看護師の私のデイサービス体験談。単発バイトの仕事内容は!

看護師 シングルマザー 再就職

私が単発派遣で行っていた老人福祉施設には、併設しているデイサービスがあり、時々そこからも仕事の依頼がありました。

今回そのときの仕事内容などの体験談をご紹介していきます。

老人福祉施設関連の仕事の中でも、デイサービスは単発派遣の依頼が多いのではないでしょうか。

医療行為は少ないですし、マニュアルがあれば、病院のように入院・看護記録、難しい処置などもほとんどないため、ブランクがある人でもできるからだと思います。

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デイサービス体験談、施設概要

業務時間は9:00~17:30まで。

利用者は30人ほど、ほとんどが併設されている老人福祉施設に入居の方。(曜日によって外部からの方メインのときもあるようです)

比較的自立の人が多く、車いすの人は5~6人程度。

常勤の看護師は入浴介助に入るため、フォローで募集があった。

介護スタッフは3~4人常駐。

看護師 デイサービス 体験談

9:00 利用者がデイサービスへ到着

老人福祉施設のスタッフやデイサービスのスタッフが利用者をフロアに連れて来る。

私はバイタル測定を依頼されていたので、到着して、落ち着いた利用者から体温・血圧・脈拍、SpO2値を測定し、用紙に記載していく。

昼の薬は施設スタッフより預かり、まず介護スタッフが確認する。(あとで看護師もダブルチェックする)

★ポイント

薬を預かってチェックをする、バイタル測定をするのは看護師の仕事であったり、薬を介護スタッフとダブルチェックするところ、さまざまある。
(薬は内服薬から軟膏などの外用薬、インシュリンなどがある)

血圧は140以上、体温37.5度以上の場合は再検、それでも変わらなければ、常駐看護師と相談して入浴は見送りにする、施設入居の方は施設へ戻ることもある。
(これも施設によって決まりがある)

■9:30 朝の会

バイタル測定が落ち着いたら、お茶が配られ朝の会となる。

介護スタッフがあいさつをしたり、座ったままできるストレッチなどをする。

★ポイント

朝の会の間に介護スタッフが確認した内服薬を再度確認する。
(利用者のカルテと実際の薬が合っているか)

薬は自己管理の人もいるが、半分くらいは内服管理が必要なため、専用のボックスにセットする。
(今回いは施設入居の方用で一式セットされていた)

■9:40 入浴と健康体操

入浴の人は、順番に風呂場へ移動する。
(介護スタッフが誘導してくれる)

私は、順番待ちの人や入浴をしない人向けに、1グループで4~5人に分けて順番に健康体操を指導する。

健康体操は上半身・下半身のストレッチなどでゴムチューブを使用したりして、それぞれの動けるレベルに合わせて指導していく。
(マニュアルがあるのでそれに沿って行い、トータルで15分くらい)

★ポイント

入浴に入る場合には、衣服の着脱の介助や褥瘡処置を手伝うことが多い。

健康体操は機能訓練や健康維持を目的として加算適応となるので、きちんと時間と手順を守って行う。

私がお手本となって、動きを教えるが、中にはあまり乗り気でない人もいるので、声掛けをしてモチベーションを上げるよう工夫する。

看護師 デイサービス 体験談

■12:00 昼食

内服薬がある人、食前の血糖測定やインシュリン投与の人がいるので、看護師で手分けして行う。

利用者の名前がわからないので、本人と確認をするか、介護スタッフや常駐看護師とダブルチェックをして確認する。

食事介助する人はほとんどいないので、交代で休憩に入る。

★ポイント

内服管理は特に注意する。中には認知症の利用者もいるため、自分でフルネームを言えない人は、他のスタッフと確認する方が安全。

また、飲み忘れ、錠剤を落としてしまうこともあるので、内服薬をきちんと飲んだかまで確認する。

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■13:00 午後のイベント

常駐の看護師はお昼で帰るシフト(半日の契約のよう)であったため、午後からは介護スタッフと協力して行う。

午後は3つのグループに分かれて、それぞれ工作をするグループとカラオケをするグループ、リハビリのための運動をするグループと分かれる。それを時間で交代していく。

私はリハビリ運動のところで見守り、介助を行うことに。

専用の器具があるので、利用者の運動レベルに合わせて何回やると決められているので、怪我がないように見守りする。

看護師 デイサービス 体験談

★ポイント

途中トイレ介助などは介護スタッフが行うことが多い。
(詳しい介護レベルもわかっているので)

リハビリ運動のところに限らず、まずは怪我がないようにし、体調不良の早期発見に目を光らせる。

顔色や動作などを総合的にみて、異変に気付けるようにしている。

■15:00 おやつタイム

配膳の手伝いや食事介助を行う。

食事介助の人はあまりいないので、このときに連絡ノートや看護記録を書いておく。

★ポイント

連絡ノートや看護記録は施設によってさまざまだが、今回は施設入居者のものなので、バイタル・食事量・排泄回数・行った処置を記載する。
(介護スタッフや常駐看護師がほとんど記載してくれていたので、最終確認をする)

■15:30 イベント続き

先ほどのイベントの続きを行う。

看護師 デイサービス 体験談

■17:00 施設へお見送り

イベント終了し、施設へ戻る。

介護スタッフが誘導してくれるが、最後に体調不良の可能性がある人がいないかなど注意する。

残りの片付けや連絡ノート、看護記録を記載する。

■17:30 業務終了

看護師のデイサービス体験談、全体のポイント

デイサービスは施設によってリハビリ、精神科に特化したところや小規模、半日型などさまざまあります。

それによって業務内容は変わってきますが、全体を通して医療行為といえるものはほとんどありませんので、ブランクがあって技術に自信がない人や、採血などが苦手な人、高齢者と関わることが好きな人には向いていると思います。

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