いよいよ子供が努力した集大成、中学受験の入試が近づいてきました。
そこで気になるのがインフルエンザや風邪などの体調管理と予防。
ここまでの子供の頑張りを考えると、特にインフルエンザ予防に出来る限りの対策をしたいところ。
そこで我が家が気を付けて実践していたインフルエンザ予防対策をご紹介したいと思います。
入試当日、またその直前に体調を崩さないように、ぜひ参考にしてみてください。
入試本番頑張って下さいね!
目次
中学入試のインフルエンザ予防 ワクチン接種をしておこう!
温暖化の影響もあり、毎年気候が読めなくなってきました。
暖かいと思ったら急に冷え込みと、体がびっくりするほどの気温差です。
それでなくても最後に追い込みの時期になると、今までの努力と疲れがピークにくる子もたくさんいることでしょう。
頑張っている子と一緒に、パパさん、ママさんもたくさん頑張りましたね。
でも、まだ安心してはいけません。
当日までの体調管理が残っています。
受験生にとって風邪や腹痛など体調不良は大敵。
特にインフルエンザなどの感染症は心配です。
このインフルエンザの予防接種、小6は二回接種が推奨されています。
我が家でも二回接種しました。
そこで、まずはインフルエンザ予防接種について注意すべきことをご紹介しましょう。
受験生本人はインフルエンザ予防接種を必ずしよう!
受験生本人は必ず接種しましょう。
もちろん、予防接種したから100%予防できるとは限りません。
それでも「重症化」は避けられます。
高熱が出ない、出てもすぐに下がったなど、状態が重くならないのはとっても重要です。
最近の中学校では「保健室受験」を認めてくれるところが多いです。(受験校に要確認)
重症化していなければ、ボーっとしないので、保健室で落ち着いて受験することができます。
いくら保健室受験が認められているとはいえ、高熱でフラフラの状態では、解ける問題も解けないでしょう。
「重症化」を防ぐためにも、ぜひインフルエンザワクチンを摂取しましょう。
受験生の同居家族も必ずインフルエンザ予防接種しましょう!
我が家のケース。
子がまだ小さい時の話ですが、我が子の予防は一生懸命でしたが、自らが怠って、感染。
結果、家族も皆感染するはめになりました。
本当に反省です。
受験生本人が予防接種していても、兄弟や両親が感染しては大変です。
受験生本人に感染するリスクと共に、受験前には親も何かと忙しいです。
年末年始に大掃除、兄弟が冬休み・・・と受験生がいるだけでも忙しいのに、他の事も忙しい時期に、体力も気力も弱っているかもしれません。
そんな時に、両親や家族が感染しては、もうパニック状態になることでしょう。
知り合いは妹が感染し、受験生が祖父母宅に「避難」しました。
両親にも感染のリスクがあるということで、受験生を「きれいな環境」へ移動させたわけです。
本当に受験直前だったのですが、なんとか受験本番を無事に迎えることができました。
当日は微熱気味だったので感染に関しては微妙だったそうですが・・・。
よく会う親戚にもインフルエンザ予防接種してもらおう!
前述のように、知り合いの子は妹が感染し、祖父母宅に「きれいな環境」である祖父母宅へ受験本番日まで避難しました。
この時、なぜ、祖父母宅が「きれいな環境」だったかというと、孫が受験ということで、祖父母ともインフルエンザ予防接種をしていてくれたからでした。
兄弟がもし、従妹など親戚としょっちゅう一緒に遊ぶなら、お願いして従妹家族にもインフルエンザ予防接種をお願いしたほうが安心です。
インフルエンザ予防接種の予約しておこう!
TVなどでインフルエンザが流行していることが伝えられると、ワクチンが一気になくなる傾向にあります。
「我が家は毎年12月の初めに打つのよね~」なんて構えていると、地元で流行が早くなくても、他の地域で流行していて、それが報道されると、一気にワクチン接種希望者が殺到するそうです。(12月はちょっと遅いです)
実は我が家では昨年度、いつもの病院はストックがあるから安心して、毎年打つ時期のちょっと前に予約を入れると「すでに予約が埋まってなくなりました」状態に・・・。
ちょうど、「今年はインフルエンザが早い時期から流行りだしている」というニュースが流れた後でした。
病院は毎年うちに来る患者の数も計算に入れて準備しているそうですが、イレギュラーな流行時期や他院で品薄で、患者が流れてきて・・・と不測の事態が起きたそうです。
なので、接種日を予約しておくことをオススメします。
二回目接種日から2週間ほど経ってから効果があると頭に入れて、逆算して接種日を決めましょう。
12月初めには完了しておくほうがいいですが、流行りだすのが異常に早い場合はワクチンの不足も予想されるので、気を付けてくださいね。
インフルエンザ予防接種のスケジュールを決めておこう!
なんだか眠い・・・
体がだるい・・・
ちょっと風邪っぽい・・・
などの体調変化があることもあるようです。
また、接種時期は11月に一回目が多いと思いますが、この時期は気温の寒暖差も激しく、学校行事も忙しく、疲れも溜まっていることもあるでしょう。
我が子は運動会から修学旅行、そして文化祭と行事も目白押しでした。
また、塾の勉強でも夏期講習で朝から晩まで勉強し、その成果を9月の模試で突き付けられ、そしてまた弱点補強に頑張り・・・と心身とものストレスがピークにくる時期でもあります。
そして、秋には塾で行われる通常の公開模試に加えて、志望校判定模試などがたくさんある時期でもあります。
また、志望校で行われる「プレテスト」もあるので、秋の毎週がテストで埋まってしまうこともあるでしょう。
テストにワクチン接種の影響がないようにスケジュールを決めておきましょう。
当日にワクチン接種の影響で眠気が襲ってきては可哀そうですから。
特に、志望校判定テストなどは、それで最終受験校を決定する材料となり得るので、特に注意が必要です。
また、ワクチン接種は「午前」のほうが効果ありという報告もあるようです。
我が家では学校を遅刻させて、ワクチン接種をしました。
2回接種し、抗体が2週間でできるといわれており、一回目接種から二回目接種までは3~4週間あけます。
我が家では11月のはじめに一回目を主人と子が接種。
2回目を11月後半に私と子が接種しました。
学校行事、模試のスケジュールを見て、ベストタイミングで接種しましょう。
前述しましたが、免疫力がつくのが2~4週間。
流行りの時期が12月~3月と言われています。
ここから逆算して11月には一回目を摂取する必要があるでしょう。
遅くとも12月初旬までには完了しておくようにしましょう。直前期に罹患し、直前の勉強に差し障ってはメンタル面でしんどくなってしまうでしょうから。
ただ、気温や、海外からの渡航客などの影響で流行りの時期が、毎年読めなくなってきています。
国立感染症研究所のHPや都道府県、市町村のHP、ニュースや報道などでもアンテナを張ってチェックしておきましょう。
試験日だけでなく、試験日直前期は、最後の追い込み時期で、かなり伸びる時期でもあります。
この時期を無駄にしない為にも、流行の気配を考慮して、計画を立てて置きましょう。
他のワクチン接種のスケジュールにも気を付けておこう。
小6の12歳はその他のワクチン接種もあります。
二種【DT (ジフテリア 破傷風)】混合ワクチン 追加接種時期が11歳~13歳です。
日本脳炎第2期(一期不足分があればその特別接種もある場合も)
以上が定期接種のもので、不活性化ワクチンです。
任意接種では
水疱瘡ワクチン
おたふくかぜ
これらは生ワクチンなので、注意が必要です。(一ヶ月間隔を開ける必要あり)
このように、11歳から追加する予防接種もあるので、インフルエンザワクチンの接種時期も考慮して、早めに接種スケジュールを決めておきましょう。
我が家はDTのワクチン接種は夏休みに行いました。
インフルエンザ予防対策に摂り入れたい食品 我が家で効果があった食品
小6になると、子も眼の色を変えて勉強を頑張ります。
親が出来ることといえば、子の勉強作りに塾への送迎、そしてスケジュール管理に、体調管理、そして神頼みでしょうか。
その中でも、体調管理は親にとっては重要ミッションです。
我が家では
「体調がよくなるよ~」
「風邪やインフルエンザ予防にいいらしいよ~」
という食品を意識して毎日取り入れるようにしました。
栄養バランスの取れた食品を摂るようにして、脳の活性化、疲労回復と共に、風邪予防対策としても意識して摂り入れるようにしていました。
効果があったかどうかはわかりませんが、インフルエンザにも罹らず、風邪もひかず、熱も出さなかったので我が家は実践していてよかったなと思いました。
我が家が取り入れていた食品をご紹介しますが、好みやアレルギーもあると思うので、無理はしないようにしてください。
また、必ずみんなに効果があるというわけではないはずなので、あくまでひとつの参考にしてくださいね。
R-1
明治のヨーグルトR-1です。
さむ~い国で風邪予防!というCMでもおなじみですね。
明治のHPにある実験結果によると、R-1はインフルエンザワクチンの効果を高めるということです。
接種3週間前から摂取後6週間までR-1を飲み続けた人と、他の乳酸飲料を飲んだ人のワクチン接種後の抗体を比較。
棒グラフではかなりの差があり、R-1を飲んだ群に効果ありとわかります。
また老人ホームでも実験が行われ、ここでも効果が確認できたそうです。
このことから、「R-1単体でインフルエンザ予防」に効果があるのではなく、ワクチン接種と併用することが良いとわかります。
つまり、R-1は
インフルエンザワクチン接種の効果を高める
重篤化を予防してくれる
インフルエンザ抗体を増やしてくれる
という効果が期待できるのです。
我が家では、年中R-1のヨーグルトを取り入れています。
元々乳酸菌は体にいいですから、取り入れても損はないな。
他の乳酸菌を取るよりも、どうせならR-1かな。
ということで定期購入しています。
宅配の定期購入は、購入時の説明では市販よりも成分が濃いという説明を受けました。
定期購入なら、飲まないと冷蔵庫にストックされてしまうので、「義務的に」飲まねば!という気にさせてくれるので、よかったですよ。
ビタミンを摂る
三食必ずビタミンを摂るようにしました。
塾弁にも個別に保冷剤を入れたバックにサラダを持たせ、フルーツも必ず入れるようにしていました。
ビタミンC
粘膜を正常に保ち鼻や口からのウイルス侵入をしにくくします。
そして、白血球の働きを高めてインターフェロン(ウイルスを撃退する役目がある)の生成を助けます。
レモン
柑橘類(ゆず、みかん、オレンジ)
かき
いちご
キウイ
トマト
ホウレンソウ
小松菜
ブロッコリー
パプリカ
じゃがいも
レタス
キャベツ
大根
ブロッコリースプラウト
など
レモンは生で絞って自家製ドレッシングで摂ったり、フルーツを含む多くの品目でビタミンCの総量を稼いだり、水溶性ビタミンを効率よく摂れるようにじゃがいもやブロッコリーをスープにして、スープジャーに入れて持たせました。
ビタミンA
のどや鼻の粘膜を保護します。
ビタミンAには喉や鼻の粘膜を活性化させる働きがあるので、暖房などで乾燥しがちな教室で過ごすことの多い受験生には、特に取り入れたいビタミンです。
ビタミンAを豊富に含む食材は
レバー
うなぎ
チーズ
牛乳
卵
ニラ
モロヘイヤ
かぼちゃ
トマト
パプリカ
小松菜
など
ビタミンC豊富食材と被っているので、同じようにしてサラダやスープなどで取り入れていました。
また、うなぎどんぶりにしたり、サラダにチーズを入れたりして、早く食べる必要がある塾弁に効率よく食べられるように工夫していました。
ビタミンB2
こちらも粘膜の保護に効果があります。
疲れがたまると口内炎などにもなりやすいですよね。
口内炎予防にもビタミンB2が効果的。
また、眼精疲労にも効果があるので、受験生におすすめの栄養素であり、そもそも成長期の子供にとって必要な栄養素なのです。ビタミンAと食材も被っています。
ビタミンB2を豊富に含む食材
レバー
うなぎ
うに
魚肉ソーセージ
豚ヒレ肉
納豆
卵
いかなご
海苔
アーモンド
など
朝食には納豆というのがいいですね。
塾弁には前述のようにうなぎどんぶりにしていました。
錦糸卵の上に乗せていたので、一品目で摂るのではなく、色々な食材から摂り入れるようにしていました。
レバーはビタミンAも豊富に含まれているため、過剰摂取に気を付けたいところ。
豚や鶏レバーよりも牛レバーのほうがおすすめです。
亜鉛
ナッツ類に豊富に含まれている亜鉛は疲労回復や新陳代謝の活性化、免疫力回復に効果があるそう。肉やレバー、豆にも含まれています。
マヌカハニー
除菌、抗菌に効果があるといわれているマヌカハニー。
受験生にとって強い味方の健康食品の代表格ですね。
MGO400以上がオススメだそうですが、正直言って高いです!!
でも、直前期には神頼み、健康食品頼みしたくなる親がたくさんいることでしょう。
TCNのマヌカハニーはサッカーの長友選手ご愛用でも有名です。
日本人養蜂家の製品ですから、安心ですね。
MGOの数値が高い程、お値段も比例してお高くなります。
価格はHPを見てみてくださいね。
お値段の高さにびっくりしないように。
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紅茶でうがい
食品摂取とは違いますが、紅茶や緑茶でうがいをしていました。
抗菌作用の効果ありということで、私が毎日飲む紅茶でついでにしていた感じです。
リンゴジュース、オレンジジュース 蜂蜜レモン
リンゴジュースやオレンジジュースは市販品、蜂蜜レモンは自家製でした。
のどがちょっと痛い・・・という時はすぐさま蜂蜜レモンを飲ませていました。
翌日には良くなっていたので、我が子には効果がありましたね。
レモンを切らしていた時は市販品のビタミンC飲料を飲ませていました。
二枚貝に注意しよう
ノロウイルス感染源や食中毒の原因にもなる二枚貝を食べるのを受験生は控えた方がいいと思い、我が家では12月以降には登場しませんでした。
中学受験のインフル予防 気を付けること、環境編
ワクチン接種と食品摂取で予防に加えて必要なのが環境整備。
インフルエンザ予防には温度と湿度を適切に
インフルエンザは低温、低湿度を好みます。
乾燥しては喉をやられ、風邪をひきやすくします。
室温22℃以上、湿度は50%以上を保つようにしましょう。
特に、入試の際にホテルに泊まる人は要注意。
加湿器を持参するか、ホテルに加湿器をレンタルできるかも確認しておきましょう。
最悪、忘れてしまった!という人は、タオルを濡らしてハンガーにかけたりして、少しでも湿度を上げるようにしてくださいね。
マスク着用は家族も必須
12月になると塾の先生方もマスク姿に変わるところも多いと思います。
皆さん、ご自身がインフルエンザに罹って、直前の授業に障ってはいけないという意識もありますが、受験生たちに感染さないようにという目的もあります。
同じように、受験生自身が学校や外出時にマスク着用するのはもちろん、同居の家族も着用するようにしましょう。
十分な睡眠時間の確保は絶対に必要!
12月ともなると、親子で常識というか、感覚が麻痺しつつあることでしょう。
もっと勉強しなければ!と追い込まれることもあると思います。
睡眠時間の確保は、健康管理の上で一番大切な親の役割です。
海外の大学の研究では睡眠時価5時間未満の人は6~7時間睡眠の人に比べて約2倍風に罹りやすいという結果だったそうです。
加湿器、空気清浄機、首からぶら下げる除菌グッズ活用
我が家では過湿機能付きの空気清浄機を使用していました。
知り合いは、どこの製品か知りませんが、チョーカー風の首からぶら下げる除菌グッズを使用されていましたね。
かなりの種類があるので、ここでは扱いませんが、口コミなどで比較して活用してもいいいと思います。
手洗いうがいを徹底しましょう
手洗いうがいは当たり前とはいえ、ついつい面倒で飛ばしがち。
自宅へ帰ったらすぐに手洗いうがいをしましょう。
我が家では緑茶や紅茶でうがいをし、風邪っぽいなと思えばうがい薬でうがいをしていました。
それでもかかった場合は?抗インフルエンザ薬でインフルエンザを予防。
抗インフルエンザ薬(タミフル、イレンザ、イナビル)をあらかじめ服用することで予防すると、体内にインフルエンザウイルスが侵入した時にウイルス増幅を抑える作用があることから、抗インフルエンザ薬を用意する友人もいました。
全額自費負担、薬に関しての注意も必要ですし、処方の為に病院へ行く必要があるので我が家では用意しませんでしたが、こういう方法もあるということで・・・
もちろん、処方には一定の条件があるようですし、医師に相談が必要です。
ちなみに、予防効果は10日ほどだそう。
家族にインフルエンザ発症者がいた場合は予防措置で処方される場合もあるので、その場合は飲んだ方がいいなと思いました。
この辺は自己責任で。
家族がかかって、受験生本人も感染した可能性が高い、でも潜伏期間でまだ症状が出ていない・・・という状況で有効だそうです。
家族や学校の仲の良いお友達やお隣の席のお友達にインフルエンザにかかった人がいた場合は、すぐに医療機関に相談してみましょう。
中学受験 インフルエンザ対策 風邪予防のまとめ
中学受験では志望校合格を目標に、小さな子供が一生懸命努力しています。
その努力の成果が試される入試本番の体調を万全にするのは親の大切な役割です。
風邪予防に効果的な方法をワクチン接種、効果的な食品、そして予防のための環境等をご紹介しました。
これらを参考にして、合格を勝ち取ってくださいね!