十津川村秘境観光プラン 瀞峡の行き方。瀞峡めぐりはジェット船

photoACから引用：https://www.photo-ac.com/

日本で一番広い村、十津川村。谷瀬の吊り橋や果無集落、秘境「瀞峡（どろきょう）」や瀞八丁の瀞ホテル等、沢山のスポットや名勝を有します。

そんな十津川村への行き方や観光、ジェット船の瀞峡めぐりを中心にご紹介したいと思います。

河瀨直美監督の映画『Vision』（ジュリエット・ピノシュ、永瀬正敏、岩田剛典出演）で描かれた吉野に負けない美しい自然の十津川村の瀞峡の美しさは格別。

 

十津川村は豊かで美しい自然はもちろん、世界遺産熊野古道も一部含まれているので、見どころがたくさんある場所です。

瀞峡周辺には温泉や世界遺産など魅力たっぷりな観光スポットもたくさんあります。

現代の秘境、十津川村の瀞峡へ足を延ばしてみてくださいね。

 

十津川村秘境観光プランは瀞峡めぐり

十津川村とは？

奈良県の最南端、紀伊半島の内陸に位置し、和歌山と三重に隣接する十津川村。

奈良県の十津川村は日本で一番大きく広い村です。
広すぎて、日本一長い路線バスの旅もできるくらい。
運行時間はなんと6時間半！そして、広さは東京23区を超えているというから、十津川村の広さが想像できますよね。

しかも、面積のほとんどが森林なので、まさにこれぞ、日本の秘境という風景の村なのです。

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奈良県出身の監督の映画『Vision』はご存知でしょうか？フランスの大女優、ジュリエット・ピノシュ、永瀬正敏主演、岩田剛典、夏木マリ共演で、奈良県の吉野村の山が舞台の神秘的な映画です。

その映画を観て、奈良の神々しくて美しい森や風景に魅せられた方も多いのではないでしょうか？

もしくは、奈良というと、奈良公園や神社仏閣など歴史が日常に溶け込んでいる街をイメージされる方も多いことでしょう。

でも、それだけではありません。
奈良は十津川村という、歴史の遺産、手付かずの自然の秘境があるのです。

 

十津川村の広大な面積のエリアには数々の観光スポットや名所、名勝が点在しています。

『日本の秘境100選』にも選ばれ、十津川村の一部は世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』にもなっています。

昔は、断崖絶壁を走る狭い国道が南北を貫き、しかもその国道がいわゆる『酷道』だったため、アクセスしづらい村でした。
そんなことから、日常から切り離された秘境という名にふさわしい自然をそのまま現在に残しているのかもしれません。

でも、今はトンネルや道の整備が進み、ずいぶんアクセスも楽になりました。
それでも秘境の美しさはそのままです。
温泉、自然、秘境、歴史が一度に楽しめる村が十津川村です。

そんな贅沢な旅を楽しめることができる十津川村にぜひ、足を運んでみましょう。

 

観光プランは瀞峡めぐりを中心に

前述のように、とっても広くて見どころもたくさんある十津川村です

。でも、とっても広くて、移動にも時間がかかるので、メインスポット（目的と目的地）を中心に旅のプランニングをすることをオススメします。

 

今回ご紹介する瀞峡めぐりを中心に十津川村周辺観光をゆっくりめぐるのには二泊三日がオススメです。

瀞峡については次の章で詳しくご紹介させていただきます。

ゆっくり楽しむのなら二泊三日をイメージして、プランニングしてみましょう。もちろん一泊二日でも大丈夫です。

おすすめのお宿と瀞峡以外の観光スポットについては別記事でご紹介（コチラ）させていただいているので、ご自分好みの瀞峡めぐり観光をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか？

 

十津川村は広いので、「ジェット船で瀞峡めぐり」をメインに旅のプランニングをしよう。

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十津川、瀞峡の行き方は？

日本一広い村、十津川村。村の中でも目的地によってアクセスが変わります。

ここでは瀞峡への行き方をまずはご紹介させていただきます。

 

瀞峡への行き方

紀伊半島の秘境「瀞峡へ」の行き方も道中の観光プランや宿泊場所によって変わってきます。

瀞峡の位置が奈良県、和歌山県、三重県の三県境にあるので、瀞峡以外に行きたい観光地やお宿などによってアクセスが変わるからなのです。

大阪を例に挙げてみると、主要ICまでの混雑状況や距離によってとるべきルートが変わってきます。

例えば瀞峡温泉に「十津川村温泉で宿泊」を想定してプランニングしてみましょう。

 

大阪出発、十津川温泉経由で瀞峡の瀞八丁へ

大阪出発として十津川温泉経由瀞峡の瀞八丁まで約3時間20分
　↓
大阪市内から奈良県五條市へのアクセスがスムーズならこのルートがオススメ。

 

十津川温泉に宿泊するなら京奈和自動車道から五條IC下りる、五條本陣経由で国道168号線を南下します。
五條本陣から十津川温泉までおよそ2時間。

十津川温泉で一泊するか、瀞峡までそのままアクセスするなら168号線そのまま南下し国道1　69号線を北山村方面へ北上して瀞峡（瀞ホテル）まで約1時間20分。

もしくは、十津川温泉から玉置神社まで狭い道を約30分。玉置神社へ参拝した後に瀞峡方面へ下りる方法もありますが、狭い道なので狭い道路に慣れた人のみにオススメです。

 

大阪出発で本宮大社から瀞峡　

阪和自動車道松原JCTより紀勢自動車道上富田IC経由で　瀞峡瀞八丁まで約3時間40分
　↓
大阪市内や奈良を通過するよりも、和歌山から熊野本宮大社のほうへアクセスしたほうが良い場合はこのルートがオススメ。

瀞峡めぐりの前に世界遺産の熊野本宮大社へ参詣し、ジェット船乗り場前のホテルで宿泊を想定してプランニングしてみると・・・

松原ICより熊野大宮大社まで約3時間かかります。

熊野大宮大社から瀞峡の瀞八丁（瀞ホテル）まで約40分　この瀞ホテルで御茶をして20ほど車を走らせたら「瀞峡めぐり」のジェット船乗り場すぐ近くの瀞流荘へ。

ここでは二つの温泉が楽しめます。

 

このように、同じ瀞峡を目的地としても、十津川温泉を宿泊場所にするか、ジェット船乗り場の入鹿温泉「瀞流荘」を宿泊場所にして熊野本宮大社を立ち寄り所にするかによって奈良経由か和歌山経由か、アクセスが変わるのです。

 

瀞峡めぐりはウォータージェット船で　

　　
さて、瀞峡へのアクセスや十津川村の魅力については前章でご紹介させていただきましたが、いよいよ瀞峡めぐりについてご紹介させていただきます

 

瀞峡

瀞峡（どろきょう）は奈良県、和歌山県、三重県の三県にまたがる『国の文化財指定　特別名勝　天然記念物』の大渓谷です。
太古からの自然が創り出した神秘の渓谷はおよそ31㎞の瀞峡と呼ばれています。

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荒々しい岩肌が目前に迫り、断崖絶壁の自然美とコバルトブルーの澄んだ水が織りなす、現代の秘境です。

昭和11年に吉野国立公園に指定され、紅葉の時期などは特に人気の観光地となりましたが、やはりアクセスの悪さから、その他の観光地のように観光地化されておらず、太古の歴史と風を感じることができる渓谷です。

 

瀞峡は大台ケ原に源泉を持つ北上川に広がる大渓谷で、上流から、奥瀞、上瀞、下瀞と呼ばれ、数々の奇岩がおよそ1.2ｋｍの下瀞に立ち並びそのあたりが特に「瀞八丁」と呼ばれています。

向かいの山は熊野三山奥の院である「玉置神社」がある玉置山。それ故、瀞峡はかつて玉置神社の御手洗池と呼ばれていました。

前述のようにアクセスしづらかった瀞峡ですが、最近は国道とトンネルが整備され、熊野大宮大社から車で35分ほどとなりました。

 

瀞峡めぐりはウォータージェット船で

さて、この瀞峡を楽しむ方法はいくつかあります。

　瀞ホテルへ行って、ゆったりと上から大渓谷の景色を眺める。

　瀞ホテルそばの船着き場から川船でゆったりと瀞八丁の景色を楽しむ。

　時速40㎞のウォータージェット船で瀞峡をめぐる。

 

この章では主に、ウォータージェット船で瀞峡をめぐる方法についてご紹介したいと思います。

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　乗船は瀞流荘から500ｍの小川口乗船場から！

熊野交通ではバスと瀞峡ジェット船（志古乗り場からの乗船）チケットがセットになってお得に販売されています。
このウォータージェットは熊野交通が運行しているので、バス停留所から乗ることができます。

 

 

ただ、志古乗り場から乗ると　往復2時間あまり、主に奇岩などの見どころは下瀞からおよそ25分間、そこが瀞峡のハイライトになるので、そこまでの道中が少し勿体ない。

クチコミでも、帰りは爆睡・・・というコメントもたくさんあるので、やはり少し長く感じる方が多いようです。

 

そこで、ひとつ先の乗り場「小川口乗船場」から乗ることをオススメします。

運行時間およそ1時間と約半分。時短、コスト削減で効率良く瀞峡めぐりができますよ！

乗船県は「瀞流荘」か「道の駅九兵衛」にてご購入くださいね。

また、お土産屋さん、トイレなど施設が充実している志古乗り場とは違って、小川口はただの川原の乗船場です。
トイレなどは事前に済ませておくようにしましょう。

 

料金

志古～瀞峡～志古　　　　1時間55分　大人3,440円/小児1,720円
小川口～瀞峡～小川口　　1時間　　　 大人2,260円/小児1,130円

詳しいセットプランやバスダイヤ、出発時間などは熊野交通HPで最新情報をご覧ください。

また、瀞峡は途中のアクセス、運行について天候などに左右されます。
十津川村を訪れた時に運行されているかどうかを必ずチェックするようにしましょう。

 

　お得情報

JAF会員割引はウェブクーポンよりもお得だそうです。
小川口からの乗船割引が可能かどうかは予約時に要確認。

 

モデルプラン（大阪よりマイカーで瀞峡ジェット船めぐり）

 

 

笹の滝：photoACから引用：https://www.photo-ac.com/

 

photoACから引用：https://www.photo-ac.com/
谷瀬の吊り橋：photoACから引用：https://www.photo-ac.com/

 

◆モデルプラン番外編◆（大阪よりマイカーで瀞峡川船めぐり）

ゆっくりと水面近くで名勝を眺めたいという方には船頭がガイドをしてくれる川船で瀞峡めぐりをするのがオススメです。

船頭の案内と解説付きで各名所でゆっくりと写真撮影が可能です。

 

　川船観光　かわせみ　　

電話：0746-69-0168　

瀞ホテル、瀞八丁バス停、瀞駐在所がある場所が川船の発着場です。
瀞郵便局前に駐車場があり、そのままバス停を過ぎて階段を下ったところが乗り場です。

 

　瀞峡の観光　川船はるや　　
電話：0735-46-0703

和歌山県新宮市熊野川玉置口19-1
四人以上で一人1,500円、四人未満は応相談だそうです。

かわせみとは違う乗り場から発着します。
玉置口から瀞峡の上瀞まで約35分で往復します。

無料駐車場（20台）あり。

悪天候時と12～2月は運休。

アットホームと口コミの評判がとても良く、当日や人数が二人などでも空きがあれば対応してく
ださるそうです。

　川船は「かわせみ」と「はるや」だけのようです。紅葉時期などの繁忙期は当日対応できない可能性もあるので、事前予約や確認をオススメします
　
 

 

 

公共交通機関利用なら（ホテル昴HPよりモデルプランもご参考に）

　モデルプラン

路線バス限定割引クーポンやお得な宿泊プランなどがホテルやバス会社から販売されている場合もあるので、日本一長い路線バスでゆったり十津川と瀞峡めぐりをしたい人は十津川観光協会や奈良交通、ホテル昴などのHPをこまめにチェックしてみてくださいね。

 

十津川村秘境観光プラン 瀞峡のまとめ

紀伊半島の秘境「瀞峡」は十津川村観光の際に絶対に訪れたい場所のひとつです。

特にジェット船や川船を使っての瀞峡めぐりは旅のプランにいれたいところ。
瀞峡への行き方は和歌山経由か奈良経由がオススメです。

狭い国道で遠かった十津川村もトンネルや道路整備が進み、ずいぶんアクセスしやすくなりました。

 

特に、紅葉の瀞峡めぐりはオススメで、コバルトブルーの水と赤く燃える紅葉、ごつごつとした断崖絶壁とのコンストラストが見事です。

世界遺産にも一部登録されている十津川村は瀞峡以外にも谷瀬の吊り橋や滝、そして十津川温泉、湯泉地温泉、上湯温泉などの温泉地など観光スポットや見どころがたくさんあるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか？