中学受験 関西の塾の塾別費用。2019の中学受験の動向は?

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中学受験をするなら、新四年生(三年生2月)から中学受験専門の進学塾へ通う子どもがほとんどです。

中学受験を検討しているけれど、いったい費用はどれくらいかかるの?と気になりますよね。

そこで、中学受験のための関西の塾の費用について大手を中心に比較してみました。

関西の塾では、面倒見が良い塾が多く、その分拘束時間が長い塾が多いので、費用も拘束時間に応じて高くなる傾向にあります。

6年の最終学年ではびっくりするくらいの金額になります。

後から後悔しないようにじっくりと見当しましょう。

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関西の中学受験の塾事情 2019

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イマドキの関西の中学受験

大学入試制度の改革が行われ、中学受験する子供がさらに増えてきました。

少子化の影響もあって、人数としては減っていますが、全体の子供の割合からは増えてきているようです。

また、少子化ということは、子供一人当たりにかける教育費が高くなっている傾向にあり、進学塾も少ない顧客(子供)を確保すべく、様々な講座を設けて低学年から取り込んでいます。

市街地を歩けば、様々な進学塾の看板を目にしますが、関西では老舗の浜学園をはじめ大手の進学塾が「塾銀座」にひしめき合っています。

子どもを送迎していて見かけるのですが、そこに足を運んでいる子供たちは、皆目を輝かせて、足早に入って行くので驚きです。

きっと、目的(志望校)があるからでしょう。

重たいかばんを背負って歩く小さな後ろ姿に思わずエールを送りたくなります。

野球を頑張る子、ピアノを頑張る子、と同じように勉強を頑張る子と、それぞれが頑張る目的を持っていて、大人は勉強=可哀そうと思いがちですが、当人は目的に向かって進んでいるのでしょうね。

そして、そんな姿に、私達親は応援する一方で、

現実的な問題、成績、送迎、志望校、

それに塾費用に頭を悩ませるのです。

大人は「費用対効果」をついつい求めてしまいます。

一生懸命受験戦争を戦っている子供には悪いのですが、どうしても「費用対効果」が身についてしまっている大人は、この費用をかけてこの成績・・・と時には悩むのです。

逆に、成績がアップして調子がいいと、「高い費用払っているだけある」と嬉しくなるのだから現金なものです。

それくらい、親のメンタルの大きなウェイトを占めるのが、中学受験の塾費用なのです。

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関西中学受験の塾費用はどれくらい?

では、関西の中学受験の塾の費用はどれくらいかかるのでしょうか?

ズバリ!びっくりするくらいかかります!

低学年講座はお稽古と同等、くもんより安い講座もありますが、

本格的な中学受験勉強がスタートする4年の講座からは、急にアップします。

冒頭にお話ししたように、スタンダードな入塾時期が新四年(三年2月)となります。

そこから、約三年間塾へ通うのです。

入会金を納めて入塾し、基幹講座、季節講習、オプション講座にテスト費用、諸経費が毎月、約三年間かかるのです。

そして、その費用は学年が上がるごとにアップします。

受験学年である6年生では、志望校別特訓もあり、また、最難関中学を目指すとオプション講座の数が増えて、さらに費用が増えるのです。

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中学受験塾はいつからスタートするの?

関西の中学受験専門塾の大きな特徴が「スパイラル方式の学習スタイル」です。

同じ単元について深度を変えて何度も学習するのです。

4年生で習ったことを5年生で少し深めて、さらに6年で実践的に使えるレベルまで学ぶ。

何度も同じ単元を学ぶスパイラル方式です。

そこで、想像してみてください。多くの子供が4年スタートしているのに、我が子だけスタートしていなかったら、そのスパイラルの回数が減るわけです。

不安になりますよね?だから、ほとんどの子が4年スタートになるのです。

少し前までは5年スタートでしたが、子供に負担をかけないようにということで4年スタートがスタンダードになったようです。

負担とは、何度も繰り返すことで、最初に詰め込み過ぎないという負担です。

何度も繰り返して学習して身につけた方が子供の負担が減るから、というわけです。

一方、学年が前倒しになった事により、親の経済的な「負担」は増えるわけですが。

入学後にくもんやソロバンの代わりに、進学塾に入塾する子供もずいぶん増えました。

以前は低学年クラスがなかった関西の中学受験の進学塾ですが、今では、大手は大体低学年講座が設けられています

うちの子は算数講座だけお稽古の延長で低学年にスタートしました。

早くスタートしたら、それだけ費用は増えます。

また、拘束時間も塾によって違っていて、その為、塾ごとの費用も変わります。

次の章では、気になる、関西の大手中学受験専門塾の塾費用について比較してみようと思います。

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関西の中学受験の塾費用、塾別比較

たくさんある進学塾の中から、大手6塾の塾費用を学年ごとに概算でまとめてみました。

年度によって改定もあるし、細かいイベントを含むと上下するので、概算でお伝えしようと思います。

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塾費用の内訳

塾費用の中には、基幹講座の他に様々な費用が発生するので、それらも忘れずに計算しておかないと、「あれ?こんなにかかるの?」と請求時にびっくりしてしまいますのでご注意を。

まずは塾費用の内訳を説明したいと思います。

塾費用

基幹講座

基本は3科、もしくは4科セット受講ですが、単科で取れる塾もあります。

セットの場合、国語、算数、理科3科セットで社会は特訓講座の塾もあります。

テスト代

公開模試、定着度チェックテスト、プレ入試テスト、志望校別テスト等

テスト代が別請求の塾とコミコミの塾があります。

テキスト代

 
各教科の冊数が塾によって変わります。

上下の塾もあれば、第一分冊~第四分冊、そして回答解説別冊で、テキスト代も塾によって大きな差が出るところです。

オプション講座

最高レベル演習、選抜クラス用講座、最難関クラス講座、志望校別特訓講座等

最難関を目指す子、6年生の子はオプション講座費用が高くなります。

諸経費

 
学習充実費や、web費用など。

諸経費を足すと、結構かかる塾もあるので、必ず全て足してみましょう。

私は引き落としの時に諸経費が想像以上にプラスされていたので、びっくりした記憶があります。

交通費

6年生になると、ほぼ毎日通います。

志望校別特訓は本部校舎で受講という塾もたくさんあるので、交通費も足してみるとかなりかかります。

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関西の中学受験の塾別費用比較

では、関西の中学受験の塾別費用を比較してみましょう。

大手6社の概算です。

1 浜学園

ポイント 4年生 約60万円
ポイント 5年生 約80万円
ポイント 6年生 約100万円 (テキスト、四教科受講、諸経費、季節講習込概算)

※オプションが細かく豊富なので、上記よりもアップします。

2 希学園

ポイント 4年生 約70万円
ポイント 5年生 約90万円
ポイント 6年生 約130万円(テキスト、四教科受講、諸経費、季節講習込概算)

※オプション講座をフルに取ると上記よりアップします。

3 日能研
ポイント 4年生 約60万円
ポイント 5年生 約70万円
ポイント 6年生 約120万円(テキスト、四教科受講、諸経費、季節講習込概算)

※灘特進コースだとさらにアップします。

4 馬淵教室
ポイント 4年生 約50万円
ポイント 5年生 約60万円
ポイント 6年生 約90万円(テキスト、四教科受講、諸経費、季節講習込概算)

※入会金、兄弟割引あり。更にオプション講座など受講したらアップします。

 能開センター
ポイント 4年生 約50万円
ポイント 5年生 約70万円
ポイント 6年生 約95万円 (テキスト、四教科受講、諸経費、季節講習費用概算)

※選抜クラスだとさらにアップします。

 進学館
ポイント 4年生 約60万円
ポイント 5年生 約80万円
ポイント 6年生 約100万円 (テキスト、四教科受講、諸経費、季節講習費用込概算)

※選抜クラスだとさらにアップします。

関西の中学受験の塾の比較まとめ

上記はあくまでも概算です。イベント的なものはパンフレットに記載されていないので、ママ友情報も含めて「これくらいはかかった」という事も込みで概算を出しています。

補強的なオプションと季節講習、社会特訓(四教科受けると前提しして)等を入れて、大体の目安となるよう計算してみました。

それでも、かなりの金額になるので驚かれたことでしょう。

これに最難関を目指すと、さらにレベルの高いオプション講座を受ける必要がありますし、塾によっては、イベント的な講習があって、それを追加すると必然的に費用もアップします。

一方、取捨選択して上記の費用がかからないケースもあります。

基幹講座を受けずに特訓のみ受講、三教科受験だから社会は未受講など。

季節講習は6年までは受けないと決めているご家庭もあります。

また、例えば、日能研や能開センターなどは、小3、小4の季節講習を無料にして塾との相性を見る機会あり、季節講習費用も無料となるので、一石二鳥の機会を利用されるといいかもしれません。

志望校、子どもの状態によって基幹講座以外の講座を、親が冷静に見極める必要があるのです。

このように、中学受験に欠かせない塾ですが、雰囲気、指導力と同時に、費用もきちんと視野に入れないと後からびっくりするかと思います。

関西の中学受験の塾は長時間拘束型が多いです。

その分面倒見が良いです。

時間当たりの単価で考えると、基幹講座はどこも変わらないという印象です。

周囲を見てみましょう。

ポイント 宿題は全て塾で完了してきて欲しいと思っているご家庭は希学園や進学館
ポイント 塾の講義が終わったら、自分の時間が欲しいというご家庭は浜学園を選択する家庭が多いように思います。

浜学園はウェブ受講生もいるので、そこでも費用を抑えることができます。

しかし、浜学園はオプション講座も豊富なので、塾のお勧めされるがまま、すべて取ると、グンとアップします。どの塾を選ぶにしても、

自分の子にどの塾の雰囲気が合うか、面倒見や高速時間はどう違うか、そして経済的な面としては特に6年生の費用を念頭に、適した塾を選ぶといいと思います。

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