冷え性、つらいですよね。
私は40代に突入してから徐々に冷えを感じるようになってきました。
手足が冷えるのでとにかく厚手の靴下を履いてしのいでいましたが、根本的な改善には至りません。
そこで、体の中から温活をすべく、冷え性を改善する食べ物や飲み物を意識的に摂るように心がけています。
徐々に改善を実感していますので、私が冷え性改善のために勉強した、冷え性に効く食べ物やその根拠を紹介したいと思います。
冷え性を改善する食べ物 飲み物
まずは冷え性を改善する食べ物や飲み物から紹介したいと思います。
冷え性を改善する食べ物
冷え性を改善する食べ物は、体を温めてくれる食べ物を食べることです。
身体を温める食べ物と冷やす食べ物は、簡単に見分ける方法があります。
ただ、必ずしも全ての食べ物に当てはまるわけではありません。
ですがだいたい当てはまりますので参考にしてみてください。
寒い環境で育った食べ物
寒い場所で育った食べ物は、自分にできるだけ熱を吸収して蓄えておきます。
ですから体を温める食べ物に育ち、冷え性を改善するのに効果的です。
地中で育った食べ物
地中で育つ食べ物は、自分を温めるために地中に埋まっています。
そして、体を温める食べ物へと成長します。
暖色系の食べ物
黄色やオレンジの暖色系の色の食べ物は身体を温める食べ物です。
ただし、赤いトマトは暖色系に関わらず身体を冷やす食べ物ですので、例外もあります。
寒い環境で育った食べ物、地中で育った食べ物、暖色系の食べ物を踏まえると、体を温め、冷え性を改善するのに一役買う食べ物は…
ジャガイモ、カボチャ、ニンジン、タマネギ、レンコン、ゴボウ、自然薯、鮭などです。
発酵させている
発酵食品は身体を温める効果があります。
例えば…









発酵食品について詳しく!!
発酵食品が体に良い理由。健康や肌 ダイエットへの効果効能。
冷え性を改善する飲み物
体が冷えたな、と思ったときに手軽に対処ができることと言えば、温かい飲み物を飲むこと、ですよね。
ですが、温かい飲み物は飲んだ直後は体が温まりますが、だんだんと効果がなくなってきませんか。
しかみ、冷え対策に飲んでいた飲み物が実は逆効果な場合もあるのです。
効果的に冷えから体を守るために、正しい知識を付けておくと良いですよ。
ここでは、冷え性に効果がある飲み物を紹介していきます。
しょうが湯
しょうが湯は冷え性を改善する飲み物の代表選手ですよね。
スーパーやコンビニエンスストアでも、お湯に溶かすだけの商品が出ていますが、生しょうがを1個買っておけば、自分の好きな量に調整が利きますし、コスパも良いのでおすすめです。
なぜしょうがが冷え性改善に効果的かというと、体の冷えの原因として挙げられる血流不良を、ショウガに含まれるショウガリオールという成分が改善してくれからなのです。
すり下ろしたしょうがに、お湯を注ぐだけですので簡単に作ることができます。
飲みにくいと感じる場合は、ハチミツを入れると良いです。
紅茶
紅茶が冷え性に効果的だとういことはあまり知られていませんよね。
紅茶は茶葉を完全に発酵させているので、身体を温める効果があるのです。
普段よく飲んでいる緑茶や、ウーロン茶は、紅茶と同じ葉を使っていることはご存知ですか?
緑茶は発酵を全くさせておらず、ウーロン茶は半分発酵させて作られています。
つまり、発酵をしていない葉を使っている緑茶は、身体を温める効果がありません。
甘酒
甘酒は昔から飲まれている発酵飲料の一つです。
先ほども紅茶で紹介しましたが、甘酒も「発酵」というところがポイントです。
甘酒は米麹や酒粕などを発酵させて作った飲み物です。
酒粕で作られている甘酒はアルコールを含んでいますので、飲みにくく感じる方も多いかもしれません。
その点、コメと米麹を使用して作られた甘酒はアルコールを含まないので飲みやすいのでおすすめです。
甘酒は飲む点滴と言われるほど栄養満点な飲み物と知られていますが、近年ダイエットにも効果的だと注目されるようになりましたね。
ココア
ココアは、体温を上昇させる働きと同時に、体温の低下を抑制する働きがあります。
温かい飲み物は体温を一時的に上昇させますが、脳が体温を正常に戻そうとするため、汗をかかせます。
汗をかくということは体温の低下を意味しますので、冷え性の改善にはならないのです。
その点ココアは体温低下を抑制してくれますので、身体を冷やしてしまう心配がありません。
ゆず茶
ゆずの皮に含まれているへスペリジンとい成分には血管を広げ、血流を良くする効果があります。
また、ヘスペリジンと糖を結合させることによって、素早く身体を温め、長時間じっくりと身体を温める効果が期待できます。
ゆず茶はゆずの皮をはちみつや砂糖などの糖に漬けて作られたものですので、身体を温める効果が期待できます。
体を冷やす食べ物・飲み物は?
続いては、体を冷やす食べ物や飲み物を紹介していきます。
体を冷やす食べ物
体を冷やす食べ物をばかりを摂取していれば、冷え性は良くなりませんね。
意識的に体を冷やす食べ物を控えることで、冷え性を改善できるかもしれません。
体を冷やす食べ物にも、簡単に見分ける方法がありますので参考にしてください。
先ほどと同様、全ての食べ物に合致するわけではないので、ご了承ください。
暖かい環境で育った食べ物
暖かい場所で育った食べ物は、自分にこもった熱をできるだけ発散させますので、身体を冷やす食べ物に育ちます。
地上で育った食べ物
地上で育った食べ物は身体を冷やす働きがあります。
なぜなら、自分の熱を発散させるために地上に出てくるからです。
寒色系の食べ物
白や緑、紫の寒色系の色の食べ物は身体を冷やす傾向があります。
温かい環境で育った食べ物と、地上で育った食べ物と、寒色系の食べ物を踏まえると…
キュウリ、レタス、キャベツ、ナス、ホウレンソウ、コマツナ、タケノコ、梨、スイカ、メロン、パイナップルなどは身体を冷やす食べ物だといえます。
発酵していない食べ物
発酵していない食べ物は身体を冷やす傾向があります。
レタスやキャベツなどは身体を冷やす食べ物ですが、キムチや漬物など、発酵させた食べ物になると、身体を温める食べ物へと変わります。
身体を冷やす調味料
酢を使った酸っぱい料理は体を冷やす働きがあります。
酢の物や冷やし中華などは夏に最適な料理ですよね。
体を冷やす飲み物
続いて体を冷やす飲み物の紹介です。
緑茶
寒いときにはアツアツの緑茶を飲んで温まりたい、なんて思いがちですが、実は緑茶は身体を冷やす飲み物ですので注意が必要です。
緑茶にはカフェインが含まれていますので、利尿作用が働きます。
尿は身体の熱を下げる働きがあるため、排尿することで身体を冷やしてしまうのです。
また先ほど身体を温める飲み物の紅茶の部分で紹介しましたが、緑茶は茶葉を発酵させていないので、身体を冷やしてしまいます。
それでも寒いときには緑茶が飲みたいという場合は、梅干しを一緒に摂ると良いみたいですよ。
牛乳
私が子供のときには、母が寒い冬にはよくホットミルクを作ってくれました。
ですが、牛乳も身体を冷やす飲み物なのです。
一般的に白色のものは身体を冷やす食品だと言われています。
牛乳はカルシウムも豊富で、安眠に効果的な成分が含まれていますので、何となく冷えに良い飲み物として捉えがちなのですが、そもそも牛乳自体が体を温める作用を持っていません。
ですが、ホットミルクに身体を温める効果のあるしょうがやココア、シナモンや黒砂糖を入れることで身体を温める効果が期待できます。
コーヒー
カフェインは体温を低下させる働きがあります。
コーヒーはカフェインを多く含んでいる、代表的な飲み物ですよね。
カフェインは交感神経を刺激しますので、血の流れが悪くなる影響があります。
血流が悪くなれば身体は冷えてしまいます。
また、緑茶の部分でも触れましたが、カフェインは利尿作用があります。
尿によって身体の熱が排出されてしまいますので、体温が低下してしまいます。
ですが、コーヒーはガン予防にも効果があるとされていますし、何よりもリラックス効果がありますので、飲みたいと思う方も多いと思います。
どうしても冷えが気になる方は、カフェインを含んでいないノンカフェインコーヒーを選ぶと良いでしょう。
ノンカフェインコーヒー以外にもたんぽぽコーヒーや玄米コーヒー、大豆コーヒーやどんぐりコーヒーなどの代用コーヒーがありますので試してみてはいかがでしょうか。
スムージー
美容やダイエットに効果的なスムージーも身体を冷やす飲み物です。
スムージーはフルーツや野菜と牛乳などをミキサーで混ぜた飲み物です。
残念ながらフルーツ、野菜、牛乳は、だいたいが身体を冷やす食品です。
体を冷やす食べ物の根拠は?
身体を冷やす食べ物や飲み物を紹介してきましたが、なぜこれらの食べ物は身体を冷やしてしまうのでしょうか?
その根拠を少し紹介します。
育った環境の違い
日本で寒い地域というと北海道ですよね。
北海道の有名な食べ物というと、ジャガイモ、カボチャ、タマネギ、ニンジン、自然薯、鮭などなど。
どれもおいしい食べ物ばかりです。
今挙げた食べ物は、全て身体を温める食べ物なのです。
一方、日本の暑い地域というと沖縄ですよね。
沖縄の有名な食べ物は、ゴーヤ、オクラ、ヘチマ、モズク、マンゴー、パイナップル、バナナなどなど。
今挙げた食べ物は、全て身体を冷やす食べ物です。
つまり、寒い地域で育った食べ物は体を温め、暑い地域で育った食べ物は体を冷やす傾向があることがわかります。
先ほども少し触れたので説明がかぶる部分がありますが、その理由を説明します。
寒い地域で育った食べ物は、自分自身を寒さから守るために土や太陽からの熱を吸収し、中に蓄える傾向があります。
一方、暑い地域で育った食べ物は、自分自身の中にこもった熱を発散させる傾向があります。
どちらも自分自身が生き抜く知恵なのですね。
そのため、寒い地域で育った食べ物は体を温めてくれて、暑い地域で育った食べ物は体を冷やしてくれるのです。
同じように、地中に埋まっている食べ物は寒さから身を守るために土や太陽の熱を自身の中に蓄えるため、体を温めてくれる食べ物へと成長します。
一方、自身にこもる熱を発散させたい食べ物は地上で育ち、体を冷やす食べ物へと成長します。
食べ物が自分自身を守るために成長方法を選び、その結果、人間の体を温めるもの、冷やすものへと成長するのですね。
発酵による体に与える影響
材料を発酵させている食べ物や飲み物は体を温める効果があります。
発酵させると、成分が酸化をしますので酵素が発生します。
酵素が体内に発生すると、摂りいれた食べ物を積極的に消化してくれます。
この消化活動が行われると体内に熱が生み出されます。
そのため、体が温まるのです。
冷え性でも体を冷やす食べ物が食べたいとき
冷え性だけど、体を冷やすと言われている食べ物が食べたい場合も多々ありますよね。
そんなときは、体を温める効果のある調味料で調理をすると良いですよ。
発酵調味料である味噌やしょう油、塩や黒砂糖、唐辛子などを使えば、体を温める料理へと変えることができます。
例えば、体を冷やす働きのあるナスの場合、味噌やしょう油、唐辛子やしょうがなどで調理をすれば体を温める料理へと早変わり。
生野菜を食べるときも、しょう油や味噌、ニンニクやしょうが、ゴマ油など体を温める食材でドレッシングを作ってかければ、体を冷やし過ぎてしまうことにはならなそうです。
工夫次第で、体を冷やす食材を、体を温める料理へ変身させることができますね。
冷え性を改善する食べ物 飲み物のまとめ
冷え性を改善するためには、まず食べ物を見直すことが肝心です。
体を冷やす食べ物と温める食べ物の見分け方を参考に、食材を選んでみてください。
例え、体を冷やす食べ物であっても、使う調味料によって体を温める料理は変身させることができますので、いろいろ工夫をしてみてください。
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