つる系の植物が欲しくて探していたら、ハート型の葉を見つけました。
ハートカズラの育て方って難しいの?
案外奥が深いんです。
色々な増やし方があります。
可愛い入れ物に入れて水差しもできます。
植え替えしたら更に育ちます。
ハートの葉がチェーンのように、つるに連なって垂れる姿がとても可愛いハートカズラ。
実は不思議な花も咲くんです。
ご紹介いたします。
目次
ハートカズラの育て方
ハートカズラの水やりと葉水
水加減が重要な植物です。
根が細いので、土がいつも湿った状態になっていると、根腐れしやすいです。
水をあげ過ぎると枯れたりします。
そして、葉水についてですが、葉水をしなくてはいけないと、他の植物と同じように上からたっぷりと霧吹きしていたら、葉が次々と黄色くなってしまいました。
乾きやすい環境なら葉水もいいんですが、ウチのハートカズラは葉水しない方がいいようなので、今のところ葉水はほとんどしていません。
それでも今のところは大丈夫。
黄色くなることも無くなりました。
冬になったら水を鉢にあげるよりも、葉水をメインにするという形にしています。
普段からしている事は、土の表面がカラカラになってから、一度たっぷり鉢から水が流れるほどあげて、1週間ほどほおっておいてます。
その程度がちょうどいい感じです。
目安としては、つるの先に綺麗な緑色の新芽が出てくるようであれば、水分が行き渡っている証拠。
足りないと、つるの先が枯れてきます。
そんなところも観察してみると楽しいです。
可愛いからと水をあげ過ぎると枯れる原因になるので水加減は要注意です。
ハートカズラの置き場所
ハートカズラの置き場所ですが、明るく日が当たる場所が好きです。
でも、直射日光が当たらないように気をつけて下さい。
夏は、冷房のために窓を閉めた窓際においていました。
日当たりがよくても葉焼けは無かったです。
日の当たる場所に置くと、葉がプックリとして厚みが出てきて元気です。
色も表面の緑色が、そして裏面のピンク色がはっきりと濃くなり、とても綺麗で、可愛いさが増します。
そしてつるの先には、新しい新芽が次々と出てきます。
その後、あまりに可愛く育っていい感じになってきたので、置き場所を窓際から、部屋の中にインテリアとして飾った事があるのですが、しばらく長い事ことそこに置いていたところ、今度は葉が黄色くなり、どんどん落ちるようになってしまいました。
日照不足と風通しが悪いこと。
そして土の表面が乾きにくくなったのが原因となったようです。
その後、葉が落ちて少なくなり、寂しい感じになっていったので、このままもうダメになっていくのかと思いましたが、また日当たりの良い窓際に戻したところ、徐々に回復。
なんとか持ち直しました。
置き場所は大切です。
ハートカズラの花
ハートカズラは花を咲かせます。
最初、つぼみのようなものが出てきました。
このつぼみは何?花が咲くかもしれないと期待をしたのですが、つぼみがちょっと大きくなったくらいで変化がありません。
そのあと、つぼみが次から次へと出てきては、花のようなものは咲かずに、そのつぼみは、萎んで枯れてを繰り返すばかり。
大きくなったつぼみの先は紫色でよく見るとなんだか毛が生えています。
ちょっと気持ち悪いなあ。すごく小さい食中植物みたい。頭が開いて虫を食べたりしそうです。
これが、実はハートカズラの花なんです。
ちょっと想像していたものとは違いすぎてびっくりしました。
可愛いイメージとは違う花。
ピンク色の小さい花が咲いたらいいのに。天は二物を与えずですね。
ハートカズラをインテリア風に
ハートカズラはつるが伸びるのが特徴ですが、つるを垂らし派ですか?ぐるぐる巻き派ですか?
私は、ぐるぐる巻き派です。
ハートカズラを上からハンモックタイプの鉢に入れて素敵に垂らしている写真見たことありますよね。
もうあれは憧れです。
でも、実際のところ垂らして飾る、似合う場所がなかったんです。
それで垂らすことを諦めまして、伸びてくるつるを、鉢の上でぐるぐると円を描くようにつるを巻いて置いて先の方だけ垂らすようにして見たら案外いい感じに見えるので、ぐるぐる巻き派になりました。
でも難点がありまして、3回くらいの巻きならいいのですが.かなりの巻き具合になると、葉が絡まってそれを解くことが困難になります。
無理やり解いたら沢山の葉や花が取れてしまいました。それを含んでのぐるぐる巻き派ですね。
ハートカズラの増やし方
むかご
いつも間にか、ハートカズラのつるに何か白い塊がついています。
病気?
虫の卵?
虫の繭?
ちょっと色をつけたら雛あられみたいな塊。
何だか嫌な気持ちになりました。しかもそれは、段々と大きくなり、丸く膨らんできます。
こっちにもあっちにもある、どうしよう。
実は、これは、「むかご」と言って、ハートカズラの節の部分にできます。
病気ではありません。
増殖して行くためにハートカズラがする自然な現象です。
ここからつるが伸びたり、根が出たりします。増やす際に欠かせないものです。
そうとも知らずに病気だと思って、慌ててむかごの部分のつるを切って捨てた事がある人は私です。^^;
水差し
長いつるが特徴のハートカズラですが、水差しも可能です。
でもどのように剪定すればいいのか迷いますね。
水差しする入れ物の大きさに合わせてつるをカットすればいいのですが、私は、見映えがいいように、つるの5節くらいを目処にカットします。
節目から根が出てくるので、根がたくさん欲しい場合は節を多目に選んで下さい。
そして葉がよくついているところを選びます。
その方が見映えがいいですね。
むかごがある場合は、むかごを含めてカットして、そのままお好みで水差しして下さい。
株分け
根が鉢一杯になったら、株分けです。
土をほぐしながら優しく株を分けて下さい。
根が細いので、扱いには注意です。植え替えして大きくするか、もしくは株分けして増やすかの選択ですね。
私は、ハートカズラが欲しいという友達に株分けしてあげました。
ハートカズラの植え替え
葉が黄色くなったり、水が土に染み込みにくくなったら根が鉢の中にいっぱいになっている証拠です。
そのようになってきたら植え替えです。
植え替えは特別な技術は要りませんし、大きい植物ではないので、簡単にできます。
根が細く細かいので、切れ無いように注意するくらいです。
今の状態を大きくしていくために、ひとまわり大きい鉢に植え替えします。
その時に、伸び過ぎているつるやむかごの部分をカットして、捨てずに水差しにすればいいですね。ま
た、水差しして根が出たものや、むかご付きのつるに根が出ているものがあれば、土に植え替えしてみて下さい。
ハートカズラが枯れた
ハートカズラが枯れるっていうことはあるんです。
水のあげ過ぎ
日陰に置き過ぎ
根詰まり
根腐れ
があります。
私は、先端の方もしくは、垂れ下がっている部分の葉が枯れてくる場合と、根元に近い場所にある、葉の色が変わって、ポロっと落ちてくる症状がありました。
先端や垂れ下がっている部分の枯れる症状は、葉がたくさんになってきて根詰まりだったのと、カラカラに乾燥し過ぎてしまったのが原因でした。
反対に、根元に近い葉が落ちる症状は、土が湿り過ぎていて、いわゆる湿気状態が続いて、根が育ってなくて根腐れに近い状態でした。
ハートカズラが枯れたと思ったら、まず根の状態を確認してみるといいかもしれません。
ハートカズラの育て方のまとめ
ハートカズラは、日当たりと水のポイントを押さえて気をつけていれば、どちらかというと、ほったらかし風でいいので、簡単に育てることができます。
ですから、旅行に行っていても安心です。
どんどん増やせば高いところから吊るしてインテリア風にするもよし、小さい鉢に分けて育てて、色々な場所に飾るもよし、ハートがたくさんついている姿が本当に可愛い植物です。
まずは見た目だけで買った私ですが、ハートカズラの奥深い魅力を知って、見た目以上に素敵な植物と実感です。
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