中学受験の準備はいつから?1年生から?準備することと準備期間

中学受験 準備 いつから

中学受験を検討するのは親の希望から検討するのが先だと思います。

そこで、中学受験の準備はいつからするのか?準備期間は?
1年生から準備したほうがいいのか?

など、我が家の経験やお友達の経験談も交えてお話ししたいと思います。

終了したからこそ「ああすればよかったなあ・・・」と思ったこともあったので、そんなトピックスもお話ししたいと思います。

これから中学受験をしようとお考えの方の参考になれば嬉しいです。

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中学受験の準備はいつから?

中学受験の準備とは?

親自身が中学受験未経験だと、入試問題がどんなものが出て、どんなレベルなのか知らない方も多いことでしょう。

中学受験を両親が経験していると、扱う問題に関してはイメージがつくと思います。

でも、中学受験を親自身が経験していても、今の中学受験の世界は様変わりしているので、少し戸惑うようです。

中学受験 準備 いつから

中学校の難易度も今と昔では大きく様変わりしています。
そもそも、入塾時期が親世代と違います。

ちょっと昔は中学受験を考えて、中学入試専門の進学塾へ通い始めるのは5年生がスタンダードでした。

それが、4年生がスタンダードになり、今では1年生からのクラスまでもが、ほとんどの中学受験の進学塾で設置されています。

また、中には年長さんからのスタートするクラスもあるので、スタートする時期がどんどん早くなっていっている状況です。

もちろん、これは「塾激戦区」の都心部や都心近郊に限られると思います。

田舎に住んでいる従妹などは「塾なんて公文かそろばん位だよ~。

公立でも国公立に行けるし」という話です。人数が少ないから、公立高校でもかなり手厚く補習をしてくれるようです。

それでも、やはり中学入試をする層は圧倒的に都心部や都市近郊に住んでいる人が多いので、やはりそこで、塾と同じように、子供達も「激戦」を繰り広げなくてはいけないというのが現実。

都市部や都市近郊に住んでいると、高校の様子も様変わりしていますし、中学受験人口も増えてきているようなのです。

では、中学受験の準備とはどんなものでしょう?

各御家庭で認識は違うと思いますが、定番の準備をリストアップしてみますね。

ポイント 公文で学年を進めて学習
ポイント 中学受験進学塾の低学年コースに入塾
ポイント 中学受験進学塾へ入る前の低学年専門塾へ入塾
ポイント 家庭で中学受験問題集を取り組む
ポイント 個別指導塾や家庭教師を利用して取り組む

上記のことが挙げられるでしょう。

これにプラスして「全く何もさせない!学校の勉強優先」というご家庭もあると思います。

準備したいという方を前提にした記事なので、その例はちょっと置いておきますね。

この話題が出たので、最初に少しだけお話ししたいことがあります。

終了してから感じる事は
「様々な情報が溢れているけれど、親は常にニュートラルで判断したほうがいい」
ということ。

ポイント 「入塾前は何もせず、友達と遊んでばかり、スポーツ三昧。

でも、いきなり中学受験したいと言い出してはじめて、最初は下位クラスだったけれど、思いっきり好きな事をした経験から、ガッツを出して上位クラスへ、そして最難関合格」
という例もたくさん聞きます。

また、
ポイント 「幼稚園から準備し、幼児教室の低学年部門でお勉強を頑張り、飛び級で中学受験塾へ入塾したのが4年生。そしてそのまま最難関へ」

という例も聞きます。

逆に
ポイント 「勉強を全くせずに遊んでいたので、4年生では皆なにがしらの準備をしていてついていけなかった。間に合わなかった」
という例や

ポイント 「幼稚園から公文を頑張り、幼児教室の低学年部門に入っていたので、4年の入塾時期は超優秀だったけれど、どんどん息切れなのか低迷して、最後は中堅中学校へ」
という例も聞いたことがあります。

このことからもわかるように、決して一つのパターンや成功例がないということ。

でも、

ポイント 情報源が一つで「何もさせなくても高学年からスタートでも最難関へ行ったわ。やっぱり好きな事をさせたからそれが良かったかも」

という事のみを聞いていると、そうしたほうがいいと思ってしまいますし、時には早くから勉強をさせるという事自体に罪悪感を持ってしまうことすらあるでしょう。

でも、子供のタイプや性格はそれぞれで違っています。

ですから、中学校受験までの準備や取り組みに関して「正解はない」ということを念頭に置いておいて欲しいと思います。

ママ友

中学校受験終了のママさんと話して、みんな共通している意見は
「もっとああすればよかった」という後悔や
「子供の勉強スタイルに正解はないなあ」ということ。

教育の専門家でも、塾の先生でも学校の先生でもなく、我が子の事を一番知っているのは親で、その親が周囲の情報やアドバイスにブレてしまう家庭ほど「後悔度」が高かったように思います。

そうして、「学んだ経験」を活かして、二番目以降のお子さんを上手に導いている方もたくさんいらっしゃいました。

だから、親は常にニュートラルで、子供の性格や個性、成長過程を観察し
ポイント 「我が子に良い方法をピックアップして、導いてあげる」
ことが大切なのだと思います。

ですから、この章で準備期間や準備する事にも触れていますが、ニュートラル状態でご自身のお子さんにとって良い方法を選んでみて下さいね。

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中学受験 まとめ

2番

中学受験の準備は実際にはどうする?

中学受験の準備については前述させていただいた方法が主にあると思います。

では、具体的に説明させていただきますね。

公文で学習をどんどんすすめる

中学受験を考えていないご家庭も、小学校生活が困らないようにと、幼稚園から公文を習わせているご家庭があると思います。

よく、中学受験塾の説明会に行くと、下の子を連れたお子さんを多く見かけます。

幼稚園くらいのお子さんでしたら、公文のプリントをさせて「時間をつぶしている」ご家庭、結構見かけます。

公文式

我が家は公文に関してはスタートが3年生からと遅かったのですが、お友達の多くは幼稚園からスタートしていました。

公立校に通っていましたが、学校のお友達も受験する、しないに関わらず通っているお友達が多かったです。

公文を新4年の入塾前に、中学2年まですすめておくと、中学入試の問題に楽と言われています。

中には中学受験では使えないから混乱するからNGという方もいますが、学校によっては解答のみ記述するところも多いので、答えさえあっていればOKという考え方もあります。

どちらにしても、中学受験塾では一つの問題の解法も学年が上がるにつれてどんどん洗練された解法を教わります。

例えば、つるかめ算などは最初から面積図では教わりません。
いちいち表を書き、なぜそうなるか?ということを理解させます。

ですから、5年生になって式で解こう、さらに面積図を用いて簡単に解けると教わる時に「表を書かないと解らない!混乱する!」など言っていられないのです。

どちらにしても「算数は色々なアプローチ方法があるから、中学受験ではどのアプローチが一番適切かを見極める」能力を問われるのです。

だから、公文で方程式に触れるとしても、中学過程まで行っておくと楽だと、私は我が子を見ていて感じました。

でも、これがすべてではありません。

同じように3年からスタートしたお友達は小学校過程で終了し、最難関へ行かれました。

どちらにしても、学校で躓きやすい「分数」などを公文でくりかえし学ぶことで、躓く暇がないというのは大きな効果があったと思います。

また、筆算は中学受験で早く正確にする必要があります。

我が子はこのために公文に行ったようなものです。
暗算癖があったので、それを矯正する目的で公文へ通ったのですが、筆算を面倒がらず、正確に早くできることは大切だと思いました。

公文国語ですが、読書が好き、嫌いに関わらず、先に進んでおくと『良書』や『古典文学』にたくさん触れる事ができます。

公文の国語は読書代わりと思っていてもいいかもしれません。

速く読めるようになる。要約する力がつく。
というメリットもあります。

学年が進むと、中学受験の入試問題で扱う問題もたくさん出てきます。

公文の英語に関しては小学校でも成績につくようになりますし、何よりも中学入試の世界においても「メリット」となる傾向が大きくなっています。

英検取得者には別枠入試があったり、加点があったりする学校も増えてきました。

もし、私がこれから中学受験をスタートするなら、英語は公文か他の方法で必ずさせ、入塾前に英検(児童英検ではありません)の最低3級、子供が英語を好きならそれ以上を目指すと思います。

もちろん、公文で算数を中二まですすめていたから、入塾テストで上位クラスだと思っていたのに・・・というのは厳しい場合が多いです。

中学校受験用の問題集で別途問題を解く練習をしておく必要があるでしょう。

公文は勉強習慣と「数学的な考え」を少し持っておくためと割り切った方がいいでしょう。

中学受験塾の低学年クラスへ入塾

これは、子供に競争心があるお子さんだったら「お稽古の一つ」としてなら選択肢のひとつとしてはいいと思います。

でも、終了して思うのは、「絶対に必要なこと」とは思わないです。
その費用を他に回した方がいいです。

例えば、高学年の時にあるかもしれない苦手科目のフォローに個別塾や家庭教師の費用に。時間ある時期ならではの家族旅行の費用に。

個別塾で先に学習をすすめておく費用に。
好きなお稽古の費用に。将来のための費用になどなど。

でも、特訓講座などでしたら、お稽古の一つとして、また子供のモチベーションを上げる目的として、そして、子供が勉強は楽しいというようにシフトする目的としてなら効果があると思います。

親が子供の個性と成長の様子を見極めてチョイスするといいと思います。

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低学年専門塾へ入る

幼児教室の延長で中学校受験を視野に入れたカリキュラムに特化した低学年専門塾なるものがあります。

実際にそこに通って、入塾前に小6までの範囲を終了させ、入塾テストを上位で合格しているお子さんもたくさんいらっしゃいました。

お子さんが教室を好きなら、お稽古の一つとして通うのは、ある意味一番「効率」がいいかもしれません。

でも、成長過程で無理をさせて、可哀そうな思いをさせてしまうリスクもあると思います。

家庭で中学校受験問題集を取り組む

これが一番現実的で効果があり、しかもコスパが良いです。

公文やそろばんを習っているお子さんも、中学校受験用の問題集は取り組んでおきましょう。

また、これらの問題集は「無学年制」と思って取り組むことをオススメします。
つまり、学年よりも下でも、上でも良いのです。

幼稚園年長でスタートしてもいいですし、3年生で2年生の問題集を取り組んでもOKなのです。
それくらい、中学校受験用の問題集は特殊な問題を扱っていますし、お子さんによっては難しいものもあるからです。

逆に、楽しくてどんどん進めていけるお子さんもいます。

そんなお子さんはどんどん進めてあげましょう。

ただし、ちょっとしたリスクがあります。
それは親子衝突。

親子衝突

親塾ですすめていくことになるので、親がヒートアップしない事が重要です。

もし、ヒートアップするようなら勉強嫌いになるリスクが高まるので、家庭教師や個別、塾など他人にバトンタッチしたほうが賢明です。

個別教室や家庭教師で小6過程まで終了

ポイント 親が教えるとどうしてもヒートアップしてしまう。
ポイント 子供が反抗的になる、もしくは甘えてしまう。
ポイント 仕事のために教える時間が取れない

などなど、様々な理由で、お子さんの勉強をフォローしたり見てあげる時間が取れなかったりすることもあるでしょう。

先に挙げた、公文、低学年専門塾、中学校受験進学塾の低学年コース、いずれも決してお安い費用ではありません。

また、集団塾なので、子供の苦手な部分や理解度などは、対応が難しいことも多いでしょう。

塾

画像はイメージです。

それならいっそ、個別教室や家庭教師に、親が「この問題集を使って、入塾前にこの範囲まで終了させてください。」と指定すると効率がいいなと、終了してから一番思いました。
なぜなら、我が子はとってもマイペースで反抗的でしたから・・・。

個別も低学年なら価格が安めのところもありますし、家庭教師も学生さんで十分です。

センターを通さない学生の家庭教師なら、公文二教科や塾よりもお安くすむ場合もあります。

もちろん、いい人材を探すというひと手間と、親の見る目が必要となります。

もしも、我が家がもう一度中学校受験をするなら、学生家庭教師に入塾前に小6範囲を終了してもらうと思います。

家庭教師

中学校受験の準備はいつからしたらいいの?準備期間は?

前章でも少し触れましたが、終了後、周囲を見回しても千差万別でした。

周囲の中学校受験の準備はいつからだった?

ポイント 年少から幼児教室へ通い、その流れで小学校部門へ通って、小4で中学校受験進学塾へ
ポイント 公文だけ習っていて小5から中学校受験進学塾へ
ポイント 何も習っていなくて小4から中学校受験進学塾へ
ポイント 親塾でweb講座と特訓講座のみで中学校受験
ポイント Z会の通信講座で学び、小5からZ会の教室も利用して中学校受験
ポイント 中学校受験進学塾の低学年コースから中学校受験

好きなお稽古を続けている人もいましたし、ギリギリになってエンジンがかかったお子さんもいました。

志望校ももちろん、違いますが、お子さんの性格によって様々という印象です。

ただ、「何が何でも最難関男子中学へ」という確固たる目標をお持ちの御家庭は幼稚園時代から準備万端でした。

それでも、紆余曲折あり、皆が成功するとは限りませんが「合格率」はずっと遊んでいて小5から最難関というレアケースよりもずっと高かったように感じました。

2番

中学受験の準備と反抗期

中学受験の過程でやっかいなのが反抗期。

運よく反抗期が受験終了後でしたら良いのですが、一番重要な小5から始まるととっても大変です。

親子衝突

そういう時は「先行逃げ切り」が楽だなと思いました。

反抗期が始まる前に漢字や小学生範囲を終了させておいたほうが「基礎土台」ができますから。

やはり入塾前には小6範囲は終了しておいたほうが圧倒的に楽です。

でも、子供の性格によっては「マイナスの位置から先行している人を抜かしたい!」という情熱がある子がいると思うので、そういうお子さんは何年スタートでも大丈夫だと思います。

逆に燃えて、先にリードしているお友達を抜かそうと、思わぬ力を発揮し、そのまま受験ゴールするかもしれません。

ただ、これはリスクがあります。

コツコツ積み重ねた努力は無駄ではないので、当日に、過去の記憶が蘇ることも多々あるようですから。

我が子も受験当日に、あれだけ苦手だった問題に関して、試験本番で出てきた時に「そういえば、5年のあの授業でやったのと似ているなあ」と思い出し、解けたようです。

他のお友達も、昔の冬期講習でやった事ある問題が出た、など話していたので、やはり努力と学んできた積み重ねは大きいなと感じました。

また、逆に競争心がないものの、コツコツ努力家タイプのお子さんでしたら、早くスタートして「負荷」と「時間的負担」を減らしてあげて「細く長く」状態で受験を迎えるのも一つの方法です。

前述したように、親が「ニュートラル」な目でお子さんの性格や状態を見極めて、中学受験の準備をスタートすると良いでしょう。

中学受験の準備 絶対に無理はさせない

中学受験の準備としてスタート時期を早くするか遅くするかは個人差があると思います。

「〇〇ちゃんはもうスタートしたからうちも始めなきゃ」なんて焦らない方がいいです。

でも、のんびりし過ぎても後で焦ることになります。

「子供に負担のないように」というのはある意味難しいです。

なぜなら、学校学習範囲を超えての勉強ですから「負担」がないほうがおかしいのです。

これはスポーツの世界でも同じことが言えると思います。
学校レベルの運動をするのは負担がないけれど、「大会に出る」というレベルにはやはり努力が必要ですし、そのための「負担」もあることでしょう。

ピアノやバイオリンなどの音楽の世界でも同じことでしょう。
好きな事を年齢以上のレベルに目標を定め、努力するにはやはり負担や負荷があるものです。

でも、スポーツや音楽がスパルタにしごき、叱って努力させても伸びないように、勉強でも励ましながら導き、成功体験をさせながら楽しく、でも「負荷」をかける、というバランスが大切なのだと思います。

ちなみに、この「楽しいだけ」という教室も結構存在していたりします

通っていたママ友からは「楽しく通っていたけれど、何も役に立たなかったわ」ということも聞くので、楽しいだけでは目標に達しないこともあるでしょう。

要はスポーツや音楽で努力するのと中学受験の勉強をすすめるのは同じという事です。

得意だったり好きだったり、興味を持っていることを努力し、目的に向かう。
ただ、それだけです。

親はそのための準備を、良い時期にスタートしてあげればいいでしょう。

その結果、中学受験の準備期間も様々という具合になります。

1年生から公文や幼児教室の小学校部門でスタートし、小4から入塾というお子さんは6年コース。費用もかかります。

小5までは親塾、特訓や志望校特訓のみで終了というお子さんはコスパがいいですね。

知り合いは小6までスポーツに打ち込み、いきなり中学受験をしたいと宣言。

でも、入塾テストは落ちまくり、受け入れてくれる塾はなく、個別塾で短期集中して第二志望校へ合格されました。

個別塾で「目玉が飛び出るくらい費用がかかった!」と嘆いていましたが、中学受験に関する総費用的には小4スタートで準備した人よりも安いくらいだったようです。

準備期間、また準備の仕方によって費用も変わるので、親はそのあたりの情報も収集しておく必要があります。

子供の中学校受験の準備をするならまずは「親が中学校受験の世界を知ること」これが一番の準備といえるでしょう。

中学受験 1年生からは何をすればいい?

色々お話しさせていただきましたが、具体的に例えば、1年生は何をすればいいの?という疑問もあるかと思います。

終了した我が家の視点、そして周囲の終了組からの感想も交えてご紹介したいと思います。

読み書きそろばんが基本

中学校受験を検討しているなら、まず大前提は「勉強に苦手意識を持たせない」こと。

そのために、読み書きそろばんは基本中の基本で「得意」にさせてあげましょう。

先に挙げたように、公文などを利用して計算を得意にしておくのも一つの方法です。

そろばんももちろん有効ですが、低学年で3級を取れなければ、暗算能力が中途半端で逆にそろばんの弊害があるかもしれません。
もし、トントンと級が進まないようなら見切りをつけて、公文のほうが合っているかもしれないので、公文を利用してみましょう。

もちろん、自宅でドリルを使って取り組むのも良いでしょう。

漢字は親子で漢検にチャレンジすると楽しいイベントとなるのでおすすめです。

本も図書館を利用して、たくさんの良書に触れるようにしましょう。

当たり前の事ばかりですが、まずは勉強を嫌いにならない、苦手意識をつけない事が大切です。

低学年の子は素直なので、「得意=好き」という構図ができます。

この気持ちを持っていると「勉強が得意だから中学校受験したい」となると思います。

2番

時間がある時期だからこそ、体験をたくさんしよう

科学館や里山体験、昆虫採集、星空観察、伝統のお祭り観賞やお城探訪など、たくさんの経験を親子でしましょう。

この実体験があるのとないのとでは、精神面や情操面での成長が違います。

そして、勉強に関しては暗記科目が全く違ってきます。

低学年に覚えていなくても、中学年以降に習った時に「そういえば」と子供が思い出せばラッキーだと思っているくらいでちょうどいいです。

特に歴史に関しては、拒否感あるお子さんもいるので、お寺やお城探訪などをしておくと、子供の興味のベクトルがそちらに向き、自然と本を読んで歴史好きに・・・となる場合もありますよ。

また、何か打ち込んで「研究」するくらいになってくれたら、嬉しいですね。

そこから派生して、たくさんの知識と経験を蓄積してくれます。

中学校受験のドリルよりも、豊富な語彙と知識、そして何よりも「思考力」が育ちます。

机上の勉強よりも、低学年では体験をオススメします。

ドリルも必要 勉強習慣をつけよう

矛盾しますが、それでも「机に座って集中する」といういわゆる「勉強習慣」も必要です。

低学年ほどルーティーンとして素直に行動させやすいので、

1年生になったら
ポイント 帰宅したら手洗いうがい
ポイント 遊びに行く前に学校の宿題
ポイント 5時からドリル
など、決めておくといいでしょう。

これ、どの教育本にも載っていますよね。

入学時は、幼稚園の延長で素直なので、この通りにしやすいですが、お友達との約束などが入ってきて、生活パターンが変化し始めると大変な場合もあります。

また、ワーキングママには厳しい場合もあることでしょう。

知り合いの御家庭では「朝学習」を取り入れておられました。

朝に計算、漢字、ドリルを軽くして、夜の8時に中学校受験用ドリルをするという習慣を低学年につけていました。

日中は学童やお稽古で思いっきり遊べるので、お子さんもストレスがなかったようです。

また、親子で勉強して、普段はお仕事で忙しいパパやママに「褒められる」ことが嬉しかったそう。
勉強がいい思い出だったと話していました。

それぞれ工夫して楽しい習慣にすることがポイントですね。

中学受験 準備 いつから

終わってから思うのは

ポイント 素直な時期に「習慣」つけておくと楽
ポイント 素直な時期に「先取りして先行逃げ切り」しておくと楽。
ポイント 入塾前に小6まで終了しておくと楽
ポイント 時間がある低学年では好きなことに打ち込ませてあげる
ポイント 親子の体験をたくさんしておくことも、中学校受験の大切な準備

また、これらに加えて、受験本番日に感じた事があります。

それは、子供に「緊張感に対する免疫をつけておく」こと。

ピアノの発表会やスポーツの大会、何でもいいのです。

たくさんの人に紛れて自分の力を発揮するという「独特の緊張感」の機会があるのは、受験当日のバタバタや異様な緊張感にとても役立ちました。

入試の最終には良い結果も悪い結果も目の当たりにします。それがお友達の結果の場合もありますし、お子さん自身の結果の場合もあります。

その時に立て直す精神力も必要である、過酷な中学校受験の世界です。

初日の結果が二日目に出て、それがたとえ不合格でも三日目の受験が控えていたりしますから、落ち込んでいられない・・・これが過酷な現実なのです。

スポーツや芸術、何でもいいので「第三者に評価される」機会があるものを経験していると、もしもの時の気持ちの切り替えの助けになるように感じました。

そもそも勉強自体が趣味のようなお子さんは、塾生活の試験や模試などがそういう「緊張」の場だったということもあるでしょう。

どちらにしても、独特の緊張感がある経験をしておくことが、受験本番にとても役立つと感じました。

中学受験の準備はいつからのまとめ

中学校受験の準備に正解はありません。お子さんの個性や精神年齢を親が冷静に見極めて、スタートするのが一番いいと思います。

今回は中学校受験の準備について、
いつから?
準備期間は?
1年生からはどうしたらいい?

などを中心にお話しさせていただきました。

これから中学校受験を考えている方の参考になさってくださいね。

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