れたいという方にオススメ
「Z会中学受験シリーズ 入試算数の基礎30」
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中学受験を考えているお子さんの入門編になる問題集。
簡単なので「中学受験ではこんな問題があるよ」と触れるのにぴったりです。
演習量が少ないので、定着するのが目的ではなく、理解のための参考書的な役割の問題集です。
苦手単元の振り返りにも使えます。薄いので、メイン教材の補助としてぴったりです。
親塾で算数を取り組んでいる方にオススメ
「秘伝の算数」シリーズ
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中学受験を考えているご家庭では定番の書籍。
問題集というよりも、語りかけ口調で書かれた指南書的な本です。
親塾をしている方にはぴったりの本です。
友人に薦められて買いましたが、我が子は見向きもせず。
好きな子は自分で読み進み、応用編までするそうです。
内容はかなりいいので、子供が受け入れるなら、取り組む価値ありです。
入塾前の親塾で使える参考書です。
計算の工夫を身につけたいという方にオススメ
「中学入試計算名人免許皆伝」
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これも中学受験を視野に入れている方で一度は手に取る参考書と言えるでしょう。
大きい本で、問題集というより読み物的な参考書です。
「~なのじゃ」と癖のある文体で好みが分かれるところではありますが、内容は秀逸です。
中学受験において、基礎的な計算力の土台はもちろんあるというのが前提ですが、必要なのは、
丁寧さ(あとから見直しできるか?自分の字の汚さでミスを誘発しないか?)
正確さ(やり直していては時間が足りない)
工夫できるか(いかに楽に計算するか)
ということ。
その計算の工夫は塾でも習いますが、案外さ~っと流すところもあるので、『計算力』のあるお子さんほど工夫せずに力業で計算しがち。
入試問題になると、すぐに工夫できるかどうかでかなり時間のロスが違います。
そんな計算の工夫をしっかりと学ぶことができる良書です。
高学年では塾の宿題に追われるので、中学年の時間に余裕がある時にしっかりと計算の工夫を習得しておくと、あとで楽ですよ。
受験算数のための毎日の計算問題集ならこれがオススメ
「マスター1095題 4年 一行計算問題集」
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中学受験塾の日能研から出ている計算問題集です。
中学受験塾の多くは、このような計算問題集(もっとボリュームがあります)が別テキストで宿題と出されるところが多いです。
その習慣をつけるためにも適しています。
一ページ当たりの問題数が少ないながら、ランダムに考えられて作問されているので毎日続けることで必ず力になる一冊です。
低学年からあるので、低学年時に四則計算が習得済みのお子さんにはこの低学年時からスタートしてもいいでしょう。
先取り問題集としても入塾後の参考書としても使いたいという人にオススメ
「応用自在」シリーズ
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定番中の定番。
きっと馴染みのある方は多いのでは?
受験算数を一通りカバーしていているので、先取りの問題集としてピックアップして使う方法と、入塾後に参考書として使う方法と使えます。
分厚いので扱いにくいですが、親がコピーしてあげたり、抜粋してさせたりと、入塾前の親塾で使える参考書です。
中学受験塾へ上位クラスに入るために おすすめ問題集や取り組み方
この章では学年関係なく、中学受験を視野に入れている、もしくは標準レベルでは簡単すぎるというお子さん向けの問題集をまとめてあります。
1年生用問題集は年長から取り組んでいるお子さんもいますので、学年関係なく、理解しているようでしたら、先に進めていきましょう。
でも、お子さんが嫌がったり、躓いたりした場合、無理強いは禁物。
勉強嫌い、算数嫌いになっては元も子もありませんから。
ここで紹介している「トップクラス問題集」か「エリート問題集」をきっちりとするだけで入塾前の勉強としては十分です。
きちんとこなせていれば上位クラスに入れるでしょう。
親のフォローが必要な場合が多いと思いますので、楽しんで親が熱くなり過ぎないように取り組んでみて下さいね。
それでも物足りない超算数優秀児は算数オリンピック関連の問題集や中学への算数関連の問題集をどうぞ。
中学受験問題集の第一歩にオススメ
「最レベ問題集」シリーズ
1年生~3年生のみしか出ていませんが、学校よりも難しい問題をしたいというお子さん、中学受験を視野に入れているお子さんにぴったりの問題集です。
算数の基礎が大丈夫なお子さんはこちらの問題集を。
大きな文字で読みやすく、レベルも高いものが揃っています。
算数好き、得意のお子さんはこの問題集と「トップクラス問題集」や「エリート問題集」で固めておくと、どの入塾テストでも上位クラスに入れると思います。
ただし、嫌がる場合や難しい場合は、無理強いは禁物。
先にご紹介した問題集などで基礎固めして、長期休暇を利用して取り組む方法もあります。
学年に関係なくどんどん先に進めましょう。
中学受験に入る前にするのならこの問題集
「トップクラス問題集」シリーズ
トップクラス問題集 算数 小学 改訂版 中学入試をめざすシリーズ
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「塾に入る前にやるべきことがある」というキャッチコピー通りの問題集。
1年生~4年生まで出ていて、これをきっちりとこなせれば、最難関に向けて入塾テストでもトップクラスで入ることができるでしょう。
この問題集も学年関係なく、どんどん先に進めていきましょう。
解説も詳しいし、レベルも標準~トップクラス問題と4STEPで取り組めるので、レベルに応じて解くことができます。
一巡目にはトップクラスはせずに、二巡目でトップクラス問題をするという使い方をしている友人もいました。
入塾テストにも思考力育成にもイチオシの問題集
「スーパーエリート問題集」シリーズ
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関西の中学受験塾の希学園の理事長が執筆した問題集。
内容やレベル的には「トップクラス問題集」と変わらないので子供が好む方を使うか、どちらかが終わったらこちらを、という使い方でもOK。
「トップクラス問題集」と違う点は絵をかいて文章題を解く別冊が付いている点。
この絵を描いて考える過程は、思考力を高めるだけでなく、入塾後の作図や表を嫌がらずに解く基盤になると思います。
我が子はこの問題集のほうがトップクラスよりお気に入りでした。
入塾テストだけに特化したいという人にオススメ問題集
「中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ」
我が子の時には出版されていなかった問題集。
入塾テストに向けて上手くまとまっていて、模擬テストもあります。
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定番の問題集ではものたりない親子にオススメ
「親と子の算数アドベンチャー 中学への算数」
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数々の優れた問題集を書かれている栗田先生による著書。
親と子で算数を楽しみながら「数学的」な概念も学ぶことができます。
薄い本ですが、中身はとっても厚いです。
入塾前は親塾で頑張っているご家庭が多いと思いますが、標準問題が問題なく進んでいたらこちらも取り組むと暗記算数にならずに、高学年で応用力を問われる問題にも対応できるようになると思います。
~入塾前の勉強を始める前に~
ちょっと前までは中学受験のカリキュラムが塾でスタートするのは新5年生からが多かったのですが、今では新4年生が通常のカリキュラムとなりました。
また、難しい問題を扱う算数の選抜特訓コースや国語のコースが設置されているところもあり、低学年から塾へ通うのも珍しくありません。
そこで、中学受験をするかも、とりあえず中学受験塾へ通わせるかも、というご家庭の準備として大切な事は
入塾テストで合格する事
いい成績で受かって上位クラスに入ること
です。
上位クラスではテキストが同じでも、扱う問題(深度)が違うので、どんどん学力の差が開いていってしまいます。
もちろん、下位クラスから努力してグングン追い上げるお子さんもいますが、やはり親のフォローなども大変です。何しろ勉強する内容が違っているのに、クラス分けのテストは同じ問題なのですから。
そこで、先の二点に焦点をあてて低学年から家庭学習を準備しておくと、いざ、入塾しようかなという時にとっても楽なのです。
今回はその準備のために、おすすめ問題集を中心にご紹介しています。
でも、その前に、ちょっとだけお話しさせていただきますね。
ネットでは様々な体験談やオススメ方法が溢れていますし、塾の説明も様々です。
低学年から親が付いて辺強を見ていると高学年で成績が下がる。
低学年では思考型やパズルを楽しむほうが良い
経験をたくさんする時期であって低学年は学校以外の勉強はしなくてよい
4年生からのスタートで十分!』
などなど。
我が家の経験や周囲の状況を考えて思うのは
『子供によって千差万別!正解の道はない』
ということ。
子供につきっきりで勉強を教えて最難関へ。
子どもが勝手に勉強好きになり、勝手に自分で問題集をこなし、物足りないようなので塾へ。
そして塾でもトップの成績。
普通に塾任せで塾のカリキュラムに乗っかって上位クラスに。
集団塾ではみんなのペースについていけないので、個別の塾や家庭教師も併用して最難関中学へ。
通信講座と塾の志望校別特訓コースのみで合格。
低学年から通塾して、5年から失速、受験前ギリギリに持ち直し合格と子供によって進むルートもスピードも本当に様々です。
塾でも
親は手を離してください。こちらで面倒を見ます。
という塾から
親は宿題とプリントのチェックと整理をお願いします。
という塾まで色々あります。
でも、結局は集団塾です。
いくらたくさんのお子さんを見てきていたとしても、自分の子については親が一番理解しているでしょう。
子供の個性によっては、
親が家で勉強をフォローしないといけないかもしれません。
いえ、反対に、
手を離した方が伸びるかもしれません。
ご褒美を使った方がやる気がでるかもしれません。
ご褒美は何の役にも立たないかもしれません。
我が子の個性、弱点、成長している細かい様子を見られるのはきっと親でしょう。
ですから、勉強方法や問題集も親が子供を理解して選ぶ必要があると思うのです。
子どもの様子や成長で変える場合もあるでしょう。
そこで、大切なのは『情報収集』です。
受験情報誌
ママ友
塾の先生
塾の講演会
ネット掲示板
たくさんのところから情報収集ができます。
でも、決して踊らされないようにしましょう。
塾を利用するのも、情報収集するのも目的は一つ。
「中学受験を成功させるため」
なのです。
人と違うコース、進度、深度、方法でもOKです。
自分の子にぴったりの方法(塾、問題集、勉強方法、進度、深度)を選ぶのが親の役目だと思います。
中には自立し、自分で選べる子もいますが、それが本当に適しているか、さりげなく距離を取って見守り、判断するのも親の役目です。
受験で失敗するのも人生で良い経験だ???
というには、中学受験はまだ幼い小学生、しかも学校学習以上の事を問われる試験では過酷ですし、大人のエゴでしょう。
隣の子にぴったりな方法が我が子にぴったりかどうかはわかりません。
隣の子に合わない方法や問題集が我が子にぴったりくるかもしれません。
合格への様々なルートが塾や勉強方法。
親はどのルートが一番子供に適しているか選び、暗い時には照らしてやるのが役目だと思います。
ですから、今回ご紹介する問題集についても、同様に上手く取り入れて活用してください。
我が子に合わなければ、違う問題集へ移行するのもノープロブレム。
よく、同じ問題集を3回回すこと!なんて聞きますが、
その方法が合う子もいれば合わない子もいます。(うちは、作業にしてしまうのでダメでした。ですから、類題をするために、違う問題集を揃える必要がありました)
進度についても、焦らなくていいです。子どもは急に伸びますし、あれ?この前できなかったのになぜできるように?なんてこともしょっちゅうですから。
もちろん、逆もありますよ。前にできていたのに忘れている。何度やってもダメだ・・・なんてこともザラです。
あの子はこの問題集で成績が伸びたのに、我が子は伸びない・・・なんてこともあります。
塾でも問題集でも合う、合わないはあって当然。
どんな塾や問題集でもOKというお子さんは、自立、自律しているお子さんなので、どこでもやっていけますが、そうでないお子さんもたくさんいるからこそ、親は悩むのでしょう。
中学受験の塾へ入塾する際には入塾テストを受けるところがほとんどです。
この入塾テストを合格すること。
できれば、入塾テストで上位判定をもらって上位クラスへ入ること。
これらを目的に問題集をまとめてあります。
もちろん、お子さんによっては、中学年でも低学年の問題集に戻って基礎を固めた方が良い場合もあります。それは決して恥ずかしい事でもないし、お子さんを責めるべきことでもありません。
大切なのは、お子さんが何の(何学年、どんなレベルの)問題集をするのではなく、親がその時期子供にとって一番良いと思える問題集を選んであげることでしょう。
小学生の子供の成長スピードは個人差がとてもあります。男女では男子のほうが幼稚だと一般的に塾や教育家でもおっしゃいますが、男子でも精神年齢の高いお子さんはたくさんいます。
だから、例えば我が子は女子だけれど幼すぎてなんてことでも気にしない事です。
入塾テストで困らない為、もしくは、上位クラスへ入塾するために親は準備しましょう。
親は子ども成長スピードを見極めて、最適な方法や問題集をチョイスしてあげるといいのです。
入塾後もテキスト、言い換えれば塾の使い方も親が子供の個性と能力を見極めて、変えればいいと思います。
ゴールである受験日に間に合えばいいのですから。
中学受験塾の入塾前に、おすすめ問題集のまとめ
おすすめ問題集、低学年編、中学年編、上位クラスへ受かるため編とそれぞれのレベルに応じてご紹介しました。
低学年から準備しておくことで、余裕をもって中学受験の入塾テストを迎えることができるでしょう。
その為にも親が情報収集しつつ、適切なレベルの問題集を適切なタイミングで与えることが大切。
お子さんに無理ないように、でも先取りできるようにカスタマイズし、上位クラスを合格できるように導いてあげてはいかがでしょうか?
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