本のおすすめ、小説で感動したい人にはこの本!

本 おすすめ 小説 感動

私は本を読んでいれば1日なんてあっという間に終わってしまいます。

今回は「小説で感動したい人」にオススメの小説をご紹介していきたいと思います。

こちらの記事を読んですぐにでも読んでみたいな~という本があったら嬉しいのですが…♪

色々オススメしたい本はあるのですが全てのジャンルをひっくるめてしまうと、収拾がつかなくなってしまうので今回は「小説で感動したい人」にオススメの小説をまとめました。

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それぞれの本は、↓↓↓こちらから検索↓↓↓してください。

私は本を読むのが小学生の頃から大好きです。

父が読書家ということもあり、家には自分で購入しなくても沢山本があったのも理由の一つかもしれません。

中学生の頃には朝「読書時間」というものがあったのですがその時間が大好きでしたし、中高大と図書館はとても好きな場所でした。

本を読んでいる間は自分の今いる世界ではなく、別の世界へ連れて行ってもらうことができる所が好きなんですよね。

社会人になった今でも通勤時間が長い方で朝はつい寝てしまうのですが、帰宅する時はなるべく本を読むようにしています。

外出自粛が続いて、そろそろやることがなくなってきたという人も多いのではないでしょうか?そういった時こそ本の出番です!

本屋さんに行って探すのもいいのですが、いざとなれば電子書籍もありますし、ネットですぐ手に入れることもできます。

小説で感動したい人におすすめの本

「感動」といっても、何に、どういったことに「感動」するのかは人によって異なりますが、今回は私の独断と偏見で(笑)、おすすめの本をご紹介します。

「小説で感動したい人へおすすめする本というよりは私が感動した本」と言った方が近いかもしれません。

それではご紹介していきます!

1

「冷たい時の校舎は止まる」 辻村深月著

上巻・下巻とあります。

冷たい時の校舎は止まるのあらすじ

とある高校に通う8人の高校生が、ある雪の日に校舎の中に閉じ込められてしまう所から物語は始まります。

なぜ自分達が校舎に閉じ込められてしまったのか話合っている内に「文化祭の時にクラスメートが自殺してしまったことが関わっているのでは」という結論に至るのですが、5人ともなぜか自殺してしまったクラスメートが誰だったのか思い出せない…そんな中担任の先生の机の上で写真を発見します。

本来ここにいる8人のメンバーが写っているはずなのに、写真の中には7人しかいない…もしかして自殺したのはこの中の誰かなのでは?

もしかして覚えてないだけで、自殺したのは自分なのでは???

そんな疑心暗鬼な気持ちを持ちつつ8人は校舎から出る方法を探す…。

冷たい時の校舎は止まるの感想

この本は上中下と3か月連続発売された小説なのですが…

もう最初に読んだ時の「これからどうなるの?!」「えっ。この中の誰かが死んでるの?」というドキドキ感…毎月親にお願いして本屋さんに連れて行ってもらって発売日に買い、その日一晩中夢中になって読んだ、今でも大好きな本です。

校舎から出る方法を探していく中で8人はそれぞれ、自分の中に抱えているものと向き合うことになります。

人には見られたくない部分、知られたくない部分は誰にでもあって…大人になってしまえばそれらとも上手にそれなりに付き合えるようになりますが、高校生の頃ってそんな部分を持っていること自体がちょっと後ろめたかったりして…。

傷つきながらも、精一杯自分自身を向き合って、新しい自分になる登場人物たちを見ていると「自分も…」と勇気をもらうことができます。

こちらの本の帯に「爽やかな感動が待っている」と書いてあって…当時私は「でも仲いい子の中に一人もう死んでいる子がいて爽やかな感動って…?」って思っていたんです(笑)

ただこれ以上はネタバレになってしまうので言えませんが最後まで読んだら、す~っと心に爽やかな風が通るようなそんな感動が確かに待っています。

「泣く感動」ではなく最後に「笑える感動」があります。

文章もかなり読みやすいので、短くはありませんがあっという間に読めてしまうと思います!

ぜひ「爽やかな感動」を味わってみてください!

私は初版のまだ上中下巻で発行されていた時のものを持っているのですが、特別装丁版を今狙っています。というか絶対に買います!

冷たい校舎の時は止まるの登場人物が出てくる短編集もあります。

これは私は読んでかなりテンションが上がった本…こちらも「ああ…!」とほっこりする感動を与えてくれます。

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2

黄色い目の魚  佐藤多佳子著

黄色い目の魚のあらすじ

高校生の村田みのりと木島悟は高校のクラスメート。

悟がみのりの絵を美術の授業で描いたことから少しずつ話すように…。

まだ恋とも言えない、でもお互いなんだか気になる…そんな2人の関係性は一体どういった形になっていくのか?

黄色い目の魚の感想

この小説はみのり視点と悟視点、章ごとに視点が変わっていきます。

そのためお互いがお互いに対して今どう思っているのかというのがどちらの視点からも見えることができるので2人の心の動きが非常に読みやすいです。

そしてなによりみのりと悟のキャラクターが非常にいいんです。

2人ともとても不器用なんです。

みのりは「自分」というものをはっきり持っていて、人に合わせることができない。

そのせいか周りから少し変わっていると言われている叔父意外には本音で話せない。

悟はサッカー部で、友達もいて、楽しそうに過ごしているように見えるけれど、母と離婚した父の影響で何事にも「本気になれない」。

周りが熱くなっていても表面上合わせてても、心から熱くなれない。

そんな2人が、今まで関わってきた周りの人とは違う異性に惹かれていく過程が、もどかしくて、切なくて、でもとても美しいです。

最後の章でお互いへの自分がどう思っているのか話すシーンがあるのですが、セリフ一つ一つが淡い光を持っている感じがして、読むたびに胸にジーンと来ます。

大人が読んでも「こんな風に周りに対して自分も思っていたなあ」と思うことがあるはずです。

佐藤多佳子さんの描く高校生は高校生らしい心の葛藤を抱えていて応援したくなってしまいます。

そしてストーリー全体が爽やかで、心にすーっと風を通してくれる感じがします。

↓↓↓ 私はこちらも大好きです! ↓↓↓

「一瞬の風になれ」

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青空の向こう アレックスシアラー著

青空の向こうのあらすじ

突然交通事故で死んでしまった少年ハリー。

「やり残したこと」を全てやりつくして、青空の向こうに行くために再度自分の大切な人がいる地上へ戻ってくる。

青空の向こうの感想

私、あまり洋書を読まないのですがこの方の小説はとても好きです。

この本は「友達から泣けるから読んで…。」と言われて読んだ本なのですが、友達が言ってた通り最後の方ずっと泣いてました…(笑)

初めて読んだ時は中学生とかだったと思うのですが、その時はどちらかというと主人公や主人公の友達、お姉ちゃんの考え方に近かったと思うのですが、今となっては出てくる大人側の想いもくみ取ってしまうのでより泣けます…。

「風をもう感じることはない」というハリーのセリフがあるのですが、よくよく考えたら当たり前のことで、生きている私たちにとっては何気ないことでも、それすらできない状況に突然陥ることがあるんだと教えてくれます。

またハリーは事故にあった当日お姉ちゃんのエギーと喧嘩をして、そのままお別れになってしまったのですが「ありがとう」「ごめんね」といつでも言えると思っている言葉の大切な…そういったことも教えてくれる物語です。

四日間の奇蹟 浅倉卓弥

四日間の奇蹟のあらすじ

元ピアニストの如月敬輔と脳に障害があるが天才的な腕を持つピアニストの千織がリサイタルのために訪れた山奥での診療所で遭遇した奇蹟のような4日間のお話。

四日間の奇蹟の感想

もう1人重要な人物がいます。それが診療所で働いている「真理子」。

とても優しく、面倒見のいい女性で人見知りしがちな千織がすぐになついてしまうくらい。

真理子と千織が散歩をしている時になんと雷が2人に上に落ちてきてしまいます。

2人ともすぐに病院へ運ばれましたが、真理子は重症。千織は真理子がかばったおかげで体自体は軽度の怪我で済んだのですが、なんと真理子の精神が千織の中に入ってしまっていたという所から物語が進んでいきます。

真理子は生と死の間をさまよっている自分を見つめて過ごす訳です…。

一体どういう気持ちだったのでしょうか。

千織が普段言葉にできない気持ちを、千織の中にいる真理子はなんとなく理解することができて、それを敬輔に伝えたり、過去のことについて話したり…そんな本来ならあり得ないような時間を過ごす3人。

最後にどういった結末が待っているのかはぜひ読んでいただきたいのですが…私は自然に涙が出てしまいました。

映画化もしている作品なのですが、個人的には小説を読んでから見て欲しいなと思います。

この他にも

ポイント カラフル 森絵都著
ポイント ツナグ  辻村深月著
ポイント 優しい死神の飼い方 知念 実希人著
ポイント ギフト 日明恩

は読みやすく、普段小説を読まない人でも気軽に読める小説です。
ページ数もそこまで多くありません。

どれも読み終わった後に感動に浸りつつ「自分の人生」や「生き方」について考えさせられます。

5

八日目の蝉 角田光代著

こちらは既に映画化もされており今更私が紹介するまでもないのですが、特に女性はきっと思う所が多いのではないかなと思います。

私はまだ結婚も出産もしていませんが、それでもやっぱり考える所やぐっとくる所が多かったです。

6

小暮写真館 宮部みゆき著

これを感動する小説で紹介するかすごく迷ったのですが、私は大好きで読み終わった後に「すごく良かった・・・。この作品、大好きだ!」と思ったのと、出てくる登場人物の今後にとても感動したのでここで紹介しちゃいます。

正直この本は小説を読まない人にはかなり長いと思います。

宮部さんの小説は会話文よりも心象描写が多いのでより読むのに時間がかかるかもしれません。

しかし最後まで読んだからこそ感じることができる感動があります!

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本のおすすめ、小説で感動したいのまとめ

自分が経験できないことを本を通して経験して、感動をもらえるなんてとても素晴らしいことですよね。

「感動する」っていうことは心にとってもいいことだと思うんです。

疲れた時や、悲しい時、悩んでいる時に感動する本に出会うとそういった感情が全てさっぱりする気がするんです。

原因がなくなる訳ではないのでそのこと自体が解決する訳ではありませんが広い視野で改めて考え直すことができる気がします。

そして本を読むことで損をすることは絶対にないです。

自分が触れたことのない世界の知識も、本を読むことによって知ることができますし、知らない内に単語や日本語が自分の頭の中に蓄積されていきます。

それらは今ではなくても、どこかで自分を助けてくれるかもしれません。

映像として見ることも素敵なことです。

それと同じくらい文章を読んで「この場面はこんな感じなのかな」と自分で想像するのもすごく楽しいんですよ。

本を読むのが苦手という人も多いと思うのですが、一度読み始めてハマってしまえばそこらはきっとすぐです。

無理して読むものではありませんが、もし本に少しでも興味が出てきたらちょっとずつ読み進めてみてくださいね。


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