安くて栄養価の高い納豆は、日本の国民食といっても過言ではありませんよね。
納豆は健康に良いと知ってはいるものの、実際にどのようなメリットがあるのか、お伝えします。
少しですがデメリットもあるにはあるんです^^
納豆の栄養を効果的に摂る方法もお教えします。
今回は、私たちの身近な食材、納豆の魅力を掘り下げてみようと思います。
納豆のメリットは?いろんな効果があります。
身体に良い食品としてまっさきに上がってくるのが「納豆」ですよね。
納豆は独特の風味がありますので、苦手だという方も多いですが。
納豆は身体に良い、という事実は皆さんご承知の通りですが、実際に私たちにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
ガン予防効果
私も40代に突入し、ガンに対する意識が高まっています。
ガンにかからないためにも、今から対策出来ることはなるべく摂り入れたいと強く思っています。
私も大好きで1日に必ず1パックは食べる納豆には、なんとガンを予防する効果があるそうです。
これは頼もしい!!
近年の研究により、納豆に含まれる納豆由来の抗菌ペプチドにはガンを予防することが判明しました。
この抗菌ペプチドを人間やマウスに投与したところ、24時間以内にガン細胞が死滅したそうです。
そればかりか、抗菌ペプチドにはヘルペスウイルスや肺炎球菌などにも効果があることがわかりました。
ただ、現時点では納豆を食べることだけで、体内のガン細胞が死滅するかどうかという点は研究途上だそうです。
ですが、納豆にはガン細胞を死滅させる物質が含まれているということは事実ですので、これはかなり大きなメリットですよね。
免疫力が向上する
納豆はご存知の通り大豆を発酵させたものです。
大豆にはイソフラボンという栄養素が豊富に含まれています。
そして、この大豆を発酵させることで、イソフラボンがアグリコンという分子に変わります。
このアグリコンは、人間の免疫力を向上させる働きがあります。
人の死亡要因として最も多いガン細胞や、外から侵入をするウイルスや細菌を撃退する力が、この免疫力です。
ですから、免疫力が向上すれば、ガンにかかりにくく、風邪をひきにくくなることが期待できます。
便秘解消
納豆を発酵させる納豆菌は、生きたまま腸に到達し、腸内の悪玉菌を増やさない働きをしてくれます。
しかも、大豆には腸壁を刺激して善玉菌を増やしてくれる働きがあります。
このダブルの効果で腸内環境はかなり整います。
腸内環境が整うことでまず実感できるのが便秘解消です。
現在、便秘に悩む女性はとても多いみたいなので、これはとてもうれしい効果ですよね。
美肌効果
腸内環境が整うことで、他にも得られるメリットがあります。
それは、お肌への効果です。
腸内環境が悪くなり便秘になると、肌が荒れてくる…そんな経験をした方も多いと思います。
これは、本来であれば排出されるべき老廃物や毒素が体内に残ってしまっているため、肌にも悪影響が及んでしまうからです。
また、腸内環境が悪くなると、老化の原因となる活性酸素もうまく排出することができません。
ですから、腸内環境が悪くなると、肌荒ればかりでなく老化もどんどん進行してしまうという訳です。
怖いですね…。
納豆によって、腸内環境を整えておけば、お肌もイキイキしますし、老化防止にもなるのです。
アレルギー性鼻炎の改善
NPO日本健康増進支援機構の研究によると、納豆にはハウスダストやダニが原因の通年性のアレルギー性鼻炎に効果があることが証明されています。
しかも1日1パックで症状が改善する可能性が高いとのことですので、納豆の力は偉大ですよね。
O-157の予防
先ほどと同じく、NPO日本健康増進支援機構の研究により、納豆に含まれるジピコリン酸という物質がO-157阻害する働きをするということがわかりました。
高血圧の改善
大豆に含まれているサポニンという物質には、動脈硬化を予防する働きがあります。
また、血中コレステロールや中性脂肪を低下させる働きも期待できます。
加齢とともに、高血圧による症状がでやすくなりますので、納豆で手軽においしく予防できるのはうれしい限りです。
長生きできるかも
納豆に含まれるポリアミンには、長寿効果も期待できるそうです。
先ほども出てきましたNPO日本健康増進支援機構で行ったマウス実験では、死亡率が低下したという実験結果がでています。
納豆…すご過ぎますよね!!
まさに神食!スーパーフードです!!
納豆のデメリット。
納豆には、先ほどご紹介した以外にもたくさんのメリットがあります。
もはやデメリットはないのでは…。
調べたところ、一応デメリットはありましたのでご紹介します。
痛風リスクが高まる
納豆には尿酸値を上げてしまうプリン体が多く含まれています。
プリン体は痛風リスクを高める原因となる物質です。
ですが、これは食べすぎないことで回避できるデメリットです。
血栓症の方には不向き
納豆に含まれるビタミンK2には、血液を固めてしまう働きがあります。
ですから血栓症の方には不向きの食材となります。
血栓症は血液の塊が生じることで、血流が止まってしまうことが原因ですので、ビタミンK2を摂取することを控えるべきだというのがその理由です。
また、血栓症でワルファリンを服用している方や、心疾患や高血圧で治療している方、脳疾患やうつ病の治療中の方なども、ビタミンK2を控えた方が良いそうです。
これらの症状がない方には、心配する必要のないデメリットです。
熱に弱い
納豆に含まれるナットウキーゼは、熱に弱いというデメリットがあります。
「納豆はご飯にのせて食べるだけだから、心配ないわ~」という方、
納豆は、ほかほかのご飯の熱でさえも影響を受けてしまいます。
といっても、体に悪いわけではありません。
ここを誤解しないでください。
栄養素が少し分解されてしまうだけの話です。
このように、納豆のデメリットはいくつか挙げられましたが、どれも回避方法がありました!!
やっぱり納豆は神食材ですね~!!
納豆をより効果的に食べるには
納豆にはたくさんのメリットがあることがわかりましたよね。
最後になりますが、納豆をより効果的に食べる方法をご紹介したいと思います。
加熱料理として使わない
納豆は熱を加えることで効果が激減してしまいます。
私も、これは知りませんでしたので、これまで数々の加熱納豆料理を作ってきてしまいました。
例えば、
油揚げに納豆などを入れて炙ったメニューや、
納豆マーボー豆腐(これすごくおいしいです)、
納豆キムチチーズグラタン(これも激うまです)、
納豆オムレツなどなど。
おいしくて身体にも良いと思っていたので、これはちょっとショックでした…。
ですが、結果的においしいメニューなので良いですかね。
体に悪いわけではありませんから^^
納豆の効果をより効果的に得たい場合には、加熱をせずにそのまま使うことがおすすめです。
例えば、
納豆とアボガドとチーズ和え、おからとキュウリと納豆和え
まぐろの納豆和え
ねぎとろ納豆丼(これ激うまです)
納豆とトマトの冷製パスタ
などなど。
納豆の和え物メニューは無限大です!!
納豆と卵の組み合わせには注意
納豆と卵をホカホカご飯にかけて食べるのって‥‥とてもおいしいですよね!
でも納豆と卵の組み合わせには注意が必要なのです。
なぜなら、卵の白身に含まれるアビジンという成分と、納豆に含まれるビオチンという成分は結合をすると、納豆の栄養素を吸収することを阻害してしまうからです。
ですから、納豆卵をするときには卵黄だけをミックスすると良いですよ。
私はこれを知らなかったので、次からはちゃんと白身を取り除こうかな?
でも健康に悪いわけではないから・・・
ここは自己判断で(笑)
ひきわり納豆がおすすめ
納豆には、大豆丸ごとのものと、ひきわり納豆がありますよね。
栄養素が高いのは、ひきわり納豆なのです。
その理由は、大豆を砕いている分表面積が多くなるのでより効果的に発酵が進むからだそうです。
そういえば、母が「ひきわり納豆の方が栄養あるのよ~」と言って、大豆丸ごとの通常の納豆を包丁で細かく刻んで自家製ひきわり納豆にしています。
ですが、納豆として製品になっているものは発酵済みですから、ほとんど意味のない行為ってことですよね(笑)
今度、母に教えてあげなくっちゃ。
納豆と相性の良い食材は
納豆と相性の良い食材と、その効果をご紹介します。
ネギ
定番ですが、ネギの硫化アリルという成分が納豆のビタミンB1の吸収を高めます。
キムチ
キムチに含まれる乳酸菌と、納豆のナットウキーゼの相性はバッチリ。血液サラサラ効果が期待できます。
おくら
オクラのねばねば成分(ムチン)と納豆のねばねば成分(γ-ポリグルタミン酸)によって、風邪予防に効果的。
アボガド
納豆に含まれていないビタミンCが豊富に含まれているアボガド。組み合わせると栄養バランスが最高です。
納豆を食べることのメリットデメリットのまとめ
安くて栄養価が高い納豆。
納豆は身体に良いと知ってはいるものの、どのようなメリットがあるのかを考えたことがありませんでした。
調べたところ、納豆にはたくさんのメリットがあることがわかりましたので、本当に納豆はスーパーフードだな、と実感しました。
デメリットも多少ありましたが(しつこいようですが、健康に悪いわけではありません^^)、ちょっと気を付ければ簡単に回避できることでしたので、心配はなさそうですよね。
血栓症の方だけは、注意が必要ですが、普通においしく食べる分には、体に害はないので、気にしなくて良いと思います。
これからも納豆を食べて、健康な毎日を送りたいです!!
皆さんも、納豆1日1パックを食べて、健康になりましょう!!