甘酒を飲むメリットデメリット。たくさんの効果と飲み方注意点

甘酒 メリット デメリット

『飲む点滴』と知られている甘酒。

健康にいいと、ちょっとしたブームが起きましたよね。

その甘酒にはたくさんのメリットがありますが、それと同時にデメリットもあるのはご存知でしょうか?

甘酒は体にいいと思って何も知らずに飲んでいると危険性もあるのです。

そこで、甘酒を飲むメリットとデメリット、そして、効果的な飲み方をまとめてみました。

健康のためにも正しい飲み方で甘酒を楽しんでくださいね。

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甘酒を飲むメリット

 
『飲む点滴』と言われるほど栄養が豊富な甘酒。

女優さんも美容と健康のために毎日甘酒を飲む人がいることもあり、その効果はサプリメントなどとは違い、自然に口から摂取する食品として、とても魅力的ですよね。

でも、甘酒を飲むとどんな効果があるのでしょうか?飲む効果は?

知っているようで知らない、甘酒を飲むメリットをまとめてみましょう。

1

栄養が豊富

飲み物なのに、すごい栄養素が詰まっている甘酒。

その栄養素をご存知でしょうか?

栄養価をまとめてみます。

糖類(オリゴ糖・ブドウ糖)

点滴はブドウ糖ですよね。

そのことから『飲む点滴』と言われているのでしょう。

ブドウ糖など糖質は「エネルギー源」となります。

甘酒に含まれる糖質はお米に含まれるデンプンが麹菌によって変化したもので、とても消化、吸収が良い糖類です。

すぐにエネルギーとなるので、疲れを取ってくれるという効果はこれが理由です。

アミノ酸

人が自身の体内で作ることのできない必須アミノ酸が9種含まれているといいます。

サプリメントで「アミノ酸」は効果が高いという印象がありますが、アミノ酸にもたくさんの種類があります。

アミノ酸の主な役割はたんぱく質を合成すること。

体を作る、健康の上でアミノ酸はとても重要な働きをしています。

食物繊維

飲んですぐに感じるかと思いますが、食物繊維がとても豊富。

腸内環境も整えてくれるので便秘解消にも効果があります。

ビタミンが豊富

甘酒にはビタミンB群がとても豊富に含まれています。

具体的には

ビタミンB2、B6、B7、葉酸、パントテン酸など。

エネルギーを作る代謝ビタミンとしても重要なので、ダイエットする人はサプリメントでビタミンB群を取っている人もいるほど。

筋肉を作る、皮膚や髪の毛を作るたんぱく質を合成して、代謝を促すのもB群の役割です。

甘酒のメリット


2

美肌効果がある

前述のビタミンB群が豊富な事から、美肌効果にとても効果があると言われています。

女優さんの中には、毎日甘酒を愛飲している人がいるというのも頷けます。

甘酒 美肌

酒造メーカーの月桂冠の研究所と神戸女学院大学との共同研究においても、美肌効果を確認したと月桂冠総合研究所のリリースで発表されています。

肌のきめが細かくなる・・・これは女性にとってとても魅力的なメリットですよね。

3

目の下のクマが改善される

これも美肌効果と関連しますが、あえて別に挙げてみました。

眼の下のクマって悩んでいる方多いですよね?

このクマの改善効果があるというのは大きなメリットです。

4

ニキビに効果がある

これも大きくジャンル分けすると美肌効果ですが、ニキビにお困りの方も多いので別項目で挙げてみます。

甘酒 効果

酒粕と米麹の継続引用が皮脂抑制効果があるという研究が発表されています。

クマ改善、ニキビに効果ありという研究は
森永製菓と東京工科大学の共同研究で確認されています。

5

肥満抑制効果がある

甘い甘酒ですが、その成分には肥満抑制効果があるとのこと。

6

便秘解消に効果がある

食物繊維が豊富なのでお通じがよくなるといいますが、これも研究で実証されました。

甘酒 効果 便秘

7

コレステロールが低減する効果がある

肥満抑制効果、便秘解消効果、コレステロール低減効果は「甘酒が効果あるよ」と言われていましたが、これについて世界で初めて学術的に実証されました。

金沢工業大学と厚生産業株式会社(麹、甘酒メーカー)の共同研究で実証されたものなので、やはり昔から効果があったと言われていたのは本当だったのだなと納得できました。

8

冷え性に効果がある

以前TVでドクターが冷え性解消に一口ずつ休憩時に飲んでいるのが甘酒と紹介されていました。

甘酒にはショウガを使うことも多いですが、ショウガも体を温める作用があります。

甘酒とショウガのダブル効果で末端神経まで冷え性を改善してくれるというメリットがあります。

甘酒 効果 冷え性

9

夏バテに効果がある

猛暑で夏に熱中症になる人も多い昨今。

スーパーに行くと夏でもドリンクコーナーに野菜ジュースなどと一緒に甘酒が販売されるようになりました。

冬の飲み物という印象の甘酒ですが、1 でご紹介したように栄養素が豊富。

特にアミノ酸が豊富なので、熱中症対策のドリンクとして有効なのです。

こんなにメリットがある甘酒。

では、メリットだけなのでしょうか?デメリットはないのでしょうか?

次の章でご紹介しましょう。

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甘酒を飲むデメリット

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」といいますが、甘酒も例外ではありません。

過剰に飲用したり、飲用すべきでない人が飲用したりするとデメリットが生じます。

1

太る

栄養が豊富ということは、飲み過ぎると太ってしまうという事。

メリットにダイエット効果ありとあるのに、皮肉ですね。

また、糖質が豊富なので、すぐに栄養として吸収されるということから、余ったものは脂肪として蓄積されるという事は想像に難くありません。

飲むタイミング、量次第で太るデメリットがあります。

甘酒 太る

2

血糖値を上げる

不調で低血糖の人には『飲む点滴』として甘酒は効果があります。

でも、高血圧の人や糖尿病の人にはとっても危険!

高血圧、糖尿病などの既往症がある人は必ず主治医に「甘酒を飲んでもいいか」確認して飲むようにしましょう。

3

お腹を壊す

オリゴ糖や豊富な食物繊維などの影響でお腹の調子が悪くなる人がいます。

発酵食品なので、発酵食品アレルギーの人は注意が必要です。

甘酒 お腹を壊す

4

アスペルギルス属カビアレルギー、カンシダ症がある人は悪化するリスク

アスペルギルスに対してアレルギー症状を持っている人は飲用は避けましょう。

また、カンシダ症を発症している人も更に悪化させる原因となるので注意してくださいね。

5

老化の原因となる

これもメリットと表裏一体。

ブドウ糖はたんぱく質を合成する働きがありますが、多量に摂りすぎると老化の原因になります。

血液中にブドウ糖が多量にある高血糖値状態が続くとたんぱく質を破壊してしまいます。

たんぱく質を破壊する、つまり老化の原因となるわけです。

6

ガンのリスクがアップ

癌細胞が栄養とするのが糖質。
なので、糖質を取るとガンが増えるということから言われています。

でも最近の研究によって、がん細胞は摂取した糖質だけからでなく、体内の糖質を栄養とすることもわかっています。

つまり、糖質制限すればガン発生の減らせる効果があると言われていますが、体内のガンを死滅させたり、がんを縮小させたりする効果はないと言われています。

甘酒 飲むデメリット

甘酒のデメリットをメリットに!甘酒の飲み方の注意点

第一章でご紹介したメリットがデメリットになりうるのは第二章でおわかりいただけたと思います。

そこで甘酒を飲むデメリットをメリットに変える飲み方をまとめてみました。

1

飲む量を適量に

一日に飲む量は200㎖を目安にしましょう。

カップ一杯程度の量です。

毎日飲まなきゃいけない!と強制的に習慣づけする必要はありません。

そうしたらストレスが溜まって余計に体に悪いですから。

甘酒は適量

量を適量にすることはとても大切です。

その理由は太るということはもちろんですが、内臓に負担をかけて病気の原因となることが一番のデメリットだからです。

甘酒には糖質が豊富に含まれています。

大量糖質摂取後の高血糖で分泌されるインスリン(糖尿病のお薬で御馴染みですね)、これは細胞分裂を促進させるホルモンなのです。

そして、細胞分裂がたくさんあればあるほど、がんが作られる可能性が増えると言われています。

糖質を多くとると、がんを発生させるリスクが高まる以外に、高血圧や高脂血症、肝機能障害などのリスクも増えてしまうと言われています。

それで、最近流行りの「糖質制限ダイエット」が流行っているわけですが、その糖質制限がストレスになると免疫を低くしてしまうリスクもあります。

適量の甘酒はアミノ酸やビタミンなどの栄養が豊富なのでメリットとしての側面が強くなります。

また、毎日飲むのは避けて、週に2、3度にするほうがいいでしょう。

2

夜に飲むのは避ける。

リラックス効果もある甘酒なので、夜に飲んで心身を休めたい・・・という気持ちはとってもわかります。

でも、カロリーも糖質も高い甘酒です。

エネルギー消費が低下する夜は控えた方がいいでしょう。

甘酒は寝る前のまない

3

市販の甘酒は成分に注意

甘酒として市販されているものは、酒麹で作ったもの、麹で作ったもの、その両方、砂糖の入ったもの、入っていないものなど様々です。

前述の金沢工業大学の研究では「酒粕と米麹のみからつくれる甘酒」が一番、ダイエットや便秘解消、コレステロール排出効果がある『プロラミン』というたんぱく質が多いという結果が出ています。

酒麹と米麹のみから作られている甘酒を選びましょう。

もちろん、砂糖が添加されているものはさらにカロリー、糖質が増えてしまうので要注意です。

4

高血圧、糖尿病など糖質制限がある既往症の人にとって甘酒は危険です

主治医に指示に従った食生活が必要な既往症の方は要注意です。

健康な人にとって、健康に効果がある甘酒も、糖尿病の方などにとっては危険な飲み物となってしまいます。

甘酒を飲むメリットデメリットのまとめ

『飲む点滴』と言われるほど栄養豊富な甘酒です。

でも、甘酒を飲むメリットはたくさんありますが、デメリットもあるので注意しましょう。

ほとんどのデメリットは飲み方や量を変えることでデメリットに変えることが出来ます。

適量、適切なタイミングで甘酒を飲むといいでしょう。

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