ベビー服のおさがりの黄ばみの落とし方。きれいに漂白できる?

ベビー服 黄ばみ 落とし方

おさがりでいただいたベビー服、とっても助かりますよね。

いざ、赤ちゃんに着せようと出したら黄ばみが!!

また、サイズアウトしたベビー服をあげようと思ったら黄ばみが気になる・・・

そんな悩みにお答えします。

ベビー服の黄ばみの落とし方と漂白の仕方をご紹介。

そもそも黄ばみお原因って何?という疑問から、原因別の落とし方をまとめてみました。

ベビー服の黄ばみにお悩みの方はぜひ試してみて下さいね。

ベビー服の黄ばみの原因は?

 
すぐにサイズアウトしてしまうベビー服。
我が家ではおさがりのベビー服が大活躍でした。

一歳違いの姉の子のお下がりで、準備万端!!と思ったものの、白いベビー服の襟元や胸元に黄ばみが・・・

もちろん、姉は可愛い姪っ子の為に、綺麗に洗濯して、日光消毒してと、清潔にしてくれたものをくれたのですが、半年後に出して見ると黄ばみがクッキリ!!

でも、一人しか使っていないベビー服、しかも、すぐにサイズアウトしているので、状態はとてもいい。

そこで、黄ばみを取るために色々調べてみました。

そもそも黄ばみの原因は?

赤ちゃんはとっても汗かき。
特に夏などは背中がぐっしょりと・・・ということもあります。

ミルクの吐き戻し

でも、黄ばみの原因で多いのが、赤ちゃん特有の原因『ミルクのはき戻し』です。

ミルクはたんぱく質、脂質が豊富に含まれています。

このミルクのシミって、予想外に頑固なのです。

シンクにミルクを流してみるとおわかりになると思いますが、その後に水を流しても、うっすらと白い膜が残ってしまうもの。

たんぱく質と脂質がステンレスに膜をはってしまいます。

この現象と同じことがベビー服でも起こってしまいます。

ステンレスは表面が平らですが、ベビー服は繊維を織り込んでいますので、そこに染み込んでしまうので、余計に頑固

牛乳瓶も綺麗に洗わないと透明になりませんよね?

さっと洗うだけでは繊維の奥に入ったミルクの成分、たんぱく質や脂質は取れにくいのです。

よだれや汗

その他のシミの代表格はよだれや汗。
この両方ともたんぱく質、脂質ですが、大人と違って赤ちゃんの汗はサラサラしています。

汗に関してはそこまで落ちにくいということはありませんが、よだれは粘度があるたんぱく質なので、これも洗っても残ってしまいがち。

こうして、洗って一見綺麗になったベビー服の繊維に入り込んだたんぱく汚れ、脂質の汚れが時間経過で浮き出てしまいます。

それが黄ばみの原因です。
 

ベビー服の黄ばみの(原因別)落とし方。

前章で敵の正体、つまり黄ばみの原因はおわかりいただけたと思います。

少し大きな幼児なら、こぼした時にすぐに拭くことで、シミが定着することを防ぎますが、赤ちゃんの場合は中々そうはできませんよね。

でも大丈夫。

ベビー服 黄ばみ

ベビー服は一日に何回か着替えさせると思いますので、その時に漬け置き洗いや予洗いなど、対策をすると黄ばみが防げます。

それでも黄ばんだ場合。

また、おさがりでいただいたベビー服はどうしたらいいでしょう?

原因別の黄ばみの落とし方をご紹介しようと思います。

1

ミルクの黄ばみの落とし方 食器用洗剤で落としてみる!

黄ばみの原因の多くはミルクのはき戻しによるもの。
繊維の奥にミルクが入り込んでしまって、浸み込みます。

前章でご紹介したように、ミルクの膜は中々落ちません。

お湯で洗うとたんぱく質が固まるし、水で洗うと脂質が固まる・・・・というダブル攻撃なのです。

ミルクは食品。

食品には食器用洗剤です。

ミルクの黄ばみの落とし方

1. シミ部分を湿らせましょう。
 ↓
2. 生地の裏側にキッチンタオルか布巾をあてましょう。
 ↓
3. 食器用洗剤を数滴落として、歯ブラシでトントンしてみましょう。
  この時ゴシゴシは禁物!
 ↓
4. トントンして繊維のたんぱく質と脂質を裏のキッチンタオルに移すイメージで。
 ↓
5. やさしくお湯でもみ洗いして、普通に洗濯しましょう。

関連記事
チェック ミルクのシミ、はき戻しのしみ 母乳のしみの取り方いろいろ

2

よだれの黄ばみの落とし方 重曹ペーストで落としてみる!

重曹は油汚れを落とす効果があるので、ミルク汚れにも効果的ですが、よだれなどの粘度のあるものが原因の黄ばみにも効果的です。

エコ掃除のアイテムとして定番の「重曹」ですが、自然由来なので赤ちゃんのデリケートなお肌にも安心ですよね。

重曹

重曹

よだれの黄ばみの落とし方

1. 重曹と食器用洗剤を1:1の割合で混ぜてペーストを作りましょう。
 ↓
2. 黄ばみの部分を完全に覆うようにペーストを塗ります。
 ↓
3. 頑固な黄ばみの場合には黄ばみの裏にキッチンタオルを敷いて、歯ブラシでトントンします。この時もゴシゴシ擦ると生地を傷めるのでやめましょう。重曹の粒子で繊維に入り込んだ脂質やたんぱく質を押し出すイメージでトントンしましょう。
 ↓
4. トントンした後、5~10分ほど放置し、いつものように洗濯機で洗いましょう。

この重曹は黄ばみを取るだけでなく、黄ばみの予防にもなる優れもの。

重曹スプレーをふきかけると黄ばみが防げますし、洗濯時に洗剤と一緒に重曹を1カップほど入れると黄ばみが防げます。

重曹スプレー

この時、気になるのが、デリケートな赤ちゃんのお肌を傷めないか?ですよね。

重曹はアルカリ性なので、中性にすることで解決できます

重曹ペーストを塗った場所に、クエン酸の粉末をふりかけます。

ブクブクと泡立ちますが、その後にぬるま湯ですすいでから、いつものように洗濯機で洗いましょう。

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3

お湯が使えない黄ばみの落とし方 セスキ炭酸ソーダで落とす!

ベビー服の黄ばみを取りたい。その為に漬け置き洗いしたいけれど、お湯で洗うと縮む恐れがある素材の時は困りますよね。
そんな時はセスキ炭酸ソーダを使ってみて下さい。

セスキ炭酸ソーダは重曹と同じくアルカリ性。

油汚れに効果的なので、ベビー服のミルクや汗の黄ばみにも効果的。

セスキ炭酸ソーダ

重曹と違う点が、水に溶けやすいということ。

お湯が使えない素材の黄ばみ落としにはセスキ炭酸ソーダのほうが効果があります。

お湯が使えない黄ばみの落とし方

1. セスキ炭酸ソーダ小さじ1~2杯を500㎖の水に溶かしましょう。
 ↓
2. そこにベビー服を漬け置きましょう。
 ↓
3. 2時間ほど漬けた後、いつものように洗濯機で洗いましょう。

※アルカリ性が気になる人は、漬け置き後クエン酸を入れてすすいでから洗濯機で洗うといいですよ。アルカリ性が中和できます。

4

もしかして尿の黄ばみ? クエン酸で落とす!

ベビー服のおさがりをいただいたものの、もしかしてこれはミルクの黄ばみではないのでは?と思うこともあります。

特にパンツやオールインワンのお尻の部分。

尿の黄ばみかな?と思う時は、臭い対策も大切です。
シミが取れても臭いが残っているというケースもあったりするので。

黄ばみそのものには①~③の方法を試してみましょう。

次の章でご紹介する漂白剤を使う方法でもOK.
その後にクエン酸を使いましょう。

尿はアルカリ性なので、クエン酸の酸性が臭いを取るのに効果的

シミそのものをセスキ炭酸ソーダや重曹ペーストで落とした後の中和する役割もありますが、尿のシミには必ずクエン酸を使うと、おしっこ臭が消えるので安心です。

クエン酸

おさがりのおむつカバーなど、黄ばみがなくても臭いが気になる・・・という場合にもクエン酸が有効なので試してみて下さいね。

使用方法は、すすぎの時にクエン酸を小さじ1~2杯入れるだけ。

その後、いつものように洗濯機で洗いましょう。

ポイント 上記でご紹介した方法は『予洗い』として、洗濯機で回す前に行うといいと思います。

おさがりでいただいたベビー服も、最初は上記の方法で試してみて下さい。
赤ちゃんのお肌と、生地に優しい方法なので、まずは上記の方法で。

それでも落ちない場合は次の章でご紹介する漂白方法を試してみて下さいね。

ベビー服の黄ばみの漂白の仕方  

前に着ていた赤ちゃんから時間が経ったものは、黄ばみが頑固に残ってしまいがち。

前章でご紹介した方法で落ちない場合があります。
そんな時も諦めないで!

大抵の黄ばみはきちんと落ちます。

ベビー服の頑固な黄ばみの落とし方をまとめてみました。

1

ベビー服の頑固な黄ばみ 酸素系漂白剤で落とす!

※ 酸素系漂白剤は粉末のほうが効果あり

1. 粉末の酸素系漂白剤の容量を守って40℃のお湯で溶かします。
 ↓
2. ベビー服を漬け置きます。
 ↓
3. 二時間ほど漬け置き後、よくすすいで干しましょう。

※酵素系漂白剤の臭いが気になる場合は、いつものように洗濯機で洗うと安心ですよ。
 また、粉末の酸素系漂白剤はアルカリ性。中性に戻すのにはクエン酸入りの水ですすぐといいですよ。

2

ベビー服の頑固な黄ばみ 酵素系漂白剤+重曹で落とす!

一番最初の章でご紹介した重曹ペーストのバージョンアップ版です。
こちらのほうが漂白効果はアップします。

酵素系漂白剤+重曹での落とし方

1. 酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)に重曹を1:1の割合で混ぜ合わしましょう。
 ↓
2. 重曹ペーストを黄ばみ部分に塗りましょう。
 ↓
3. 黄ばみの裏にキッチンタオルなどを敷いて、上から歯ブラシでトントン。
 この時も擦ると生地を傷めるので要注意。
 ↓
4. すすぐときにクエン酸を入れてすすいで、いつものように洗濯機で洗いましょう。

上記二つの方法が、頑固な黄ばみの漂白方法です。
これでも落ちない!!という頑固なシミには「煮洗い」という手が残っています。

3

それでも落ちない頑固な黄ばみには?煮洗いで落とす!

煮洗いの方法

1. ステンレス製の大きめの鍋でお湯を沸かします。
 ↓
2. 沸騰前に洗濯用粉石けんを入れて混ぜ合わします。
 ↓
3. 良く混ざったら、粉末酸素系漂白剤を入れましょう。
 ↓
4. そこへ、ベビー服を入れて煮ます。
 ※吹きこぼれやすいので、必ず弱火で煮ましょう。
 ↓
5. 箸などで万遍なく黄ばみを落としたら、お湯から出してぬるま湯ですすぎましょう。
 ↓
6. すすぎの時にクエン酸を入れて中和しましょう。

上記の方法は生地を傷めやすいですが、シミには効果的です。

黄ばみが取れない時は、長い時間煮るのではなく、火を止めて漬け置く方が効果があり、生地にも優しいです。

生地を傷めやすいので、素材を確認すると共に、最終手段として使うといいでしょう。

また、柄物は色落ちしやすいので注意が必要です。

チェック 使う鍋はステンレス製かホーロー製を使いましょう。アルミは変色の原因となります。

ベビー服のおさがりの黄ばみの落とし方のまとめ

せっかくいただいたおさがりのベビー服。黄ばみがあっても諦めないで!

大抵の黄ばみは綺麗に落ちますよ。

ベビー服 黄ばみ 落とし方

黄ばみの主な原因は、ミルクのはき戻しやよだれなどのたんぱく質や脂質の汚れ。

それが時間経過とともに黄ばみになって浮き上がります。

そんな時は台所洗剤や重曹ペーストなどで洗ってみましょう。

それでも落ちない場合は酸素系漂白剤を使うことで落とせます。

また、おさがりとして人にベビー服をあげる場合にも、今回ご紹介した方法は効果的なので試してみて下さいね。

   

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