中学受験では、算数と同じくらい国語がとても重要科目です。
そこで、国語が苦手、特に説明文が苦手だ!というお子さん向けの対策やおすすめ問題集、また机上の勉強以外の意外な方法などをまとめてみました。
国語の説明文が苦手な子をお持ちの親御さん必見です!
ぜひ参考になさって、国語苦手から脱却してみてくださいね。
目次
説明文が苦手なお子さんにおすすめの対策(勉強方法)
中学受験において、塾も保護者も、ついつい算数の得点アップを重要視しがちですが、実は国語もとっても大切です。
きっと通塾されている5年生以上の親御さんは国語は全科目に大切だ・・・と実感されているのでないのでしょうか?
得意だった算数も低迷してきた。
理科も好きな科目だったのに、レベルが落ちてきた。
社会は見るのも嫌!
というお子さんもいるかもしれません。
国語は精神年齢に関係する科目と言われています。
特に物語文などは、微妙な心情の変化や裏に秘められた感情も問われることもあります。
本当にこの問題は小学生向け?と思うような問題も登場します。
親が解いてみても間違え、冷や汗をかいたパパさん、ママさんもいるのではないでしょうか?
最難関の女子中学などは最難関大学入試で使われた文章や時には設問まで同じということもあるくらいです。
そんな難しい国語の壁にわずか10才を過ぎたお子さんが挑むのですから、その厳しさは想像に難くありませんよね。
でも、説明文は物語文よりも精神年齢に関係なくレベルアップが可能だと思います。
読解テクニックで、精神年齢が幼くても、読書をしないお子さんでもある程度はカバーできるジャンルだと思います。
我が子はとにかく国語が苦手でした。
中学年までは人並みで、好きな文章に当たれば、公開テストでも100点や100点近い点数を取ってきたりもしました。
でも、「アブナイ・・・」という予感があったのです。
先に挙げたように「好きな文章に当たれば」というのがクセモノ。
要は好きな文章でなければしっかり読まない、読む気もない!という状況なのです。
これが学年上がってからの説明文では顕著に現れました。
そりゃ、大人が読んでも小難しいことを書いている文章を、ブチっとある段落だけ抜き出して読ませるのですから、子供にしたら「なんなの?これ?」ってなってしまうのもしょうがないと言えばしょうがないですよね。
でも中学入試ではそんなことは言ってはおられません。
好き嫌いではなく、とにかく読む!それに尽きるのです。
ましてや、そこを鍛えておかないと、高学年になった時の他の教科でも影響がある場合もあるのです。
例えば、最近は特に大学入試制度が変わったこともあり、とにかく思考力を問われる問題が多くなりました。
理科にしても、単に暗記や計算を問われるのではなく、実験や観察を通して思考させ、答えさせる問題が多くなってきたように思います。
そうなると、そもそもの実験や観察が何のための実験なのか、何を比べているのか、それがどうしたのか?がわからないこともあり、大問ひとつ丸ごと落とすということになりかねないのです。
社会にしても、歴史に興味がなければ、テキストそのものが「説明文」なので、苦労するのは想像に難くありませんよね。
また、算数も複雑な応用が増えてくる高学年になると、条件整理もできなくなり、酷ければ「何を問われているかがわからない」状態に突入してしまいます。
国語の塾の講師が「どうしても算数に目がいってしまいますし、中学受験では算数を優先にしてほしい、すべきだと思いますが、それは国語も得意な子に限ります。苦手な子は中学年の素直なうちに、苦手でも克服できるように頑張って欲しい」とお話しされていました。
この記事をご覧いただいている方は
「国語が壊滅的・・・どうしよう・・・」と焦っている方もいるはず。
いえ、きっとそうでしょう!
ということで、国語苦手な我が子や周囲のお子さんの国語苦手脱却方法をご紹介しようと思います。
説明文はロジカルに処理する
この小見出し自体が小難しいと逃げないでくださいね。
要は算数得意のお子さんが、長い文章題で処理していることと同じことを説明文の長文で行うだけです。事務的にロジカルに処理するだけ。そのポイントは
線引き
接続詞と文末の表現に注意
キーワード
この3つです。
中学受験の国語の対策本などでは、それは長くたくさんの対策が載っていますが、そもそもたくさんの対策や処理方法を子供が実践できる能力があれば、説明文に困っていないでしょう。
少なくとも我が子はそうでした。
だから、この三つのポイントだけ、とにかくやってね!と何度も言って聞かせました。
線引き
詳しい線引きテクニックは国語の専門家による指南書にゆずりますが、我が子に実践させたことは以下の事です。
始めの段落と終わりの段落は筆者の言いたいことが書かれている可能性が大なので、どちらかには(時には両方)必ず線引きすること。
線引きは薄く引くこと
線引きしなさいと伝えた最初の頃は、とにかく線だらけ!どれが重要箇所なのかわからない状況です。また、濃く引くと、消しても跡が残ってしまいます。最初に通読した時に、「ああ、このあたり重要かも」と確信がなくても薄い線引きをしておいて、設問を処理する時に「やっぱりここが重要ね」と読む直ししながら濃く線引きもできます。
接続詞と文末の表現に注意
接続詞と文末の表現に注意して線引きすること
これも指南書には定番で書かれていることです。
例えば「~というわけだ。」「~なのだ。」「~である。」と筆者が断定している表現は筆者の言いたい事の場合が多いです。
また「~ではないだろうか。」という問いかけの文も問いかけというよりも訴えたいことなのでこれも線引き。
つまり、これらの文末表現を「探す」ことで説明文の重要箇所を探すことになるわけです。
また、接続詞も筆者の言いたい事に「これが言いたい事だよ~!!」と大きな旗を立ててくれる役割をしてくれます。
これも詳細は指南本にお任せしますが、例えば「つまり」は典型的な筆者の言いたい事ですよね?
この接続詞にマークすることはとても重要とお子さんに伝えるだけで、かなり変わると思います。
キーワード
同じ言葉や用語が出てきたら囲む作業をすべし!ととにかく何度も言いました。
説明文が苦手な子って、案外「何がテーマの文章?」と解らないらしいです。
我が子は、ある動物の狩りがテーマだったのに、「エサについて書かれていた」とトンチンカンにテーマを捉えていました。
「そもそも何が言いたいのか解らない!」と腹立たしく思いながら読むこともあるそうで、試験では「もういいや!捨てちゃえ」と最後まで読んだ形跡すらない時もあり・・・。
知らない言葉、単語、用語、好きでない話でも、同じ言葉は出てくるはずなので、それがキーワード。
その言葉を囲もう。
とにかく「何度も出てきた言葉や用語」は囲むこと。それがキーワードと伝えました。
好き嫌い、聞いたことがある、ないで拒否感や苦手意識を持たなくても良い。意味も知らなくても対処できる!と伝えました。
もちろん、普段の学習時は知らない言葉が出てきたら辞書引きは必要ですが、テストで知らない言葉が出てきても「意味を推測する」ということで対処できるだけの能力があればいいですが、ない場合でも、線引きである程度はどうにかなるという事を伝えたわけです。
こうして、単に「何度も出てきたから事務的に囲んでおく」ということだけで、知らない言葉や用語にも対応できるようになってきました。
大人でも、専門外の難しい文章や知らない言葉だらけの論文は読んで、題名が書かれていなければ、「何に書かれた文章かもわからない」となりますよね?
それと同じ状態が子供の中学入試での国語の説明文にあるわけです。
でも、同じ言葉が出てきたら「コンプライアンスって言葉知らないけれど、何回も出てきたから、これについて説明しているのかな?」なんてその説明文のテーマの一つがわかるわけです。
関西人に御馴染みの寛平ちゃんじゃありませんが、
「誰がじゃ?」
「どうしてじゃ?」
「なぜじゃ?」
というのが解らないから解けないわけで、それが延々と頭の中で回っていて答えが出ないのです。
知らない言葉でも「何回か出てきたから、誰が?と聞かれたらこれ!」となるわけですね。
我が家はこうして、これら3つの作業をマストの作業として伝えました。
もちろん、これで対応できないものもたくさんありますが、「最低ライン」として必要と感じました。
たくさんの作業を指示してもできない国語苦手っ子にはこの三つを優先し、成績がアップしたので、これは効果があったな、と思いました。
難解な説明文であっても、興味がないテーマの説明文であっても、事務的にそしてロジカルに処理することで最低ラインはクリアできるかなと思います。
キーワードは特に重要と捉える!
先にも書きましたが「誰が?」「何が?」が解らなければ答えようがありません。
寛平ちゃんのお笑いネタのように、話(疑問)がエンドレス・・・となってしまいますよね?
同じように、誰が?何が?という事自体が解らなければ、理由や、筆者の言いたいことを問われたりしてもわかるはずがありません。
つまり、キーワードを捉えることが最初の一歩となるわけです。
例えば、の先の段落でのキーワードは「キーワード」という言葉。
そして伝えたいことは「つまり」という接続詞からの文章ですよね?
これを子供が事務的にロジカルに処理するだけで、乱暴な言い方ですが、テストで遭遇した単語そのものの意味を知らなくても答えを書くことは可能なのです。
ちなみに、中学受験の入試では
『記述の指定文字数の8割が書かれていなければ採点基準として読まない』という学校が多いと思います。
つまり、100字指定での記述問題で80文字のマス目が埋まっていなければ、目も通してもらえないわけです。
そして、『埋めたとしてもキーワードが抜けていたら不正解もしくは、減点』という場合も多いです。
厳しい採点基準の学校では、キーワードがないからと、目も通してくれないかもしれません。
今話題の、記述式の採点が難しいのがここでも解りますよね。
ですから、逆に言うと「試験官に自分は理解していますよ~!!と解りやすく書けばいい」ということになるわけです。
文字数を埋めて、キーワードは必ず書く。
これを最優先。
逆のことを書いたりすれば別ですが、少々おかしい文のつなぎ方でも、キーワードを書いていれば部分点をくれるところも多いそうです。
これが、いくら文章が美しくても、キーワードが無ければ減点だったり、不正解となったりする場合も多いので、注意が必要のようです。
我が家では、厳密に高度な事を伝えられないし、理解もできないでしょうから、「とにかくキーワード!」と唱えました。
とは言っても、そもそもロジカルに処理できる性格じゃないから、国語が苦手な子なので、何度言い聞かせても、この3つの事すらしないことも多々あり、そんな時の点数は壊滅的でした。
でも、この3つの作業をした時は、難しい説明文でもいい点数を取ってきたりしたので、やはり、文章や言葉の難しさに正面から立ち向かうよりも、ロジカルに処理することで立ち向かう方が効率いいな、と思いました。
同じようなお子さんをお持ちでお悩みの方は、塾でも習っていることではあるのですが、この部分を親からもぜひ、伝えてみてはいかがでしょうか?
説明文が苦手なお子さんにおすすめの問題集
前章では線引きやキーワードなどをロジカルに処理することをご紹介しました。
でも知っていても練習しなければできませんよね。
通塾されているお子さんは、このあたりは塾でみっちりと指導されているはずです。
でも、お子さんが国語を苦手科目としているということは、塾の国語の授業や解き方が難しい、しっくりきていない、ピンときていないなど、何かの原因があると思うのです。
我が子は、塾で高度な国語授業を聞いていたにも関わらず、知っていても出来ないという状態でした。
そこで、家庭でフォローする必要があるなと感じ、塾の宿題とは別に、問題集を取り組むことにしました。
この章では、説明文が苦手なお子さんにおすすめの問題集をご紹介したいと思います。
先にご紹介した線引きやキーワードなどの練習にぴったりな問題集ばかりです。
また、親が子供に説明する上で必要なのが指南書。これもおすすめをご紹介。
ぜひ、活用なさって、お子さんの説明文苦手意識を吹っ飛ばしてあげてくださいね。
キーワードを探す練習ならこれ!
『中学入試を制する 国語の「読みテク」トレーニング 説明文・論説文』 早瀬律子著
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とにもかくにもキーワード。
この問題集はキーワードを探す練習、そしてそのキーワードを使って要約をする練習に特化しています。
扱っている文章も良い文章が多く、最初はボリュームが少ないので、苦手なお子さんでも抵抗感がないと思います。
我が子はこの問題集でキーワードって探さなければいけないのだな・・・と初めて実感したよう。
この問題集の更に良いところは、解答欄にそのまま、マークした箇所を照らし合わせて、自分がキーワードをマークし忘れたか一目瞭然なこと。
それに解答欄に解説を読んだ後に模範解答を書くマス目があるという点。
キーワードを抜き出して要約し、解説を読んで「こうやって書けばいいのだな」と解ったつもりの事が多い子が、国語苦手なお子さんの特徴だと思いますが、そこで終わりではなく、実際にもう一度書くので、「理解した?じゃあ、もう一回書いてみて。」と促しやすいのです。
普通のドリルなら自分の回答欄の横に赤で模範解答を書いて(=写して)終わりだと思いますが、これは、理解した後に、もう一回書いてみようか?と書かせてから、再度チェックすることができるのです。
また、冊子が薄いので、これもお子さんに拒否反応を与えずにすむのもグッドポイント。
お子さん一人で自学もしやすい問題集です。
線引き練習ならこれ!
『受験国語の読解テクニック 親ナビつき』 竹中秀幸著
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線引きを基礎から学べます。
線引きを「見える化」することで、どこに線引きするべきかということが一目瞭然になっています。
線引きってどこに線を引いたらいいの?とわからないお子さんから、ついつい線ばかり引いてしまうというお子さん、そして、線引きはしっかりしているのに、なぜか国語の成績が今一つ・・・というお子さんまで、幅広く役立つ問題集です。
我が子が塾へ通っているにも関わらず、線引きが下手というよりも、ほとんどしないという状況で、塾に相談しても「授業で指導していますから」という返答に困り果て、使った問題集。
どんな国語の問題集よりも、この問題集は一番即効性がありました。
もう、この問題集だけで、中学受験国語の基礎は十分じゃないか?と思うほど。
線引きテクニックから、抜き出し、記号選択問題の選択の仕方から記述問題まで全て学べます。
親ナビという、「親が子供の解いた問題を解説する」ための解説がついているので、国語が苦手な保護者でも大丈夫。
同じ著者で同じシリーズで『受験国語の読解テクニック 実践編』も出版されているので、基本テクニックをマスターした方はこちらもどうぞ。
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さらに線引きを練習したいならこれ!
『中学受験国語の読解力をぐんと伸ばす説明文編』 数研出版編集部
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少しレベルの高い文章で、6年生におすすめの問題集。
先の3冊を終えた人で、さらに線引きを練習したいという人向け。
この問題集も薄いのでお子さんは嫌がらないと思います。
ただ、解説自体はあまり詳しくないので、後でご紹介する指南書などを活用する必要があるかもしれません。
我が子が先に挙げた問題集を終了したので、他にないかなと思って取り組みました。
国語を得意にするための親の指南書ならこれ!
『文章読解の鉄則』 井上秀和著
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そもそもこの本を小学生が読み込めたら、それはその時点で国語の成績が良い超優秀児でしょう。
この本は親の指南書と思っておいた方が良いです。
大人でもかなり読みごたえがあります。
中学受験だけでなく、大学受験まで使えるほどの内容です。
たくさんのポイントがあるので、最初は「このポイントだけ実践させる」としてもいいでしょう。
いきなり全て実践させるには、国語が苦手なお子さんなら大変かもしれないので。
誤り直しノートの作り方など、具体例が載っています。
このノートの作り方、塾で教わる方法なので、この本を親が理解して、子供に伝えたら、塾の国語は入試実戦だけでよかったな、と思うほどのレベルの高い本です。
ただし、お子さんが素直なお子さんに限りますが・・・。
たくさんの中学受験国語の指南書がありますが、どれか一つ挙げるなら、迷わずこの一冊です。
親の指南書としてこれもおすすめ!
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『〈中学入試〉国語の読解は「答え探しの技」で勝つ!国語を味方の教科にして受験を制覇しよう!』 早瀬律子著
最初にご紹介した「読みテク」トレーニングの著者 早瀬律子著の指南書です。
説明文、物語文、随筆などそれぞれのジャンルごとの読み方から設問の読み方のテクニックが詳しく載っています。
これも親が読んで、子供に読み方や解き方のテクニックを伝えて、実践させるという役割の指南書となります。
塾に通っているものの、実際に問題を解くときは「自己流」の結果、間違えたり苦手になったりというお子さんが多いと思いますが、親がこの本を参考にしてフォローしてあげると効果が出ると思います。
説明文が苦手なお子さん向けにおすすめの意外な方法(机上の勉強以外でも対策はできる)
読書は好きだし、塾にも通っている。
でもなぜか国語の成績がいま一つ・・・・。特に説明文が残念なことに・・・。とお悩みの方も多いことでしょう。
我が子も、物語の本も好きだし、図鑑なども好き。でもなぜか説明文が苦手。
「本当に読んだ?」と思うほどの酷い状態の時もありました。
思えば、塾の先生に中学年でおすすめの勉強方法を続けておけば良かった・・・・と後悔しても後の祭り。
六年生になると算数や理科も難問になりますし、時間が足りずあっという間に受験を迎えてしまいます。
そこで、国語が得意なお子さんが実践していた、「机上以外の対策」をご紹介しようと思います。
大人の新聞を読んで親子で話し合う
子供新聞を取っているご家庭は多いかもしれませんが、受験を考えると高学年では大人の新聞がオススメ。
子供新聞では情報量が少なすぎるのと、子供が好きな部分(マンガなど)しか読まないということもあります。
ニュース等を親子で見て、新聞で確認して、親子でその話題を話し合うという、大人が普通にしていることを、お子さんと一緒にするだけです。
我が家もニュースを観て話し合ったりしましたが、今から思えば大人用新聞をもっと早くから読んでいたら良かったな・・・と思ったりします。
天声人語を書き写す。
これ、専用のノートが出ていますね。
お友達が実践されていました。もちろん、国語成績上位者です。
低学年からされていたので、わけのわからない言葉やトピックスもそのまま写し、親子で話し合うだけ。
漢字も必然的に覚えるようになったそう。
特に、限られた文字数で、遠回しに表現するという高度な技を身につけられたので、中学受験の入試問題で「ダイレクトに答えがなく、筆者が言いたいことを推測する必要がある」という文章でも楽勝だったようです。
我が家はこれのアレンジ版、天声人語を切り取ってノートに貼り付けて、親子で話し合ってはいかがでしょう?と塾の個人懇談でアドバイスいただきましたが、一ヶ月しか続きませんでした。もっと続ければよかった・・・と後悔です。
料理をする
いま流行りの動画を見てお料理ではありません。
料理のレシピ本を見てお料理をするのです。
料理に限らず、手芸やDIYなど、いわゆる趣味や生活のジャンルの本はある意味その本自体が「説明文」です。
その説明通りに作らなければ完成しませんから。
料理だと、何に気を付けないといけないかというポイントもあるので「筆者の伝えたい事」を読み取らなければいけません。
楽しく、美味しく、説明文克服にも良い。
まさに一粒で三つ美味しいと思いませんか?
折り紙やプラモデルなどで遊ぶ
これも料理と共通しますが、玩具でも「何かを作る系」は作り方の説明書自体が、そのまま説明書です。
その通りに作らないと完成しません。
出来た時には達成感もあります。
ドキュメンタリーを見る
バラエティやドラマなども豊富な語彙を得ることができるのでオススメですよと、塾の先生がおしゃっていましたが、ドキュメンタリーは特におすすめとのこと。
普段生活で触れない「専門用語」を聞き、それが何か?ということを想像、予想し、実際に映像で知ることができるからだそうです。
実際の入試問題では知らない用語、専門用語も出てきます。
そんな時に「こんな感じの意味かな?」と想像しながら読み進めることができるようになるのは、ドキュメンタリーを見たり、ノンフィクションものが好きで読んでいたりというお子さんが多いそう。
何よりも、知らない言葉が出てきた時に「戸惑わない」「諦めない」ということが一番の武器だそうです。
中学受験 国語の説明文が苦手な子に!のまとめ
中学受験において国語は重要科目です。国語の説明文が苦手なお子さんにおすすめの勉強方法や問題集をご紹介させていただきました。
また、机上の勉強だけでなく、親子で楽しみながらできる意外な方法もご紹介。国語の説明文が苦手で悩んでいらっしゃるお子さんにぜひ、試してみてはいかがでしょうか?
説明文は物語文よりも精神年齢関係なく、テクニックで点数がアップしやすいと思いますので、取り組んでみて下さいね。