サンスベリアってそのまま置いておけば育つんじゃないの?って思っていませんか。
サンスベリアの育て方には、いくつかのポイントやコツがあります。
根腐れしない方法。
植え替えの仕方が知りたい。
水やりはどのくらいの頻度がいいのか。
など、育てていると以外と気になることが出てくるものです。
浄化作用があることで有名なサンスベリアですが、実際、自宅でも会社でも置いています。
病院などでもよく見かけますね。
サンスベリアの空気清浄効果については、NASAでもお墨付きです。
どこかの地下鉄にもズラっと並べて置いてあるとか。こんなに、植物界以外でも認められているサンスベリアってすごいですね。
育て方についてご紹介いたします。
目次
サンスベリアの育て方、まっすぐに育てるには?
サンスベリアをまっすぐに育てる
まっすぐ揃っているサンスベリアは、見ていてもとても綺麗です。
まっすぐに育てたい。
そう思ったらまず、
日当たりのいい場所に置いて下さい。
そしてまっすぐなサンスベリアを選んでなるべく深めに植える事。
当たり前なんですが、これがまっすぐに育っていくコツです。
基礎が大事です。
小さいうちから育てる時はどうしても、そのまま大きくなった時に頭でっかちになるので、植え替えした時に少し深めに植え直した事がありました。
植え替えの機会があったら修正してもいいと思います。
土台が安定してどっしりとしながら伸びていくのでまっすぐに育っていきます。
ねじれたりすること
サンスベリアは成長途中で、横に広がったり、ねじれたりします。
それには理由があります。サンスベリアは日差しが好きなので、日の当たる方に向きます。
ねじれてしまう原因のひとつです。
たまに鉢の方向を変える必要があります。
土が乾燥しすぎることも、ねじれを即します。
葉が縦に丸まってきたりもします。一度なったら、元には戻りません。
そして横に広がるのは、日照不足が原因です。
日を求めて、葉を見せて来るらしいです。
そして、もともと横に向かって大きくなる性質がある為、それを止められないところがあります。
新芽がいきなり、中心部から離れた端の方に、場違いのように突然ちょこっと現れる時がありませんか。
それはこの性質によって土の中で茎が育ち、新芽が横に広がりながら伸びてるからです。
鉢の端にぶつかったから上に伸びて、土から新芽を出てきたんですね。
どうしても横に広がるのが気になるのであれば、オシャレなヒモなどでくくるか、広がっているのをそのまま楽しむでもいいのではないでしょうか。
土の状態
土は常に乾燥気味にした方がいいです。
水をあげる時はたっぷりと上げて、あとはしばらくほったらかしにするくらいがベストです。
葉に水分が溜まっているのですぐ萎れることはありません。
水をあげないのではなく、あげてる時とあげない時のメリハリが大事です。
乾燥状態にして安心していると、今度は葉に対して、縦にシワシワの筋が入る時があります。
それは土が乾燥しすぎているサイン。見逃さないで下さいね。
サンスベリアの根腐れについて
サンスベリアの根腐れのきっかけ
根腐れで、一番綺麗に育っていたサンスベリアがやられました。
会社にあった色々な種類の親株から株分けしたものをわざと混ぜて植え、小さいうちから育てたものです。
ダメになってしまったのは、春先のまだ寒い日が続いてる季節の変わり目で難しい時期でした。
暖房でずっと暖かった2階の部屋で冬を越していたサンスベリアでしたが、置き場所を玄関に変えたんです。玄
関は、広めなので冬場は本当に寒くて、飾った花はすぐ弱って枯れるし、ポトスさえ育たずに萎んで腐りました。
鬼門ではないけれど何か問題があるのかウチの玄関です。
何も飾らないと寂しいので、サンスベリアは、耐陰性もあるから、それなら大丈夫だろうと安易に思ってしまった私は、あえて寒い場所に大抜擢してしまったのです。
根腐れ
葉が垂れてきたりしたわけではありません。
見た目はしっかりまっすぐなので異常に気づくのが遅れました。
久しぶりに水をあげようとしたところ、よく見ると、あれ、葉の色が透けてる感じで茶色っぽくないか。
特に根元の方。きゅうりの匂いがしてる、腐ってる?
と土から抜いたのですが、ほとんど根が腐ってました。
あーやっちゃった。
寒いし、日は当たらないしで、前にあげた水が吸収されてないままでした。
寒い中でその状態が続いたため、根腐れしてしまったんですね。
諦められきれず、なんとかならないかとサンスベリアの長い葉の途中から切って、土に葉挿しをして見ましたが全滅でした。
葉が水っぽくなっていたのでもう手遅れだったんです。
反省です。
根腐れにならないようにするには、日当たりのいい場所に置く。
水やりは1週間くらいほっておいても良し。
気温の低い場所は避ける事を身をもって実感しました。
葉挿し
今回は応急処置で葉挿しをして全滅しましたが、根腐れした時に葉挿しをすることは間違いではありません。
葉に元気な部分が10cm以上あれば、葉挿しして復活させる事は可能です。
カットした切り口はそのまますぐ挿さずに一度乾かし気味にしてから植えると根腐れ予防にいいです。
そして、水は根が出てきてからあげるようにして下さい。
緊急時は、葉挿しがあると、どこかの片隅に入れてもらえれば大丈夫です。
サンスベリアの植え替えについて
植え替えの仕方
サンスベリアは、乾燥に強いのですが、土の湿気に弱いので、通気性をよくするためにも植え替えが必要です。
また、根の他に、土の中でも茎を伸ばして増えていくため、鉢がいっぱいになりやすいので注意して下さい。
土はサンスベリア専用の土もありますが、普通の観葉植物の土でもいいです。
まず植える前に、まっすぐでしっかりしたもの、そしてできれば長さを揃えて綺麗なものだけを選抜して、植え替えます。残ったものは長さを揃えて、特にまだ小さいものは、水差しするか、そのまま土に植え替えしても可愛いです。
そして更に植え替え後が重要。
植え替えしたら1週間は水をあげない方がいいです。
水をあげたくなっても我慢して、乾燥気味にして下さい。
サンスベリアの模様の秘密
サンスベリアは色々な種類がありますが、葉の模様が多彩ですね。
植え替えする時にそれを利用して、オシャレに仕上げてみてはいかがでしょうか。
例えば小さい時は緑色だったのに、大きくなってきたら模様が出てきたり、元々模様があるものでも別の模様の子株が出てきて、どこから来た?ってびっくり。
葉の模様には、不思議な秘密があります。
葉の模様の事を斑入りと言って、遺伝子の問題で株分けをしたものは班入りで成長するけれど、葉差しして出来たものは斑無しになるらしいです。
つまり、模様入りで葉挿ししたら、緑色だけになるということですね。
奥が深いです。
サンスベリアの育て方のまとめ
サンスベリアは、よく見かける植物ですが、育てて見ないとわからなかった一面がたくさん出てきて、新鮮です。
育てる環境がマッチすると、手がかからず順調に大きく育つので、つい安心して気に止めなくなりがちですが、葉だけは注目してください。
葉の状態はサンスベリアの健康バロメーターです。
それから空気浄化作用が抜群なので、空気が汚れている場所に置くとさらに大きく育ち、パワーアップです。
お陰さまで会社に置いてあるサンスベリアは、職員さんたちのため息ですくすくと育っております。
マイナスイオンをたっぷりと浴びたい方は、サンスベリアを一度育ててみて下さいね。
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コメント
班入りではなく斑(ふ)入りでは?
お返事遅くなりました。ご指摘ありがとうございます。
はい「斑(ふ)入り」です。 修正しておきます。 ありがとうございました。