看護師の働き方の悩みとは様々なものがあります。
年代別の悩みから業務に関する悩み、人間関係、そもそも看護師に向いていないんじゃないか?と思う時期もあるかもしれません。
そんなときに思い浮かぶのは「辞めたい」ということ。
しかし、別の柔軟な考え方ができることで少しでも負担が減るかもしれません。
お悩み別のアドバイスをご紹介していきましょう。
目次
看護師としての働き方は?悩みは希望でない病棟に配属された


しかし、希望が通らなかったからといってすぐに辞めてしまうのは勿体ないことですし、病院内での信用を失います。
特に新卒時にはそういったことが多いと思いますが、私の周りには辞めてしまった人はごく一部です。
希望の科ではないけれど、上の人が適していると判断して決めた結果だから、とりあえずやってみるという人が多かったです。
しかし、やっぱり自分には合わないと思い、異動願いを出してその後異動するケースもあります。
全くやる気は出ないかもしれませんが、辞めて新しく転職するために情報を集めて、見学・面接して・・・という労力を考えると、面倒に思ってしまう人も多いと思います。
また、それだけで数か月や半年などの期間がかかることも。
特に新卒時の場合には、希望の科ではなくてもとにかく1年は頑張ってみてほしいと思います。
看護の基本としてはどの診療科であっても通じるものはありますし、絶対に将来的にその看護知識や技術が生かせる時がきます。
仕事以外のことであっても、希望通りにいかないことって多いです。
しかし、大切なのは「その希望が叶う」ことだけではなく、たとえ希望ではないことであっても、そのときにどう対応できるか、乗り越えられるかで、人としての考え方の柔軟性や世界が広がってくるのではないかと思います。
看護師1年目で、自信を無くした。インシデントが重なりました。


特に新人のころから3年目くらいの時期にはインシデントが重なってしまうことがあります。
新人の場合には、リスクの回避能力が乏しいことや業務量が多くて余裕がなくなってしまうなどの特有の理由があります。
そして、そのタイミングが重なってしまったときにインシデントとして表れてしまうのです。
まず、インシデントが起こるとレポートを提出するために、自分の看護を振り返る過程で「なんであそこで焦ってしまったんだろう」「途中できづくことができなかった」など、後悔することはいっぱい出てきます。
また、先輩看護師や上司から責められてしまうこともあるかもしれません。
インシデントが原因で、患者さんを受け持つ範囲が制限されてしまったり、夜勤回数が減らされたりということもあります。
そうすると、後悔と共に「自分は看護師に向いていない」「看護するのが怖くなってしまう」という心境に陥ることが多いです。
実は私は新人の1年くらいはインシデントが全くなく経過していました。
同期は小さいインシデントが続く中、当時の私はきちんとやっているから大丈夫という自負がありました。
しかし、1年半頃に初めてインシデントを起こしてしまったとき、恥ずかしいという思いと、「あれ?と思ったときになんでちょっと先輩に確認しなかったんだろう」という後悔で夜も眠れませんでした。
それ以降、一気に自信をなくしてしまい、普段できたこともできなくなるような感覚になりました。
それを見かねた先輩が「ミスをしてしまった過去は忘れてはいけないけれど、”なんで”とか”どうして”って後悔して悩むのは辞めなさい。
きちんと反省点を受け入れてこれからに向けて行動する姿勢が大切」と言われました。
くよくよ悩んでいても悪循環に陥るだけなので、自分の中で次はここで気を付けようと決めました。
そうして動くようになったことで、少し世界が広がって見えたような気がしました。
このように誰にでもインシデントはあるもので、ショックで落ち込むものです。
しかし、看護師として成長し大きくなるためには、自分の中で折り合いをつけて、次に進むための気持ちを整理することが一番大切ではないかと思います。
プリセプティのことでよく注意されます

それで自分の指導が間違っているのではないかと責任を感じるようになり、ストレスです。
看護師3年目~中堅看護師になると後輩の指導にまわることが多くなります。
特に最近では新人さんを怒ってしまうと辞めてしまうのではないかというしわ寄せで、先輩へ指導が入ることもあります。
しかし、よく考えてほしいのは、自分が新人のときも先輩看護師がいる状況だったということ。
そのときもきっと先輩は知らないうちに怒られていたり、指導で悩んでいたことでしょう。
まずはそのことを頭の隅においていてほしいです。
そして、プリセプティの責任をすべて背負わなければと思う人も多いですが、そもそもプリセプターは別に完璧な指導者というわけではありません。
シニアプリセプターというさらに上の先輩がついているように、ちょっと身近に相談できる先輩なのです。
まずプリセプティのことで悩んだら、シニアの先輩に相談するのが一番スムーズです。
また、プリセプターはある程度人間性や知識や技術が見込まれていないとできるものではありません。
あなたがそれに任命されたということは、その条件をクリアしているということと、期待されているということは間違いありません。
だからといって、まだ新人さんがすべてスムーズにいくわけではないのです。
すぐに覚えられなかったり、ミスをしてしまったりとうまくいかないこともあります。
しかし、それを一緒にプリセプティと乗り越えることで、あなたも一緒に成長できるのです。
もし、私の指導が間違っていたかなと感じたときには、では次にどうすればいいのかなと考えることで、危険回避能力やアセスメント力が身につくのです。
プリセプターをするというのは、ただ後輩指導の負担が増えるだけではなく、自分のスキルになると思ってやってみると、少し違った視点で関われるかもしれません。
他のスタッフとの人間関係に悩んでいます。


特に、総合病院などから個人病院やクリニック、老人福祉施設などの転職ではよくある話です。
まずはそうした温度差がないように、見学や面接の時点でよく相談し見極める必要があるのですが、入職した後に気付くケースも多いです。
そうしたときにどう対処すればいいのでしょうか?
今までの私だったら、「こんな場所ではやってられないわ!」と言い出して辞めてしまうと思います。
しかし、今になって思うことは、まだ何も知らないのに知ったかぶりをして、何も行動しなくて結局辞めてしまったということ。
この点については、次の就職先の面接をしているときに、「どうして辞めてしまったの?」「何か対処はしたの?」などと質問され、はっと気づかされたのです
。私は不満ばかりを口にして、結局自分では何もしていなかったのです。
一つ行動を起こすということはなかなか勇気がいることだと思います。
しかし、主任や師長に相談する、自分からカンファレンスで提案してみるなどの行動をしてみることで、何か少しは変わるかもしれません。
その行動を起こしても、何も変わらない場合には、時間や労力の無駄になってしまうので、きっぱり辞めてもいいかもしれません。
まずは、小さなことでも自分から行動を起こしてみることから始めてください。
結果が良くても悪くても、きっとそれがこれからのあなたにとって、とてもいい経験になると思います。
看護師の働き方悩み相談のまとめ
悩みは看護師に限らず、どの世界でもあります。
デモ看護師特有の悩みがあります。
少しは気持ちをポジティブに持っていけるでしょうか?
そのほかの悩みです。
看護師の働き方悩み相談 解決アドバイス!その2。辞めたいと考える前に