テレビのない生活は子供にメリット?快適に実践しています。

テレビのない 生活

我が家はテレビのない生活をしています。

子供が1歳のときに「テレビに頼らない育児をしたい」と一念発起してからなので、かれこれ10年以上この生活が続いています。

この生活を続けたことで、子供にも、私にも、主人にも、すごくたくさんのメリットがあったと実感しています。

そんな我が家のテレビなし生活の実情と、見えてきたメリットを紹介したいと思います。

これを見たら「もうテレビはいらない」と思うかもしれませんよ。

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テレビのない生活は、子供の為に良いと思った。

我が家にはテレビがありません。

それを言うと、周りの人々は「え!?ないってあり得るの??!!」という反応をします。

でも、テレビのない生活って、本当に良いことばかりなのですよ。
まずはテレビのない生活を始めたきっかけからお話しさせてください。

テレビをなくした理由

我が家のテレビがなくなったのは、今から10年以上前にさかのぼります。
それまではもちろん、普通のご家庭と同じようにテレビを毎日見る生活でした。

我が家には12歳になる子供がいますが、テレビをなくした最も大きな理由がこの「子供のため」です。

子供が生まれると、必ずと言って良いほど子供に見せる「おかあさんといっしょ」、我が家も毎回欠かさず見ていました。

家事をするときには、「アンパンマン」のDVDを見せおけば、だいたいOK。

「テレビは育児のお助けアイテムだなぁ」なんて思っていました。

ところが、ある日の出来事をきっかけに、テレビと決別をする決意をしました。
それはこんな出来事です。

子供が1歳を過ぎた頃のある日、夕ご飯を終えて子どもと二人でテレビを見ていました。

寝かせる時間になったのですが、どうしても話の続きを見たくて、結局いつもの就寝時間を2時間も過ぎてしまいました。
これまで、そんなことは一度もしたことがなかったのですが、育児の疲れや息切れがあったのかな?その日はつい自分を甘やかしてしまったのです。

そして子供を寝かしつけているときに突然、「自分は親になったのに、自分の都合で子供の健全な生活を乱してしまった!!なんて悪い母親なのだろう!!!」と激しく後悔をしました。
声を出してワンワン泣いてしまった記憶があります。

そうして決意したのです。
「明日、テレビをなくそう」と。

テレビをなくすことに対する主人の対応

その決意のあと、帰宅した主人にこのことを話しました。
そして、主人はすぐに「わかった。俺は普段、育児を任せっきりにしているから、思うようにしてくれて構わない。」と言ってくれました。

主人はかなりのドラマっ子だったので、テレビのない生活が本当は嫌だったと思います。

でも、私の気持ちを一番に思ってくれました。
本当に感謝しています。

そしてその週末、テレビを私の実家へあげてしまいました。

そこから、テレビのない生活が始まりました。

テレビのない生活。子供の反応と、夫の反応

テレビがない生活が始まり、今までの環境とは少し違った生活となりました。

子供、主人、私の生活がどのように変わったのかを紹介していきます。

テレビのない生活、子供の反応

子供は1歳でしたので、テレビがなくなったことに気が付きもしませんでした。
まだおしゃべりもしていない時期でしたので。

テレビを見ていた時間は、自分で好きな遊びをしたり、私と遊んだり、テレビがあった生活よりも自由な生活になったと思います。

テレビのない生活、夫の反応

主人は帰宅して、ご飯・お風呂の後、寝るまでの時間にテレビを楽しんでいました。

でも、仕事で身体が疲れている+お腹も満たされている+身体もポカポカ+ソファーでリラックスしながらテレビを見る=そのまま寝落ちする、に決まっていますよね(笑)

主人はほぼ毎晩こうでしたね。

私は主人が帰宅する前に寝てしまっていたのですが、授乳や夜泣きで未明に起きると、ベッドに主人がいない…。
「また寝落ちしてるんかい!!!」とイライラ。

二階からリビングに行くと落ちている…(怒)
「毎回、毎回、いい加減にして!!」とよく怒っていました。

そしてテレビがなくなれば、おのずとそれがなくなります。
テレビがなくなったことで、主人の睡眠時間も以前より確保できるようになりました。

主人も、テレビがなくなってから朝がつらくなくなったと言っています。

テレビのない生活、私の反応

テレビがなくなったことで、子供と触れ合う時間がとても増えました。
日中は、テレビやDVDを見せて、公園に遊びに行って、お買い物、という生活スタイルでした。

テレビがなくなったことで、日中どうやって子供と過ごそうかと考え、見つけたのが子育て支援施設です。

運の良いことに、自宅から徒歩10ほどの場所に保育園と併設しているNPOの子育て支援施設がありました。
さっそくそこに入会をしに行きました。

ここでは、元保育士さんがスタッフとして常に4人常駐していました。

そして、ここに訪れる親子は最低でも10組、多いときには20組以上いました。

時間は8:30から17:30まで(昼休憩は2時間あり)。

お昼はお弁当を持って行き、訪れている親子みんなで一斉に食事をします。
週1回、近所のパン屋さんがパンを売りに来てくれて、月に1回は親子でカレーを作るイベントがありました。

私は、入会してからは予定のないときは毎回、午前と午後に通っていました。
スタッフの方にも「こんなに来てくれるママは今までいないわ」と言われるくらい(笑)

同年代のお友達と遊ぶことで、子供には協調性、思いやりの心、競争心などが芽生え、成長しているな!!と毎日実感していました。

ですが、実は子供以上に、私の方が充実した時間を過ごしていました

育児に悩んだ時や困ったとき、周りにはたくさんのママ友やスタッフの方がいましたので、本当に何度も助けていただきました。

もしこの施設の存在を知らないままだったら、今の自分・子供はないな!!って、心底思います。

この施設に出会えたのも、テレビをなくしたから。
本当にテレビをなくして良かった!!と思います。

でも、テレビがあるなしに関わらず、子育て支援施設は子育て中のママには絶大なお助けスポットですので、お近くの施設をさがしてみることをおすすめします。

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テレビのない生活のメリット・デメリット。

ここでは、テレビない生活を始めてわかった、メリット・デメリットを紹介していきます。

子供の情緒、可能性を高められた

テレビを見ないので、他の子供に比べると家の子供は遊ぶ時間がとても多かったです。
子育て支援施設に行っていない時間には、自分が思うように遊んでいました。

そのため自分で考え、創造をして遊びを楽しめる子供に成長しました。

例えば、新聞紙でドレスを作って、荷造りヒモでかつらを作り、画用紙でティアラを作り、スカーフをベールにして「お嫁さん」なんてかわいい遊びをしていました。

そして、テレビを見る代わりに絵本や紙芝居をたくさん読んであげる生活にもなりました。

そのころは、図書館で1週間に20冊くらいは借りていたかな。

読書

私も主人もテレビを見ない分、時間がたくさんありましたので本をたくさん読むようになり、今でもその生活が続いています。

そのおかげで、子供は今でもすごくたくさんの本を読みます。
今でも1週間に7~8冊は読んでいます。

早い時期から本に親しんでいたため、推奨年齢の本は「活字が大きすぎてつまらない」と言うようになりました。

3年生になると、あの分厚いハリーポッター全7巻11冊を完読してしまいました。

読書

そして、小学4年生のある日「お話を書いてみる」と言って書き始めたのですが、文章の組み立て方、序章から中盤への盛り上がり方など、私でも書けないようなお話を、あっという間に書き上げてしまいました。

本をたくさん読んでいるからこそ、このようなスキルが身に付いたのですね。
今でもたまにお話を書いています。

小説家希望ではないのですが、いつか、小説を書いて、何かに応募したいと言っています。

たくさんの本に触れ合ったことで、国語は大の得意科目です。

自分の年齢よりも高い水準の本を読んでいますので、漢字なんかはスルスルと覚えてしまいます。
その代わり、算数と運動のセンスはないのですけどね…(笑)

そして、子供のもう一つ得意なことが絵です。

テレビがない生活になってからは、私もたくさん子供に絵を描いてあげましたし、自分である程度書けるようになってからは毎日飽きもせず絵を描いていました。

親の欲目もありますが、子供はすごく絵が上手だと思います。
小学校の図工に授業で描いた絵や、立体的な作品は、市で表彰されたことが何度かあります。
その他、運動会や遠足、学習発表会や林間学校などのプログラムの表紙にも選んでもらったことがあります。

絵は今でも大好きで、毎日描いています。
かなり細かい部分まで描写をしていて、いつ見ても感心してしまいます。

生活の基礎の確立

テレビがあると、何となく付けて、何となく見ていることってありますよね。
そして、気が付くと「もう1時間もたっている!!」なんてことも。

テレビがなければ、何となく時間を過ごしてしまったということがなくなるので、時間を有効的に使うことができます。

幼稚園までの時期は、テレビを見ない分、思う存分自分の思うままに遊んでいましたので、寝る時間までには満足していて、すんなりとベッドへ向かってくれていました。

仲の良いママ友の何人かは、子供がなかなか寝てくれないと悩んでいましたので、これは助かりました。

小学校になると宿題が出されますよね。
「早く宿題やっちゃいなさい!!」「これ(テレビ)見てから。」なんてやり取りって多そうです。

でも、テレビがないとこれがなくなります。

高学年になると好きなアイドルや俳優さんが出てきますので、ドラマやバラエティー番組なんかも見たくなるお年頃ですよね。

だいたい、そのような番組って22時くらいまでやっています。
そうすれば、寝るのはその後になりますので、就寝時間が非常に遅くなります。

でも、テレビがないとこれもなくなります。

我が家の就寝時間は、幼稚園までは18:30~19:00、小学校低学年は19:00、中学年は20:00、高学年から現在は20:30です。
テレビを見ない分、おのずとこの時間になるとやることがなくなって「寝よっか」となるのです。

就寝

早く就寝する分、子供は毎朝5:30に起床しています。
子供にしては早いと思いますよね。
でも9時間近く寝ていますので、むしろ寝すぎなくらいなのですよ。

実は私も子供一緒に寝ていますので、起床は4:00です。
僧侶みたいですよね(笑)
でも睡眠時間は十分足りています。

昨今、朝活がおすすめ、と取りざたされていますが、本当に朝の時間は有意義に使えますのでおすすめですよ。

ちなみに私の朝活は、常備菜作り、手芸、子供のテスト作りなどです。

また、子供は睡眠時間がしっかりととれていますので、寝起きもとても良く、食事もたくさん食べます。

おかげで身体がすごく丈夫で、まだインフルエンザにかかったこともありません。

子供の身体が強いと、旅行の計画もたてやすいので、すごく助かっています。(我が家は旅行が大好きでたくさん出かけるので)

結論、テレビがないと、生活の基礎がすごくしっかりすると思います。

その他のメリット

テレビの電気代は、一般家庭の電気使用量のうち3番目に高い割合です。

ちなみに1番目が冷蔵庫、2番目は照明器具です。
電気代が高いエアコンよりも多い使用量なので、意外と電気代を食っていることがわかります。

テレビの大きさや省エネ商品などにより、テレビの電気代は異なりますが、ある調査によると1日8時間の視聴で1カ月1,206円という結果があります。

テレビがないと、まずこのお金が浮きますね。

その他に、テレビがないとその分空間を有効に使えます。
いくら薄型のテレビになったとはいえ、あれがなくなるとリビングがスッキリしますよ。

テレビがない生活のデメリット

テレビがないと、どうしても情報が偏ってしまいます。
知りたい情報はインターネットで調べられますが、興味のないものはいちいち調べませんからね。

無意識に入ってくる情報がなくなるので、他人との会話についていけないことがあるのは事実です。

大人なら良いけれど、子供は話題についていけないと仲間外れになったりしない?と懸念する方もいるかもしれませんね。

家の子供は今のところそんなことはありません。
友達が言う流行りのギャグとか、流行っている人・モノなんかは、自分で情報収集して来て、インターネットで調べています

知らないことは、「何それ!おもしろい、教えて!」と素直に聞けるタイプなので、子供自身は困っていないと言っています。

デメリットに関しては、今のところこれくらいしか思いつきません。

と言っても、現状、我が家は全員これをデメリットとは思っていません。
だから10年以上もこの生活が続いているのですよね。

テレビのない生活、今後はどうするつもりか

結論から言うと、はい、続けます。

すでに10年以上もこの生活に慣れてしまったので、子供は私の実家に行ってテレビが付いているとうるさくてすぐに消してしまいます。

旅行に行ってももちろんテレビはつけません。

今のところ、我が家は全員一致でテレビはない方が良い、という結論です。

子供がお年頃になったら、スマートフォンも持つでしょうし(現在は所有していません)、そうすれば自分で情報の取捨選択が今よりももっと手軽にできるようになるので、今後もテレビは要らないと考えています。

テレビのない生活のまとめ。

テレビのない生活を10年以上続けた結果、我が家はメリットをたくさん得ることができました。

子供が小さいうちからテレビに頼らない生活をスタートすることで、その後の人生がかなり変わるのではないかと私は思っています。

もちろんそれは個人にとって捉え方が異なりますので、絶対に良いとは言えませんが、テレビのない生活を選択肢に入れるのも良いのではないかと思います。

筆者(アラフォーの女性、ご主人と娘さんがいます)に質問、Q&A


新聞は取ってますか?(ニュースの情報源は、スマホやパソコンですか? それで十分ですか? スマホはワンセグは?)

A: 新聞を取っています。

子供にもこども新聞を取っています。

ニュースはパソコンです。
これで十分です。

ワンセグは視聴しません。

2
ラジオも聴かないですか?

A: 寝るときに付けています。
1時間~2時間くらい聞いています。

3
スポーツや、音楽番組、旅行の番組のテレビ見たくなりませんか?

A: とくに感じません。

4
ご主人の部屋にテレビ置くようになる可能性は無いですか?(ご主人は帰宅後や休みの日は何をしていますか?)

A: 主人の部屋はありません。自分でも部屋は必要ないといいます。
休みの日は、家族でいるので自分の楽しみは行いません。

まだ子供が小さいので一緒に出掛けたり遊んだりする時期ですので、今のところ自分時間は必要なさそうです。
時間は持て余していないと思います。

5
パソコンは、各自1台ありますか?

A: 家族で1台です。

6
NHK受信料は払ってないですよね。 受信料の最速は来ないですか?

A: NHK、もちろん払っていません。
催促は一度来ましたが、テレビがないことを伝えたのでもうきません。

7
読書は浸透したか?

A: かなり浸透しています。
もともと、私も主人も読書が好きだったことも影響しています。

8
テレビの「悪」ってどう感じていますか?

A: 私は、バラエティが嫌いで、人を貶めたり悪口言ったり、大きい声で叫んだり・・・
無意識に時間を過ごしてしまい、無駄な時間を過ごしてしまうこと。


夕食は何時頃? 就寝時間が早いと、夕食は、あまり多く摂らない方が良いですね。その辺についての考えはあるんですか?

A: 夕食は午後6:00です。
子供は普通に食べます。

10
子育て支援施設は今は行っていないですよね?

A: 私の通っていた場所は幼稚園前までの子供対象です。
子供が通わなくなった翌年になくなってしまいました。
代表の方が、やはり続けられなくなったそうです。

11
代表的な毎日を時間割で説明して下さいませんか?

A: 
 起床 4:00
 朝食準備 5:30
 朝食 6:00
 出勤 8:30
 帰宅 15:00
 夕食準備 17:00
 夕食 18:00
 お風呂 19:00
 就寝 20:30

以上です。

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