グランドカバー日陰でも踏みつけに強い種類は?芝生の代わりにいかが?

グランドカバー

庭のちょっとしたスペースでも、広い場所でもグランドカバーをすることで、オリジナルでプライベートな公園のようになります。

そこで、芝生もいけれど面倒な芝生の代わりになる、日陰にも大丈夫で、踏みつけにも強いグランドカバープランツを中心にご紹介したいと思います。

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グランドカバーは何の為?

グランドカバーとは文字通り土を覆うことです。
公園や河川敷の土手など、土砂の流出や崩れ、泥はねを防止するために緑化されているのと同じです。

流行りのイングリッシュガーデンではバラやコニファーの根元にハーブなどで覆っている美しい庭が多いですが、このハーブもグランドカバーを目的に使用されているものも多いです。

小道沿いの植生の根元に同じ品種を植える「ボーダーガーデン」も根元を覆うグランドカバーですし、日陰で鬱陶しく、ジメジメした庭を日陰に強いグランドカバープランツで覆う「シェードガーデン」もやはりグランドカバーをした効果で趣のある庭へ変貌するのです。

どんな種類がいいの?

様々な効果のあるグランドカバープランツですが、目的と性質によって使う種類をチョイスする必要があります。

植生の下の土を隠すためなら、日陰や半日陰に強く、上に匍匐するタイプでなく、横に匍匐するタイプが良いでしょう。

ボーダーガーデン風に飾るのなら、少し背丈があり、自然と種や株で増えるタイプが良いと思います。

ちょっとした庭の広場や通路の泥はねを防ぐのなら、芝生や芝生の代わりになるような踏みつけに丈夫なタイプが良いでしょう。

このように、植える場所、目的とグランドカバープランツの特性を照らし合わせて、そして花や香があるのなら、自分の好みも考慮して植えると、楽しく快適な庭になると思います。

私はナチュラルな感じが好きなので、そういう種類、それに手間いらずのほうがいいので、放置しても大丈夫なものを選んで植えています

2つ目

芝生は大変?

グランドカバーと聞いて、多くの人が真っ先に思い出すのは芝生でしょう。

ゴルフ場や公園、サッカーグラウンド等の見事な芝生美しく、素足で歩くとその気持ちのよさは格別です。

でも、その快適で美しい芝生は、それを管理している専門家の努力の賜物だと思ってください。
水やりはもちろんのこと、刈込も必要ですし、追肥も必要です。追肥しなければ弱ってしまって、その間にどんどん他の種類の雑草が勢力を伸ばしてきます。

手入れのされていない芝生のあちこちに、雑草のコロニーができているのを見たことがありませんか?
冬に色あせた芝生の庭は少し寂しい気持ちになるものです。

でも、芝生にもいろいろな種類があるので、そんな手間がかかるのは嫌だ、グランドカバーに使えないと諦めないでください。

ホームセンターに売っているマット状の高麗芝だけでなないので、植え方や使い方次第では手間も少なく利用できると思います。

グランドカバー日陰でも踏みつけに強い種類は

では、グランドカバーに適している種類はどんなものがあるのでしょうか?

この章では踏みつけに強く、ちょっとした日陰なら大丈夫な種類のグランドカバープランツをご紹介したいと思います。

芝生

芝生
手間がかかりますが、美しいので、やはりグランドカバーの代表選手です。踏みつけにも強く、子供も、ペットも走り回れます。
でも、冬枯れした様は庭を一層寒く見せてしまうのが難点。

追肥、刈込もそれが好きな人にはいいですが、嫌いな人には適したグランドカバープランツではありません。

欧米では芝生を美しく管理することが、その家の主人のステイタスみたいなところもあるようです。
なので、管理を楽しめる人には、美しさで応えてくれるという最適なグランドカバープランツでもあるのです。

芝生にも様々な種類があります。

大きく分けて西洋芝と日本芝があります。

日本芝は暑さに強く、(暖地型)西洋芝は寒さに強い(寒冷地型)と一般的に思われていますが、西洋芝の中でも寒さに弱いものもあるので、注意が必要です。

チェック 日本芝:高麗芝、姫高麗芝、野芝
チェック 西洋芝:バミューダ―グラス類、ティフトン類、ウィーピンググラス類、ブルーグラス類、フェスク類、ペントグラス類、ライグラス類
※バミューダーグラス類、ティフトン類、ウィーピンググラス類は暖地型なのでご注意。

葉の幅、成長した背丈、葉の色など様々です。
また、植える時前の土壌改良が必須です。水はけが悪いと根腐れを起こしてしまいます。

私は最初に張り切って高麗芝を増えたのですが、3年ほどしかもちませんでした。

理由は雨が溜まる傾斜地の下の広場であったこと、木が茂ってきて日照が足りなくなったこと、手入れが不十分だったことでしょう。

一方、斜面や高麗芝のマットがおけなかった場所に蒔いた西洋芝の種(ケンタッキーブルーグラス)は今も元気に残っています

友人はテニスコート位の広さの部分を覆うために、野芝をチョイスしました。

真ん中を土で残して周囲のみ野芝を植えて数年後、匍匐性の強い野芝はどんどん土の部分に広がって、一面芝生のコートとなりました。

ただ、野芝もやはり刈込、高麗芝よりも少量で済みますが、やはり追肥が必要です。

また、空気入れなどは必要ですし、水はけの良い土壌は必要です。

手入れは楽な種類で、種で育てることも可能です。

西洋芝のフェスク類は環境圧に強く、日陰にも耐えられる芝生です。ゴルフ場やスポーツグラウンドにも使用されています。

ブルーグラス類も半日陰なら耐えられ、踏圧に強いので競技場に使われています。

私が使用しているのもブルーグラス類のケンタッキーブルーグラスです。

西洋芝 ケンタッキーブルーグラス

成長は遅いですが、地下茎で増えるので、ちょっとずつ広さを拡張しています。

寒さに強く、犬がガシガシ踏んでも大丈夫な種類です。

このように、芝生といっても様々な品種があるので、適した品種を選ぶことで、手入れも楽で美しいグランドカバーができると思います。

2つ目

ヘデラ

アイビーという名でも親しまれている常緑低木です。

繁ったヘデラ

匍匐性と木立性とツル性があり、匍匐は地面を覆うのでグランドカバーに適しています。ツル性は斜面や石垣などツル状に伸びます。

ヘデラのツルに覆われた家をイギリスなどで見ますが、家を傷めたり、虫が屋内に侵入したりするのでオススメできません。

グランドカバーとして使うなら匍匐性を選び、周囲の木に蒔きあがらない様に管理する必要があります。
踏みつけにも強く、葉の色、大きさ、性質の違うヘデラが園芸店で様々な名前で販売されています。

とても丈夫で初心者でも手間もかからず、放置状態で育てられます。半日陰でも強く、虫もつきません。

私はツル性のバラの根元に匍匐させて、白くて小さいヘデラと青い葉のツル性バラのコンストラストを楽しんでいましたが、バラのツルが伸びすぎて絡まるので、ヘデラをお引越しさせました。

ヘデラと雑木

3つ目

ワイヤープランツ

タデ科の植物で、寄せ植えや庭の通路などに用いられることが多いです。
ワイヤーのようなモシャモシャの枝から丸い小さな葉が涼しげです。

ワイヤープランツ

半日陰でも育ち、芝生ほどではないももの、少しの踏みつけにも強いです。

高温多湿に弱いですが、水枯れにも注意が必要です。

霜に当たる場所は避けた方が良いと一般的には言われていますが、我が家のワイヤープランツは霜と雪にも耐えてくれました。

通路脇などに植えるとコンクリートとの対比がとても素敵です。

初心者でも扱いやすい、強い品種なので、グランドカバーのアクセントにもちょうど良いと思います。

4

ツルニチニチソウ

常緑なのでグランドカバーとして扱いやすい植物です。
日陰でも旺盛に繁殖するので、広い範囲のグランドカバーにぴったりです。

ツルニチニチソウ

匍匐性なので、足元に絡むので、庭の広場には適していませんが、花壇のグランドカバー、特に日当たりの悪い花壇や斜面などにぴったりです。
踏んでも強いので、剪定や手入れなどで足を踏み入れる時にも気を遣わず作業できます。

紫色のかわいらしい花が春に咲き、斑入りの葉の種類を選ぶと、明るい印象のグランドカバーになります。

斑入りのヒメツルニチニチソウ

伸びすぎた場所を切ったり抜いたりする程度で、放置状態で育てられます。

5

クローバー

シロツメクサの名前で御馴染みのクローバーです。

匍匐性で緑化にも使われていますし、窒素を取り込む性質から田んぼにも植えられて土壌調整の役割を担っています。

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クローバー

私は、家を建てた際に荒れ地にぽつんと建った家の殺伐とした風景が嫌なのと、土壌の肥料も兼ねて、クローバーの種を撒きました。
土砂の流出も防いでくれ、土を肥えさせてくれたので、一石二鳥のグランドカバープランツでした。

葉の色が黒っぽいものも園芸店で販売されていますので、アクセントに使ってもいいと思います。

どの種類も踏みつけにとても強いですし、半日陰でも生育します。

ハーブ類

匍匐性のハーブ類はグランドカバーに使えるものもあります。

ミント類は繁殖力旺盛ですが、我が家の環境には合ってなかったようで、どの種類も増えませんでした。

ペニーロイヤルミントなどは小さめの葉の匍匐性のミントで、ノミ除けにもなるので、ペットのいるご家庭にぴったりのグランドカバープランツです。

踏みつけにも強いので、植えて一年目は上を歩いた後の犬の体はいい香りがしていました。
オレガノは背丈が高いですが、踏みつけにも強く、これも犬が歩いたらいい香りがします。
もう少し背丈が低いものがグランドカバーとしては扱いやすいでしょう。

グリーピングタイムは匍匐性で少々の踏みつけには強いと思います。

葉も小さく、匍匐するのでグランドカバーに適していますが、芝生ほどは強くありません。

ペットの踏みつけ程度なら大丈夫です。

高温多湿は嫌いますが、寒さには強いハーブです。

ハーブをグランドカバープランツとして書いている記事や本もありますが、芝生をイメージするのとは違うので注意が必要です。

水はけ、日当たりなども植物図鑑や購入時の札などと「思ったよりも違った」というケースもあるので、実験的に植えてみるといいと思います。

我が家で活躍しているのはレモンバームです。

寒さに非常に強く、踏みつけにも強いです。

背丈があるので、芝生のようには使えませんが、通路脇などに植えたり、花壇の脇に植えたりすると、庭を通るたびにいい香りに癒されます。

レモンバーム

7

グレコマ

冬も常緑で、繁殖力旺盛です。五月ごろに紫色の花を咲かせます。

斑入りの葉のものも人気で、明るい雰囲気の庭にしてくれます。

日陰にも強く、丈夫なグランドカバープランツで、旺盛に生育するので、伸びたところだけ手入れする程度なので、初心者にも扱いやすいです。

グレコマ

8

リュウノヒゲ

コクリュウなどの名前でホームセンターや園芸店で売られています。

竜のひげ

常緑で、濃い緑が特徴で、芝生のように刈込なども必要ありません。

和にも洋にも使えます。

ヒメリュウは背丈が短いので芝生の代わりに植えるのに最適です。

9

アシュガ

紫色の花を咲かせるシソ科の多年草でとても丈夫です。
耐暑性、耐寒性があり、日陰でも育ちます。

アシュガ

ランナーが伸びて、生育しますが、芝生のようには扱えません。

日陰のシェードガーデンに群生させると、見応えがあります。

踏みつけにも強いので、庭の手入れ時に気を遣わなくても良いので初心者にもオススメです。

肥料が多いと花付きが悪くなりますが、我が家では落ち葉をそのまま土に混ぜ込んでいるので、それで十分育って花を咲かせています。

乾燥が弱いようなので、木の根元などのグランドカバーに適しています。

10

ノイバラ

原種の野生のバラで、園芸店で改良されたものも販売されています。

我が家では勝手に自生したので、そのまま様子を見ていると、斜面のグランドカバーとして活躍するようになりました。

ノイバラ

踏みつけにも強いし、園芸用のバラのような病気もかからず丈夫です。

難点は、とげがあること。

手入れ時や雑草を抜くときに怪我をしないようにしましょう。

白い花はグランドカバーのかわいらしいアクセントになります。

日陰にも踏みつけにも強いグランドカバーとしての雑草のススメ

園芸種が好きな友人に言わせると、ハーブは雑草だそう。

グレコマもノイバラも、そしてクローバーも品種改良されたものがカラーリーフやグランドカバープランとして販売されていても、雑草という認識だそうです。

つまり、雑草も立派なグランドカバーになるということです。

扱いやすいものが葉の色や花の色などを改良されて園芸店で売られるという出世をするわけです。

旺盛な生育の性質のものが多いので、場所と性質を考えて植える必要がありますが、我が家では枯れた高麗芝の後に様々な雑草が活躍してくれました。

そして伸びたその雑草を刈り込むと、公園の緑のグラウンドのようになります。

ヘビイチゴ

ヘビイチゴは黄色い花を咲かせて、一般のイチゴよりも小さい葉で匍匐してくれるグランドカバープランツです。

ただ、旺盛な生育と繁殖力なので、植栽や草花との相性も見極める必要があります。

ヘビイチゴ

2つ目

ノイバラ

前述したノイバラも雑草となりますが、そのままグランドカバーとして利用すると、立派な園芸種として活躍してくれます。

ノイバラ
3つ目

カタバミ

カタバミは様々な色が名前を変えて園芸種として販売されていて、グランドカバープランツとしても、寄せ植えやハンギングの植物としても人気です。

春の時期はカタバミの黄色い花と薄緑の葉が愛らしいグランドカバーとして活躍してくれます。

踏みつけにも強いのですが、繁殖力も強いので、弱い植物の側は避けた方がいいでしょう。

カタバミ

以上のように、雑草のその強い性質から、刈り込んで芝生のようにも使えますし、葉や花を楽しむグランドカバーとしても使えるので、雑草もそう悪者ではないのではないでしょうか?

日陰でも大丈夫 踏みつけに強いグランドカバーのまとめ

グランドカバーとして植える前に、その植物の特性を理解しましょう。

グランドカバーの代表選手の芝生も様々な種類があり、庭の土壌、水はけ、日当たり、環境条件などを考えて選ぶと以外に手間がかからないのかもしれません。

また、手間がかからない=繁殖力が旺盛という性質のグランドカバープランツも多いので、植えているシンボルツリーや草花への影響も考える必要があるでしょう。

そして、ハーブに代表されるように、園芸店で売られている「雑草」もたくさんあることから、自生した雑草も視点を変えて楽しんではいかがでしょうか?

多くの雑草は踏みつけにも強く、日陰でも旺盛に育ってくれます。急な緑化にはぴったりですが、後から植物を植えることも考えて、品種を選ぶ必要があります。

私はナチュラルガーデンが好きなので、鳥媒花や風媒花は大歓迎で、よほどのことがないと様子を見て成長させます。

大きな葉になるので毎年ヤツデを引っこ抜きますが、今では園芸店でヤツデも販売されているように、雑草と園芸種は紙一重なのかもしれません。

自生するということは環境に順応しているので、それを利用して、グランドカバーするのも一つの方法なのかもしれません。

大切なことは性質を知って目的に応じたグランドカバープランツを育てること、それがストレスのないグランドカバーの方法だと思います。

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