看護師の新型コロナウイルスの現状や悩み。困ったことと今後の課題。

看護師 コロナ 現状

今まだ収束が見えない、新型コロナウイルス。不安と責任感の中で現役看護師が対面している、現状や悩み。
今後の課題など4人の方にお話し伺いました。

看護師のコロナでの現状を知ってもらうためにアンケート形式で、投稿していただきました。

投稿してもらったものなので、すべてに当てはまるものではないのでご了承ください。

頭が下がります。頑張ってください。

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病院で働く看護師の悩み

看護師

まずは、新型コロナウイルスだけではありません。
一般の看護師の方の悩みです。

精神的プレッシャーが大きい

看護師の仕事は、人の命を扱う仕事でもあります。

入院中の患者が亡くなってしまうことも少なくありません。

しかし、亡くなった患者さんに対して悲しむ時間が与えられず、すぐに気持ちを切り替えて他の患者さんと向き合わなければなりません。

そういった意味では、精神的にタフである必要があります。また、点滴のミスなど自分の行動のミスで、患者さんの命を危険にしてしまう可能性もあり、常に高いプレッシャーと闘いながら仕事しなければならないのがつらいです。

医療行為の範囲が狭いのが難点

看護師には、実施できる医療行為が限られています。

例えば、挿管や電気ショックなどは、医師でなければ行えません。

入院中の患者さんの容態急変に真っ先に気付くのは看護師ですが、命に関わる状況であっても、挿管や電気ショックなどが実施できず、石の到着を待たなければならないのがつらいです。

夜勤がつらい

看護師として働いていると、夜勤をしなければなりません。

夜勤をすると生活リズムが狂ってしまいます。

少しずつ時間をずらすシフト性が取られてはいますが、それでも、自分の健康管理をするのが大変です。

また、夜勤をする時には、必要最小限の看護師しかいませんので、例えば、複数の患者さんから同時にナースコールがあった場合などは、とても混乱して、忙しくなります。

急に呼び出されることもある

看護師として働いていると、オフタイムの時でも呼び出されることがあるのがつらいです。いつ呼び刺されるか分からないので、ゆっくりお酒を飲める時間も少ないのが残念です。

人手不足

病院の看護師は常に人手不足で悩まされています。

その他のスタッフの医師も介護士も人手不足の状態です。

そのため、作業量が多いのがつらいところです。

日中は患者さんの呼び出しの対応などが多いため、事務作業は夜間に行うことが多く、残業になってしまうことが多いのがつらいです。

人間関係が悪くなることも

先にも少し紹介したように、医療業界の人材は人手不足です。

過剰な労働のあまり、仕事を押し付け合うこともあり、スタッフの中が悪くなることがあります。

人間関係が悪い中で働き続けることは大変なことです。


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マスクが足りない

看護師

総合病院の回復期リハビリ病棟に勤務しています。

もともと入退院の多い病棟で、日々入院を受け入れていかなければなりません。

しかしコロナの影響で…入院受け入れの規制が開始。

しかし、リハビリが必要な患者は次々と受け入れ要請がくるため、全く入院がないわけではありません。

誤嚥性肺炎なども対象になっているため本当に誤嚥性の肺炎なのか、咳などの症状がある時点で心配なのが正直なところです。

院内クラスターが問題になっている今。

本当に受け入れて大丈夫なのか。

現場で働くうえで不安でず。

感染対策の徹底は、院内全体に周知されていますが、マスク不足のこともあり勤務中はなんとか一日一枚使用できる状況ではあるものの、自宅で使用するマスクが買えないため、休日はほとんど外出できないのが現状です。

マスク

自分が無症状の保菌者だったら…と考えると。

毎日、出勤時に検温や諸症状のチェックはしていますが、抵抗力の落ちている高齢の患者様に移すリスクがあることを懸念しながら働いています。

医療従事者というだけで、白い目で見られたという話も職場の同僚から聞いたりもします。

感染対策は十分にしていても、家族に移すかもしれない。

不安や心配もありますが、十分な物資がない中で、今できることをやっています。

病院では、防護服の着用など、滅多に使用することのない物をどのように扱うのか、動画配信などを通してスタッフへ周知しており、皆、スタッフ間で意識しながら働いています。

世間のニュースを聞いていて、医療従事者に対する批判的な内容も耳にしますが、現場での努力にも理解を示してほしい。

皆、怖いのは同じです。

そして人に移したいと思っている人はいません。

だからこそ、各々で対策していくことが必要なのだと思います。

病院では毎日、コロナ対策の会議が上層部で開かれています。

アルコール消毒液、マスク、不足しているものは沢山あります。

院内でクラスターが出る不安を抱えながら働いています。

少しでも市場に出回り、仕事以外でも対策を取りながら生活することができたらと思っています。

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コロナ騒ぎで我々看護師が困ったこと

看護師

勤務先は、全国的にも心臓手術を多くこなしている総合病院の心臓外来外科に勤務しています。

外来には、80%以上の人が、心臓に何らかの疾病、不安のあるひと、あるいは健康診断で何らかの異常が心臓にあり、精密検査を受けに来る人になります。

その為、患者さんの年齢は高めて、平均年齢は60歳を優に超えています。

ドクタ-は10人、看護師は男女交えて40人以上います。

マスクに関しては、この手の病院としては比較的最後の方まで装着の義務化は遅かったかなと思います。

それまで、ウイルス系の患者さんが基本的には来られないので、文化としてそういうのが定着していませんでした。

ただ、今回の新型コロナウイルス騒動で、マスク定着が院内に確実に定着しました。

特に、他府県で心臓に疾患のある高齢者の方が、一時期、非常に重篤したことがあり、ケアする看護師の中に、強い危機感が、強烈に発生したのでした。

自分の病院から、コロナ被害を出してはいけないという強い気持ちは看護師全員に生まれました。

その為、マスクは全員があらゆる場面で装着するようになりましたが、新しいものの入荷がなくて困っています。

一般人ならば、自分で手製のマスクを布で作ってそれをつかうことが出来ます。

我々看護師は手製の布製のものは使用不可なので、困っています。

自宅から病院までは、手製の布マスクを利用していますが、病院内に入ったら、支給される新しいマスクを着用しています。

ただ新しいのが届かないので、一時期同じものを使い続けていた時期がありました。

今最も困っているのは、コロナウイルス騒動対応です。コロナウイルスの懸念がある人が、心臓関係病院である私の勤務している病院にもたくさん来られます。

通常ならば、他の病院を紹介するのですが、現在の状況ではそうもいかず、受け入れています。

ただ、そうなると、ウイルス性の疾病を受け付けていなかった我々としては、対応に万全を改めて練り直さなくて困りました。

特にも困ったのはその為に、心臓関連の手術予定の人たちのオペの日程がドンドン後ろに行くことでした。

基本的には、コロナウイルス関連優先になってしまい、元々入院していて顔なじみになっている患者さんたちのことを思うと、辛いものがあります。

現状と今後の課題

看護師

勤務先は総合病院の入院病棟です。

私たちの病棟は、手袋は足りていますが、マスクが不足しています。

マスクの交換は3日に1回、感染症を持っている患者に対しては1日1回の交換頻度となっています。

マスク不足

その分しっかりと手洗いと手指衛生を、といわれていますが、手指衛生をするアルコールも不足しつつあります。

病院自体が、コロナ患者を受け入れることに乗り出しており、院内の感染予防グッズはそちらに優先的に流されています。

よって、該当病棟以外は基本的に物品不足の状態です。

私の働く病院は、長期入院の患者さんはあまりいないものの、療養型の病院では治療できない患者さんも多くいます。

それこそ、呼吸器管理下でないと生命を保てない人もいます。

そしてそのような方は、重大な感染症の原因となる菌を持っていることが多いです。

例えば、MRSA、緑膿菌、ESBLなど、接触感染を主とするものです。

これらは多剤耐性菌でもあるので、一度かかると治療が難航します。

そして、抵抗力の落ちた患者に対して広まりやすい菌でもあります。

コロナウイルスはもちろん怖いですが、普段から細心の注意を払って接触感染予防策をとっていたこれらの菌に対し、十分な予防策をとれていない今の状況が非常に恐ろしいと感じています。

感染を広げるかもしれないと分かっていて、しかしその対策を取ることができないという罪悪感みたいなものもあります。

日々の勤務もそうですが、こういった葛藤が医療者の疲弊に繋がっているのは間違いないでしょう。

加えて当院では、他の病院がコロナウイルスによりできなくなった手術も受け入れています。

物は不足している、でも手術はする、術後病棟に上がってきた際に十分な対応ができない等、悪循環です。

今後病院として、コロナウイルスの患者を受け入れる姿勢になっていくのでしょうが、果たして呼吸状態が悪い患者をみれる看護師がどのくらいいるのでしょうか。

世間一般では、看護師は何でもできると思われがちですが、所属している部署や経験年数で出来る事に大きく差があります。

ニュースで報道されているエクモ、人工呼吸器も、正しく扱える看護師は多くありません。

医者が24時間体制でいることもありません。一刻も早い看護師のスキルアップが望まれます。

都市部の新型コロナウイルスの本当の感染者数は?

看護師 コロナ 現状

地方都市は、保健所に相談の上、結構PCR検査はしてくれます。 

しかし都市部は、特に東京は、「症状がひどくならないと検査してもらえない」「そういう状態でもまだ検査してもらえない」という状況が一部ではまだあります(2020/05/03現在)

まだ感染者数の実数は把握できていないのではないでしょうか?

私の住む県は、毎日検査が数十人で、10日以上感染者は出ていません。
最初のころは、他県から来た人での感染者でクラスターが発生しましたが、それを機に、住民の意識が高まりました。

感染者が10日以上出ていない状態でも、外出する人はかなり少なく、街もガラガラです。

岩手県は感染者は、まだ0人ですね。

とにかく一人一人の、新型コロナウイルスに関しての意識が大切だと思います。

何としても乗り切らないと・・・

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