看護師の働き方悩み相談 解決アドバイス!その2です。
前回、希望外の部署に配属された看護師さん、自信を無くした看護師さん、プリセプティのことで良く注意される看護師さん、人癌関係に悩んだ看護師さんなど紹介しました。
さて、今日の悩みは?
前回の悩み相談です。
看護師の働き方悩み相談 解決アドバイス!辞めたいと考える前に
看護師の数が少なく、なかなか休めないというプレッシャーに悩みます。


また、ママさんナースが病棟では働けないと思うことの理由として多いのは、子どもができると急に子どもが熱を出して休んだりすることが多くなるからというものです。
このように人手不足のところでは、1日休むだけでも一苦労するところがあるのです。
しかし、熱がある場合には、患者さん相手にする仕事ですから、しっかりと休まなければいけません。
ましてや今は新型コロナウィルスで、今は絶対にダメです!!
発熱のまま出勤して、院内感染のリスクや医療ミスのリスクを高めてしまうことになれば、本末転倒です。
とてもこんな状況じゃ休めないということは分かっていても、無理をしてまで出勤する必要はないということです。
急に休めないという心配をする人が問題としているのは、業務の負担をかけてしまっていることやその後職場に出勤しづらいということではないでしょうか。
実はそうした問題は、休む前後の対応によって、他の人たちへの負担がかなり減らせることもあるのです。
よくあるのは、前日に熱が出ていたけど、明日下がるだろうと思っていたら、下がらず休むことにしたという例です。
病棟側が休まれることによって一番嫌がられるのは、当日直前の欠勤連絡ですぐに人員配置を編成しなければいけないことです。
もし、前日に熱が出ていて、休む可能性があったならば、一言連絡を入れていれば、早番遅番の人を日勤に回したり、調整が出来たかもしれません。
このようにギリギリまで様子をみてしまうことは、あまり良くないことです。できれば早めに相談するようにしましょう。
そして、次に出勤するときの対応です。
自分が休んだことによって影響が出てしまった人が特定できれば、まずはその人に「この間はすいませんでした」などと一言伝えることで、関係性が悪化することは防げるはずです。
また、特定できない場合には、朝の申し送りの前などに、皆の前で一言伝えるべきです。
主任や師長にはもちろん熱の経過なども付け加えて報告しなければいけません。
こうした熱で休んでしまうことなどは、結局はお互いさまな部分もあるので、こうした前後のちょっとした心がけで、病棟の雰囲気が変わってくると思います。
逆に誰か休んだときに、中には「こんな忙しい日に休むなんて有り得ない」と愚痴をこぼしたり、悪口を言ったりする人もいますが、もし自分がその立場になってしまったときのことを考え、「この間頑張りすぎて無理をしちゃったんですね」などと日頃から火種を作らないようにする心がけも必要です。
お互いに、「どんまい!どんまい!」と声をかけられるような職場になるといいですね。
患者さんに対しての悩みです

理不尽なことや嫌味ばかり言ってくる患者さんに困っています。もう患者さんと関わるのが嫌になってしまいそうです。

よく看護師で口にしてしまうのはあの患者さんは「良い患者さん」「悪い患者さん」という言い方です。
「良い患者さん」というのはぶっちゃけてしまえば、手のかからない楽な患者さん。
「悪い患者さん」というのは、手がかかったり、対応が面倒な患者さん。
このように知らずのうちに、看護師の都合のいいように考えてしまうことがあります。
しかし、患者さんはそれぞれ病気や障害を抱えて入院してきています。
普段のような精神、身体状態ではないことは確かです。
そんなとき、目につくのはどうしても関わることの多い看護師なのです。
看護師の行動が気になって注意したり、あれこれしてほしいと要求が強くなってしまったりするものです。
もし、あなたがどこか体を悪くして2週間入院すると考えてみてください。
24時間病室にいて、たまに来る看護師は良い話し相手であったり、患者さんにとって刺激になるのです。
まず、根本的な患者さんの状態は理解しておいた方がいいでしょう。
何年か看護師として働いてくると忘れてしまいがちですが、患者さんは病気や障害があるということは忘れずに。
そう思うだけで少し楽になることはありますが、あまりにも理不尽なことを言われると、看護師であっても頭に来ることはあります。
そうしたときに、確認して考えなければいけないことがあります。
まずは、この患者さんは私にだけこの態度なのか、他の看護師にも同様なのかということです。
私にだけの場合、看護師にも何か理由があることが多いです。(例えば自分では気づいていないけれど、対応のときの言葉遣いが悪い、説明が下手など)しかし、他の看護師に対しても同様であれば、患者さんがそうでもしなければ感情をコントロールできない状態にあるということです。
ですが、病院はお客様精神満載のサービス業ではありません。
中には、治療拒否する患者さんだっていますし、そのあたりはお互いの利害が一致して、患者さんに治療に協力してもらうというスタンスがあります。
しかし、あまりにも理不尽で他の患者さんにも影響を与えそうな典型的なクレーマーの場合には、何も黙って我慢し続ける必要はありません。
師長や看護部長、時には担当医に相談、報告し、治療に影響がでるとして、厳重注意や強制退院させることもできます。
(このあたりは師長や担当医がどのような人にもよりますが、私がいた病院では過去にセクハラで強制退院し、出入り禁止になった人がいます)
もし、あまりにも耐えがたい状態であれば、このように上司へ相談することも必要です。
一人で抱え込み、自分の看護がいけない、看護師に向いていないと落ち込んでしまう前に、きちんと状況を判断するようにしましょう。
家に帰ってもナースコールが聞こえる

特に新人から中堅までの若手の看護師に多い状態だと思います。
救急車やナースコール、モニターの音などが聞こえる幻聴。
これはなかなか耳に残ってしまうので、取り除くことは難しいですが、このせいでプライベートが全く休まらないという現状はどうにか変えなくてはいけません。
私の場合、病院に出勤し、ユニフォームを着てから看護師スイッチを入れるタイプです。
その前までは移動中ゲームをしていたり本を読んでいたり、看護師としての自覚は全くありません。逆に退勤のときも、私服に着替え終わった時点でもう看護師ではなくなる感覚でいます。
なので、家に帰ってから仕事のことを思い出すことはほぼありません。
(テレビで医療系ドラマをやっていたとか、同期で飲みに行ったとか以外)
このように、どこかで区切りは必要です。
私のようにユニフォームでスイッチを入れる人も多いですし、朝起きて化粧などの準備が終わった段階で、スイッチが入る人、帰ってきて化粧を落とした段階でスイッチが切れる人・・・人それぞれです。
あなたがこの場面なら切り替えが出来そうという場面をまずは探しましょう。
そして、次に仕事のことを考えないようにするということはなかなかすぐにはできませんが、その中でも「何か忘れていないかの確認」「あのときどうすればよかったのか」などのマイナス的なことは考えないようにするなど、小さいことから決めて区切りをつけていけばいいと思います。
それでも、今日処置で分からなかったことなどは、調べて勉強してほしいこともあるので、全く仕事のことを考えないというのは成長できなくなってしまうので注意です。
そうは言っても、なかなか切替のできない方もいます。精神的な疾患にならないように注意が必要です。
OFFの時の過ごし方も、考えてみましょう。友達と楽しく話ができる人は積極的に外に出て行き、心身ともに疲れている人は、ひたすら眠るのも一つの方法です。
睡眠が足りてると、不思議にポジティブになったりします。
お願い
看護師としての働き方の悩み。自分はこんな悩みに対してこんな解決をした。辞めたいと思ったけれどこうしてとどまった、または辞めて良い職場が見つかった。
などあれば、良かったら、コメントいただけますか?
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皆さんの役に立つと思うので、ここに載せさせていただきます。また私なりの考え方もできたら書いていこうと思います。
よろしくお願いします。
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