電気毛布は電気機器ですので電磁波を発します。
電磁波って人体に悪影響を及ぼしますよね。
だったら、電気毛布って子供に使うのはダメなのかしら?そんな疑問が浮かびます。
そこで、電気毛布の電磁波が人体に与える影響や、子供であればいつから使えるのか、電磁波を受けない使い方などをご紹介したいと思います。
寒い季節に電気毛布を愛用している方も多いのでは。
温かいお布団は、冬場はまさに天国ですよね。
目次
電気毛布は、子供はいつから使いますか?
寒い季節に活躍する電気毛布。
一度使ってしまうと手放せなくなりますよね。
私もかれこれ20年近く電気毛布のお世話になっています。
ですが、電気毛布って少し身体に悪い影響があるという認識があったので、妊娠中には使いませんでした。
ですから、もちろん子供にも使ったことがありません。
子供は私のお布団が温かいので「いいなぁ」とうらやましがって、足だけ入れていますが(笑)
何となく子供には使わせていない電気毛布ですが、一体いつから子供に使わせたらいいものなのでしょうか。
電気毛布が子供に与える悪い影響を知った上で、いつから子供に使わせるのかを考えてみました。
低温やけどの可能性
電気毛布で温められたお布団は、大人にとっては心地良く感じられます。
ですが、子供の肌は未発達であるため皮膚が薄いです。
そのため大人にとっては何ともない温度であってもやけどを負ってしまう可能性があります。
これは、ご存知の通り「低温やけど」による影響です。
皮膚の薄い子供の場合、低温やけどは重症化する可能性が高く、治ったとしてもやけどの跡が残ってしまう可能性があります。
子供の友達には、小学校2年生のときに湯たんぽで低温やけどになってしまい手術をした子がいます。
皮膚の出来上がっている大人であれば塗り薬で済んだのでしょうが、皮膚が未発達の子供だったため重症化してしまったのでしょうね。
やけどによる感染症は、重篤な状態になる危険性もはらんでいますので、十分注意が必要です。
体温調整機能の妨げとなる可能性
乳幼児は基礎体温が大人よりも高くなっています。
これはまだ、体温調整機能が未熟であることが原因です。
乳幼児は手足から熱を逃がすことで体温調整をしています。
そんな中、電気毛布で過剰に温まっているお布団の中に入れられてしまうと手足から熱の放散が間に合わなくなり、身体に熱がこもってしまいます。
これは「うつ熱」という症状であり、うつ熱によって発熱する場合もあります
うつ熱による発熱だけの影響で済めば良いのですが、体温の上昇を抑制するために身体の機能が低下し、最悪の場合死亡に至ることも考えられます。
乳幼児の体温調整は、慎重に行わなければ死に至ります。
ですから体温調整機能の妨げとなる電気毛布は、乳幼児に使うこと避けた方が良いということがわかりました。
脱水症状の可能性
電気毛布で温まったお布団で眠っていると、どんどん汗をかいてきます。
大人であっても、電気毛布をつけっぱなしで寝てしまうと、たった20分くらいで熱すぎて目が覚めてしまうものです。
そんなときは汗ダクダクで、のどがカラカラになっていますよね。
これは完全に脱水症状です。
子供だったらどうでしょうか。
子供は眠りが深いので、危険なくらい体温が上昇していても目を覚まさない可能性があります。
実際、小学校高学年のうちの子供は、眠ってしまうと目が覚めるまで起きることはありません。
眠るときには肌寒くてお布団を掛けたものの、夜中に気温が上昇してあまりの暑さに私が目を覚ましたときでも、子供はしっかりとお布団をかぶって眠っています。
案の定、身体は汗だく…でも熟睡です。
こんなこと、しょっちゅうあります。
ですから、子供は電気毛布で温められたお布団によって体温が危険なくらい上昇したとしても目を覚まさない可能性が高いのです。
そうするとどうなるでしょうか。
ただでさえ子供は汗かきです。
汗をどんどんかいてしまうことで脱水症状に陥ってしまう危険性がありますよね。
初期段階で目を覚まして、水分補給などの対処ができれば問題ありませんが、目を覚まさずに放置してしまったら…。
実際、寒い冬の時期に脱水症状を起こして救急搬送される子供が多いそうです。
脱水症状は、最悪の場合死亡する危険性もあります。
睡眠時に過剰なまでの温かい温度は、子供にはとても危険な影響となりますので注意が必要です。
あせもの原因となる可能性
電気毛布で温められたお布団で眠ることで、子供は汗を過剰にかきます。
汗はこまめに拭いてあげなければあせもの原因となります。
特に乳幼児やちいさな子供はすぐにあせもになってしまいがち。
あせもによる痒みの影響は、睡眠の妨げにもなります。
うちの子供は、小学校に上がるまでは夏場には必ずあせもの症状が出ていました。
就寝すると身体が温まるので、あせもの痒みがひどくなり「かゆい、かゆい」と言って泣いていたものです。
乳幼児期は、十分な睡眠がとれていないと成長に悪い影響が現れますので、子供には良質な睡眠をとらせてあげたいものです。
睡眠の妨げとなるあせもは、大人がしっかりとケアしてあげれば防げます。
あせもの影響となる電気毛布による熱は、やはり避けるべきだということがわかりました。
子供はいつから電気毛布を使える
電気毛布による子供への悪影響についてご紹介しました。
大人にはメリットとなる温かさが、子供には悪影響を及ぼす原因となることがわかりました。
結論からいうと、乳幼児に電気毛布を使う場合は、お布団を温める場合のみ。
電気毛布をつけっぱなしで就寝させるのはもってのほかです。
これは最悪死亡につながる行為ですので、絶対にやめましょう。
子供の体温調整機能は3歳までに形成されると言われていますので、それ以降だったらOKなのか、と言うと、これも避けた方が良いと私は思います。
先ほども紹介しましたが、小学校高学年になっても熟睡をすると危険レベルに身体が温まってしまっても目を覚まさない子供もいます。
ですから、小学生でも電気毛布をつけっぱなしで就寝させるのは非常に危険だと思います。
だったら中学生は?高校生は?というと…どうなのでしょう…すごく難しいのですが、高校生までは子供の範疇に入ると思うので、私的には使わせたくないなと思います。
中高生って、新陳代謝が活発ですし、まだまだ眠りも深いですよね。
ですから、やはり重篤な脱水症状にならないかが心配です。
そもそも、まだ若いのだから電気毛布に頼らなくてもぐっすりと眠れるはずだと思います。
私なりの結論は、子供は電気毛布を使わなくて良い!!です(笑)
どうしても使う場合は、お布団を温めるためだけにしましょう。
電気毛布の電磁波は、赤ちゃんや子供には影響ないのですか?
電気毛布には微弱ながら身体に悪い影響を与えるということは認識していました。
ですので、私は妊娠中には電気毛布を一切使わずに過ごしていました。
電気毛布が身体に与える悪い影響を与えると言われている理由に「電磁波」があります。
この電磁波は、やはり赤ちゃんや子供には浴びせたくないものですよね。
電気毛布による電磁波は、人体にどの程度の影響を与えるのでしょうか。
電気毛布の電磁波は
電磁波を発する身近な電化製品というと電子レンジが思い浮かびます。
私も子供の頃母に電子レンジを動かしているときは近くに来てはいけないと言われていました。
私が母になった現在、やはり子供には電子レンジが動いているときには離れているように言っています。
私たちは様々な電化製品に囲まれて過ごしています。
電化製品は電磁波を発する機器ですので、残念ながら私たちは電磁波から逃れることはできません。
以下は、身近な電化製品から発せられる電磁波の発生量です。(型によって発生量は異なりますが、平均的な値を紹介しています)
電子レンジ 500mG
オーブントースター 120 mG
冷蔵庫 1 mG
テレビ 20 mG
掃除機 200 mG
ドライヤー 130 mG
アイロン 360 mG
電気こたつ 100 mG
電気カーペット 250 mG
電気毛布 100 mG
電子レンジから発せられる電磁波はやはり高いことがわかりました。
電気毛布から発せられる電磁波も思ったよりも高いことがわかりますよね。
この数値を知ると、やはり赤ちゃんや子供には電気毛布を使いたくありませんよね。
微弱とは言え、長時間にわたって、長期間使用する場合には身体に悪い影響を及ぼす可能性があります。
しかも睡眠時には、抵抗力が低くなっている状態ですので電磁波の影響を受けやすい状態になっているそうです。
電磁波が人体に与える影響とは
電磁波による人体への影響は以下の通りです。
遺伝子系 :突然変異細胞の形成、ガン発症
循環器系 :血圧上昇
神経系 :頭痛、睡眠不良、学習能力低下
ホルモン系:うつ病、ガン発症、免疫力低下、睡眠不良、生殖機能低下
大人にくらべて、抵抗力の弱い赤ちゃんや子供は、電磁波の影響を強く受けてしまいます。
実際、妊娠中の女性が電磁波を多く浴びてしまうと、先天異常の赤ちゃんが生まれてくる確率が上がるという報告もあります。
また、電磁波は小児白血病を発症する原因となるという報告もあります。
ただ電気毛布などの身近な電化製品から発せられる電磁波によって、重篤な症状を発症することはほとんどないそうですが。
実際、冬季に氷点下になる地域では子供が小さいころから電気毛布や電気こたつを使用して眠らせることがありますが、その地域で小児白血病の患者が多いということはありません。
ですので、電気毛布を子供のうちから使ったとしても、それが重篤な病気につながることはほとんどないと思います。
微量といえば、微量なんですね^^
ですが、やはり気持ちの問題ですよね。
赤ちゃんや子供にはできるだけ電磁波から遠ざけたいと思うのが親心です。
私たちの身の回りには電磁波を発する機器であふれています。
これらの電磁波をなるだけカットしたいものですよね。
そう考えると、やはり電気毛布からの電磁波もちゃんとカットするべきなのかな、と思います。
電気毛布からの電磁波をカットするには
寒い時期には、やはり電気毛布はお助けグッズとなります。
温かいお布団は安眠にもつながりますしね。
電気毛布による電磁波の影響を考えると、使用を控えた方が良いという結論になりましたが、こんな使い方をすれば電気毛布の温かさの恩恵も受けられますし、電磁波の影響を受けずに済みます。
その方法とは、
寝る直前までお布団を電気毛布で温めておくことです。
電気毛布が電磁波を発するのは電気が入っているときだけです。
だったら、電源を切ってしまえば電磁波の影響を受けることはありませんよね。
電気毛布でお布団を温めるときのポイントは、下から、電気毛布→羽毛布団→毛布の順番で掛けることです。
この順番で掛けると、羽毛布団から逃げてしまう熱を毛布がしっかりとガードしてくれるので温かさを長い間保つことができます。
それともう一つ。
電気毛布の電源を切ったら必ずコンセントを抜くこと。
電源を切っただけでは微量ながら電磁波が発せられるという実験結果もあります。
この方法にすれば、お布団は温かくで、電磁波も気にせずに安心して眠ることができますね。
ただ、就寝前に電気毛布で温めたお布団はやはり赤ちゃんや子供の体温調整機能の妨げになる可能性がありますので、お布団から手足を出して寝かせるなどの工夫をしてあげて欲しいです。
私も子供が赤ちゃんのときには、冬でも基本的には手足はお布団から出して寝かせていました。
よっぽど寒くて震える日には足はお布団に入れていましたが手は絶対にお布団の外に出していました。
私の母は、手足こそ温めなくては身体が温まらないと言って心配していましたが、それは昔の考えなのです。
電気毛布にしても靴下にしても、子供の体温調整機能に影響を与えることはしないことですね。
電磁波の出ない電気毛布があると聞きました
赤ちゃんや子供には、電気毛布の稼働中に寝かせることは止めた方が良いということがお分かりいただけたと思います。
だったら大人だったら大丈夫よね、と思うかもしれませんが、やはり大人であっても、電磁波はできるだけカットした方が良いと思います。
そんな方におすすめなのが、電磁波カットの電気毛布です。
電磁波カット電気毛布について
電磁波カットの電気毛布は各社から販売されていることがわかりました。
人気のある電気毛布では、電磁波を90%以上カットするものもありました。
電流の向きが異なる発熱線を使用することで、電磁波を互いに打ち消し電磁波の発生を抑制するそうです。
電磁波を90%以上もカットしてくれるのであれば、かなり安心感がありますよね。
その他の機能
最新の電気毛布には、電磁波カットの他にも優れた機能が搭載されています。
それはセンサーによる自動温度調整機能です。
搭載されたセンサーが室内の温度変化を感知して、自動的に温度を調整してくれるというものです。
電気毛布をつけっぱなしで寝てしまうと、途中で暑くて目が覚めてしまうこともありますよね。
このセンサー機能があれば、そんなこともなくなりそう。
また、寒さを感じやすい足元を重点的に温め、体の上部に行くほど温度を低くする工夫がされています。
確かに足元が温かいと入眠もスムーズですし、眠りも深くなりますよね。
私が使っている電気毛布はどの部分も同じ温度ですし、電磁波もカットしていませんし、温度調整は自分でしなければならない旧式の物です。
これを機に最新の電気毛布を購入しようかなと思っています。
ただ、お値段は旧式のものに比べるとお高いです。
旧式の電気毛布であれば3,000円前後で購入できますが、電磁波カットの電気毛布はお値段約5倍の15,000円前後となっています。
電気毛布はそうそう故障する物でもありませんので、機能を考えると妥当なお値段なのかもしれませんね。
電気毛布 子供はいつから使えるのまとめ
冬場に大活躍をする電気毛布。
赤ちゃんや子供に使って大丈夫なのかしら?と言う疑問にお応えできましたでしょうか。
電気毛布による電磁波は、赤ちゃんや子供に少なからず悪い影響を与えることがわかりました。
子供のうちは、なるべく電磁波の影響をなくしてあげたいものです。
そのため、電気毛布を稼働中は赤ちゃんや子供に使わせない方が良いという結論になりました。
ですが、使い方によっては赤ちゃんや子供に使っても問題がないこともご紹介しました。
電気毛布は使い方によって、冬の大きな味方になる優れものです。
上手に使って寒さを乗り切りましょう!
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