梅雨の時期に限らず、洗濯物が多い、まとめて洗濯する、夜しか洗濯できないなど部屋干しをする人は多いことでしょう。
でも部屋干しで悩むのが、どうしたら早く乾くかということ。
そこで、部屋干しで早く乾かす方法を干す場所やコツも併せてご紹介したいと思います。
ちょっとした工夫と知恵で、短時間で乾かせますよ。ぜひ、試してみて下さいね。
今は年中エアコンを使うことが多いので、室内が乾燥しています。
だから部屋干しは思った以上に早く乾きます。
目次
部屋干し もっと早く乾かす方法
干す場所は部屋の真ん中に!
部屋干しで早く乾かすには、干す場所がとっても重要なのはご存知でしょうか?
小さなころ、叔母の家に行くと仕事の洗濯物をたくさん干してありました。
しかもリビングの真ん中に!
広いリビングだから真ん中に干しているのかな~と小さい時は思っていたのですが、自分が家事をするようになって、仕事をしているし、電気代は節約したいしで、洗濯時間を考えていると、ふと記憶が蘇ってきたのです。
「真ん中に干すと、朝起きたら、このたくさんのタオルは乾いているわよ。あとは、早朝の日差しで日光消毒するくらいで仕上がるわよ。」と伯母の話を思い出したのです。
そこで、一日の終わりにするようにし、寝る前にリビングのど真ん中に干すようにしました。
そして、朝になれば物干しごと、ベランダに移動。
朝起きた段階で、タオルやシャツなど薄手のものはほぼ乾いている状態。
朝一番に物干しをベランダに移動して、日光や風を当てるようにし、出かける前に、そのまま物干しごと、室内に移動して放置し、帰ったら畳むだけ。
お天気が良い日や、帰りが早い時などは干したままで書ける時も。
逆に帰宅が遅い日や、天気が怪しい時は、室内の窓際に置いておきます。
帰宅したら畳むだけなので、ローテーションが決まってとても楽です。
作業はたくさんあるようですが、重要なポイントはただ一つ。
リビングの真ん中に洗濯物を干しておくということ。
邪魔にならないようにと、窓際に干すイメージがある洗濯物ですが、同じ洗濯物でも、干す場所によって全く渇きが違うのは実感しています。
リビングの真ん中に干す方が早く乾く理由は、ズバリ「対流」のおかげ。
冷暖房をつけていない時でも、空間では空気が対流します。
人が動く時はもちろん、気温の変化でも、微妙な対流があるのです。
その対流の影響が一番大きいのが、部屋の真ん中です。
寒い時、風を避けたい時に、物陰に隠れることってありませんか?
その逆バージョンです。
室内の対流が一番ある場所、それがリビングの真ん中になるので、そこに洗濯物を干すと、室内干しでも早く乾くのです。
「そんなリビングの真ん中に干すなんて、邪魔だわ~!!」と思いますよね。
その心配は、夜寝る前にリビングの真ん中に干しておく方法で解決できます。
みんなの洗濯物が集まってから洗濯できるので、洗濯の回数も効率よくできますし、干してしばらく違う場所でも、寝る前にリビングの真ん中に移動したらあとは、寝ている間に乾かすだけ。
そして、日光を当てたり、風を当てたりするために、外に移動させる。
ベランダがなければ、窓際に置いておくだけでもOKです。
これで、部屋干しでも、かなり早く乾きますよ。
蛇足ですが、カーテンレールに干すのはオススメできません。
窓や壁付近は対流が悪い、つまり空気が動かない事理由に加えて、カーテンの汚れがせっかく綺麗に洗った洗濯物についたり、逆に、洗濯物の水分がカーテンに移ってシミやカビの原因になったりするからです。
干すのは部屋の真ん中に!
これが部屋干しで早く乾かすポイントです。
二階に干す
二階に干す空間があれば、二階の方が早く乾きます。
それは、二階の方が室温が高いから。
温かい空気は、軽いので(理科で習いましたね^^4℃の空気が一番重いって)高い部分に上昇します。
温かい空気は一階の天井から二階の床に伝わって、一般に二階の部屋の方が室温は高いです。だから、二階の方が、早く乾きやすいです。
ちなみに田舎の両親の家は、ダイニングに吹き抜けがあって(結構豪華な家です)そこの二階部分の廊下に手すりがあるので、そこにかけて干すと、あっという間に乾くそうです。
うらやましい!!
晴れた日は、日差しのある窓際に置く。
これは当たり前のことですね。
一人暮らしの女性などは、仕事やお出かけの時、晴れてても外に干せない場合があります。
晴れている日は、窓際に置くのが一番良いですね。
今は洗濯を干す専用の南側の部屋もあるくらいですから^^
重なり合わないように干す!
我が家にはLDKの真ん中に突っ張り棒を設置してあります。
この突っ張り棒にハンガーにかけた洗濯物を夜間に干しておくのです。
天井に高い位置、梁に沿って設置してあるので、インテリアを損ねることはありません。
そして、この突っ張り棒で洗濯物を室内干しするときに気を付ける事。
それは、重なり合わないように干すこと。
対流した空気が通りやすいように、なるべく離して干すようにしましょう。
前後の生地の間に隙間が空く方が、乾くのが早いので、使用するハンガーは細いタイプよりも太いタイプがオススメ。
タオルは折るのではなく洗濯バサミを使って干す!
タオルを干すのに、角形ハンガーやパラソルハンガーを使う人も多いことでしょう。
タオルを部屋干しする時に早く乾かす方法は、畳んで干さない事。
角形ハンガー、パラソルハンガー共に、一番端を洗濯バサミで上の方を留めましょう。
こうすると、二枚に重ならず、上から乾いていきます。
そんなの面倒だ!という人は、パラソルハンガーの場合は足2本に一枚のタオルを干すのでもOK。
この方法はバスタオルでも同じです。
イメージは「生地が重ならないようにすること」
これにつきます。
三角形ハンガーはアーチ形で干す!
角形ハンガーを使用するご家庭も多いことでしょう。
タオルや下着、ハンカチと、色々干せ、移動時はまとめて移動させることができるのでとても便利ですよね。
この角形ハンガーも、干し方の工夫で、室内干しでも早く乾く方法があるのです。
それは洗濯物をアーチ型になるように干すこと。
これだけでOKです。
洗濯物それぞれの長さがあると思いますので、干した時に角形ハンガー全体を横から見て洗濯物の下部分をつないだら「アーチ型」になっていればOK。
長いもの
綿素材のもの
厚いもの
乾きにくい衣服
これらを外側に干すことがポイントです。
私はこれも伯母から教わって実践していたのですが、TV番組でも検証実験が行われていました。
アーチ干しに加えてV型干し(両端が短く真ん中に向かって長い洗濯物を干す)、長短干し(長い洗濯物、短い洗濯物を交互に干す)を比較実験していましたが、アーチ型は4時間で乾き、その他は5時間弱かかっていました。
もちろん、前述の「生地が重ならない」干し方でかけてくださいね。
両端の長い洗濯物に風が当たり
アーチの下に大きな空間ができる
空気中の水分の密度の変化から下降気流が発生する。
このような理由からだそう。
もちろん、水分蒸発も面積の広い(長い)洗濯物が外にあるので、蒸発しやすいということも大きな理由の一つでしょう。
アーチ干しすることで、大気中の水分密度に変化ができ、下降気流が発生します。その影響で洗濯物が早く乾くのです。
同じ道具を使っても干し方を工夫するだけで、早く乾きますので試してみて下さいね。
部屋干しで早く乾かす方法 道具を使ってみる
扇風機を使ってみる
前章で、部屋干しは部屋の真ん中に干すのがオススメとご紹介しましたが、それが無理な方もいることでしょう。
そんな場合は、扇風機を使って「人工的に対流を起こす」方法がオススメ。
室内干しで洗濯物を早く乾かす条件は
洗濯物の空間を広く取る
湿った空気と乾いた空気を交換する
この二点です。
どうしても、部屋の端っこや窓辺、カーテンレールにしか干せないという人もいることでしょう。
そんな場合は扇風機を使って、空気を対流してみましょう。
空気の対流で洗濯物を乾かすので、扇風機の風速は「弱」で十分です。
除湿器の風も使ってみる
我が家では、スニーカーや上履きは除湿器で乾かしています。
除湿器から勢いよく出る空気が当たる場所に靴を立てかけておくのです。
もちろん、水分をあらかじめ、乾いたタオルで拭いてから立てかけておきます。
雨の日や、夜にはこの方法で、上履きなら1時間かからずに乾きます。
また、スニーカーなどを乾かす以外に、角形ハンガーや通常のハンガーに干して乾かす際に、除湿器はもちろん、エアコンの除湿機能を使うのもオススメです。
理由は前述のように「対流」が起きやすくなること。
また、大気中(室内中)の湿度が低い方が乾燥しやすいからです。
除湿器のタイプや風のパワーによって差があると思いますが、一度試してみてはいかがでしょうか。
手動で早く乾かす
手動というと大げさですが、手間をちょっとかけるだけで乾きがちょっと早くなりますよ。
乾いた洗濯物は取る。
これで洗濯物の対流がさらに起きやすくなります。
また、タオルなどは途中で上下を干し直すといいですよ。
上から乾いて行くので、下の半乾きの部分を今度は上に留めます。
このように、ちょっとしたひと手間で乾きが早くなりますよ。
アイテム別 室内干しで早く乾かす方法と工夫
ワイシャツの部屋干しの工夫
子ども給食エプロンやワイシャツなどはアイロンが必要ですよね。
干した後についたシワには、また霧吹きやスチームで湿らせてアイロン。
なんだか効率が悪い・・・・。
ということで、薄手のシャツや子供のエプロンなどは、脱水後に室内干しせずにアイロンするようになりました。
スチームの水を足すのも面倒だし、霧吹きを用意するのはもっと面倒。
と、手を抜いた結果、脱水後の湿った状態でアイロンをかけるという方法。
最近のワイシャツや給食エプロンは薄手なので、脱水だけでかなり水分が飛んでいます。
アイロンだけで乾くくらいなので、ぜひお試しを。
もし、脱水後アイロンが抵抗あって、普通に室内干しする場合は、背広用ハンガーにかけ、襟は立てて干すようにしましょう。
ジーンズは裏返して干す
ジーンズに限らず、ポケットがついているパンツ、スカートなどは裏返しで干す方が早く乾きます。
室内干しでは、効率的に早く乾く方法で干すのが一番。
ポケットは綿素材で作られていることも多いので、この部分の風通しをよくしてやり、乾かす方が、全体も早く乾きます。
伯母は洗濯竿にズボンの足を入れて干していました。
室内ではなかなか無理なので、ハンガーにかけて、ズボンの足が筒になるようにしています。
背広用などの幅の広いハンガーを使用すると、前と後ろの間が広まるので、通常に干すよりは空気が入りやすいと思います。
パーカーを室内干しで早く乾かす方法
生地が重ならないようにする。
洗濯物の周囲の空気が対流するようにする。
上記が早く乾かすポイント。
そのために、洗濯物の生地を重ねないようにすることが重要です。
パーカーはフードがあるのでどうしても生地が重なってしまいますよね。
そのまま干しておくと、肩回りや背中回りが乾かないことも。
パーカーは2本のハンガーを使用し、帽子の部分を広げて、洗濯ばさみで1本目のハンガーに留めます。
また、場所に余裕があれば、3本使用して、袖部部分を前のハンガーに、帽子の部分を後ろに留めるだけで早く変わります。
部屋干し、早く乾かす方法のまとめ
今回は室内干しで洗濯物を早く乾かす方法や工夫をお話しさせていただきました。
ポイントは洗濯物の間は空間を広げて空気を対流させること、生地が重ならないようにすること、これが大切なポイントです。
ちょっとした工夫で、部屋干しでも乾く時間が短縮できますので、ぜひ実践してみてくださいね。
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