中学受験 国語のおすすめ問題集。入塾前の低学年~4年生に!

中学受験 国語 問題集 おすすめ

中学受験塾に入塾前に先取り学習をするご家庭が多いのはご存知でしょうか?

入塾テストに合格するために、また上位クラスへ入るためにおすすめの問題集をまとめてみました。

小学低学年から4年生くらいの国語編です。

勉強好きで気が付けば先取りしていたというケースもありますが、やはり親が最適な問題集をタイミングよく提示することで、効率よくレベルアップできると思います。

お子さんの性格や好み、レベルに応じて、ちょうど良い問題集を選んであげて下さいね^^

目次

中学受験塾へ入塾前に おすすめ問題集 低学年編

国語と算数の違い

国語は算数と違って実は先取りが難しい教科です。

なぜなら、国語は語彙力等の言語能力と共に、精神年齢が大きくものをいうからです。

一般的に男子の方が幼稚なので国語が苦手な傾向があると言いますが、男子でも精神年齢の高いお子さんはいますし、女子で幼いお子さんもいます。

ですから、親が子のレベルをしっかりと見極めて問題集を選択することが大切でしょう。

本を読んでいれば国語は得意?

本を読んでいれば国語は得意というのも当てはまりません。

我が子は絵本をたくさん読み聞かせた結果、読書好きになりましたし、年齢よりも上の本を読みますが、国語は別物のようで足を引っ張りました。

特に説明文などは興味のない話題は頭に入ってこないので、題材によってはサッパリということも・・・。

一方、本を読んでいないお子さんでも、ロジカルに線引きすることで、国語を攻略する技を身に着けています。

でも、そんな国語でも先取りができるものもあります
それは

 漢字
 語句
 読書
です。

時間のある低学年で、漢字や語句はどんどん先に進めることをオススメします。

10歳の壁

10歳の壁なるものがあるようで、漢字を一つのイメージとして覚えやすいのが3年までだそう。
写真記憶的に覚えるので、暗記が苦にならないということです。

我が子は漢字が大好きで1年生で4年までの漢検を取りましたが、なぜか3年生になる前でピタっと暗記力が停滞し、漢字が苦手になりました。

例文や意味の説明が精神年齢以上になってしまったこともあるでしょうけれど、暗記のメカニズムが違うようになった印象です。

でも、高学年になって復活したので大丈夫でしたが、入塾後の高学年では「同音異義語」など難しくなるので、時間がある低学年、中学年で漢字はどんどん先取りをオススメします。

漢字検定のお話

中学入試最難関を目指すなら中学二年生までの漢検を取っておくと楽だと言われています。

なぜなら、国語の抜き出しでは小学生範囲外の漢字も使われていたら抜き出さなくてはいけませんし、社会においては、基本的に教科書でルビ打ちされていたとしても小学生範囲外の漢字の地名、人名、歴史、公民分野においては、漢字指定で問われる学校もあるからです。

また、漢字や語句を習得しておくと、学年より上の本を読むことに抵抗がなくなります。

中学受験の国語の問題では、大人向けの説明文や随筆、また物語では中学生が主人公のものなどが多く出題されます。
つまり学年相当の本からは出題されない傾向にあるということです。

中学受験 国語 問題集 おすすめ

国語の問題集以外の勉強、先取りの方法

読解問題集などを先取りしにくいお子さんは、漢字、語句、ことわざ、読書、新聞などでどんどん先取りしましょう。

読書については、様々なジャンル、学年以上のものを時間がある低学年、中学年でたくさん楽しみながら読んでみて下さいね。

関西では男子は特に三教科受験の学校もあるので社会を取らないお子さんもいます。中学へ進学後はもちろん、併願校や志望校を変えた場合に備えて社会の基盤もあったほうが安心です。

友人のお子さんは一年生から三国志を読むほど歴史好きだったので、社会を取っていなくても四教科に対応できていました。

また、図鑑や自然科学系の本が好きで理科が得意になったお子さんも多かったです。

元々暗記が苦手だったから読書していたから暗記がカバーできたと話していました。

このように、先取りするのなら漢字や語句、そして新聞を含む読書をオススメします

それでも国語のテスト対策にはやはり、読解問題なども必要です。

設問に答えるテクニックも必要ですし時間制限もあるので、やはり問題慣れする必要があるからです。

中学受験塾へ入塾前に おすすめ問題集 低学年編

このように、中学受験塾へ入塾前にすることはたくさんあります。

それでも気になるのが問題集ですよね。そこで入塾前に準備するため、もしくは上位クラスへ入るためにおすすめの問題集をご紹介したいと思います。

1

漢字の先取りにはやっぱりこれがオススメ

「漢検 過去問題集」漢検シリーズ

漢検からはステップや過去問題集など、いくつかのラインナップがありますが、我が家ではもっぱら過去問題集を使用していました。

我が子が繰り返し書くのを嫌がったので、問題をしながら覚えるという使い方をしました。

漢検の問題は、単に漢字の書き取りや読み方だけではなく、語句の分野の勉強もでき、分量もたくさんあるので、漢字は漢検ベースで基礎は十分です。

ついでに試験を受けて合格すると、認定の賞状ももらえるので自信とモチベーションアップにつながりますよ。

友人のお宅では、家族で漢検チャレンジとイベントをされ、楽しく取り組まれていました。

2

やっぱり基礎固めには一番のオススメシリーズ

「ハイレベ」シリーズ

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 ハイレベ100小学1年2年 かん字

 ハイレベ100小学1~3年 読解力

 ハイレベ100 国語1~3年生

基礎固めとしてオススメなのがハイレベシリーズ。
問題量とコスパのバランスが非常に優れています。

設問に対する答え方、時間内に解くことなど、入塾テストをイメージしたテクニックを習得できます。

基礎の国語の問題集としてはこれを一番先に取り組むのがオススメです。

漢字は読み書きから、熟語の使い方まで全てを学べ、レビューテストで確認できます。
読解は読書代わりにもなるくらい、様々な文章に触れる事ができます。

国語は国語の問題集としてバランスよく作られています。

このシリーズをベースの一冊目にして、その後に最後の章の問題集に進むと無理のない先取りができるでしょう。

お子さんが嫌がらないようでしたら、学年関係なくどんどん進めてもいいですし、

ハイレベ
 ↓
最レベ
 ↓
トップクラス問題集徹底編、はなまるリトル
 ↓
トップクラス問題集

と学年相当をレベルアップさせていく使い方でもOKです。

3

文章読解が苦手なお子さんを親塾で教える人にオススメ

「論理エンジン」シリーズ

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論理エンジン小学生版2年生 読っかい・作文トレーニング [ 出口汪 ]
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読解そのものが苦手なお子さん、ハイレベは難しいというお子さんにぴったりのドリルです。
分厚いですが、半分が解説で、子供にどう教えるかという親の為の指南書的なドリルです。

なぜその答えになるのかというのは、大人はわかっていても子供になかなか伝えきれません。

でも、この点が、中学受験の読解で一番大切な部分でもあり、読解力の基礎となります

夜に読書代わりにして、口頭で答えさせるだけでも十分勉強になります。
国語、読解が苦手なお子さんはこの問題集を最初にすると良いでしょう。

ただし、この問題集=入塾テスト対策にはなりません。
読解力の補助的な問題集となります。

この問題集でも文章が長いと拒否感を示すお子さんには
「出口式 はじめての論理国語」シリーズがオススメ

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出口式 はじめての論理国語 小1レベル [ 出口 汪 ]
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我が子の時はこのシリーズはなく、この問題集のドリル版的な
「出口 汪の日本語論理トレーニング」シリーズを使用していました。

このシリーズは6年生まであるので国語が苦手なお子さんのメイン教材の補助的な役割で使用するといいと思います。

中学受験 国語 問題集 おすすめ

4

ふくしま式 本当の国語力 が身につく問題集 シリーズ

シリーズも何冊か出ていますが「小学生ベーシック まずはここから!」からスタートするといいでしょう。

これも出口シリーズと同じ位置づけで、国語の読解論理力トレーニングというと出口式かふくしま式かと別れるようです。

こちらのほうはボリュームがあり、出口式は読解の本文と解説が多い印象です。

5

音読をトレーニングにはイチオシ

「陰山英男の徹底反復 音読プリント」

幼稚園時代から愛用の音読教材です。



ひらがなを読むことができてからスタートしました。

遊び感覚で音読させていましたが、古典含む名作揃いなので、とてもオススメです。

6

マンガでわかる!10才までに覚えたい言葉1000

語句、ことわざ、慣用句の学習用に大評判の本です。
マンガとギャグで男の子も大好きな子が多いそう

後述のちびまる子ちゃんシリーズは、何冊かに分かれていますが、こちらは一冊で1000語カバーできる点がいいですね。

7

「ちびまる子ちゃん」満点ゲットシリーズ

学習漫画としてはちびまる子ちゃんシリーズ、ドラえもんシリーズがあります。

算数や理科、社会についてはドラえもんシリーズ、国語関連はちびまる子ちゃんシリーズがオススメ。
幼稚園からちびまる子ちゃんとドラえもんシリーズを読んだだけでトップクラスのお友達もいました。

学習漫画と侮るなかれ、入塾後に入って学ぶ語彙がたくさん収録されています。
低学年には語句などの勉強は退屈なのは当然。マンガで楽しく読むことで自然に身につくことを狙った良書です。

中学受験関連記事

中学受験 まとめ

中学受験塾へ入塾前に おすすめ問題集 中学年編(3~4年生)

前章でご紹介した問題集はシリーズですし、お子さんに応じて中学年でも使用できるものがたくさんあります。

それが物足りなくなったけれど、まだ論理的な部分、基礎的な部分を固めたいという方向けの問題集をまとめてあります。

1

読解問題を親塾でしっかり準備したい人にオススメ

「出口の小学国語レベル別問題集」シリーズ

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啓明舎が紡ぐ小学国語読解の応用 4年〜6年向け [ さなる ]
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解説が中心の0巻から始まるシリーズで、レベルアップしながら中学受験の読解の為の論理能力を養うことができます

サイズが小さいので、拡大コピーして使うなど、書き込みには適していません。

中学受験塾に入る前のメイン問題集の読解の教材としてオススメです。

難関編などは高学年の入試対策にも使えます。

2

内容をしっかり読んで答える練習にオススメ

「はなまるリトル3年生国語」

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はなまるリトル3年生国語 [ 四谷大塚知能教育研究所 ]
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進学塾四谷大塚から出ている問題集です。

しっかり読んで答えるという基礎をつけるのに役立ちます。

量の割に価格が高いのが難点。
新三年生のタイミングや長期休暇に取り組むといいでしょう。

3

説明文が苦手な子にオススメの指南本

「中学受験 まんがで学ぶ!国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ 説明文編」

説明文が苦手な我が子に購入。中学受験塾で学ぶテクニックをまんがで読みやすく説明している子供向けの指南本。

問題集ではありませんが、説明文が苦手なお子さんには補助教材としてオススメです。

中学受験塾へ上位クラスに入るために おすすめ問題集や取り組み方

こちらでは上位クラスを狙う方におすすめの問題集をまとめてみました。

前述のように

漢字(漢検とハイレベ)
読解(ハイレベ読解、国語)

で基礎を固めた後にトップクラス徹底理解編、次にトップクラスへと移行するのがオススメです。

読解問題も、計算と同じく、毎日取り組むことで力がつきます。早く正確に応えるという事はある意味訓練が必要なので。

必要ならば、時間がある時にじっくりと記述と読解を習熟するために啓明舎の問題集や前章でご紹介した「出口の小学国語レベル別」シリーズで補強するといいでしょう。

個人的には毎日決められたページ数の読解+漢字&語句で十分だと思います。

その他は様々なジャンルとレベルの読書をするほうが後に伸びると思います。

1

親塾で中学受験塾と同レベルの国語を教えられる問題集

「啓明舎が紡ぐ 小学国語 読解の基礎」シリーズ

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小学国語 読解の基礎 (啓明舎が紡ぐ) [ さなる教材研究室 ]
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啓明舎が紡ぐ小学国語読解の応用 4年〜6年向け [ さなる ]
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3~5年、4~6年、5,6年とあります。3~5年でも十分にレベルの高く、扱う文章も秀逸です。
国語が得意なお子さんの読解の補強教材としておすすめ。

入塾前の親塾でも高レベルな国語を教えることができます。

このシリーズで読解はもちろん記述力もつけることができるでしょう。

国語が苦手なお子さんの補助教材として高学年、受験直前でも使える問題集という評判通り、終了するまで手元においておきたい問題集です。

3年からとありますが、記述もあるので、難しい場合は無理せず、前章の問題集を先にするか、親がフォローしながら取り組むといいでしょう。

中学受験 国語 問題集 おすすめ

2

中学受験を見据えた最初にオススメの問題集

「トップクラス問題集」シリーズ 徹底理解編

 トップクラス問題集 小学2~4年生 国語

中学受験塾へ入塾する為には入塾テストをパスしなければなりません。
できれば上位クラスを狙いたいところ。
その為の準備として、基礎をハイレベで抑えた後の一冊は?と聞かれたら、まずはこの「トップクラス問題集 徹底理解編」をオススメします。

漢字や基礎的な読解をハイレベで抑えた後、ベースとしての問題集としてオススメ。

 色々な補助教材は面倒だ。
 親や子供に向けた解説も豊富なほうが良い。
 文章が良質なものがいい。

それらのニーズに応えた問題集です。
個別塾などでも利用しているところもあるので、学年関係なく、お子さんのレベルに応じたものを使用しましょう。

3

中学受験塾で上位クラスを狙うならこの問題集

「トップクラス問題集」シリーズ

 トップクラス問題集 国語

徹底理解編を終えたら、こちらの問題集を取り組むと万全です。

「塾に入る前にやるべきことがある」とキャッチフレーズのとおり、このシリーズをきちんと理解するだけで入塾前の準備はもちろん、上位クラス合格も大丈夫なレベルでしょう。

4

親の指南書で一番のオススメ

「文章読解の鉄則」

この一冊を親が理解して、お子さんが素直に聞き入れてくれたら中学受験塾はいらないのでは?と思うほどの内容です。
子どもが読むのはしんどいでしょう。

親が読んで、子供の国語のフォローをするときにアドバイスできるようにする指南書として使えます。

実際の入試問題も取り扱っているので、高学年の入試対策でも使えます。

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文章読解の鉄則増補改訂版 中学受験国語 (Yell books) [ 井上秀和 ]
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親塾で国語は教えにくい科目ですが、どれを読んだら教え方が解るか?と聞かれたら、迷わずこの一冊を挙げるでしょう。

入塾後に慌てないために、低学年時から親が読んでおくことをオススメします。

中学受験塾の入塾前に、おすすめ問題集のまとめ

中が宇受験塾の入塾前におすすめの問題集をご紹介させていただきました。

最初にお話ししたように、国語は精神年齢とリンクするところがあるので、学年でなかなかくくることが出来にくい教科です。

難しすぎる問題を与えると国語嫌いなってしまいますので、タイミングよく、適した問題を提示して導いてあげると良いでしょう。

入塾テストで上位クラス狙いならトップクラス4年生を終了しておくと万全です。

指南書もご紹介したので、親塾に活用して、楽しく余裕をもって入塾前の準備をすすめてくださいね。

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