今日は小説の中でも、ファンタジー小説の傑作集を中心に書いていきます。
おすすめ本の中から読みたい本を探してみてください。
皆さん小説は読む方でしょうか?
私は社会人になってから読む量自体は少し減ってしまいましたが、小説を読むのが大好きです。
本を読むのが好きだったので大学も国文科に進んだくらいです。
小説と一口に言っても様々なジャンルがあります。
恋愛小説、ノンフィクション、SF、推理小説、青春もの、ライトノベル、サスペンス…基本的にジャンルによって好き嫌いがあまりないので、どのジャンルも好きですね。
しいて言うのであればノンフィクションはあまり読まないかなあという程度。
作家さんで言うのであれば、この方の新作が出ているとつい欲しくなってしまうくらい昔から大好きでよく読んでいる作家さんです。
辻村深月
宮部みゆき
伊坂幸太郎
森絵都
三浦しをん
松本清張
恩田陸
森見登美彦
佐藤多佳子
有川浩
が好きです。
ちなみに父が村上春樹さんが大好きなので関連する本はほとんどすべてお家にあるので私も読ませてもらったりします。
をご紹介させていただきましたが、今回は「ファンタジー小説のオススメ」をご紹介していきたいと思います。
普段小説を読まないという人でも興味がある本が見つかったら嬉しいです♡
目次
ファンタジー小説の傑作集
小説は人の好みがすごくわかれるものだと思っていて。
なので今回も前回と同様、「ファンタジー小説!これが絶対面白いよ!」という感じではなく私が実際に読んで「とても面白い!好き!」と感じた本をご紹介していきたいと思います。
自分でもかなり偏っているな・・・とは思うのですが!お付き合いいただければ嬉しいです。
あかんべえ 宮部みゆき著
上巻
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下巻
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あかんべえのあらすじ
師匠や、おりんにとっておじいちゃん、おばあちゃん、お客さんなどを読んで盛大に宴会を開き、これから頑張っていくぞとなっていた時になんと宴会にお化けが現れる…。
それだけでは終わらずなんとおりんは自分の家でも5人のお化けと出会ってしまう。
しかもなんとお化けは自分にしか見えないのだった。
なぜ「ふね屋」にお化けが集っているのか…なぜおりんにしかお化けは見えないのか。
それらの謎を解いていくと、30年前のとある事件に結びついていく。
あかんべえの感想
宮部みゆきさんというと「模倣犯」や「ソロモンの偽証」など推理小説のイメージが強いのではないでしょうか?
確かに宮部みゆきさんの書く推理小説は素晴らしいです。
ただそれと同じくらい時代小説も非常に素晴らしいんです。
その中でもこれはかなりファンタジー色の強いお話になっています。
まず出てくる登場人物が非常に魅力的なんです。
明るくて真っすぐで思わず可愛いと思ってしまう主人公のおりん
今でいうイケメンで、話し上手のお化け・玄之介
歌が上手で、美人で優しいお化け・お梅
小説なので自分で見た目やふるまいを想像するしかないのですが、「こういう人なんじゃないかな」と想像したくなってしまうようなキャラクターが沢山出てきます。
彼らの会話を読んでいると「ずっとこのまま仲良く過ごして行ったらいいのに」と思ってしまいます。
なぜおりんの新しい家にお化けが出てくるのかということを明らかにするためにおりんが色々頑張るのですが、その中で、女の醜い嫉妬や、親子の絆、恋や愛…など様々な大人の思いに触れていくことになります。
「子供って大人が思っているよりも大人の世界のことをちゃんと理解していたりするんだよな」と読みながら思ったことをすごく覚えています。
ヒヤヒヤしたり、ドキドキしたり、笑ったり、思わず泣いてしまったり…物語を読んでいる間きっと忙しいです!笑
最後エピローグがあるのですがきっとそれを読んだ時「あ~~~~~」と、また最初から読み直したくなること間違いなしの所は流石宮部さんだなと思います!
空色勾玉 荻原規子著
空色勾玉のあらすじ
しかし実は狭也は輝の一族と相反する「闇の氏族の巫女姫=水の乙女」だったのです。
そんな中月代王に見出され、采女として輝の宮に入ることになり、そこで宮に縛られ、「大蛇の剣」を守る稚羽矢と出会う…。
空色勾玉の感想
これは私が小学生の頃読んだ小説なのですが、最近友達が「これ面白かったな~好きだったんだよね」とツイッターで話していて「私も!好きだった!」と盛り上がった1作です(笑)
日本神話を元にしたお話なので出てくる単語が聞きなれないものが多いのですが、小学生でも読めたのでおそらくそこまで「ん?」とならずに読み進めることができると思います。
神話を元にしたお話なのですが、主人公の狭也視点で物語が進んでいくので冒険色が非常に強く読んでいてワクワクします。
また狭也と稚羽矢のやり取りが…こう…あまりに可愛らしくにこにこしてしまうんです。
気の強い狭也が稚羽矢に対して文句を言っていたり、それに対して稚羽矢が言い返したり…冒険色の強いお話ですが、恋愛要素も含まれていて
私も今読み直したい本ですし、思い出す度に「あっ。買おう!」と思っている思い出の1冊です。
神話などが好きな方には非常におすすめです。
13か月と13週と13日と満月の夜 アレックスシアラー著
13か月と13週と13日と満月の夜のあらすじ
そんな時メレディスが転校生としてやってきます。
「仲良くなりたい!」と話しかけたり、一緒に帰ったりしていくうちにだんだんが他の子とは違うことに気が付きます。
メレディスのおばあちゃんと話すことがあり、話を聞いてみるとなんとメレディスの中身は実は魔女で、目の前にいるメレディスのおばあちゃんの中身が本物のメレディスだったのです。
カーリーは体を取り戻すために手伝うのですがなんと…?!
13か月と13週と13日と満月の夜の感想
こちら「小説に感動した人にオススメ」でご紹介させていただいた「青空のむこう」と同じ作者です。
実は先に読んだのがこちらだったんです。
歩いたり、階段を降りたり、食べたいものを食べることができることのありがたさ。
今自分が当たり前のようにできていることが、いきなりできなくなる恐怖。
「時間の大切さ」「今の自分の大切さ」を教えてくれる本です。
そして「時間は誰にでも平等」ということ。
もし自分が今いきなりおばあちゃんになっちゃったらやっぱりショックだよな~なんて思いながら読み進めました。
勿論人間なので、今も少しずつ年は取っていて、自分でも「ああ~年取ったな」と思う瞬間もありますがそれは日々重ねているもの。
その間にその時その年齢の自分で大切な思い出や日常を過ごしている。
突然全ての時間をすっ飛ばしておばあちゃんになってしまったらやっぱりショックですよね。
「おばあちゃんになってしまうこと」ではなく「自分の過ごすはずだった時間がなくなってしまうこと」が。
そういった考える所も色々与えてくれるストーリーですが、楽しく読めます!
全体を通してもうドキドキしっぱなしです!
魔女に体を奪われてしまう所も
2人で体を取りもどそうと計画を立て、実行しようとする時も
「ひ~~~」という気持ちワクワクしながら読み進めることができるお話です。
ファンタジー小説、傑作 番外編
ふーことユーレイシリーズ
小学生向けの本なのでここで紹介しようか迷ったのですが、今読んでも感動してしまったので番外編で紹介しちゃいます(笑)!
そのまんまなのですが主人公のふーこと幽霊の和夫の恋のお話です。
小学生の頃大好きだったシリーズでこちらもふとこの間思い出して調べてみたら思った以上にシリーズが出ていてびっくりしたものです。
ふーこが和夫を呼ぶ時には和夫からもらったボタンを使って呼び出すのですが、それに憧れていました!笑
いつもネックレスにして身に着けているのですが、ふーこに恋心を抱いている他の男の子に「そんな汚いの捨てなよ!」みたいなことを言われるシーンや両親もいい顔していなくて捨てられそうになってしまったり…ということがあって、切なかったあ。
完結しているのを知らなったので読みたいなと思っています。
ハリーポッターシリーズ
定番中の定番ですね…!
こちらも読んだことはあるのですが、もう一度最初から読み直したいなと思っています。
映画もいいですが、小説も非常に読み応えがあって、映画とはまた違った景色を自分の中に思い描くことができると思いますよ♡
死神の制度シリーズ
こちらはファンタジー…?なのかとも思ったのですが大好きなシリーズなので載せちゃいます。
死神である主人公が、自分が担当する人と触れ合ってその人は期日に死んでも問題ないかのチェックをする…。というストーリーで短編集のような感じで一つ一つのお話が完結しています。
人の生と死がテーマではあると思うのですが、死神の目線で話が進んでいくので重くなく、必要以上に悲しみもなく…その軽さが私はとても好きです。
ファンタジー小説、傑作集のまとめ
ファンタジー小説は推理小説やミステリー、SFよりも個人的には読みやすいと思いますので、普段小説を読まないという人でも読みやすいのではないかと思います。
この世では経験できないことを主人公たちが経験しているのを読んでいる内に自分もまるでその世界を体験しているかのような気持ちを持つことができるのが小説のいい所です。
自粛もかなり緩和されてきましたが、まだまだ思いっきり遊ぶぞ~というには中々いきませんし、イベントなどもまだ中止になってしまうものも多いです。友達を誘って遊びに行くにもまだちょっと気を使ってしまいますよね。
(私も行く予定だった舞台とライブが全て中止になりました…)
そんな予定が丸々あいてしまった日に、小説を読んでみませんか?
「現実逃避」という言い方はあまりよくないかもしれませんが、どこにもぶつけることができないモヤモヤも読んでいる内に忘れてしまうことができます。
舞台やライブを見て感動するのと同じくらい、自分の好みの小説を読み終わった後の爽快感は素晴らしいものです。
ちょっとずつ読み進めるのもいいですし、一気に時間ととって読み切ってしまうもよし!
今年の夏は「小説」に今まで以上に触れてみるのはいかがでしょうか?
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