マレー半島の西海岸に位置するコタバル。
タイとの国境の街で南シナ海に面する素朴な街は、最もマレーシアらしいという評判です。
そんなコタバルの魅力、観光スポット、そしておすすめのホテル、治安、そしてローカルフードまでまとめて紹介いたします。
夫婦で旅してきました。
マレーシア北部の地方都市でありながら、日本との関わりのあった歴史ある街でもあり、注目です。
目次
マレーシア コタバル観光スポット
マレーシア コタバルの観光で、ここを押さえておけばOKという、おすすめの芭蕉アホテル、フードなどご紹介します。
実際夫婦で旅した旅行記です。
セントラルマーケット
コタバルでは絶対に見ておきたいマーケット市場です。
朝早くからお昼くらいまでを中心に、地元の人たちが買い付けに来ます。
売っているものは、海で採れた魚や野菜や果物、そして現地のお菓子やスナック、そして工具や雑貨までなんでも揃っています。
かなりの数のお店が入っており、とても賑やかです。このマーケットの中が、とってもカラフルで、雰囲気が良いこと、そして価格も安いです。
そして上に上がると、地元の人たちが食べるマレー料理のお店が出ていて、どれも5-6RM(150円前後)くらいで、お腹いっぱいになるほどに食べることができます。
出来立てで炊いたばかりの料理が並び、本当においしいです。
肉や魚、香辛料の利いたおかず、そしてライスやヌードルまであり、好きなものを選ぶことができます。
ワクワクする楽しさを味わうことができるでしょう。
ムルデカ広場
ムルデカ広場と聞くと、マレーシアの首都クアラルンプールにある独立広場を思い浮かべるかもしれませんが、そこよりはやや規模が小さいものの、独立を記念する国旗などの旗が飾られ、大きめの広場になっています。
1957年にイングランドからの独立を記念して作られた塔があります。
そしてその広場の端には時計台があり、ランドマークになっています。
このムルデカ広場を中心に、コタバルは見どころが集中しており、歩いて観光できるので、ホテルはここの周辺を選ぶと便利です。
レストランやスーパーマーケット、雑貨屋さんがたくさんあります。
そしてこの広場は、特別なイベントが行わることがありますが、そうではない時は本当に静かであり、南国らしい大木が公園を囲うようにそびえ立っています。
イスラムモスク
マレーシアといえば国教であるイスラム教です。
崇拝のための場所であるモスクに毎週を集まり、敬虔なイスラム教徒は、神に祈りを捧げます。
そのモスクは地域によって、形も色もデザインも違いがあり、その地域性が出るのですが、コタバルのこのモスクは、とってもセンスがよく、ホワイト基調が明るくて清潔感があります。
大きな建物ではありませんが、配色もよく、雰囲気の良い崇拝の場所であり、日本にはないデザインは個性的です。
イスタナ・ジャハール
1887年に建設されたスルタン・ムハマド・ジャハールの宮殿を改装して、王室の伝統と民族博物館を作り、一般に公開しています。
木造の美しい建物、イスラム王族らしい雰囲気、王室らしさを随所に感じるもので溢れており、マレーシアの王族の歴史を知る機会にもなります。
歴史の好きな人たちには、見逃すことのできない観光スポットであり、じっくりとチェックすることができるでしょう。
第二次世界大戦記念館
ムルデカ広場のすぐ横にあるのが第二次世界大戦記念館です。
実はここコタバルは、第二次世界大戦中の1941年にマレーシア半島を占領するために上陸した場所であり、日本がマレーシアを統治し、やがては敗北する痛ましい歴史の1つが残されています。
日本が敗戦し、軍の将校たちが絞首刑された生々しさの残る写真などもあり、戦争という悲劇を思い起こすことができる数少ない場所の1つと言えます。
日本人としてこの記念館に入るのは、やや気が引けますし、日本人であることを入口で記帳するのもとがめを感じるかもしれませんが、コタバルの人たちは、親日であり、日本人にとても親切ですので、問題ありません。
コタバルのおすすめホテル
コタバルはやはりセンターのエリアが観光にはベストですが、とりわけおすすめできるホテルは、Grand Riverview Hotelです。
4つ星ホテルですが、宿泊料金は5000円前後という安さ。
もちろんプール付きです。
コタバルは低価格のミニホテルやゲストハウスが多く、プール付きはあまりありません。
このホテルは、ホテルそのものも大きいですが、ロケーションも抜群で、徒歩での観光を楽しむことができるでしょう。
そしてブレックファストも十分に満足できるスタイルとなっています。
部屋タイプにもよりますが、全体的にワイドでゆったりしているので、観光で疲れて帰ってきて、コンフォータブルな空間で休むことができます。
ホテルから見える川は大きく、海が近いのもあるのですが、雄大な感じで、いかにも東南アジアらしいと感じる景色で、それもまた魅力の1つです。
コタバルのおすすめフード
コタバルではおすすめとしてはやはりマレー料理になります。
とりわけマレー人が朝食べる料理としてナシクラブと言われるものがあります。
この料理は、なんとご飯が青いです。ちょっとびっくりするかもしれませんが、本当に青いのです。
とはいえ特に味があるわけではなく、普通のローカルご飯に色を付けているだけのようです。
それに、しそとか香りのよい野菜を刻み、ご飯の上に乗せます。
その他ボイルしたエッグ、チキン、そして辛いチリソースのようなものをかけて食べるのですが、それが実においしいのです。
香りはいいし、ヘルシーだし、朝にこれを食べれば元気いっぱいになれます。
そしてもう一つは、白人が経営するピザのお店であり、お店の中の窯でピザを焼き、それをそのまま出してくれます。
これが絶品であり、マレーシアで食べるイタリアンなピザはかなりいけます。
メインエリアからは少し歩きますが、時間に余裕があれば行くことをお勧めいたします。
またチャイナタウンがあり、そこでは夜に大きな屋台が出て、中国系の人たちが食事をするエリアがあります。
ここではお酒を飲むことも可能で、中華系のヌードルやBBQなど匂いのそそられるお店がずらりと並びます。
コタバルの治安
今回3泊夫婦でコタバルに宿泊し、夜も出歩いたりしましたが、特別に怖いと感じることはありませんでした。
治安は安定しており、問題なく観光ができます。
ただ一人での夜の時間に街をうろうろすることは控えた方がいいでしょう。
出歩く場合には、レストランやショッピングモールくらいにした方が良いと思います。
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コタバル観光のまとめ
コタバルは、本当にマレーシアらしいと感じます。
首都のクアラルンプールのように、民族がいろいろで、外国人も多いという感じがありません。
ほとんどがマレー人であり地元の人たちばかりです。
それに地元の人たちがどんな暮らしをして、どんなものを食べているのか、ビジネスはどうか、マレー系の人たちの様子を知ることができます。
マレー料理が新鮮でおいしく、外国人には親切で、ツーリストセンターに行くと、温かい歓迎を受けるでしょう。
そしてもし時間があれば、そこからバスで1時間ほどのところにタイの国境があり、タイに入ることも可能です。ちょっとだけタイに足を運び、数時間で帰ってくる、そんな体験もできます。
またコタバルは、南シナ海のビーチリゾートアイランドの入り口でもありますので、マリンスポーツを楽しみに来るにも良いでしょう。
静かで、それでいて田舎過ぎることもなく、観光スポットが集中しているコタバルは確かに魅力に溢れており、マレーシアが好きになる、そんな場所です。