入院している困った患者さん。ここは病院ですよ~!

看護師 シングルマザー 再就職

今回は、入院している困った患者さんの、ナースからの投稿です。

入院患者さんもいろいろな人がいます。やさしい人、弱っている人、傲慢な人。

中でもナースコールが頻回の患者さんが多いですね。

看護師も忙しいし、でも緊急の場合もあるし・・・この辺の考え方も難しいです。

患者さんからのセクハラも有りますね。 

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入院中の困った患者さんの1位は、ナースコール頻回の患者さん

看護師 29歳女性

病棟で夜勤をやっている時に、夜中のナースコールがやたら多い患者さんがいました。

何かあったのかなと急いで見に行くと、特に用は無いけどなんとなく鳴らしてみたとか、何秒で看護師さんが来るのか試してみたとか、そんなくだらないことばかりを言って、ナースコールを遊びに使っていたのです。

終いには、寝たふりをしていたこともありました。

本当に世話がやける患者さんでした。

ある日の深夜、あまりにもナースコールを鳴らす回数が多いので、その患者さんからのナースコールが鳴っても一度行かなくしてみました。

すると、速攻でナースステーションに乗り込んできて、なんで呼んでるのに来ないんだと怒鳴り散らされました。

大声を出されると、周りの患者さんも起きてしまうし、深夜なので廊下中に声が響き渡ってしまうし、ものすごく大変な思いをしました。

そしてなかなか患者さんの興奮が収まらないので、その日は朝まで、患者さんの部屋に付きっ切りでいることになりました。

入院 困った患者

看護師 38歳女性

態度が横暴な患者さんに比べたら、ものすごく楽な部類だと思うのですが、ナースコールが頻繁すぎる患者さんにも困りますね。

しかも根底には「しゃべり相手が欲しい」といった類いの用件かなーと思われるようなものですと、「悪いんですけれど、こちらも暇ではないのでそんなことで呼ばないでいただけますか??」と心の中では思ってしまいますね。気持ちはわかるところもあるのですが。

これで比較的余裕のある時間でしたら、緊急性が薄いナースコールにも対応しますよ。

なんなら呼び戻されるまで時間いっぱいおしゃべりに付き合ってもいいとさえ思っていますよ。

けれども、私だけかも知れませんけれど、おしゃべり相手にもなれるほどの人数が十分に足りている職場は経験したことないですからね。

ですから申し訳ないんですが、そんな余裕ないのです。

ですから、些細なことでナースコールをする患者さんには困りますね。

年齢性別問わずして、これ系の患者さんは一定の数はいるものですけど。

看護師 42歳女性

看護師として働いていて、本当に困ると思う患者さんは、何度もナースコールをしてくる人です。

それは、その患者さんよりもはるかに重症度が高い患者さんのところに、行く事ができなくなるからです。

手術後で、状態が安定せずせん妄状態になっている患者さんの場合は、仕方がないと思うことがあります。

それは、無意識でおこなっていることがあるからです。

そのような患者さんではなく、ナースコールをしてくる患者さんは、基本的不安を抱えている人です。

不安なので、頻回にナースコールを押して、誰かにその不安を聞いてほしいと思っているのです。

そんな時、じっくりとその不安を聞くことができる時間があると、まず傾聴をするといいですね。

傾聴をすることによって、とても不安状態が落ち着くようです。

実際に傾聴を行った患者さんは、ナースコールが少なくなっています。

その患者さんが、単に嫌がらせでナースコールを押していると思わずに、対処をすることが大事ですね。

入院 困った患者

看護師 26歳女性

まだ新米の看護師ですが、「はたらかざる者食うべからず」という気持ちで働いています。

病棟は、いろんな患者さんがいます。

私の所は高齢者で、自分で動けない患者さんが多いです。
中には元気な患者さんもいます。(元気と言ってはなんですが・・・)

憩室炎で、1週間の絶食入院の患者さんがいました。

憩室炎なので、そんな激しい痛みではないし、腸が破れないよう、念のための入院ですからね。

だから、絶食と言っても、点滴していて比較的元気なんですね。

一度緊急でもないのにナースコールがありまして、世間話したかったようです。

「看護師さんは忙しくって、少しの世間話もできないんですね」って言っていました。

その方奥さんと離婚されているので、さみしかったんでしょうね。相手してあげられると一番良いんですが・・・時間がないんです。

元気だと、暇を持て余すんでしょう。誰かと話したくなるんでしょうね。

まあ、何人か面会の人が来て、おしゃべりしていたようですが。

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対応に困った入院患者さんとのコミュニケーション

看護師 52歳女性

多々ある経験の中から、一つお話しさせていただきます。

60代男性下半身マヒがあり精神的不安が増大。未来への希望はもとより日々の不満も多く、感情の起伏が著しく、対応する人や気分で言動や行動が激しく変化する方でした。

精神安定剤は服用していたものの、効果はその日によって違いました。

毎日仕事帰りに来られる奥様も困惑している状態でした。

医師、看護師、看護助手、理学療法士、誰にでも同じ状態が続き、わざとベッドから落ちたり、スタッフの少ない目が届かない時に危険行動が頻発することが多く、まるで小さな子供が親に自分だけを見て意識してほしいという状況でした。

目まぐるしく忙しい戦場の中で一人だけに意識を向けることの出来ない現状を理解できない方でもなく、真摯な対応を続け、コミュニケーションを多く持ち、必死にケアを続けながら、できる限り気持ちを受け止める努力をしました。

そのうちに少しづつ信頼関係が育ち始めたのか時と現状を理解していただけるようになりました。

どんな患者さんであっても病院に足を運んだ時点から、不安という怪物に襲われる。

そんななかでやはり一番頼りになるのは、人でありそこから生まれる信頼関係の何物でもないと感じました。

例え時間がかかってもお互いの心がかみ合わなければ前進できない。

傷が治癒しても心が治癒しなければ完治とは言えないことを強く感じた経験でした。

退院したがらない困った患者さん

看護師 36歳女性

病棟で勤務している看護師です。

元気な方でも病気の方でも一般的に病院での入院生活を余儀なくされる事はあまり嬉しいことでは無いと思います。

仕事があったり、家族のこと、趣味のこと等入院することによって生活の中で制限されることが色々ある為出来ることなら入院期間は短い方が良いと考える人の方が多いと思います。

しかし実際に病院で働いてみると逆に入院した患者さん達の中でも出来ることなら長く入院していたいと言う方が沢山いることに驚きます。

その理由としては入院保険が入る、だまっていても食事が出る、傷病手当の支給、有給により仕事を休んでも給与が入る、冬場でも暖かく過ごせる等様々です。

しかし病院としては治療の済んだ患者さんのそれらの個人的な都合だけで貴重なベッド数を無駄にする訳にはいきません。

そこで患者さんと病院側のバトルが勃発します。

まず医者から退院許可が出された時に患者さんは医者に直接言わずに看護師に対して退院をしたく無い旨を打ち明けてきます。

入院 困った患者

ここで患者さんから直接医者に言ってくれれば話は早いのですがなぜか患者さんは看護師に言いたがります。

もう病院でやるべき治療は終わったこと、治療の必要ない患者さんはあとは自宅等での社会に出て生活することがリハビリになることを説明します。

それでも納得いかず病院から追い出されると表現する患者さんも居ますが、根気よく伝えます。

看護師だけでは事足りない時には医者や他職種のスタッフも巻き込んで病院ぐるみで退院を勧めます。

外出や外泊の提案を行い少しでも自信をつけてもらい、病院にいるよりも外の世界にいる方がよっぽど過ごしやすいことを体感してもらいます。

そうするうちにようやく患者さん側から退院を認める発言が出てきます。

そうなればここぞとばかりに一気に退院まで持っていくのが看護師の腕の見せ所です。

過去にも沢山退院をしたくないと頑張る患者さんがいました。

でも一人一人決して嫌な気持ちで帰っていくことが無いように、納得して退院を決められるように関わっています。

心の中では早く帰ったら良いのにと思いますが、決して患者さんには気づかれないように頑張っています。

御礼を受け取れと脅す患者は、困ります。

看護師 46歳女性

救急外来を兼務していた頃、確かに、一命を取り留めた患者さんからの感謝は、嬉しいものです。

それでも、医療機関の規則にある通り、働く一員として、絶対、お金などの御礼を受け取ることは、できません。

それに、医療機関の窓口には、職員の御礼を丁重にお断りする文面も張り出されているので、大抵の患者さんは、1回、お断りすればわかっていただけます。

けれど、中には、逆ギレされてしまう患者さんもいて、そのときは、大変、困ってしまいます。

特に、元々、役職に就いていた年輩の男性患者さんなどは、「黙っておくから」と言われたり、「俺の好意が受けられないのか」と、聊か、感謝の意味が違ってしまうこともあります。

一生懸命、救命して、元気になられることは、大変、嬉しいのですが、何も、待合室で怒鳴られるために、元気を取り戻す手伝いをしたわけでは、ありません。

その点、医師は、診察室で、そのような患者を上手く凌ぐことができますから、正直、ズルイと思います。

いつも、怒鳴られるのは、担当した看護師です。

最後の対応策としては、「このことが分かったら、私が師長さんや担当医に、きつく叱られますから。申し訳ないです。

お気持ちだけありがたく受け取ります。」

セクハラ患者さん

看護師 32歳女性

どこにでもいますが、ちょっと後ろ向いてる時に、おしり触られることありますね。故意か故意ではないか、分からないくらいに。

それから、血圧測定の時に腕を胸に当ててくるとか。

あからさまに触ってくるのではないんですよね。

卑猥なこと言う人もいます。

でも頻繁にセクハラしてくる人は、師長さんから一度指導してもらうのですが、改善され無い時は

担当医から「やめないと強制退院になりますよ」と言ってもらいます。早期退院した人もいますが・・・

もう一つ。電話番号や連絡先をしつこく聞く人。

逆に自分の連絡先を紙に書いて渡してくる患者さん。申し訳ないけれど、すぐに破棄しましたが。

入院 困った患者

看護師涼美から

看護師 ストレス うつ

ナースコールが多い患者さんは、秒刻みで働いている看護師にとっては、厄介な患者さんです。

が、やっぱりさみしくて呼んでいる人が多いように思います。

母から聞きましたが、入院していても、外来の患者さんも、昔は、軽い世間話もできてた気がすると言っていました。

たぶん患者さんも、比較的元気な人は、ずっと寝てて、日がたたないんだと思います。

話し相手が欲しかったり、ちょっとちょっかい出したい患者さんもいるんですね。

患者さんから見ると、さっと看護業務を終えたらすぐに病室を出て行ってしまう。さみしさを感じてしまうことが多いようですね。

そんな時いつも思います。看護師数がある程度足りてたらな~!もっと、おおらかな気持ちで患者さんに接することができるのに。 

傾聴するのも、一つの手かな?とも思うし、そうすると調子に乗って、ナースコールが多くなる人もいますし。

患者さんの性格を見て、臨機応変ですよね^^

セクハラは、論外ですね。

やっぱり常識の範囲を超えることは、きっちり対処しましょう。

涼美から追記

看護師 涼美

困った患者さんでナースコールが頻回だというのは良く分かることだと思います。

特に男性や高齢の方が多いかもしれませんね。

「今何時?」とか「お茶とって」とかちょっとしたことでナースコールを押してくる人はけっこういますから。

あと、セクハラについてですが、私は小児科での経験の方が長いからかあまり詳しくはないですが、成人病棟のときにはそのような人はいました。2

年間で1,2人くらいの割合なので、多いか少ないかは良く分からないですが・・・。

その人はあからさまに触ってくる感じではなくて、血圧のときに腕を胸にあててくるとか、そういった曖昧な感じだったようです。

たしか、師長から一度指導が入ったけれど改善されなかったので、担当医からセクハラやめないと強制退院になりますよと言われて、早期退院した気がします。

暴力時の対応マニュアルと似たようなものがあったと思いますが、内容までは忘れてしまいました。

あとは、言葉で卑猥な?ことを言うとかもあったらしいです。

実際に私の話ではありますが、今度ごはん行こうよ、うちに遊びに来なよとしつこくて担当をはずしてもらったことがあります。

退院してからも何度か病棟に遊びに来るようになって、師長に報告し、病棟出禁になったと思います。警備の人とかに顔写真とか伝達したようでした。

ブラックリストとは違うかもしれませんが、患者さんの電子カルテ情報の一部にそのような経過がある人なので、注意というようなトピックがあるので、そこに記載していたと思います。

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