冷え性に悩む女性はとても多いそうです。
私も10年ほど冷え性に悩まされていて、改善方法を模索中です。
しかもこの冷え、年齢とともに症状が悪化するみたいなので、早く自分に合った改善方法を見つけたいと思っています。
厚手の靴下を履いても、なかなか温まらない冷え。
今回は、冷え性を改善する「ツボ」にスポットを当ててみました。
自宅や外出先で手軽に行える、冷え性に効く手のツボと足つぼをイラスト付きで紹介していきます。
冷え性改善の手のツボ。
ツボは、世界保健機関(WHO)によって約360個も定められています。
その中でも、手や足には身体の不調を改善させるツボがたくさん存在しています。
ツボ押し専門のお店に行けるのであればそれに越したことはありませんが、費用も時間もかかることですので、なかなか足が向かない方も多いのではないでしょうか。
そんな方に、セルフケアの方法を紹介したいと思います。
まずは仕事中や電車などの移動中にもできる手のツボのセルフケアから紹介していきます。
指間穴、虎口
字の通り指の間にあるツボです。
人差し指から小指の間にある3つのツボを指間穴(しかんけつ)と言います。
下記イラストの赤い部分です。
親指と人差し指の間にあるツボを虎口(ここう)と言います。
下記イラストの赤い部分です。
これらツボを刺激すると、自律神経が整う効果があるため、血流が促進されます。
血流が促進されると言うことは、手足までキチンと血液がめぐるようになると言うことですから、冷え性の改善に期待ができます。
また、自律神経が整う効果によって、不眠にも期待ができるツボです。
陽池(ようち)
手首を甲に向けて曲げたときにできる横ジワの真ん中にあるツボです。
こちらのツボも自律神経のバランスを調整する働きがあります。
特に手足の抹消血管の血流を促す効果が高いツボです。
命門(めいもん)
手のひら側の、小指の第二関節の真ん中にあるツボです。
こちらも血行促進の効果がありますので、冷え性改善に期待ができます。
同時に腰痛改善効果もありますので、デスクワークで腰痛も感じている方には一石二鳥のツボです。
冷え性改善に効果が期待できる手のツボは、この3つがポイントです。
たった3カ所だけですので、覚えるのも、刺激をするのも苦にならないですよね。
冷え性改善の手のツボのマッサージの仕方
ここでは、先ほど紹介した手のツボのマッサージ方法と、より効果が期待できるセルフケアを紹介したいと思います。
虎口と指間穴のマッサージ方法
虎口、指間穴は、親指と人差し指でツボを挟み込み、外側へ引っ張って離す、という要領で刺激を与えます。
これを片手ずつ10回行います。
ツボ押しというとグリグリと押し込むイメージがあるますが、それよりもこちらの方法の方が効果的に刺激することができます。
陽池のマッサージ方法
こちらのツボは指でグリグリと回しながらマッサージをします。
ゆっくりと2~3分ほどの時間をかけて揉み込むと効果があります。
命門のマッサージ方法
人差し指と親指で挟み込み、親指の腹で強めの力でツボを押さえます。
こちらも2分ほど時間をかけて揉み込むのが効果的です。
セルフお灸のすすめ
指でマッサージをすることも十分効果が期待できるのですが、ここではより効果が期待できるセルフケアを紹介します。
それは「お灸」です。
お灸を自宅ですることを「セルフお灸」と言い、最近では雑誌などで、セルフお灸の紹介を見ることが多くなってきましたので、ジワジワと流行っているようです。
お灸は素人では難しいし、危なそうと思う方も多いかもしれませんが、今やドラッグストアでもお灸が手軽に買えるのですから、それほど心配する必要はないのです。
セルフお灸初心者の方には台座の上にもぐさが乗っているタイプがおすすめです。
台座の裏はシールになっていますので、安定感があり、倒れて火傷をする心配もありませんし、熱が直接伝わらないので熱すぎる心配もありません。
また、お灸を置くツボにあらかじめペンで印を付けておくのもポイントです。
お灸は火を付けてからツボに置きますので、印を付けておくと慌てずに置くことができて安心です。
そして、水入れた器も近くに用意しておくことも重要です。
もしも熱すぎる、と感じたときはすぐに取り除く必要があります。
お灸は火が付いていますので、水の張った器に入れることで安全に取り除くことができます。
お灸は、灸あたりと言って、気分が悪くなる場合もありますので、その時にはすぐに中止するようにしてください。
おすすめのお灸
お灸で有名なせんねん灸が発売している「煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡」が初心者の方にはおすすめです。
もぐさを炭化しているため煙が出にくくなっていますので、室内でも匂いを気にせずに安心して使えます。
温熱レベルも、ソフト、レギュラー、ハードから選べるのもうれしいポイントです。
薬局に置いていない場合は、ネットで探すとすぐに出てきます。
冷え性に効く足のツボ
冷え性に効く手のツボを紹介しましたが、続いて足つぼについて紹介したいと思います。
手は、外出先でもセルフケアができますが、足ではなかなかそうはいきませんよね。
ここでは自宅でできる冷え性に効く足つぼと、マッサージ方法を紹介したいと思います。
太衝(たいしょう)
このツボは血流の改善を促しますので、冷え性改善に期待ができます。
冷え性の方はこの部分がへこんでいるような感じがあり、冷たくなっていることが多いそうです。
親指の骨と人差し指の骨が、足首の方で交わったあたりの指先寄りの凹みが、太衝です。
太衝(たいしょう)マッサージ方法
3秒押して、3秒離す、を繰り返します。
お灸による刺激がとても効果的な足つぼでもありますので、セルフお灸を行うとより一層効果が期待できます。
湧泉(ゆうせん)
こちらも血流の改善を促します。
首のコリ、頭の血行を良くする効果が高いので、疲れやだるさ、不眠などにも効果が期待できます。
足じゃんけんって知っていますか?足を「ぐぅ」の形をして、足の裏側の一番へこんだ部分が「湧泉(ゆうせん)」です。
湧泉(ゆうせん)のマッサージ方法
両手の親指の先を使って強く押し揉みをします。
太衝と同じように3秒押して、3秒離す、を繰り返します。
三陰交(さんいんこう)
人は冷えを感じると無意識にこのツボを守る習性があります。
例えば、冷房などで冷えた空間にいると自然と足首を組む動作をするのは、まさにこの習性です。
実際に身体が冷えると、このツボ自体が冷たくなります。
三陰交(さんいんこう)の場所は。足の内側のくるぶしの一番出っ張ったところ(緑印)から指4本分上に行った点が(赤印)が「三陰交(さんいんこう)」です。
このツボを刺激すると、冷え以外にも胃腸の働きや、生理痛、頭痛などの諸症状も同時に改善が期待できます。
特に、生理中に冷えがひどく感じる女性も多いので、このツボを刺激することで生理痛と冷えが同時に改善されることが期待できますね。
三陰交(さんいんこう)のマッサージ方法
弁慶を覆うように手をかけ、親指の腹で刺激を加えます。
5秒かけてゆっくりと息を吐きながら押し込み、息を吸いながらゆっくりと離します。
承山(しょうざん)
足が疲れたときやむくんだとき、だるいときに、無意識にこの部分をマッサージすることが多いのではないでしょうか。
このツボは、まさにこれらの症状を改善することが期待できます。
ツボを刺激すると、足の血流が良くなりますので、疲れやむくみ、だるさが解消され、それが冷え性改善へとつながることが期待できます。
つま先立ちをして、アキレスけんを触りながら上へと行きます。すると、凹みがあります。それが承山です。
承山(しょうざん)のマッサージ方法
親指の腹で、2~3分ほどかけて押し揉みをします。
太衝以外の足つぼは、セルフお灸をするのが難しい場所にあります。
ですから、お風呂に入り身体を温めた状態で行うとより効果が期待できます。
足には、むくみをとるツボもありますので、冷え性改善と同時に、足が細くなる効果も期待できますので、女性には一石二鳥ですよね。
冷え性改善の手や足のツボのまとめ
手のツボマッサージは、会社や電車内などで行い、足つぼは自宅で気軽に行うことができます。
毎日続けることで、冷え性の改善につながることが期待できます。
また、自宅で簡単にできるお灸もおすすめですので試してみてはいかがでしょうか。
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